北信濃ひとり旅

2010/11/12 - 2010/11/13

善光寺、渋温泉、地獄谷温泉、小布施と旅した時の旅行記です。
秋晴れのもと、一泊二日で思う存分楽しむことができました。

渋温泉は一人でも気兼ねなくぶらぶらできる素敵な温泉街でした。

エリア 湯田中渋温泉郷・志賀高原(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

長野に住む高校時代の友人と長野駅で待ち合わせ。

東京駅から長野新幹線あさまで長野駅まで。

まずは善光寺に向かいます。

「牛に引かれて善光寺参り」

ちゃんと、いますね〜。

山門。

善光寺の字をよく見ると、鳩が・・・。

本堂。
1707年に完成された江戸中期の仏教建築の傑作のひとつです。

ここの目的は、なんといっても「お戒壇めぐり」です！
板廊下でつながれた真っ暗闇の地下通路を手探りで進んで、本尊の真下にある「極楽のお錠前」と呼ばれる鍵に触れて戻ってくるというもの。鍵に触れると本尊と仏縁が結ばれ、来世の極楽浄土が約束されるというのですが・・・。いや〜、こんな暗闇はそうそう体験できないですね・・・。
前に京都の清水寺の隋求堂で胎内めぐりをやった時、一人だったので、前の人にぶつかっても、「あ・・・」くらいしか声を発することができず、辛かったので（笑）、ここは友達と入って、キャーキャー言いながら歩きたかったんですよね〜。良かった・・・。

ちょうど出てきたおばちゃんが、「錠前触れなかったわ〜」って、言ってたけど、そんなことあるのかな？もう一回やったら良かったのにな・・・。

そのあとは、門前で、おそばに、そばクレープ、おやきなどを食べまくり、友人と別れて、一人今日の宿泊地、渋温泉に向かいます。

特急は神奈川県民には懐かしい、小田急ロマンスカーです。
終点の湯田中駅まで。45分。

車窓から・・・。

朝まで雨が降っていたのにすっかり晴れて気持ちいいです。

湯田中駅からバスで7分のところに渋温泉があります。
私は、20分強？かけて、ぶらぶらと歩いて行きました。


ノスタルジックな雰囲気の渋温泉。私好みです！

着いて早々、浴衣に着替え、下駄をはいて渋温泉めぐりのスタートです。

渋温泉は外湯が9か所あります。宿泊者は無料です（大きな鍵をかしてくれます）。9か所ある外湯を全て回れば「九（く）で苦を流す」とされて、厄除け祈願が叶うと言われています。スタンプの押せるタオルを購入して外湯に入るごとにスタンプを押していきます。

明日は時間がないため、2時間半で9か所制覇しようではないか！
1か所15分くらいしか時間がありませんが、何とかなるでしょう。

この写真はどこだったかな・・・？もう忘れましたが、それぞれ、胃腸に効くとか、目にいいとか色々効能が違って、身体にいいお湯につかってるんだな〜とありがたく感じます。

最後の9番湯は、諸病に効くという結願湯の「大湯」です。
ここは、宿泊者でなくても、お金を出せば入れるそうですよ。

渋温泉のお湯は大変熱く、それぞれで水を足してでないと入れません。
先客がいないとしばらくおふろのふちでじっと待っていなければならず、その姿が自分でもおかしかったです（笑）。

そして、9つのお湯を制覇！！ふ〜。やった！
最後に高薬師でてぬぐいにスタンプを押したらおしまいです。


階段を上っていたら、がさごそ！
お猿さんが柿を食べてました・・・。びっくり！！

ここでスタンプがすべてそろいました。
いや〜。達成感がありますね。

一人でも十分楽しめる外湯巡りでした。

そしてじゃーん、これが手ぬぐいです。
スタンプ押すとこ、ちょっと間違えてしまいましたが・・・。

いい思い出になりました。

夜の温泉街。

下駄がカラコロ・・・。う〜ん、いいなあ。


静かに夜はふけていきます。

翌朝。
始発のバスに乗って、上林温泉まで向かいます。
そこから少し歩くと、地獄谷野猿公苑の入口があります。

30分程、こんな道を歩きます。
朝早いため、人通りはなく、ちょっと寂しい・・。

途中、「まむしに注意」なんと看板もあって、少し緊張。
でも朝早い空気。とても気持ちがいいです。

川が見えてくると、公苑の入口です。

オープン5分前に到着。

しばらくすると、係の人が「もういいですよ〜」と案内してくれます。
道沿いに進んでいくと、あれ？猿は？
まだ姿が見えません。

すると、係の人が、ピーっと笛を吹いたとたん、山から、数えきれないほどのお猿さんが下りてきました！
まるで猿の出勤風景です！！

ばらまかれたリンゴめがけて、あちこちでケンカ？が始まっています。
人間の事は全く無視！あっけにとられるとはこのことです。
猿が近くにいるなんて、緊張しちゃうだろうな〜と思っていたのですが、緊張するどころか、もっと私を見て！という気になるくらい、まったく人間眼中なしという感じでした。

リンゴがなくなると、やっと落ち着いてきました。


ん？・・・あの〜。温泉につかる姿を見にきたんですが・・・。
何故か温泉を飲むばかり・・・。？

やっと温泉に入ったと思ったら、エサめあてに動く動く・・・。
ちっともじっとしてくれない。

瞑想している姿を見にわざわざ来たんですがね・・・。

とにかく動く、動く・・・。


でもよく見るとかわいい。

親子連れは本当にかわいいです。

赤ちゃん猿は、お母さんにくっついて離れません。
癒されました。



帰りは、駐車場から渋温泉の裏手に出る車道を45分程かけて歩いて宿に戻りました（地図を見て、行けるだろうと判断し決行しました）。ちょっと薄暗いし、車も結構通るので、女性の一人歩きはあまりお勧めしませんよ〜。

さて、宿をチェックアウトして、最後の目的地、小布施に向かいます。

まずは歩いて30分程のところにある「岩松院」へ。

ここの天井には、葛飾北斎が89歳の時に描いた21畳の大きさの鳳凰が残っています。以前は寝転がって見るようになっていましたが、今は少しの振動でも顔料が落ちるとのことで、椅子に座って見るようになっています。
すごい迫力のある絵がそこにはありました。必見です。

小布施は栗で有名ですが、そこここに、リンゴの木が。

何となく甘い香りがして、気持ちよく歩けます。


レンタサイクルもありましたが、人通りも多いし、歩道も狭いところが結構あるので、歩いてまわるのがいいかもしれません。

おなかが空いてきました。

これは、味麓庵さんの福栗焼です。

出来立てを1個だけ購入し、ほくほくしながら食べました。
おいしかった〜。

そして間髪入れず、栗おこわも食べに行きました。もちろん美味しい。

こちらは、栗の小路。
雰囲気ありますよね〜。

ここらへん、たくさん人がいたのですが、一瞬人通りが切れたので、パチリといい写真が撮れました！

ところで、この近くにあった、北斎館。
私は普段美術館や博物館関係はあまり見学しないほうなのですが、ここは絶対に行ったほうがいいです。北斎が晩年小布施で描いたといわれる肉筆画を中心に展示してあるのですが、北斎の才能を再確認できる印象深い展示館でした。小布施に行かれる方は是非！

街の中心地にある大きな木・・・。

このあたりは、観光バスがひっきりなしに着くところで、お土産屋さんもいっぱい。ものすごい混雑でした。

民家と風景がマッチして素敵です。

この後、モンブランを食べようとカフェで順番を待っていたのですが、あまりに待たされ、時間がないと諦めお店を出たら、5時過ぎなのに真っ暗でもうお土産屋さんも店じまい・・・。最後に小布施牛乳のソフトクリームだけでもたべたかったのにな・・・。泣く泣く小布施を後にし、帰途につきました。

一泊二日ではありましたが、かなり満足する旅となりました。渋温泉は、一人でもカップルでも楽しめる温泉だと思います。おすすめです！

この旅行記へのコメント （4）

• みかりさん 2014/01/02 23:42:56

  あけましておめでとうございます

  やまやまさりーさん
  
  あけましておめでとうございます。
  今年もお互いに素敵な旅が出来ます様に！
  
  昨年は出雲旅、ご訪問＆ご投票ありがとうございます。
  やまやまさりーさんの出雲旅も参考にさせてもらい、長い旅を
  して来ましたが･･･最初から電車は遅れるし、全日お天気は悪いしで
  なかなか大変でした。玉造温泉ではおしろい地蔵様も忘れてしまったし･･･
  
  山陰は交通の便が思ったより悪くて、思い通りになかなか周れませんね。
  改めて旅行記見させていただいて、私ももう少しのんびりとした旅を
  したかったな〜と少し反省してしまいました。(苦笑)
  
  信州旅行にも行かれたんですね。地獄谷のお猿可愛いですね。
  私も１度見に行ってみたいです。小布施も散策が楽しい町ですよね！
  信州は素晴らしい温泉も多いし、見所も多いしひとり旅でもたっぷりと
  楽しめそう。私も雪の温泉でも行こうかな〜と思ってしまいました。
  
  今年も、宜しくお願い致します。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みかり
  

  やまやまさりーさん からの返信 2014/01/03 00:03:55

  RE: あけましておめでとうございます

  みかりさん、あけましておめでとうございます。
  
  出雲の旅行記、楽しく読ませていただいています！
  先ほど、境港の旅行記に訪問させていただきましたが、楽しそうなところですね〜。一人で行っていたら、私も同じような行動をしそう・・・（一人つっこみみたいな？鬼太郎相手にポーズを頼むところとか、笑ってしまいました！）。観光客が少ないと、一人だとちょっと気になるところってありますよね〜。お土産は、私はついついたくさん買いすぎてしまうほうです。
  写真に写っていたグッズや食べ物、どれも購買意欲を掻き立てられるものばかりでした。
  
  私の周りには、女性一人旅をする人がほとんどいないので、みかりさんの旅行記はとても参考になります。
  お互いに、これからもいい旅ができたらいいですね。
  
  今年もどうぞよろしくお願いします。
  
  
  やまやまさりー

• kosumosuさん 2013/12/31 09:13:09

  おはようございます(^^)v

  やまやまさりーさん、おはようございます(*^^*)
  
  一人温泉旅いいですねー!
  私はなかなか一人旅の勇気がでず、まだ決行できてません…(TT)
  落ち着いたこちらのような温泉街なら、一人でもゆったりと過ごせそうですね(*^^*)
  
  これからもよい旅を満喫してください♪
  また遊びにきます!
  あと、フォローさせて頂きます(*^^*)
  
  kosumosu

  やまやまさりーさん からの返信 2013/12/31 14:15:28

  RE: おはようございます(^^)v

  kosumosuさん、初めまして。
  
  この度は、私の旅行記に訪問＆投票ありがとうございます。
  
  家族や友人と行く旅行もいいのですが、前々から一人旅が好きで好きで・・・。一人でも浮かないような（？）温泉地を探しては、旅に出ています。
  旅の予定がないと、仕事する気も起きない性格のようです・・・。
  
  なかなか毎日、4トラの旅行記には目が通せないのですが（そして自分もアップできない・・）、またkosumosuさんの旅行記にもお邪魔させてください。
  今後ともどうぞよろしくお願いします。
  
  やまやまさりー