カラコル日本祭り

2015/04/29 - 2015/04/30

キルギス留学生活終盤、2014年の年末あたりから現地で音楽活動を始め、現地のテレビ番組に出演したりカフェで演奏したりしていました。それに伴い知人経由でイベントの出演や手伝いの機会も増えました。なお、キルギスのキュージシャンの主な収入源は結婚式への出演です。一般人の結婚式でも国内トップクラスのアーティストを200～300ドルで呼びます。日本じゃ考えられない価格ですが、これがキルギスの平均月収くらいなので人気アーティストになるとたった30分のステージで普通の人の１か月分を稼ぐことに。また、コンサートやメディア露出はそのための広報活動でありノーギャラ(むしろお金払って出演する人も)の場合が多いです。私もいろいろ声はかかりましたがほとんどがボランティアでした。

今回はＪＩＣＡボランティア主催の「日本祭り」がカラコルで行われ、そのステージに呼んでいただいたので行ってきた時の話です。

エリア イシククル湖周辺(キルギス)

ビシュケクからカラコルまではバスで約6時間。イシク・クル(湖)を端から端まで移動します。

秋と冬にしか訪れたことがなかったけれど、初夏のイシク・クルはどこまでも蒼い。キルギス人と知り合うと必ず聞かれる「イシク・クルはもう行ったか？」という質問にも納得。やはりイシク・クルは夏に行くべきですね。

カラコルに着いて、名物のアシュリャンフーを食べました。JICAボランティア御用達のお店、通称「ぽんぽこ」。

前回はオシャレめなレストランでしたが、アシュリャンフーが本当に美味しいのはこういう狭くて汚い専門店です。

ラグマンの麺の上にところてんみたいなのが乗ってて、ちょっと酸味のあるスープがかかっています。ビシュケクでもたまにお店を見るんだけど、カラコルの人曰く「あれはアシュリャンフーじゃない」とか。

サイズも味噌汁のお椀程度なので、おかわりする人も多いです。1杯20ソム(約40円)という安さだし。薄いピロシキと一緒に食べるのが定番。この「ぽんぽこ」ではJICAメンバーによる「わんこアシュリャンフー大会」も行われたそうです(笑）

翌日は朝から日本祭り。5月2日にイシク・クル国際マラソンがあるのですが、それに関連した行事のようです。私は２日はビシュケク市内で仕事のため、マラソンには参加せずこの日本祭りのみです。

日本祭りのタイムスケジュール。キルギス語で書かれています。前半は日本の文化体験コーナー、後半はホールでダンスや歌などの出し物が行われます。

折り紙コーナー。

浴衣の試着コーナー。

書道コーナー。自分の名前を日本語で書くのが人気。

会場は市内の体育館みたいな所で、トイレはこんなん。

後半のコンサートショーが始まります。

もと落研のJICA隊員によるロシア語落語。「寿限無寿限無」をキルギス風の名前にアレンジして語ります。

日本語を学習する現地の子供たちによる、日本の歌。

キルギスに住む色々な民族のファッションショー。

JICA隊員による現地の民族楽器コムズの演奏。コムズ。軽くて持ち運びも便利だし現地在住の日本人で習ってる方多いです。

JICA隊員によるよさそいソーラン。これはJICA関係のイベントではよくやっています。

私はロシア語の歌とキルギス語の歌の弾き語りをやりました。