2021/07/07 - 2021/07/10
831位(同エリア2536件中)
capiさん
私は大阪在住の独身中年女性。今回が3度目の北海道旅行です。これまでの2度の旅行は、友人と二人でさまざまな野生動物に出会える野山をめぐりました。夜はフクロウが鳴き、シカが目を光らせる場所にテントを張ってキャンプし(または簡素なログキャビンで眠り)、日中はトイレなどもちろんない山や湿原の奥深くを馬で探検したり、広すぎる北海道では運転に疲れながらも、鳥を見るために遠くまで車をとばしたりなどなど、ただひたすら野性味あふれる旅でした。思えば、北海道のタウンをゆっくり観て回ったことなど一度もありません。
そこで今回の一人旅では、自然はそこそこにして、街歩きを楽しめる有名な観光地、かつ車がなくても観光を楽しめるところに行こうと計画しました。そしてこの条件にピッタリだったのが小樽。嬉しいことに、7月は小樽産のウニがおいしくいただける時期でもありました。
旅のプランとしてよくある、札幌+小樽とかの組み合わせは考えず、張り付くようにして小樽市だけに滞在した私の旅の4日間の記録が、これから小樽を旅する皆さんの参考になれば幸いです。
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おたるたび 四日目(最終日。夕方5時の飛行機で大阪に帰ります)。
朝、ホテルをチェックアウトしました。
fami THE GREEN OTARUには三日間お世話になりましたが、リーズナブルで、立地もよく、清潔なので、私は評価します。
チェックアウト後、荷物を同系列の小樽グリーンホテルに預けて(旅の一日目参照ください)、朝食へ!fami THE GREEN OTARU 宿・ホテル
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最終日の朝食は、三角市場の「味処たけだ」で毛蟹をいただくことにしました(小樽産ウニの試食をさせてもらったので、このお店を選びました)。生簀の中から小ぶりの毛蟹を選び、調理をお願いします。毛蟹の値段は6500円~7000円ほどでしたが、カニが小さめであることと、粘り強い?私の交渉で、5000円になりました!
市場食堂 味処たけだ グルメ・レストラン
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20分ほどかかりますとのことで、お店の中で待ちました。テーブルには殻入れとカニ用のハサミが運ばれてきて、準備万端です。サービスで黒いさきいかをいただきました。
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カニを待つ間、こちらもサービスで煮魚が出てきました。これ、ほんとに美味しかったです。煮魚って、味が微妙に濃すぎたり(甘すぎたり、醤油が勝ちすぎたり)、軽すぎたり、煮すぎたりすることがわりとありますが(とくに私が作る場合!)、これは文句なしに、私の味覚にドンピシャの味付けでした。是非お試しください。
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そして、茹でたての毛蟹がやってきました。
この小樽旅行で食べたものの中で、間違いなくこれが一番美味しかったです。茹で加減も塩加減も感動的なくらいにちょうどよく、濃厚なカニの旨味が口の中で広がります。最大級の幸福を感じた朝食でした。
もし、人生最後の食事を選べるとするなら、私はこの毛蟹を選びます。 -
毛蟹をどんどんさばきながら食べ進みます。私はカニをさばくのが好きなので、このスタイルでよいのですが、苦手な方はお店の人にお願いするとよいかと思います。
カニの甲羅にカニみそと肩肉を入れて混ぜ合わせて食べました。もう、めちゃくちゃ美味しい!これ以上のものはこの世になし!
かなり食べてから、写真を撮ることを思い出して、慌てて撮りました。
たけださん、ごちそうさまでした!また来ます! -
三角市場をあとにして、小樽駅前の中央バスターミナルへ。この最終日の午前中は、なえぼ公園でバードウォッチング!(日本野鳥の会の小樽支部の方たちもこの公園でバードウォッチングしてるそうです)。
なえぼ公園行きのバスが出たばかりで、あと30分近く待たなければ次のバスが来ないため、タクシーで行きました(所要約10分。料金1000円ほど)。
清々しい空気を吸い込んで、公園の小道を進みます。長橋なえぼ公園 公園・植物園
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カタツムリと、まる虫。なつかしい。子供の頃は毎日この組み合わせを見てた気がします。
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進むほどにワサワサ感が増していきます!
この辺りでヤマガラの姿をとらえ、双眼鏡でじっくり観察しました。 -
バードウォッチングを終えてベンチで一休み。
静寂の中、鳥たちの鳴き声だけが時折り聞こえてきます。なつかしい草木の匂いのする空気を胸一杯吸い込んで、一人ぼっちすぎる詩的な時を過ごしました。 -
なえぼ公園からバスで堺町通りへ。やっぱり最後はちゃんと街歩きしないとね。まだ行ってみたいお店もあるし、有名なルタオの本店でケーキも食べたいし!
そしてこのお店!大正硝子 宇宙。私好みの作品がたくさんありました。 -
私の写真の撮り方がよくないため伝わりにくいんですが、硝子の透明感を際立たせる色の配分と構成で、めちゃくちゃセンスいいです!
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そして、ケーキを求めてルタオ本店へ。
小樽洋菓子舗ルタオ 本店 グルメ・レストラン
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2階の喫茶室はこんな様子です。(1階はスイーツショップです。お土産の買い物もできます)
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有名なドゥーブルフロマージュ(ダブルチーズという意味)と紅茶のセットをいただきました。
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ふんわりしたやさしい味です。これは人気あるでしょうね!
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六花亭に寄って買い物。
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初日に買い物しようかと迷ったお店、大正硝子館にも行きました。この日は土曜日だったからか、たくさんのお客様が入店していたため、遠慮して外から眺めるだけにしました。
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小樽運河!この四日間、毎日小樽運河を眺めて、親しい風景になっていただけに、ここを離れるのは寂しかったです。
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前の晩は、このテラスでビールを飲んでました(旅の三日目参照)。なんて贅沢なひとときだったのか!
このあと、小樽最後の食事をどこで食べようかと悩んだ末、どうしても海鮮が食べたくて(朝の毛蟹の影響かな?)、かつ、量はそんなにいらないことから思いついたのが、朝、毛蟹を食べた、味処たけだの前にある鮮魚食堂かわしまのミニ丼でした。小樽運河に別れを告げて、再び三角市場に向かいます! -
三角市場の「鮮魚食堂かわしま」で、ミニ丼(1700円)を注文しました(サイズはちょっと大きめのお茶碗という感じ)。このお店では、丼のご飯は酢飯ではなく、普通の白米です。海鮮の具材は3種選ぶことができます。私はムラサキウニとイクラとボタンエビにしました。ウニは追加料金でバフンウニにすることもできます。私は丼で食べる場合のウニはムラサキウニのほうが好きなので、変更なしです。
そしてこの海鮮丼、まさに私が求めていたもの!美味しい!海鮮の味もよく、ご飯は、お米が立っていて海鮮丼にピッタリな硬さと熱さで、素晴らしかったです。小樽最後の食事として、ふさわしいものでした!鮮魚食堂 かわしま グルメ・レストラン
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海鮮丼には、イカの塩辛とホタテの稚貝のお味噌汁が付いてました。美味しかったです。
小樽のグルメについては、食べたいものや行きたいお店が他にもまだまだありましたが、この日程ではであきらめるしかなく、心残りがあります。また、小樽のソウルフードであるザンギ(唐揚げ)、あんかけ焼きそばやジンギスカンなども味わってみたかったです。 -
小樽を離れる時、なんだか寂しくて思わずうるっときました。わずか3泊4日の旅でしたが、この旅の間、嫌な思いを一度もしなかったというのは特筆です。旅行中には大抵一度や二度は嫌な思いをしたり、いささか不運な出来事が起こるものですが、この旅では、そういったことが奇跡的にまったくありませんでした。私に接してくれた小樽の人々も(道行く人も含めて)皆やさしく、このちっぽけな一人旅を彩ってくれました。
日常では食べることのない高級で新鮮な海鮮を食し、小樽の自然の圧倒的な美しさに包まれて、大好きな動物たちと触れ合えた、完璧な旅でした。 -
搭乗開始時刻の16:35に、ぎりぎり間に合った!この後すぐに飛行機に乗り、17時頃新千歳から大阪に向けて飛び立ちました。(このとき気付いたけど、やっぱり、傘はどこかに、たぶんホテルに?忘れてきました!)
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「おたるたび 3泊4日」をごらんいただき、ありがとうございました。
コロナ禍の旅行については非難されることを覚悟の上で、個人的な体況上の深刻な事情から、あえて旅を決行し(ただし、コロナ禍ゆえに一人旅という条件で)、その記録をここに残すことにしました。
個人的なことは別としても、コロナの状況によっては、PCR検査(ANAでは2000円+送料)、そしてワクチン接種を前提に、徐々に旅を再開し、日本を元気にすべきだと思っています。
今後、コロナ禍の日本や世界がどのように変わっていくかはわかりませんが、いつの日か、かつてのように自由に旅ができる日常が戻ってくることを願ってやみません。
さあ、おうちに帰ろう。
二羽の小鳥が待っている我が家へ! -
ペピート(左)とローサ(右)
おまえたちの写真が、インターネットに載るんだよ!!
最後まで読んでくださったみなさん、またいつか、次の旅でお会いできることを願っています!
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この旅行記へのコメント (4)
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- マプトさん 2022/01/29 12:48:31
- うちのバードテーブル
- 今日、結構雪が降っています。ただ、凄く気温が低いので、軽い雪です。割と雪かきが楽でした。
野生動物、車を運転していたら、鹿、狐、狸、外来のアライグマ、ときには熊を見ます。狐なんか、うちの敷地によく出入りしています。バードテーブルを置いていますが、目的はスズメバチ除けです。鳥が天敵ですから、スズメバチが寄って来ません。
ただ、バードテーブルに寄ってくる鳥を狐が狙っています。双方、サバイバルですね。
- capiさん からの返信 2022/01/30 08:13:43
- Re: うちのバードテーブル
- マプトさん、美しいコメントをありがとうございます。タイトルも素敵です。
雪景色、野生動物たち、バードテーブルをめぐるサバイバルの様子が目に浮かぶようです。
(鳥はスズメバチの天敵なんですね!知りませんでした)。
私もそんな自然が溢れる環境で暮らしたいと思いました。羨ましい限りです。
- マプトさん からの返信 2023/03/06 21:22:27
- Re: うちのバードテーブル
- 煮魚は多分ホッケ。
ホッケはすぐ鮮度が落ちます。煮魚は新鮮なあかしです。
- capiさん からの返信 2023/03/07 18:16:57
- Re: うちのバードテーブル
- マプトさん、こんにちは。
煮魚はホッケだったんですね。ありがとうございます。
美味しい北海道の海鮮が恋しくなりました!
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