早春の散策に良いです。小樽の桜の名所の一つですが、桜の前の4月中・下旬はミズバショウやザゼンソウが楽しめます。特にここでは...
続きを読むザゼンソウの群落があります。北海道の平地の水辺ではミズバショウをよく見かけます。それにザゼンソウが混じることはありますが、ザゼンソウだけの群落はあまり聞きません。公園の入口から中央園路を行き、一番奥の公園が終わる寸前にあります。
その年の気候にもよりますが、ザゼンソウは4月下旬、ミズバショウは4月中旬後半が良いと思います。ミズバショウは葉よりも白い包が先に立ちます。大きな葉が展開しきらないうちで白い包がへたらず、まだ元気な頃がきれいに見えると思います。ザゼンソウの群落を訪れてみると、ぼこぼことあちこちに赤い包が出ていたのですが、まだ小さく、あと1週間ほど後の方が見応えがありました。
そのほか、平成の桜林や並木の原っぱの辺りではエゾリスを見かけました。木の上からシャリシャリと、どこか蝉でも鳴くような音がすると思ったら、エゾリスが木の実をかじっていました。そして気づくと地面のあちこちでエゾリスが跳ね回っています。中にはエサをくれるのかと、ほんの1mほどまで近寄ってくるエゾリスもいました。
園路は舗装されておらず、中央園路を奥の方まで進むと、昔の小樽はこんな所だったんだなあと思いました。二つ目川や水路のせせらぎが道に沿う場所もあり、普通の靴でも行けますが、できれば防水の靴の方がよいかもしれません。園内の自然探勝路を行くと早くもカタクリがつぼみをもたげていました。この様子だと桜の咲く少し前に開花しそうです。たまに遠くから函館本線を行く列車の音が聞こえますが、その他は鳥がさえずるくらいの静かな山道でした。
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投稿日:2015/04/18