2014/11/23 - 2014/11/23
3020位(同エリア8640件中)
ぶどう畑さん
2014.11.23(日)プノン・バケンで夕日観賞、カフェ・プカプカ、アンコール・クッキー、アプサラダンスショー
バンテアイ・スレイを観光後、やってきたのはバケン山の麓でした。ハイキング付きの夕日観賞って聞いてないよー!
この日の締めくくりは、アプサラダンスショー。
2日目の観光は、朝日観賞に始まり、アンコール・ワット、タ・プローム、バンテアイ・スレイと3つの遺跡を見学、プノン・バケンで夕日を見て、アプサラダンスショーと超盛りだくさんでした。
(旅行期間:2014.11.22〜2014.11.26)
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 近畿日本ツーリスト
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車を降りて、「では、行きましょう」ガイドさんが山に向かって歩き出した。
えっ、“丘から夕日観賞”って、こういうこと???
出発の2、3日前、旅行社から電話がきて言われた。
「アンコール・トムのお濠での、ゴンドラ遊覧&夕景観賞ですが、大人数の予約が入ったため、プノン・バケンという丘からの観賞になります。よろしいでしょうか?」
3ヶ月も前から、ツアーを予約してるのに、なんでこうなるかな…。
以前は“夕日観賞と言えばプノン・バケン”だったそうだから、景色は悪くないのだろう。
ゴネたところで、ゴンドラ夕日観賞はあり得ないと思われる。ツアー内容変更で少し返金してくれるというし、OKした。 -
見つけた旅行記には「ゴンドラ遊覧はお濠の景色が単調だった」と書かれていた。アンコール・ワットの夕景が見えるわけでもなさそう。
ヴェニスで乗ってこそのゴンドラ、カンボジアならではの乗り物にすればいいのに、とも思っていた。
でもまさか、ハイキングするなんて…。
車で丘の上まで行って、「ここから夕日を眺めましょう」となるのだと、軽く考えていた。
徒歩で山に登るって言われたら、どの程度の距離なのか、ほかのプランはないのか、きっと確認したはず。
バケン山には象に乗って登れるようで、客を乗せた2頭の象を見る。
私もアレに乗りたい…。 -
象とは別の道を歩き出してすぐ、“17時半クローズ”の看板を見る。
時刻は16:40。下山が間に合わなかったらどうするの?
思うものの、ほかの観光客もゾロゾロ山道を登っているから、大丈夫なのだろう。
5分ほど歩いたところで、木立の向こうに遺跡らしきもの。
ガイドさんは先を急いでいるようで、説明はなし。 -
それから少しして、左手に段々のある斜面が現れた。もしかして、階段?
これには「そうです、階段です」答えてくれた。この山全体が、遺跡だったりするのかな? -
木立の生い茂る山道を歩くうち、突然、視界が開けた。
山の上に夕日に染まる遺跡。プノン・バケン、こういう所だったのか!プノン バケン 山・渓谷
-
歩きながら、Yさん若夫婦の彼女のほうが「Bさん、日本語がお上手ですけど、どこで習ったんですか?」単刀直入に質問。
ガイドさん、素直に「こちらで覚えました。大学はプノンペンにしかなく、内戦の影響で、大卒相応の職もないため、ガイドを目指しました」と話す。
そうだったんだ…。“ポル・ポト政権”という言葉は知っていても、カンボジアについて何も知らず、「アンコール・ワットを見たい!」お気軽な気持ちで訪れている自分が恥ずかしかった。
シェム・リアップには“山本日本語教育センター”という、日本語を教える学校もあると話すガイドさん。
遺跡を観光中、いろいろな国の言葉の説明を耳にしたが、その中から、日本語を選んでくれて、ありがとう! -
遺跡の上にはたくさんの人がいた。
バケン山に登るのは人数制限があるとのことで、ガイドさんも久しぶりだそうだ。 -
そんな場所に来ることができて、ラッキーなのかもしれないが、暑いし、夕日が見える側はチョ混み状態でうんざり…。
まぁ、とにかく、一周してみよう。 -
夕日と反対側に行ってみると、思いがけない光景が目に飛び込んできた!
遺跡から、なんと、アンコール・ワットを見下ろすことができた! -
イチオシ
夕方の柔らかな光に包まれて、少し霞んだワットは、とーってもきれい!嬉しくなる。
みんな、夕日に夢中なせいか、それとも気付いていないのか、アンコール・ワットを見下ろす人は少なかった。 -
夕日が沈む方向には、シェム・リアップ空港の滑走路、少し右手に行くと、西バライの貯水湖が見えた。
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北側の遠くまで続く密林の様子に、ユカタン半島の景色を思い出す。
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イチオシ
17:10、雲が夕日に染まってきれいになり出す。
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麓を見ると、アチコチで煙が上がっていた。焚火ってことはないよね…。
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翌日、シェム・リアップの森の間の道を車で通った時、ガイドさんから「森の中で生活する人もいて、電気も水道も通っていないため、電気は自家発電、水は雨水を溜めている」と聞いて、あの煙は“夕げの支度”と気がついた。
世界中から観光客がやってくる、シェム・リアップの高級ホテルとはかけ離れた生活が営まれていた。 -
夕日が一層きれいになってきた17時半頃、
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イチオシ
「暗くならないうちに下山しましょう」
促されて、伽藍がいくつある遺跡の北側へ。 -
この時間が潮時なのだろう。振り返ると、急な階段にたくさんの観光客の姿があった。
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山道に入る手前で遺跡を見上げる。頂上には、まだ沈む夕日を待っている人たちの姿があった。
薄暗くなってきた道を下る途中、金属音のセミの声を聞く。 -
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アンコール・ワットのお濠の前を通って、シェム・リアップの中心部へ。
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18時、到着したのは、アンコール・クッキーの店。ツアーの特典で、隣接している“カフェ・プカプカ”のマンゴーシェイクを飲むことができる。
「シェイクって氷入りですよね?」ガイドさんに確認すると、日本人がやっている店だから大丈夫という。その言葉、信じましょう。カフェ クメール タイム カフェ
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マンゴーシェイクは、とっても美味しい!
ちょっと口にしただけで、頭がキーンと痛くなり、何度も休みながら飲んだ。 -
アンコール・クッキーは、“マダムサチコ”と呼ばれている小島幸子さんが経営している店。
さして大きくない店の中は日本人でごった返している。 -
決して安くはないが、アンコール・ワットをかたどったクッキーだから、お土産にぴったりってとこ。
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夕食は、“アマゾン・アンコール”で、クメール料理のビュッフェ。
ステージでは、19時半から、アプサラダンスショーを見ることができる。アマゾン アンコール 地元の料理
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冷房の効いた屋内かと思いきや、テーブルの並ぶ先に壁はなく、蒸し暑かった。
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その場で調理してくれる料理には行列ができているため、ビュッフェ料理を取りに行く。
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コレという味の料理はないけれど、お腹もすいていないので、ま、いっか。
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イチオシ
19時半、ショーが始まった。まずは“歓迎の踊り”。
祝福の踊りとも言われ、人々の健康や幸せを祈るダンス。アンコール時代から、王様などの偉い人の前で踊り継がれてきたそうだ。 -
次は、カンボジア東南地方の結婚式で踊られる、軽快なテンポの“ココナッツダンス”。
手にしたココナッツをカスタネットのように鳴らしている。 -
3つ目はメカラダンス。
水の女神“メカラ”が雷光を放つクリスタルの玉を武器に、雷鳴を呼ぶ斧を持つ悪魔“レアム・イサム”を退治する。 -
乾季の後にやってくる、恵みの雨を表現しているとのこと。
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4つ目は籠を持った男女の漁師の踊り。
若者が女性の気を引こうとしたり、ちょっとコミカルな部分も。 -
最後はアプサラダンス。儀式や宮廷の祝い事があった時のアンコール王朝時代の踊り。
静止した時のしなやかな仕草は、アプサラスが天界と地上の間を漂っている姿を現しているそうだ。
静止のポーズの時、体がぐらつかないよう、後ろに上げた膝を引いた肘で押さえているのを見てビックリ!
それを再現してみようとしたけれど、後ろに足が上がらない。ダンサーたちの体が、いかにしなやかかがよーくわかった。 -
アプサラダンスのことは、NHKの番組“ぐるっとインドシナ半島3000キロ”で取り上げていた。
番組の中で、ポル・ポト政権下、舞踏家、楽師、踊り手が粛清され、存続の危機に瀕したが、王室や生き残った舞踏家たちにより王立芸術大学が再開。古典舞踏も蘇ったと言っていた。
粛清ってゾッとする。嫌な言葉…。 -
ショーが終わって、20時半過ぎ、ホテルに戻ってくる。ディナーで頼んだ1.5リットルのボトルは、今度は忘れずに。
ソカ アンコール リゾート ホテル
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イチオシ
ソカでもアプラサダンスのディナーショーがあるのか、プールサイドのほうから音楽が聞こえていたが、2階のクラブラウンジで冷たいジュースを飲んで、特典のマッサージを予約しているうちに終わってしまったようだ。
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特典の果物は残骸状態で、明日に期待。
ツアー2日目はとっても、とっても盛りだくさんだった。バスタブにゆっくり浸かって疲れをほぐし、就寝。
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