2016/01/23 - 2016/01/23
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ウェンディさん
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2016年初春の旅は、鎌倉に蝋梅(ロウバイ)を見に行き、ちょっと美味しいものを食べてこよう♪と計画していた。
今年の冬は暖冬で、関東地方では季節の花の開花もかなり急ぎ足。
1月下旬の鎌倉は、蝋梅が花の盛りを迎え梅や寒桜もほころび始め、ひと足早い春を体感するには調度よい旅となる筈だった。
でも、旅の女神サマはいつでも微笑を浮かべているわけではなく、私が楽しみにしていた旅の日は日本列島全体を大寒波が襲い冬も暖かい奄美地方でさえ雪が降る天気で、関東でも積雪予報が出ていた。
鎌倉までは2時間の電車旅。
関東地方の鉄道は雪にはめっぽう弱いので、雪が降りはじめたら電車が止まり家に帰れなくなる恐れもあり、友人と私は泣く泣く鎌倉への旅を諦めた。
しかし、鎌倉だけが旅先ではない!
天気が悪いならば、他の場所に行けば良いだけ。
頭の引き出しに雑多に突っ込んである“行きたい場所リスト”の頁をめくり、友人と私の共通の好みに適合する旅先を選び出す。
そして、浮かんできた旅案は【東京ネコ歩き】。
東京のネコと云えば谷根千が有名だが、今回の旅のターゲットは生身のにゃんこではなくネコに縁がある場所。
招き猫発祥の地のひとつと云われる新宿の【自性院】、稲荷なのにネコ神社である赤坂の【美喜井稲荷】と狐の社【豊川稲荷】、神田にある猫好きホイホイ【にゃんこ堂】、そして初春の花が咲き誇る【新宿御苑】を巡る旅。
更にオマケで、女子二人でバレンタインのあったか気分を味わおうと【東京ドームシティのウィンターイルミネーション】までオプショナルサービスでつけてみた。
朝9時から夜8時まで歩き通した猫巡り旅 。
都内を歩いたネコ巡りのその足跡は、この日1日で 31,600歩(約22km)。
東京を根城とする友人も知らないディープな猫好き隠れスポットを巡る【東京ネコ歩記(あるき)旅】。
たまには、こんな旅も面白い!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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初春の鎌倉旅、転じて東京猫歩き旅の出発地点は新宿駅。
友人とは新宿駅で朝9時に待ち合わせをし、まずは徒歩で第一目的地へと向かう。
最初の目的地は新宿駅から徒歩5分の新宿住友ビル(通称:三角ビル)。
ここに最初のターゲットとなる猫がいる。
猫の名前は玉(タマ)ちゃん。
玉ちゃんは東京・お江戸の歴史に名を残す猫だ。
でも、そんなのは聞いたことはない…と云う方も多いはず。
実は私もそんなひとり。
今回の旅を企画して初めてこの玉ちゃんのことを知った。新宿住友ビル 名所・史跡
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玉ちゃん:この猫がいなかったら江戸の町、東京の町は今の姿を留めていなかったかもしれない。
玉ちゃんが活躍したのは室町時代のことで、その名が知れ渡るきっかけとなったのが、太田道灌と玉ちゃんの出会い。
太田道灌は江戸城を最初に築城したことで知られる室町時代の武将で、その道灌氏が江古田ヶ原の合戦で劣勢に陥り立ち往生していた時にふと目の前に現れたのがクロネコの玉ちゃん。
玉ちゃんはまるで道灌氏を招くかのように片手をあげ、道灌氏を安全な隠れ家(自性院)へと案内したと伝説は伝えている。 -
新宿住友ビルの玉ちゃんを製作したのは国際的な彫刻家である流 政之氏で、作られたのは1974年。
玉ちゃんの台座には流氏による説明文(写真)があった。
玉ちゃんの生まれ年が文明狂年…。
これは多分、太田道灌と玉ちゃんが出会った文明九年(1477年)との掛詞だと思う。 -
新宿住友ビルに建つ玉ちゃんの像。
その視線の先に在るモノは…、それは、東京都庁。
都庁が新宿にあるのは知っていたが、実はソレが何処にあるかなんて今まで気にも留めたことが無かった。
折角の機会なので予定外だが都庁の展望室にも登ってみよう…という事で都庁へと向かったのだが、行ってみてびっくり。
そこは、日本ではなかった!東京都庁 名所・史跡
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都庁の展望室もトイレも、そこに居るのは海外からのゲストの方ばかりで、日本人である友人と私は明らかに少数派。
展望室に響き渡る言語は、中国語が殆ど。
東京にはスカイツリーも、東京タワーもあるのに…何故に都庁…?と思ったのだが、やはりポイントは無料という点だろうか。
展望室の高さでは、東京スカイツリー(海抜450m)、東京タワー(250m)、都庁(202m)の順となるのだが、もしかすると東京タワーも都庁も展望室から見える景色はそんなに変わらないのかもしれない。
(写真:トイレの中の注意書き。トイレにはこの他にも中国語での利用の仕方が大きく掲示してあり、メンテナンスの方たちの苦労が分かる気がした…) -
天気があまり良くなかったため、都庁の展望室からの景色は写真を載せるほどではないのだが、都庁の中央広場でちょっと気になる建築物を見つけたので紹介したい。
気になったのは、都庁の建物の上にちょこんと乗るミレニアム・ファルコン号。
この円盤型の建造物が何であるのかは知らないが、映画Star Warsに出てくるハン・ソロ船長が乗る宇宙船ミレニアム・ファルコン号に似ている気がするのは、私だけ…? -
都庁を見学した後は、大江戸線で次なる目的地である自性院(じしょういん)へと向かう。
自性院があるのは新宿区だが場所的にはかなり池袋よりで、最寄りの駅は落合南長崎駅。
駅から自性院までは歩いて5分で行くことができる。
自性院は真言宗のお寺なのだが、ねこ寺、招き猫発祥の地としても知られているお寺だ。
そして、このお寺の秘仏が旅行記の初めの2枚の写真で紹介した太田道灌を助けたクロネコの玉ちゃんだと云われている。 -
イチオシ
自性院の門の前には左手を上げた招き猫の像がいるのだが、この招き猫は白猫なので、残念ながら太田道灌を助けた黒猫の玉ちゃんではないようだ。
招き猫には右手招き、左手招きの2パターンがあり、自性院の招き猫は左手招き。
一般的に左手を上げている招き猫は千客万来の客招き猫。
きっと室町時代の玉ちゃんもこんな風に道灌氏を招いたのだろう。自性院 寺・神社・教会
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招き猫の玉ちゃんに助けられたことで九死に一生を得た道灌氏は、戦が終わった後に玉ちゃんを江戸城に引き取り、江戸城での道灌氏の傍にはいつも玉ちゃんがいたと歴史書には残されている。
そして、道灌氏は寿命でその命が尽きた玉ちゃんを自性院に葬り、玉ちゃんを模した猫の石仏を納め、その石仏が現在も秘仏の猫地蔵として寺に残されている。 -
秘仏が納められているのは、自性院の一角にある小さなお堂:猫地蔵堂の中。
この秘仏は通常は一般公開されておらず、見ることのできるのは年に1回の節分の日のみだ。
節分の日には猫地蔵祭りが行われ、猫地蔵堂では護摩行が行われる。
友人と私が訪れたこの日はタダの土曜日なので勿論、秘仏の猫地蔵を拝むことはできなかったが、地蔵堂の中(写真)はお堂のガラス越しに見ることが出来た。 -
お堂の両脇には棚があり、招き猫たちが所狭しと並べられていた。
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棚の上部には黒い招き猫もいた。
全身が真っ黒の招き猫とは珍しいが、道灌氏を助けた玉ちゃんを模した特注の招き猫かもしれない。 -
山門をくぐり、招き猫発祥の地である自性院を後にする。
東京都内には招きネコ発祥の地と云われる場所が3か所あり、招き猫の起源としては、自性院がその中でも一番古い歴史を持つ。 -
都内にある他の2カ所の招き猫神社は、浅草の今戸神社と世田谷の豪徳寺で、この2カ所には2015年の春に将門伝説と絡めて訪れている。
旅行記:招き猫 と 将門/平将門は江戸の守護神だったのか
http://4travel.jp/travelogue/11002409
個人的な感想としては、一番商売っ気のあるのが浅草の今戸神社で、社務所で販売しているご朱印帳が可愛く女子受け間違いなしだが、パワースポット好きをターゲットとして狙いすぎている感じもする。
招き猫神社としてその風景を楽しむならば世田谷の豪徳寺が一押しで、納められた大小の招き猫が並ぶ姿、そして三重塔の隠れ猫たちは一見の価値がある。
歴史的に楽しむのならば新宿の自性院で、もしこの猫がいなかったらお江戸、東京の歴史は大きく変わっていたかも…と妄想遊びが楽しめる。
(写真 左:今戸神社 中央:豪徳寺 右:自性院) -
再び大江戸線に乗り、国立競技場駅で下車し、千駄ヶ谷門から新宿御苑(入園料200円)へと入る。
桜園地での桜の開花はマダマダ先なのだが、桜園地を遠望すると木の枝先がほんのりとグレー・ピンク色に染まっているのがわかる。
蕾の姿はまだわからないが、枝の中でピンク色の蕾の準備がしっかりと出来ていているのだろう。 -
薄墨のピンク色に煙るソメイヨシノの林の中に小さなピンク色の花を見つけた。
寒桜だ。
木には名前がついていなかったので品種までは分からなかったが、一般的な寒桜よりもピンク色が薄く、淡い色合い。
透き通る様なピンクの可愛らしい寒桜だった。 -
今回の旅程の中に新宿御苑を組み込んだ理由。
鎌倉に行けない代わりに新宿御苑の花で我慢…ということも一つの理由ではあったが、それならば新宿御苑にこだわる必要はなかった。
でも、どうしても新宿御苑に立ち寄ってみたい理由もあった。
それは、この写真の木:キャンドル・ツリーを見てみたかったから。
新宿御苑のホームページでキャンドル・ツリーのことを知り、どんな木なのだろうかと興味を持った。
キャンドル・ツリーは正式名称では無く、この木の正式名称はユリノキ。
ユリノキは冬になるとその葉を落とし、枝と乾いた実だけになる。
その乾いた実の形が、まるで枝に灯されたキャンドル:蝋燭の様だ…と云う事でキャンドル・ツリーと呼ばれている。
そのユリノキのキャンドル・ツリーらしい姿がちょうど見ごろを迎えているとホームページにはあった。 -
イチオシ
友人が手に持ってくれたユリノキの木の実。
コレがそのキャンドル部分だ。
まるで燭台に灯した蝋燭みたいで、その名の通りキャンドルの雰囲気。
この小さなキャンドルたちが木々の枝から天に向かって伸びている。
空に向かって灯す蝋燭そのものみたいだ。 -
御苑内は基本的には未だ冬なのだが、ところどころで春の兆しを感じられる部分も有った。
その一つが新宿門近くの寒桜と蝋梅でちょうど満開の時期を迎え、寒桜の濃いピンク色と蝋梅の黄色が春色のコントラストを描いていた。 -
イチオシ
寒桜には枝を落とした跡があり、その切り株がハート型。
もうすぐ迎えるバレンタインを意識したわけではないとは思うが、思わぬところにハートを発見して、なんだか幸せな気分♪新宿御苑 公園・植物園
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蝋梅もほとんどの蕾が花開き、近くによると甘い良い香り。
蝋梅の香りを嗅いだのはほんとに久しぶり…。 -
太陽が当たると、蝋梅の透き通るような色合いが更に透明度を増す。
この日は曇りだったのであまり透明度は見られなかったが、それでも時折薄日がさすと、蝋梅の花色が輝いていた。
ところで、蝋梅や寒桜など雪の降る時期に咲く花には、どうやら共通点がありそうだ。
櫻やチューリップの様に暖かくなってから咲く花は、花が上を向いて咲く花が多いが、真冬に咲く蝋梅や寒桜は、全て花が下向きだった。
きっと雪が降ってきた時にも花が潰されない様に、下向きに咲くのではないのか〜と推察したのだが、真実はどうなのだろうか。 -
御苑内にはスイセンが一面に咲く場所も有り、見頃を迎えたスイセンも楽しみの一つだったのだが、スイセンは数多く咲いてはいたもののその茎は殆どがなぎ倒され、花が地面近くまで押し倒されているものも多かった。
スイセンをなぎ倒した犯人は、1週間前の月曜日に降った雪。
月曜日に都内でも10cm以上の降雪があり、その雪の重みでスイセンが倒されてしまったようだ。
写真のスイセンはペーパーホワイトという純白の品種。
このペーパーホワイトが一面に咲く様子を見られると思っていたのだが…残念。 -
梅も開花を迎えた木がいくつかあり、ぼんぼりの様な可愛らしい花の姿を見せてくれた。
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新宿御苑は広く、フラフラと散歩をしていたら1時間なんてあっという間なのだが、1時間も寒空の下を歩いていると体中が冷え切ってしまう。
この日の日中の気温は3℃。
手袋なしで歩いていたら、指先は氷の様になってしまう気温だ。
友人と私は手袋はしていたが顔が無防備の状態で、散歩の後には顔面が凍りつきそうになっていた。
時刻もお昼すぎだったので、体を温める場所を求め、新宿御苑近くのチゲ屋さんで昼食をとる。
二人で同じ牡蠣のチゲ鍋を頼んだのだが、私は少し辛めで友人は標準の辛さを選んだ。
そして、出てきたスープの色を見て、辛すぎる食べものが得意ではない友人は絶句。
私のチゲスープ(辛め)の色は本当に辛そうだった。
色と辛さは比例するかというと、このお店に関する限りは多分その通りなのだろう。
私の辛めのチゲ(写真上)はかなり辛みが強かったが、その分、体はポカポカ♪
やはり、寒い時期のチゲ鍋は最高に美味しい。東京純豆腐 新宿店 グルメ・レストラン
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お腹も満たされ、体もぽかぽかになった私達が次に向かったのは赤坂にある美喜井稲荷神社(みきいいなりじんじゃ)だ。
新宿からは丸ノ内線に乗り、赤坂見附で下車し、そこから徒歩5分ほどで着く。
美喜井稲荷神社があるのは和菓子で有名な虎屋の右隣で、この写真で行けば左側に映っている工事用の幕で覆われた建物が虎屋(現在、建て替え工事中)となる。
このお稲荷様は全てが変わっているのだが、まず立地からしてかなり面白い。
お稲荷様のお社があるのはビルの2階部分。
正確に言えば駐車場の屋根の上になるのだろう。
さっそく、神社脇の階段を登り参拝する。美喜井稲荷神社 寺・神社・教会
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イチオシ
まず私達を出迎えてくれたのは狛犬で狛狐でもなく、可愛らしい狛猫(コマネコ)。
狛猫の高さは40cm位と小さめだが、その存在感は抜群だ。 -
そして神様を祀るお社の上にも、2匹の猫の姿。
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左側の猫は赤目で、小鳥と戯れている様子だ。
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そして、右側の猫。
こちらは、少し奇怪な様子。
何か赤いモノの上に前足を載せ、口には雲のようなものを咥えている。
赤いものはよく見れば人間の様にも見え、雲の様なモノは魂にも見える。
これは、もしや人間の魂を喰らう妖怪ネコか…と思ったのだが、多分、違う。
この美喜井稲荷神社で祀られているネコ神様。
このネコ神様はもともとは飼い猫だったのだが、火事の時に寝ている家の人に火事を知らせ、家の人は猫のお蔭で全員が逃げることが出来たが、不運なことにその猫は火事が原因で死んでしまった。
そこで、神様として祀った…と云うのが最初の神社の始まりらしい。
だからきっとこの青い目の猫は、人間を襲う怪異から人間を守っている(前足の下で守っている)のだろう…と考えられる。 -
この神社が変わっている…と云われている点は、もう一つある。
それは、この石版。
この石版は、神社の壁に埋め込まれていたのだが、そこには…
【この神社にお願いする方はタコを召し上がらぬこと。この神社を信仰される方は何事も心配ありません】のお言葉。
何にも心配しなくていいのは嬉しい限りなのだが、タコを食べてはいけない…とは私には少し厳しい条件だ。
タコは私の好物の一つ。
タコの無い人生は、かなり寂しくなるだろう。 -
美喜井稲荷神社で不思議な猫たちと過ごした後は、狐の園へと足を向ける。
狐の園とは、赤坂にある豊川稲荷東京別院のこと。
豊川稲荷と云えば愛知県にある…と思っていたのだが、東京にもその別院があり、それが赤坂の豊川稲荷東京別院だ。
その境内に足を踏み入れると、そこには様々なお狐様の社があり、予想以上の狐の像の数に若干たじろぎ、驚く。豊川稲荷東京別院 寺・神社・教会
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豊川稲荷で驚いたことは、お狐様たちの数だけではない。
稲荷と言えば、狐を神様として信仰する場所である…私は勝手にそんな風に思い込んでいた。
しかし、境内の案内板で、豊川稲荷が狐を神として祀っている神社ではないことを知った。
では、どなたが神として祀られているのかというと、豊川稲荷に祀られているのは、だ枳尼天(だきにてん)で、だ枳尼天(だきにてん)がタクシー代わりに愛用していたのが白狐。
だから狐も多くいるそうだ。
また、豊川稲荷は稲荷と名前がつくが神社ではなく、曹洞宗のお寺だそうだ。
世の中、名前だけで判断してはいけないことが沢山ある。
(写真:驚く表情のお狐様。何だか漫画チックなその表情) -
そして、豊川稲荷東京別院で、もう一つ驚いたのは絵馬のポップさ。
最近の風潮なのかもしれないが、お稲荷さんをイメージしたクマモン風の狐の絵馬に、ハート型の恋愛成就絵馬。
絵馬に可愛らしさは必要なのだろうか…と真剣に考え込んでしまった。 -
更に、豊川稲荷東京別院にあったハート形は恋愛成就の絵馬だけではなかった。
寺社の建具の金具にハート形があちこちに使われていた。
これは最近の寺社建築の流行ではないのだとは思うが、日本の伝統的な寺社建築の中にハート形とは少し意外。
他の寺社での建具にもハート型は使われているのだろうか。
ちょっと気になる部分だ。 -
豊川稲荷東京別院で沢山の狐さんのお顔を拝見した後は、神田へと向かう。
雨が降り出していれば地下鉄を利用しようと思っていたのだが、思いのほか天気の悪化の気配が無く、たまに薄日が差すような天気。
天気は悪い方へは動いてはいないようだ。
赤坂から神田までは皇居沿いを歩いても行けるので、午後の散歩の時間。
日本の政治の中心地である永田町を抜け、皇居の桜田濠、半蔵濠沿いを歩く。
休日の皇居のお堀沿いは皇居ランのランナーたちで若干渋滞気味。
皇居ランが人気なのは知っていたが、あまりのランナーの多さにちょっぴり引いてしまった。
千鳥ヶ淵まで歩き、そこからは北の丸公園の脇を抜ける竹橋ルートへとショートカット。
ゆっくり歩いて竹橋まで約40分位。
竹橋からは皇居を離れ、少し内陸部へと歩き、神田へと到着した。
(写真:北の丸公園横の東京国立近代美術館。内装に大正時代の意匠が残る煉瓦つくりの建物で、一度は中に入ってみたいと思っているのだがなかなかその機会に恵まれない)東京国立近代美術館 美術館・博物館
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友人と私が古書店街の神田で行きたかった場所は、神保町の交差点のすぐ脇にある小さな書店である姉川書店。
姉川書店は何処にでもある、町の小さな本屋さん…と云った感じの書店だ。 -
しかし、この姉川書店には秘密がある。
それは、この姉川書店が【猫好きホイホイ】と呼ばれる場所であるという事。
実は、姉川書店の中、その中には書店内書店の【にゃんこ堂】と呼ばれる猫好きのマル秘スポットがある。 -
姉川書店は猫本を扱う書店【にゃんこ堂】としてその筋では知られていて、小さな書店の中の本棚の3/4はネコに関する本で占められている。
置いてあるネコ本の種類は、エッセイ、小説、写真集、塗り絵、絵本と様々。
店主の方がこれぞ…と思う本は絶版で在庫が手に入らない限り以外は出版社の倉庫の奥からでも取り出してきて店頭に並べるこだわりようで、私の知らない猫本が沢山おいてあった。
(書店内の写真は、本を購入後に店主の方の許可を貰ってから撮影) -
にゃんこ堂に置いてあるのは本だけではなく、ネコ雑貨もあり、ネコ好きにとってたまらない空間。
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ブックカバーもにゃんこ堂オリジナルデザインで、NY在住のくまくら珠美さん(猫を描く漫画家)に依頼して描いてもらった特注品。
猫好きの心のツボをがっちりとキャッチするこのこだわり…は凄い。にゃんこ堂 専門店
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にゃんこ堂限定販売品として、ブックカバーをデザインしたくまくら珠美さんデザインの猫柄トートバックも有り、欲しかったのだが、残念なことに持ち手の布が少し薄めで重い荷物を絶えず持ち歩く私にはちょっと役不足。
これで、持ち手の生地がもっと厚かったら、即、買いなのだけどな〜。 -
私達が行った時には企画展としてフクとマリモのパネル展を開催していて、本を眺め、選び、パネルを見て、あっという間ににゃんこ堂で一時間以上が過ぎていた。
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気になる猫本は何冊もあったのだが、全部を購入していたら私のお財布が破たんしてしまう。
そこで、一番気になった歌川国芳の浮世絵師リーズから一冊を選ぶことにした。
歌川国芳は猫絵浮世絵ブームの火付け役となった浮世絵師で、弟子を含めた国芳一門が手掛けた猫の浮世絵は数知れず…。
そんなネコの浮世絵をまとめたのが、この本棚に置いてある一連の本達。 -
最終的に私が選んだ本は、子供向けに描かれた猫浮世絵の【おもちゃ絵】。
温泉ネコ、宴会ネコ、勉強ネコ…やネコ当て字。
浮世絵に描かれた様々な猫を抜粋して紹介している本だ。
本の表紙の【ねこ】の文字も、よく見ると数匹の猫を組み合わせた猫の浮世絵風。
江戸時代の風俗や習慣、そしてしつけに関することを猫絵で描いてあるちょっと不思議な本だ。
この他にも何冊か気になる本があったのだが、それは次回のお楽しみ。
猫好きホイホイの異名をとるにゃんこ堂。
友人と私もそのホイホイに見事に引っかかってしまった。 -
にゃんこ堂を出て、時計を見れば時刻はあっという間に午後4時。
たくさん歩いて脚も少し疲れたので神田のカフェで30分ほど休憩し、その後に本日最後の訪問地、オプショナルとして案だけは準備しておいた東京ドームシティへと向かう。
このオプショナル案は天気が悪化したら中止しようと思っていたのだが、この日、雨がぱらついたのは友人と私がカフェでお茶をしていた30分ほどの間だけ。
私達が再び外に出た時には、もう雨は上がっていた。
そして、水道橋の東京ドームシティへと向かう前に、神田での最後のミッションを行う。
最後のミッション…それは、にゃんこ堂(姉川書店)の向かい側にある【たい焼き神田達磨】でたい焼きを食すこと。
【たい焼き神田達磨】は餡にこだわったたい焼き屋さんで、その中でも“羽根付き鯛焼き”が美味しいと評判のお店。
焼き上がりを提供するため、いつも大勢のお客さんが並んでいるのだが、この日は悪天候が予想されていたためか、並んでいる人が誰もいない!
友人と二人、焼き立てアツアツのたい焼きを頬張りながら夜の神田の町を歩く。たいやき神田達磨 神保町店 グルメ・レストラン
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そして、ここからは少しオトナな時間:バレンタイン ナイトの始まり。
私達が東京ドームシティへとやって来た理由…、それはイルミネーションを見るため。
通常の土曜日ならば、イルミを見に来る人で混雑する東京ドームシティ。
ましてやあと3週間もすればバレンタインデーなのだから、カップルで激混みだと思っていた。
でも、この日の夜の天気予報は、みぞれまたは雪。
だから、土曜日の夜とは思えないほどの人出の少なさ。
しんと静まり返る…と云う程ではないが、イルミの見学スポットに殆ど人の姿は無かった。 -
イチオシ
東京ドームシティで最初に訪れたイルミのスポットは、TOKYO UNIVERSE。
樹木を星屑に見立て、中心に地球を置き、その周りには小さな球が置かれている。
その球の中にはプロジェクションマッピングで投影された太陽系の惑星が浮かぶ。
木々の電飾や大きな球体(地球)の電飾の色は白色がベースだが、ゆったりとした強弱でその光の強さを変えていく。
その様子はまるで、星が瞬く宇宙空間。 -
この空間をプロデュースしたのは、東京駅のプロジェクションマッピングも手掛けたアーティストのNAKED氏。
ちいさな球体の中に浮かび上がる惑星の姿も美しく、儚げだ。
もともと星が大好きな友人と私は、見事に最初のイルミネーションにトラップされてしまった。 -
静寂の太陽系空間を抜け、歩いて行くと、そこもまた宇宙空間の様な場所。
でもここは宇宙空間と言っても静寂な星辰の空間ではなく、宇宙船の中の雰囲気。東京ドームシティ テーマパーク
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ポップな音楽に合わせてドーム状に作られたトンネルの色が変化していく。
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イチオシ
全長80mの光のトンネルであるルミナストンネル。
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通路を囲むドームの色はめまぐるしく変わり、時には虹色になることも…。
思わず通路に立ち止まり、光が作り出すマジックショーに見入ってしまう。
こんな素敵なイルミを入場料無料で見せてくれるのだから、東京ドームシティって太っ腹!東京ドームシティ ウィンターイルミネーション イルミネーション
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ルミナストンネルを抜けて外に出ると、そこは東京ドームの前。
ドームの前には四角錐のピラミッド型のオブジェがあり、色が青、赤、黄、緑…と変わっていく。
どの色も素敵だったが、一番印象的だったのが青のライトアップ。
この色を見た時に頭の中にふわっと浮かんできたのは、宮沢賢治さんが書いた銀河鉄道の夜のお話。東京ドーム 名所・史跡
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〜ごとごとごとごと汽車はきらびやかな燐光の川の岸を進みました。向うの方の窓を見ると、野原はまるで幻燈のようでした。百も千もの大小さまざまの三角標、その大きなものの上には赤い点点をうった測量旗も見え、野原のはてはそれらがいちめん、たくさんたくさん集ってぼおっと青白い霧のよう…〜
−銀河鉄道の夜/宮沢賢治著より抜粋−
ジョバンニとカムパネルラが乗る幻想列車から見える百も千もの大小さまざまの三角標…。
そんな光景が脳裏に浮かび上がってきた。
東京ドームシティのイルミについては開催期間位しか調べていなかっただけに、まさかこんな風景を目にするとは…予想外だ。 -
次に現れたのはミルキーウェイと呼ばれる全長140mの光の回廊。
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カラフルな光のアーチが幾重にも重なり、まるでワープトンネルみたい。
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そして次に紹介するのが、私が今回のイルミの中で一番気に入った場所であるギャラクシードーム。
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ギャラクシードームは、パッと見はウルトラマンショーとかをやりそうな催事ステージの上の雨よけのドームといった感じなのだが、実際はそうではなくイルミネーションが輝く煌びやかなドームだ。
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ドームの内側に入ってその色の変化を眺める。
イルミが点灯する位置、色がランダムに変わり、見る者を飽きさせない演出だ。 -
イチオシ
次々と新しい模様が天井ドームに繰り広げられていく。
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そう、その様子はまるで夜の闇の中で輝く万華鏡を見ているみたい。
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基本図形は同じなのに、その模様は二度と同じデザインになることはないカレイド・スコープ。
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万華鏡ならば定点観測が面白い!
一か所に腰を落ち着け、イルミの色の変化や場所の変化を観察する。 -
青のイルミでもその青は一色ではなく、また点灯する場所も毎回異なる。
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青の中に赤色が入ると、和刺繍の刺し子の模様。
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赤が紫へと変わると、今度は洋のお花の図柄。
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全部が青にかわると、また、和柄な雰囲気に…。
ここのイルミは、いつまで見ていても見飽きなかった。
イルミネーションといえばクリスマスの定番だが、今年のイルミはバレンタインまで実施しているところが多いので、バレンタインデの夜のお出かけにも向いていると思う。
特に東京ドームシティはクリスマスを意識した色合いのものはツリーだけで、イルミの色もポップな色合いが多く温かみがあり、色彩的にも真冬のデートにはお奨めかもしれない。 -
遊園地エリアには水路を用いる遊具も有り、その水路にはキラキラと光る球が浮いていた。
このボール型イルミネーションはルミナスドロップ。 -
イチオシ
キラキラと輝き水に浮く球をドロップと表現するのは悪くないネーミングだが、イルミの名称の冠にルミナスってつければOKではないと思うのだけど…。
少し、イルミのネーミングの方法が安直すぎる気がする。 -
クリスマスツリーもまだ飾られていた。
日本ではお正月の行事があるので、クリスマスツリーは12月末で撤収されてしまう場合も多いが、欧州では1月末位まではツリーを飾り続けることも有るので、これもそんなに違和感はない。 -
クリスマスツリーにみとれていたら、突然背後で音楽が鳴りだした。
何事かと思ったら、脇の池から突如水が湧いてきて…って事故ではなく、噴水のショーであるウォーターシンフォニーの始まり。
音楽に合わせてイルミネーションと噴水の高さ、水量、噴出間隔が変わる。 -
子供が高校生となった最近は遊園地とは縁が無かったので、最新の噴水のショーなんて見たことが無かった。
水のラインが交差したり、着水する水音と音楽がピッタリと合ったり…。
最近のコンピューター制御って、凄い!と感動。 -
ウォーターシンフォニーは1日6回行われるようだが、せっかく見るならばライトアップの色が美しい夜の時間帯がいいかもしれない。
ウォーターシンフォニーの陽が暮れてからのショータイムは、18:30、20:00、21:30の3回だ。 -
噴水のショーの後も、エリア内のイルミネーションをじっくり見ていたらあっという間に時刻は8時。
雪は降ってないとはいえ、これからの降雪の可能性を考えるとそろそろ家路につかなければならない時間だ。
気温もどんどん下がってきていて、吐く息も白く、このままだと雨に濡れた地面が凍結する可能性もある。
友人と軽く食事をした後に分かれ、家へと戻る。
本当ならば鎌倉に行き、古刹のお寺の蝋梅や梅を愛で少しだけ美味しいものを食べていた筈のこの日。
予想外の寒波の到来と雪の予報で、2日前に急きょ組み直した東京ネコ歩き旅。
下調べも十分ではない状態で歩き出した割にはネコ尽くしの旅を120%楽しみ、そして夜には素敵なイルミネーションを見ることも出来た。
行き当たりばったりな部分もあったが、猫好きの友人も愉しんでくれ、良かった♪
私には女子旅はあまり似合わないのだが、たまにはこんな都内のマル秘スポット巡りみたいな旅も面白い…。
そんな風に思った旅だった。
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この旅行記へのコメント (8)
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- みかりさん 2016/02/07 03:02:03
- 女子旅も合いますよ〜
- ウェンディさん、こんばんは!
ものすご〜くご無沙汰しています。秋旅行以降、バタバタ忙しく
すっかり引きこもってしまい、気がつけば2月状態でした。
ここ数日ちょっぴりゆとりが出来たので、冬旅を計画したり
久々に4トラチェックをして、お出掛け気分を高めています。
ウェンディさんは相変わらずアクティブに動き回っていますね。
チラリと見えたメキシコ一人旅・・・ものすご〜く気になる〜。
そちらはまた別途にお邪魔させてもらいますね。
さて今回の東京ネコ歩記・・・鎌倉は残念でしたが、変わりのプランに
してはとっても充実したお出掛けになりましたね。歩く距離もスゴイ。
ネコをテーマに東京を歩くと、まったく知らない事や知らない場所
なんかもあって楽しいな〜と思いました。
ウェンディさんのテーマある旅は勉強にもなるし、楽しいし・・・
私もテーマを決めて出掛けるのは好きなので、参考になります♪
そして東京ドームシティのイルミネーション・・・やっているのも
知りませんでしたが、綺麗ですね〜。けっこう大がかりなのに
無料で見られるのも嬉しい。まさしくバレンタイン・ナイトな雰囲気!
私の方も、これからマイペースに4トラ復活して、旅行記も作成していく
気持ちはあるので、今後も宜しくお願いしますネ!
みかり
- ウェンディさん からの返信 2016/02/07 22:32:00
- RE: 女子旅も合いますよ〜
- みかりさん こんばんは。
お久しぶりです。
暫く姿をおみかけしていなかったので、忙しいのだろうな…と思っていました。
でも、その忙しさも少し落ち着いてきたとのこと。
きっと今頃は、様々な旅プランが頭の中で渦巻いているのでしょうね。
私の初春の旅は鎌倉となる筈でしたが、気まぐれな天気のお蔭で東京ネコ歩きに急遽変更となりました。
でも、転んでもただでは起きない私。
二日間で変更プランをくみ上げ、友人に連絡。
そして、かなりマニアックな猫巡りの旅となりました。
招き猫神社は浅草の今戸神社や世田谷の豪徳寺は知っていましたが、自性院を知ったのは本当につい最近のこと。
まるで自性院に招かれたかのような旅でした。
神田の本屋さんにしてもたまたま見ていたフェースブックのリンク先から辿り着いた場所。
自分で見つけた情報ですが、でも、なんとなく情報が手招きをして私をひぱってくれた…そんな気もしています。
年末のメキシコの旅はまだ旅行記1冊目を書き上げたところです。
久々の海外一人旅で、危険なことは極力避けつつも、他人から見たらそれ危険??と思われることも若干やってしまった旅となりました。
また、ノンビリと続きを書いて行くので、お時間のある時にでも読んでもらえたら嬉しいです。
ウェンディ
-
- たらよろさん 2016/02/06 15:55:13
- 猫にSPOT
- こんにちは、ウェンディ様
東京で猫といえば、やっぱり谷根千なんですよね〜
今度、東京に行ったとき、ぜひ歩いてみたいです。
で、今回がそんな生身の猫ではなくて、
猫に謂れのある場所へ♪
そんなテーマのある旅、素敵ですね〜〜
そして、東京ドームシティの回廊、
めっちゃ綺麗じゃないですかっ!
まるで万華鏡そのもの。
確かに万華鏡を覗いていると、あの中に入ってみたい感覚になりますよね。
美しいわ〜〜☆彡
今年は、飼い猫の数が飼い犬の数を上回ったのだとか。。。。
街中にあふれるかわいそうな猫が少しでも少なくなること、、願ってます。
たらよろ
- ウェンディさん からの返信 2016/02/07 22:17:24
- RE: 猫にSPOT
- たらよろさん こんばんは。
久々にTokyo歩きの旅に出かけてきました。
新宿も赤坂も仕事がらみでは訪れることがある場所ですが、新宿都庁前に招き猫の由来となったネコの像があったり、赤坂に禁!タコの猫神社があるなんて、調べ始めるまで知りませんでした。
猫歩きというとカフェやお店の看板ネコにスポットが当たりがちですが、ネコ由来の土地…と云う視点から調べてみると、東京にも知らないことが沢山です。
谷根千、特に谷中銀座は猫の町。
たらよろさんが今度Tokyo歩きをする時には、是非立ち寄ってみてくださいね。
町ネコ以外にも商店の屋根の上にも本物そっくりの猫ちゃんたちがいたりして楽しめます。(土日は観光客で結構混んでいるので、可能ならば平日がお勧めです)
そして、東京ドームシティのイルミネーション。
日本ではイルミネーションというとクリスマスにターゲットを絞り込んだものが多いですが、東京ドームシティの今年のイルミはバレンタインまでを視野に入れたデザインで、オトナもコドモも楽しめるイルミでした。
旅の前日に思いつきで調べてみたら、大当たり!
女性二人旅でしたので、恋人同士の様に…とは行きませんでしたが、女性目線で見たイルミの楽しみ方が出来たのではないかと思っています。
町の中で見かける野良猫たち、以前に比べて減ってきている気がします。
最近では、自治体で野良猫の去勢手術を実施しネコの命を奪わずにこれ以上個体数を増やさない様に工夫をしている地域もあると云います。
去勢というのはある意味残酷な方法ですが、現状ではそれ以上は難しいのでしょうね。
今朝もインターネットで【78円の猫の命】という記事を読みました。
安易に動物を捨てる人、手放す人のいない世の中が来るといいですね。
-
- ひろさん 2016/01/25 23:48:23
- 充実のお散歩!
- ウェンディさん こんばんは〜
お友達との充実した散歩、いいですね。
しかも歩いた歩数が凄い!
自性院行かれたんですね
そして自性院の招き猫は、時代のせいか、ちょっと他の二つのお寺とは
イメージが違いますね
少しコワイ(笑)
話は変わりますが、ウェンディさんが猫好きなのを最近知って、また知らない一面を知りました〜
プロフの猫ちゃんは、ひょっとしておうちで飼われているのでしょうか?
ひろ
- ウェンディさん からの返信 2016/01/27 00:39:33
- RE: 充実のお散歩!
- ひろさん こんばんは。
ひろさんの旅行記で教えて頂いた3つ目の招き猫発祥の地。
早速、その情報を活用して初春旅に出かけてきました。
今戸神社、豪徳寺と比較してしまうと少し地味目な自性院ですが、その歴史は古く室町時代まで遡るとのこと。
節分にしか見ることのできない猫地蔵、自分の目で見てみたかったです。
プロフの白猫は以前に一緒に生活をしていた猫です。
彼女は今はお星さまですが、20年以上も生きたネコで、もうすぐ猫又になるのではないかと家族の間では噂していました。
今はマンション住まいなので動物とは一緒には暮らすことができませんが、私が旅へ出られなくなるくらいになったら(って、いつになるのでしょうね〜)また猫と暮らすのも悪くないな…と思っています。
ウェンディ
-
- 備前屋ねこさん 2016/01/25 22:42:08
- ほいほい
- ウェンディさん、こんばんは♪
ウェンディさんの仕掛けた「猫好きホイホイ(旅行記版)」にかかってしまいました。
ホイホイだとわかっていても猫がエサだと猫好きはついついかかってしまいますねぇ。
今年は暖冬だと思いきや、突如やってきた大寒波。
東京の方は大変だったみたいですね。
鎌倉への旅を断念されたのは残念だったけれど東京猫歩きも楽しそうでいいですね♪
羽付き鯛焼き、羽がパリパリしておいしそうな予感!
食べてみたい!
それから展望室の注意書き。
東京も中国人観光客が多くて色々苦労されてるんでしょうね〜^^;
私も以前北海道のトイレで中国語で書かれたすごい注意書きを見かけましたよ〜
図解付きで和式トイレはどちらが前か後ろかから始まり、まずはパンツを脱ぐ!と余計なお世話とも思える指示があり、はみ出し禁止!きれいに流す!滑って転んで頭を打たないようになど、まるで幼児に教えこんでいるような内容で思わず笑ってしまいました。
でも現場の方達はきっと色んな事があってあんな物を作ったんだろうなぁ(笑っちゃうけど・・・)
猫まみれ旅の〆の綺麗なイルミネーションも素敵でした♪
こたつねこ
- ウェンディさん からの返信 2016/01/27 00:28:42
- RE: ほいほい
- こたつねこさん こんばんは。
猫にマタタビ、備前屋にネコ…、ですね。
私も猫やネコとかつく本や雑誌はとりあえず手に取って見たくなるクチです。
なんでこんなに猫好きなのだろう…と自分でも不思議です。
だから、今回の猫好きホイホイには自分から入ってしまいました。
にゃんこ堂の書店内には私の様な輩が沢山いました。
どの方も1時間位は本を見たり、グッズを眺めたりしている感じで、そして必ずほとんどのお客さんが何かしらお買い物をしていました。
猫好きの心を分かり切った店主の方(実は店主の娘さんが、真の意味での店主らしいのですが…)の本のセレクトには、凄い!の一言です。
備前屋さんが東京出張の際にはぜひとも立ち寄ってみてくださいね(日曜休業)。
最近、日本のどこに行っても中国からの観光客の方が多いですが、やはり生活習慣の違いがあり、特にトイレに対する考え方を覚えてもらうのは難しそうですね。
使用済みのペーパーはトイレに流してOKとか私達にとっては当たり前のことが、彼らにとっては非常識な事。
旅の前に少し勉強してくれば分かるのでしょうが、団体旅行だと殿さま旅行なのでそんなことはしないのでしょう。
でも、トイレの使用済みのペーパーに関しては、日本の様に便器の中に入れて流してよい国は世界的にはもしかしてまだ少数派かもしれませんね。
中南米では基本的には使用済みのペーパーは屑籠に入れます。
下水道が狭くてペーパーを流すと詰まるそうです。
たしかアジアの国でも同じようなシステムのところも多い筈。
都庁の張り紙を見て、日本は恵まれている国(下水道が何処に行ってもしっかりと整っている国)であると再認識しました。
ウェンディ
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