地球の裏側へ！ part 3 - エミレーツ航空ビジネスクラス ドバイ→リオデジャネイロ

2014/04/03 - 2014/04/11

あれやこれやのトラブルが重なり、元々3時間あったハズの乗り継ぎがターミナルに入った時点で20分位しかない。航空会社によっては出発20分前は搭乗口を締め切る時間。
一番端っこの搭乗口までダッシュで向かいます。のんびり空港の写真を撮っている時間もなければラウンジを満喫する時間もありません。
更には入国スタンプマニア的には悔しい10分だけ入国もできません。折角空港内で最短ルートのシミュレーションまでしていたのにー！
ので、面白い空港内の写真もなくいきなり機内の写真です。前回と同じでほとんど機内食の写真集になってしまいました。
ちなみにもじもじしながらトイレまで我慢したのに、この便は出発が30分以上遅延していました。私のもじもじと入国スタンプを返せー！(笑)
基本的にトラベルのトラブルは旅の醍醐味と思っており、ほとんどノープランのまま旅立つ私ですが、今回は珍しくスケジュールがカツカツに埋まっているので意地でもミスコネクションはしないぞ！と鼻息荒くしておりました。
いつもだったら、むしろミスコネクションしたらどうなるかな？ミスコネクションしないかな？と常人ではしない期待をしてしまうのですが…。

エリア ドバイ(アラブ首長国連邦)

• 旅行の満足度: 3.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 飛行機

本当はサンパウロまでの便に乗りたかったのですが、空席がないのなら仕方がないです。に、しても成田→ドバイも長かったですが、この乗り継ぎ便も長いなぁ…。

エミレーツ航空 EK247
07:10 ドバイ発
14:30 リオデジャネイロ(ガレオン空港)着

バタバタと機内に入り自分の座席にて巣作りを開始です。
極力窓側に座りたい私、本日のお座席はビジネスクラス最後列の11Kで無事窓側の席を確保。と、思いきやなんと11Kは窓が一個少ない座席で、着席した状態で真横に来るはずの所は窓がない！外を眺めたければシートベルトを外して前に乗り出してじゃないと眺められない…。しかも3クラスサービスなのでビジネスクラスとは言え視界の半分はエンジンが遮ります。うーむ、失敗。
このお座席で14時間45分の旅に出発。昔ありましたニューヨーク〜シンガポール間18時間30分には敵いませんが、1日の半分以上を機内で過ごす訳ですから超長距離フライトです。

ドバイ国際空港 (DXB) 空港

飛行機が水平飛行に入り少しすると最初の機内食のお時間です。出発から約1時間程でしょうか。ドバイ到着時はまだどんより薄暗かった外も、もうすっかり明るくなっております。
そう言えば4時間前にも機内食で朝食食べたなぁ…と思いながら、食い意地には勝てず朝食をもう一食頂きます。
長いフライト時間なので何かしらして暇を潰さなければなりませんしね。あ、言い訳です。
この路線でもビジネスクラスはトレイサービスです。そして、こちらでもヨーグルトはパックのままどかんと登場遊ばせます。フルーツは気持ちこちらからの方が美味しかったような気がします。
「Breakfast fruits」と「Yoghurt」です。

メインは「Delicatessen's cold meats and cheese」と迷いましたが、温かいものが食べたかったのとやはりキノコ好きにたまらない「sauteed mushrooms」に惹かれて「Breakfast mixed grills」を選択。
ドバイベースのエミレーツ航空さんはイスラムの教えに基づいたハラール食を提供しているので、このプレートに乗っているソーセージもチキンソーセージです。嫌いではないのですが、やはりソーセージはポークソーセージの方が美味しいですね。

朝食なので特にデザートとかはありませんが、ペイストリーと紅茶でのんびり過ごします。ペイストリーは思っていた味とちょっと違った…。

昼間のフライトですが、ミールサービスの時間が終了すると早々に照明が落とされ、ブラインドも全部閉められてしまいます。
夜行便ならともかく、昼行便でこれをやられるとなかなかブラインドを開ける事が躊躇われます。洋上飛行中は代わり映えしない景色ですが、陸上を飛行している間は残念。しかも陸上飛行する時間はリオデジャネイロ時間でまだ日付が変わったばかりの時間。寝て時間調整されたい方には一層寝たい時間帯。
なので、やむ無く外の眺めに旅の思いを馳せるのではなく、映画中心のフライト。
何作見たか忘れるくらい映画を見ましたが、一番記憶に残っているのが「マンデラ〜自由への長い道」、故マンデラ氏の自叙伝を眺めます。そう言えば中学時代恋したクラスメイトが南アフリカ人で、丁度当時南ア初の人種制限をしていない選挙を実施した頃、映画の原作になった分厚い自叙伝を読んでいたなぁと少し懐かしい記憶と共にアフリカ大陸上空を通過します。

ロングフライトなので2回ある機内食の合間にも間食サービスがあります。ちょこっと何か食べたい時には嬉しいサービスですね。
タイ料理好きなので「Thai shrimp skewer」を選びます。味付けしたセンレックの上に蒸して焼いたトートマンクン風のエビを乗せた一品。果たしてどれだけタイ料理なのかは疑問な味付けですがおいしかったです。
もう少しセンレックがブツブツちぎれない状態だったら尚良しでしたが、やはり機内で麺の調整は難しいのでしょうね。

経度0度、東半球から西半球に移る頃に窓の外を眺めます。以前僻地巡りとして訪れたサントメプリンシペより少し南から南大西洋横断を開始します。
大西洋横断は初か？と思いきや、遠い昔まだロシアがソ連だった頃、初めて飛行機に乗った成田→アンカレッジ→デュッセルドルフ線が大西洋を横断していたのかも知れません。
いや、でも北極ルートで結局大西洋には掛かっていないかも？
当時の詳しい飛行ルートご存じの偉い人、教えてちょ！

もう一本映画を見ながら過ごしていると、また空腹がやってきました。確かエコノミークラスの間食にカップラーメンがあったような…と思い注文しようとすると、先程のビジネスクラス用の間食がまだ残っているとの事。でもメニューには見当たらないスモークサーモンのサンドイッチを頂きます。
小さい頃はスモークサーモンのあの薫製の香りが好きじゃなかったのですが、今では大好き。年と共に味覚は変わりますね。小さい頃有り難がったねるねるねるねなんて特別食べたいと思いませんもん(笑)

大西洋も半ばかな？シャンパンを少し頂きます。4 travelの皆様ではどうやらお決まりらしいので、私も乗じて…(笑)
「Moet & Chandon NV, brut imperial」だったと思います。シャレオツな響きですね。

「Traditional local Arabic mezze」と迷いましたが、「Seared tuna」をチョイス。「Healthy meal choice」のマークが着いていたのでそちらに惹かれて。でも結局はよく解っていなかったので、帰宅後に詳しく見てみると余分な油や加糖加塩していなくて、ビタミンを壊さない方法で調理しましたって事らしい。うーむ、聞くだけでヘルシーな気分です。
添えられていたオリーブがまだ青臭さが残る若さでしたが、その苦味も薬味になってナイスです。

肉類では無類の羊肉好きな私。メインは迷わず「Duo of lamb」をリクエストするも品切れ。羊食が盛んな中東発の便だから絶対うまい！と期待していたのですが敢えなく撃沈。
ここまで来て中華メニューを選ぶのも違うかなぁと「Sweet and sour chicken」ではなく、「Seafood harra」をセレクト。消去法でメニューを選ぶのって味気ないから好きじゃない…。
しかし、偶然にもこのharraとやらがレバント料理である事が判明。中東好きには嬉しい誤算でしたが、それだったらスターターもArabic mezzeにすればよかったー！
それにしても白っぽいソースのエビや白身魚、バターライスにミニバゲット、白ワインととことん写真栄えしない色合いのディッシュになってしまったなぁ(笑)

デザートはやはりエスプレッソと共に…。
「Vanilla creme brulee tart」です。「Chocolate ganache cake」と迷いましたがエミレーツのビジネスクラスではデザートにゴディバ、もとい、ゴディヴァのチョコが着いてくるのでちょこちょこしないようにブリュレ。日本で見かけるプリンに近いブリュレではなく、サクサクしたパイ生地に入った濃厚でしっかりしたものです。

今の時代は便利になったもので、現在飛行している場所を乗務員さんに聞かなくても解るようになりました。とは言え、地図を片手に陸地のちょっとしたヒントを探し、現在地を見いだそうと言う楽しみも出来なくなったのは、それはそれで残念。
そのような楽しみは国内線に乗る時に満喫する事として、間もなく翼は初の南米大陸到達へ向けて到着の準備を開始します。
この頃になって、初めてお隣の紳士と会話をします。ブラジル人紳士は香港への旅行帰りで途中娘だったか息子だったが住む場所に寄り、その帰りだそうです。飛行機も混んでいるし、奥様と席がバラバラになったのかな？と思いきや、奥様はエコノミークラスにご搭乗されているらしい。…いいのかな？許されるのかな？(笑)

大陸上空に差し掛かり、間もなくリオデジャネイロ、ガレオン空港に到着。まだ往路だから良いのですが、このフライトがあと少しで終わってしまうタイミングって名残惜しいですよね。
そうそう、海外では一般的にガレオン空港の名前で知られているリオデジャネイロのメイン国際空港ですが、ブラジルではガレオンよりもアントニオ・カルロス・ジョビン空港の略称、ジョビン空港で知られているっぽいです。
ボサノバ作曲家である方を名付ける空港なんて、ブラジルらしくてお洒落でいいね！日本で言えば成田がサムラコーチ空港ってなる感じか？

風向きがどっちになるかなぁと期待しておりましたが、生憎来たから南へ、陸側から海へ向かっての着陸。もっとも、ガレオン空港だとコパカバーナやイパネマの上空を通過して着陸する事はないのでしょうが、少し位ビーチが見れたならなぁと思うと少し残念。

どの国に行く時もそうですが、得に未踏の地に至る時、入国審査は緊張するもんです。入国スタンプマニアとしては情けない限りですが、この緊張感も楽しみの内。そう言えるのは日本のパスポートを持っているからこそでしょう。世界の裏側までやってきて入国不許可になったら洒落になりません。
とんでもなく面倒な思いをしてまでやっと得たブラジルのビザ、ここで入国拒否になったら残りの取得した有給をどうやって消化すりゃいいんだ？との私の不安をよそに、入国審査はほとんど私の顔も見ず、パスポートにガチャコーンとスタンプを押して終了。
さ、ここからがブラジル旅行だ！

アントニオ カルロス ジョビン国際空港 (GIG) 空港

この旅行記へのコメント （4）

• ムロろ～んさん 2016/08/02 22:06:40

  エミレーツの機内食！

  Salaamさん
  
  こんばんは、ムロろ〜んです。
  エミレーツで行かれたブラジル旅行記を再度拝見しました。
  
  プレートでの提供、ちょっと残念な気持ち分からなくないです。
  できたらお皿での提供、レストランのような感じのが良いなぁって思いますよね。
  食事もどれにしようか悩みます。
  
  そうそう、エミレーツさん、Ｂ７７７−３００ＥＲ機材も結構就航していますよね。
  東京からだとＢ７７７−３００ＥＲで、ソウルからだとＡ３８０で、不思議に思いました(^_^;)。
  Ｂ７７７−３００ＥＲのライフラット、確かに寝られなくはないのですが、フルフラットの方が寝やすいですよね。
  
  私も寝言あるので、できれば隣の方がいない方が気が楽です(^_^;)。
  
  
  ムロろ〜ん(-人-;)

  Salaamさん からの返信 2016/08/07 21:50:08

  RE: エミレーツの機内食！

  ムロさん
  
  毎度ご覧頂きありがとうございます。
  味覚が繊細ではない私に取っては味も大切ですが、プレゼンテーション方法が強く訴えかけてくるんですよね。その中でも、長距離便で、しかもイメージ戦略で売っているエミレーツがこれだったのはちょっと残念だったのです。
  
  そして380、やはり日本にも380が戻ってきてほしい！と常に思いますが当分ないでしょうね…。
  勝手な予想なのですが、一時的に成田にも380が就航しておりましたが、その後羽田と成田両方が運航するようになり、東京圏としての供給過多になっているのではないでしょうか。
  （ないでしょうけど）ソウルも仁川と金浦両空港にエミレーツ就航したら777や330になるかも？？
  いつぞや仁川着の380ファーストクラスにも乗りましたが、その旅行記は別な機会に…。
  
  暑い日々が続きます。なにとぞご自愛下さいませ。
  
  Salaam

• SuperManさん 2014/06/07 01:30:26

  シャンパンの写真

  今晩は！
  シャンパンの写真綺麗に決まってますよ！
  

  Salaamさん からの返信 2014/06/08 18:22:47

  RE: シャンパンの写真

  SuperManさん
  ありがとうございます。
  この一枚を撮る為に5回位撮り直してしまいました（笑）