オシュの田舎で結婚式の手伝い4～オシュ観光編～

2013/08/14 - 2013/08/18

オシュ滞在最終日。結婚式前日祭はこの日も続いていましたが友人がオシュ市内観光に連れて行ってくれました。

エリア オシュ(キルギス)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

キルギスチェクの村からオシュ市内へマルシュルートカで向かいます。ビシュケクのマルシュルートカとの違いは料金が後払いであること。ビシュケクは近郊の村へ行く路線以外は一律10ソムですが、こちらは村間乗り入れ路線が多く、オシュ市内は10ソム、それより遠くは12ソムと料金が変わるのが理由でしょう。

社内は激混み。キルギス語で話す後ろの席のおばちゃんたちの会話を聞いた友人、「息子がお嫁さんを誘拐してきたって話してる」と…誘拐婚、本当に身近にあるんですねえ。ちなみに友人自身もこの1週間後、友達の誘拐婚を手伝うことになっているらしい。

マルシュルートカはオシュのバザール近くのバグザールへ。

バザールへ到着。物価はビシュケクより安いそうです。

オシュ中心部にある公園を通ります。

この小さなテント、カラオケです。キルギスには公園に野外カラオケがあってみんな気持ちよさそうに歌っています。これも日本人にとっては罰ゲームだ。(オシャレなカラオケバーもちゃんとあります)

ソ連を感じます。

オシュといえばここは欠かせない、世界遺産スレイマン・トーへ。

向かう途中、オシュ大学の前を通りました。

スレイマン・トー、登山口の前に到着。外国人料金だと高くなるので友人に「僕の妻のウズベク人てことにするから一言も喋るな」とスカーフを被せられました。かなり無理があるだろ…案の定受付で疑われまくりましたが友人が説き伏せて突破しました…。

登り始めます。

大した高さじゃないですが、やはり疲れる。

途中までは階段がありましたが、中腹以降はツルッツルの岩になるので非常に登りづらかったです。

頂上からオシュの町並みを一望できます。

登山道の途中にある洞窟はくぐって奥まで行くと子宝に恵まれると言われているそうです。友人に促され結婚の予定もないのにくぐり、「これで子供が産めるよ！」と言われましたが、不妊に悩む女性が真剣にお祈りしにきていた様子なので安易にくぐって良かったのか…。

山の中腹に見えるのは博物館。観光案内の写真にもよく使われているここは出口です。入口は登山口とは反対側にありますが、昼休み中だったので出直すことに。

バザールへ戻ってきました。

新学期前ということで、学生服がたくさん出ていました。こちらの公立学校は指定の制服はありませんが、上は白シャツ、下は黒が暗黙の了解。その範囲内で学生たちはオシャレを楽しんでいます。

お昼ご飯にラグマン。

午後、再びスレイマン・トーへ。

今度は無事に博物館に入れました。

キルギスの岩絵や出土品の紹介、生息する動物の剥製などが展示されていました。

こちらが出口を中側から見た図。

しかし、博物館の展示品より衝撃的だったのが出口天井に貼り付けられた大量のガム！世界遺産ですよ！？いいのかこれで！

スレイマン・トーの後は公園内にある3階建てのユルタへ。

このユルタ、中は19世紀にこの地方を支配した女帝、クルマンジャン・ダトカの資料館になっています。

キルギス女性の民族衣装たち。

ユルタの上階へ。

ダトカの子孫たちの写真(だったと思う)。こういう中に友人の遠い親戚とかがいたりするので、キルギスの世間は狭いなあと思う。

これは実際のダトカの写真。周囲国からの脅威にさらされていたキルギス南部をまとめ上げ、ロシア併合後も交渉を続けていたそうです。キルギスの英雄の一人として、紙幣の肖像画にもなっています。この翌年、彼女の人生を描いた映画「クルマンジャン・ダトカ」が公開されました。

公園の中では結婚式を迎えたカップルを何組も見ました。結婚式当日はこうして地元の名所を回って写真を撮りまくります。

カメラマンの指示でグラビアを撮りまくる。

街中の移動はリムジンです。でかいリムジンと、リボンでデコレートした車がクラクションをプップー鳴らしながら通ったらそれは結婚式です。

おやつにサモサ。オシュのサモサは窯に貼り付けて焼くものが主流で、ビシュケクのものより大きく具だくさん。美味しいが、脂っこいので胃が疲れているときにはキツイ。

友人宅へ戻ると、昨日行った隣村の叔父さん一家が来ていました。

夕飯は麺。ここにきて初めてのさっぱりめの料理でほっとしました。