2014/04/03 - 2014/04/11
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Salaamさん
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ジャングル内の蒸し暑い夜も明け、若干寝坊気味な私は外も明るくなり、他の宿泊者皆様の大半が目覚めた頃に寝床を抜け出します。それでも私より寝坊気味な方々もいらっしゃいましたが…。
今回泊まったロッジは食費からエクスカージョンまで全ての費用が込み。別途かかる費用はお酒代とよほど特殊なツアーのリクエストのみ。
開催される各種ツアーはその日の滞在客とガイドさんの話し合いで決まります。今日は何があるかな?
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
午前中はジャングルに住む地元の人々の生活を覗きに行きます。でもこっちは少し拍子抜け。てっきり森の奥に住む原住民的な村を見に行くものと思っていたら、意外にもそこそこ近代化した村でした。
なんでもジャングルに住む少数部族は国の保護支援プログラムの下に近代的な生活を営むようになっているそうです。逆に、所謂近代化していない昔ながらの森の生活を営んでいる部族は、これまた国の保護プログラムによって基本的に接触してはならない事になっているそうです。
ちなみにこの写真は換金作物であるタロ芋の処理工場。南米やアフリカで広く食されているこのタロ芋って毒性なんですね。それを食用可能にするため、加熱処理を行って無毒化するそうです。 -
村の裏にはタロ芋畑が広がりますが、その他にも様々な植物が自生しており、村の人々はこれらの植物を色々な用途に使います。果たしてこの色鮮やかな植物にはどのような効能があるのかな?
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「アマゾネス」と言うと一定の年齢以上の方には大柄な肉食系女子を連想させる響きでしょうが、実際にはそんなに大柄ではないどころか普通より少し小柄な本物のアマゾン系女子、アマゾネスです。
学校から帰ってきて、宿題を終えたところで窓の外を眺めていました。お年頃かな?少しシャイですが、ちゃんと会話はしてくれます。ちなみに数学が苦手なんだそうな。奇遇ですね、私もです。 -
村で自生していた植物に、染色に使われている木の実があり、先住民の方々にはメイクにも使われているそうです。
せっかくですので、平たい顔族である私もそのメイクをしてみました。うーん、やはり立体感のない顔よりガイドさんのような濃い顔の方がしっくりきますね。 -
森には様々な動物もいますが、慣れていない観光客には見付けるのも一苦労。「あそこにいるよ」と指差されても見付けられない始末。
村からロッジに帰る途中にもガイドさんが猿を見付けてくれました。でも遠いし望遠にも限界があるのでなかなかうまい写真が撮れません…。 -
見掛けるのは何も猿とかの陸上動物ばかりではなく、鳥もビックリする程種類がいます。
一番見たかった色鮮やかなコンゴウインコ。上空を一瞬の間に翔んで行ってしまったのでこれよりアップの写真はなし。でも見かけた時の感動は「おーーー!」と言ってしまうほど。会えてよかったぜ! -
逆に「お前はもういいよ」と言いたくなる程よく見掛けるのが小型のトカゲ、しかもこの緑色と茶色のコンビネーション。ロッジの裏にいたすばしっこい臆病者。お友達は尻尾が取れちゃったのもいました。
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午前のエクスカージョンを終えてロッジに戻るとお昼ご飯の時間です。今日の昼のメニューはピラニアの姿揚げ(笑)
いやいや、あなどわないです下さい。こいつら、こんな凶暴な面構えしていますが、かなりの美味。骨が多くて食べにくいものの、すっごくウマいんですよ! -
午後のアクティビティまで少し時間もあるし、お昼寝でもしようかな?と思ったら蚊帳に綺麗な虫が止まっているじゃないですか。うまく表現できないのですが、螺鈿細工のような光り方をする大きな昆虫。
それはともあれ、最近の蚊帳って普通は虫除け成分が練り込まれているはずなんだけど、この蚊帳、大丈夫か? -
ロッジは個室、ベッド、ハンモックの三種類から宿泊形態を選べます。私はもちろんハンモック。意外だったのが、身体を預けると袋状になってしまうので空気がこもるのか風が吹いても涼しさをあまり感じません。もちろん寝る時は蚊帳に収まって寝ますので、こんなにお行儀悪い寝方はしません(笑)
-
午後にはアマゾン名物ピラニア釣りに繰り出します。既に昨日も同じアクティビティをしていたみたいなので今日の参加者はモロッコ系フランス人のハイテンション姉ちゃんと二人だけ。悪い人じゃないんだけど、ひたすら話しっぱなしなので疲れる。
ピラニアは肉食なのかと思いきや意外にも雑食なんだそうな。川の端にある木の茂み下に群で暮らしてて、上から落ちてきた果実とかがメインだそうです。 -
木陰に釣糸を垂らしてのんびり…。と思いきやけっこう入れ食いなので忙しい。
まずは釣竿で水面を少しばしゃばしゃとやります。この音で何か動物が水面に落ちたと勘違いさせるのだそうです。
小さく切った肉片を針につけて水に落とすと直ぐに引きが来ます。引きと言ってもグイグイ引っ張る感じではなく、ちょこちょこっと振動がくる感じ。その瞬間をグッと縦に引き上げます。そうしないと餌だけを食べられておしまいです。こちらから無理矢理釣り針に引っ掻ける感じですね。
釣り針を外すのはガイドさんの役目。慣れていない人がやると指が持っていかれかねません。実際、小枝を吊り上げたピラニアの口許に入れたらナイフで切ったかのようにすっぱりと枝が切られてしまいました。
大漁大漁! -
ロッジに戻った後はジャングルトレッキング…と約束していたのですが、ミスコミュニケーションでしょうか、午後にトレッキングはやらないそうです。と、言うのも夕方になると蛇の活動が活発化して危険だからだとか。
マジかい。楽しみにしていたトレッキングは明日の午前中、私が出発する直前にやる事に。そうと知っていたら午前中先住民族の村じゃなくてトレッキングに行けばよかった…。
代わりに午後はジャングルの川辺周辺をボート散策に。そしてその合間に川で泳ぎます。 -
川の水は真っ黒で透明度はとても低い。流れが強いわけでもないどころかほとんど流れがない状態でここまで真っ黒な水になるのがイマイチ解りませんが、少なくとも汚染されているとかではないのは確か。
ワニやピラニアが泳ぐ川で泳いでも大丈夫なのか?と思ったけど、ワニやピラニアは基本的には川の端っこでたむろしているから大丈夫だそうです。
それでも怖がって入らなかった人は多数いらっしゃいましたが(笑) -
雲行きが怪しくなってきたので、水遊びを切り上げて川辺探索に。ボートの上からなので歩く必要はないので楽チン。熱帯雨林の名に恥じぬスコールを浴びながらあちこちを探索します。
でっかいトカゲ、いやもはやイグアナでしょう。尻尾まで含めると恐らく全長は70cmほどあったのではないでしょうか。観察している途中に川面の茂み周辺にポチャンとダイブされたので間近では見れず…。 -
途中、昨日も訪れた小さな商店を訪れます。観光客よりも完全に地元の生活必需品メインですが、ここでかったココナッツベースの酒がうまいのなんの!すっごく甘いのですが、ココナッツの香りが強くてクセになりそう。お土産用に2本買いましたが、帰国する前に一本飲み干しちゃった(笑)
-
乾期は森の真ん中ですが、雨季で水位が上がるとごらんの通り。なんとも過酷な環境ですね。樹齢の若い木は完全に水没していると思われますが、水深がかなりあるので確認もできません。
時折鳥のギャーギャー鳴く声や、猿のクワークワー(?)と鳴く声が聞こえ、虫は絶え間なく鳴いております。うーむ、ジャングルっぽいぞ! -
個人的に見れるかもと期待していたのがナマケモノ。でも動きが極めてスローな上に、この時期はあまり水面近くに降りてこない?らしい…。
しかし運が良いのか悪いのか、雨の降った直後だったので毛皮を乾かすために木の上の方まで登って太陽に当たろうとしています。写真中央の丸まった塊みたいなのがナマケモノです。微動だにしません(笑)
それにしても遠い…。やはり自然探索の旅行には望遠レンズは必須かなぁ…。 -
途中リスザルの仲間の群れに遭遇。全部で20匹位いたかな?ボートが通れる水路を挟んで左の木から右の木へ、一匹づつ警戒しながら渡っていきます。中には赤ちゃんを抱えたお母さんもいて可愛いのなんの!
ガイドさん曰く、彼らは警戒心が強いから見れたのはとてもラッキーなんだそうな。眼鏡持ってきていてよかったぁ…。 -
こうやって見ると、本当に森が水没した感覚が解りますね。そしてジャングルの熾烈な生存競争も。
真ん中のツタのように、森には寄生して生きる植物が多くあります。少しでも陽の当たる場所へ、少しでも早く成長しなければならない熱帯雨林。 -
名前も解らない鳥ですが、ジャングルの夕暮れに向かってしきりに鳴いております。見た目からして肉食かな?
-
雨が降り厚い雲が一面を覆っていたので夕焼けは期待しておりませんでしたが、日が傾くと遠くの方に雲の切れ目があり美しい夕焼けが見えます。
それまで結構はしゃいでいたみんなも疲れたのか、黙って夕陽を眺め、静かな時間が過ぎていきます。
遠くではピンクドルフィンが水面にちょこっと顔を出してはすぐ潜る姿が。もう少ししたらジャングルはまた完全に闇に包まれます。 -
ロッジに帰った後できる事と言えば飲み明かす事くらい。海外の現地ツアーの楽しい事と言えば世界中の色んな国の方と混載である事。国、人種、宗教を越えて、旅を楽しむと言う共通目的を持っている人達が一同に介している。会話も盛り上がります。
このツアーの面子もかなり多国籍。スイス、ヨルダン、オーストラリア、イタリア、スリランカ、モロッコ系フランス、メキシコ、アルゼンチン、ドイツ…。 -
特にスイス人の彼は飲みます。すっごく飲みます。そしてご機嫌です。ご機嫌すぎてしまいには素揚げピラニアの頭と会話を始めてしまいます。内容は「我らスイス人が満足するだけビールを準備しといてねってお願いしたのに足りない」んだそうです。
こうやってジャングルの夜は更けて行くのでした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- Mauricioさん 2015/11/22 05:27:29
- はじめまして
- Salaamさん
アマゾンを楽しまれたみたいですねー。
マナウスからガイオラ船で2日間遡ったところのイガラッペに40センチ級の美味しそうなピラーニャが沢山居てましたよ。
肉でいくらでも釣れるので釣りとしては全然面白くないですが。
ドラード釣りはアマゾンまで行かなくてもパラナ川でいくらでも出来ます。
面白そうな旅行記、これからも楽しみにしております。
ブラジル連邦共和国、パラナ州にて
Mauricio
- Salaamさん からの返信 2015/11/26 16:39:40
- Re:はじめまして
- はじめまして!そしてコメントありがとうございます!
ブラジル在住なのでしょうか、ピラーニャの如くmuito lindoな方々の写真に釣られてついつい旅行記を拝見してしまいました。
それにしても掌より大きいピラーニャとはごっついですね…。
マナウスから更に上流へ行った所も検討したのですが、時間と予算の都合上このロッジになりました。
嫁さんがイグアスに行ってみたい!と言っておりますのでいつか再訪したいものです。その時に備えて旅行記を参考にさせて頂きます!
今後ともよろしくお願いいたします。
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