キルギスの来たての頃にオシュ郊外の村の結婚式に連れて行ってくれた、日本語出来るキルギス人の友人。その後ロシアに出稼ぎに行っていましたが、６月に帰ってきてアパートの１部屋を買いました。９月からまた出稼ぎに出るのでその間安く貸してくれることになり、１年住んだゴキブリ屋敷から引っ越しです。<br /><br />その友人、典型的なキルギスの純朴田舎青年という感じなのでイスラム教徒かと思っていたら、まさかの仏教徒。そしてビシュケク郊外の村に道場があり、ちょうどお世話になった日本人の僧侶が来ているから一緒に修行に行こうと言い出した。キルギスに仏教施設があるなんて話初めて聞いた…信心深さは全くない私ですが興味本位で行ってみることにしました。

キルギスでまさかの寺修行

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2014/08/22 - 2014/08/23

16位(同エリア37件中)

エリア

その他の都市(キルギス)

同行者: 友人

交通手段: 高速・路線バス徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

道場はビシュケクの郊外、南東の村にあります。中心部からだと伝統村リゾートのスパラ方面に行く200番・215番のマルシュルートカで終点まで行って、そこから373番に乗り換えます(写真は復路で撮ったものなので、行先が町方向です)
373番マルシュルートカの路線図。ビシュケクの東バスターミナルを起点に、郊外の村を周っていきます。各村間は10ソム、東ターミナルから終点までだと33ソムです(当時)。
終点ひとつ手前のゴールナヤ・マエフカのバス停で降ります。ちょうど別の村が終わる標識があります。
バス停のある売店横の道の向こうに遠く集落が見えます。そこに向かっていくようです。ここから先は車か馬しか足がないので、私たちは歩きます。
この辺りはロシア人のダーチャが多いそうです。後ろから車が追い抜いていきます。

30～40分坂道を歩きました。
そして本当にあった、日本山妙法寺の道場。
トイレはもちろん穴です。屋根がないのは古くなって埋めた旧トイレの形跡。現在のトイレは左の小屋です。
あとで知りましたが、日本山妙法寺は世界中で平和活動をしているそうです。
私たちが到着した時も修行が行われていました。
太鼓を叩きながら何妙法蓮華経を唱えます。
修行の後、みんなで夕食の準備をして食事タイム。
普段はウクライナ人の僧侶、アレクセイさんがここで修行を積んでおり、そこに週末や長期休みになるとビシュケク市内などに住んでいる弟子たちが仏道を学びに来ます。一緒に行った友人は学生時代、市内に部屋を借りるお金がなかったので2年間ここに住まわせて貰って、毎朝修行をした後に市内の大学まで通ってたそうです。

今回いたメンバーは、ロシアのアルタイ共和国出身の少年とそのおばあちゃん(出家してる)、ビシュケクのキルギス人、カザフかキルギス在住？の中国人、キルギス生まれの高麗人など。

そしてアレクセイさんの師であり、ここの開祖である日本人僧侶・寺沢潤正さんがインド人とネパール人の弟子を連れて訪れていました。英語、ヒンディー語、片言のロシア語を操り世界中を練り歩いて世界平和のために何妙法蓮華経を唱えていらっしゃいます。お話した時に「ロシアには何度も行ったが、今は入国拒否されてる」と仰っていたが、後に記事を読んだところチェチェン紛争反対を訴えて現地で行進をされたとのことです。

食事中の会話は寺沢さんが英語、ロシア語話者にはアレクセイさんが通訳する形で進みました。そしてこの日はちょうどアレクセイさんの誕生日。炊き立てのプロフでお祝いです。
屋根裏の部屋を与えていただき、就寝。
翌日。4時55分起床。日の出前から修行に向かいます。