2008/08/30 - 2008/08/31
21位(同エリア45件中)
佐吉さん
「アマゾン」、憧れを抱いてきたこの言葉の響き。今私はその只中にいます。
南米大陸北上「水の旅」シリーズもいよいよアマゾンまで北上してきました。長さはナイル川にわずか35Kmほど及ばず世界第2位の6516Kmですが、流域面積は660平方km2以上で日本の国土の17倍以上あって、言わずと知れた世界最大の大河です。それなのにタイトルでいう「小アマゾン」とは?
中流域にある都市マナウスの近辺で2大支流のネグロ川とソリモンエス川が合流しています。ここから河口までが狭義の意味でいうアマゾン川になります。「大アマゾン」とはそのアマゾン川本流を言ったり、アマゾン川水系全体を指していう言葉です。対して「小アマゾン」とは、その合流前の、毛細血管のように張りめぐらされている各支流を指して言ったりします。
今回は支流ネグロ川のまた支流タルマン川流域での様子、アマゾン・ジャングル編です。
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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拠点都市マナウスからこのような2階建てポートでアマゾンエコパークに向かう
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水上警察の検問所
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宿泊先となるアマゾン・エコパーク・ロッジのビーチ
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白砂のビーチにコーラ色の水
ネグロ川の支流だけに黒色の水はタンニンを多く含む -
宿泊ロッジ
裏手ははジャングル -
よかった〜。エアコンが付いてる。
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滝の向こうはプール
川の水と同じくタンニンを多く含むコーラ色
タンニンは渋味の成分だが、温泉のような美肌効果がある -
黒くて波のない水面は景色がきれいに映り込む
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地域の壁面マップ
赤い丸が現在地アマゾン・エコパーク・ロッジ
その右下の赤いおにぎり型が拠点都市マナウス
黒いネグロ川と
栗色のソリモンエス川
写真の縦横辺は、実際には70?×100?くらいかな -
アマゾン黄昏
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朝方枕もとの湿度と気温
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夜明け前の船着場
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日の出ツアーに出発
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ネグロ川の対岸から日の出
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朝日に照らされる水上樹木
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私と日の出
写真には収められなかったが、カワイルカも黄金色に輝く水面をはねる時に照らされていた -
アマゾンだけど携帯電話の電波はバリ8
ネグロ川上、GSM方式 -
僚船のカヌーボート
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南緯3度ジャスト(ほぼ)
水上警察の検問所付近 -
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文明と野性と
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砂浜にトンネル文字を描くインセクト(昆虫)がいるらしい
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カシューの実
下の影の部分が一粒のカシューナッツ -
白い樹液は咳止めになるという
原住民は生活の知恵としてジャングル内の様々な植物を薬草としているが、世界中の製薬メーカーも未知の薬効成分が発見されるかもしれないと血眼になっているという -
長い草の葉で編んだ円環のロープを、両土踏まずと幹に絡めて滑り止めにして木を登っていく
頭にかぶっているのは房状に連なったアサイーの実
表紙は佐吉こと私だが、ここの写真は現地ガイドのチコさん -
やはりここはジャングル
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アマゾンの土壌
落ち葉の下からは白い砂地が顔をのぞかせている
落ち葉の堆積がやがて薄い腐葉土の層になるが、それから下は厚い白い砂の層となっている
次の写真にあるようにあまりも美しい砂浜だから、最初よそから持ち込んだ白砂で作った人工ビーチかと思ったが、ここの写真でわかるように天然の砂浜でした -
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真っ赤な顔をしたウアカリ
という猿 -
『フューチャー・イズ・ワイルド』(ダイヤモンド社)という著作をご存じだろうか。本をはじめDVD、ディスカバリーチャンネルの番組になったりしている。著者の科学者たちが、現在の生物が進化して未来の地球に出現するであろう生物をデザイン予想している。
http://www.futureiswild.jp/
あの中に出てくるパブカリの祖先がこのウアカリだ。同じように真っ赤な顔をしている。500万年後草原と化したアマゾンに暮らすパブカリは、人類なきあとの「最後の霊長類」と紹介されている。草の茎で編んだ籠を罠として川に沈めて魚を捕る。天敵のカラキラーという地上を疾走するコンドルのような頭を持った巨鳥に捕食されたりして、「最後の霊長類」はやがて滅びる。
このように本で読んで知っていたウアカリが今目の前にいる。これがあのパブカリの先祖となるのか。。確かに知能は高そうだ。子孫はカラキラーに生きながらに食いちぎられて痛い思いをするのか、そしてやがて滅んでしまうのかと、感慨に耽ってしまいました。
それよりも先に滅んでしまう自らの子孫(人類)の行く末を心配しろってか? -
こちらはウーリーモンキー
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モンキー保護センターのランチタイム
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生きていれば根性のある蜂
川のせせらぎに逆らって岩にしがみついている。
死んでいてもやはり「根性はある」か。。 -
ミドリインコが狙っているのは果実部分ではない
スイカの種をねだりに来ている -
アマゾンの樹木はこのように根を浅く広げている
先ほど見たように表面の腐葉土の層は薄く、深い層は砂地のため、浅い層から栄養分を吸収するしかない -
1時間以上降り続く雨
もはやスコールではない -
ネグロ川上流へと進む
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1時間ほどして上陸した先は..
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トゥカーノ族の村
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村長に続いて集落を目指す
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村の小学校
たまに都会からブラジルの公用語であるポルトガル語などを教えに先生が来るという -
住居の中を撮影させてもらった
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見送り来てくれた子どもたち
最初US$紙幣を見せながら「クワント・ノーミー」と言って追いかけてきたので金をせびっているのかと思った。村に入る時の取り決めでたとえせびられても子供に直接金品を渡してはいけない、村長を通して分配してもらうように、と注意を受けていたので、はぐらかして取り合わなかった。でもよく聞くと「クワント」は確かにHow muchの「いくら」にあたるポルトガル語だが、「ノーミー」は名前だ。もしかしてQue nome?「ケ・ノーミー(なんて名前)?」の言い間違えか。
「ひとし!」と言うと「Hitoshi !?」
おぉー! 都会のポルトガル語圏の人たちには難しくて言ってもらえないハヒフヘホのHの発音を一発で復唱できた。さすがに独自の言語を話す部族なんだな。 -
帰りに見かけた川水浴場
ビーチであってもここは海ではない -
こけたらやばい水上スキー
大河アマゾン、けっこうリゾート化しています。
でも当然ピラニアやワニも泳いでいます。 -
夜のワニ探しツアー
ガイドさんが飛び込んで捕まえました -
小ワニを咥えています
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調査も兼ねているので身体検査をしたあと川に放しました。
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夜が明けました
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早朝のピラニア釣り
【動画videoは】ワニ釣り
http://www.youtube.com/watch?v=xFwICdOMP3A -
釣り上げたピラニアが歯をむき出して必死にもがいています
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さすがにアマゾンのピラニアは大きいですね
パンタナール湿原のピラニアより -
怖いけどせっかくだから泳いでみました
黒いタンニンの成分が美肌効果があるというので..
ピラニアにかじられるとしたら最初のひと噛みは体のどの部分だろうか? たしか今現在擦り傷とかなかったよな? とか思いながら。
アフリカやオーストラリアのクロコダイルに比べておとなしいとはいえ、川底のカイマンワニを間違って踏んずけたら反撃されて噛まれるんだろうな、そしたらピラニアの大群が殺到して!! とかビビってます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- jiuさん 2009/02/13 22:30:08
- 檻なしですね
- 佐吉さん、こんばんは。
旅行記 of the Yearへのノミネートおめでとうございます。ノミネート選考委員?は、まず佐吉さんの旅行記のどれをノミネートするかで迷ったのではないでしょうか。
南アフリカのホホジロザメのときは檻の中でしたけど、ピラニアに檻は役に立たないですものね。それにしても、よく無事に帰還されて、、、。
では、決戦投票でのご健闘をお祈りしています。
jiu
- 佐吉さん からの返信 2009/02/14 17:55:01
- おぼれる者は…喰われる
- jiuさん、エールありがとうございます。
佐吉本人も最初ノミネートされていたことを知りませんでした。
特に「おめでとうございます」ってメールの通知があったわけではないのです。
ノミネートされた他のトラベラーさんが訪問されたことをきっかけにして、その方の旅行記からたどってみたところ…! 見覚えのある写真が!
「え、これって何かのサンプル例? じゃなくてノミネート!」
それから自分のところの「小アマゾン」旅行記を見てみると「決勝進出」というボタンが、付いてました。
私自身の能力というよりアマゾンの力が大きかったのかな(まだ受賞したわけでもないのに^^;)
ピラニア怖かったです。添乗員さんからも自己責任で泳いでくれと言われていました。怖くて平泳ぎがやっとでした。クロールはさすがにできませんでした。
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