2011/08/24 - 2011/09/07
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prinprinさん
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バルセロナは、地中海に面した港町。
マドリッド周辺やアンダルシアは、カラッとしていましたが、バルセロナは蒸し暑かったです。
人口150万人スペイン第2の都市。 17の自治州の1つ、カタル?ニャ自治州の州都。
バルセロナはローマ帝国によって築かれた小さな町でした。街全体が城壁に取り囲まれ、人々はその中で生活していました。
19世紀に産業革命が起き、バルセロナでは紡績業が発展して、城壁の中だけでは手狭になっていました。
ところがマドリッドの中央政府は、バルセロナの勢力拡大を恐れ、街の規模を大きくする許可を与えませんでした。
人々は今の旧市街に押し込まれ、衛生状態も良くなかったといいます。
グラナダ21:57発の夜行寝台で、
9月1日 9:30 バルセロナ・サンツ駅到着。
1等個室(1人用と2人用があります)だったので、シャワーは付いていませんでした。
駅構内(北東の角)のバイキングレストランで朝食を食べました。いろいろ取ったので、3人で56ユーロもしたけど、おいしかったです。
RENFE(空港線)の乗車券売り場が行列だったので、街の中心地パセジ・ダ・グラシア駅そばのホテルまで、タクシーで行きました。
スペインに来て初めて無愛想な運ちゃん、バゲッジ料金もしっかり加算しました。スーツケース3個で5.1ユーロ! 合計 13ユーロ。
高いのは、タクシーだけではありませんでした。 ホテルも拝観料も、首都マドリッドより高いです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
11:00 ホテル・アベニーダ・パラセ:
ロビーにアールデコ調の階段がある、4つ星ホテルです。
3人で、219ユーロ。 (マドリッドは、中心地ソル駅3つ星、96ユーロでした。)
早いけどチェックインしてくれました。
よかった、シャワーを浴びてから観光に行ける。
立地抜群なので、休憩しにホテルに帰って、シャワーを浴びる事ができました。 -
バルセロナの目抜き通り・グラシア通りには、不調和の街区と呼ばれるモデルニスモ建築が5軒並んでいる一角があります。右端がカサ・バトリョ。(夕方行きます。)その左はプッチ・イ・カダファルケの建築。
19世紀半ば、ようやく街を広げることを許されたバルセロナは、広い道路が張り巡らされ、1辺が115mの碁盤の目になった新市街を建設していきました。
建築基準が緩和され建て直しが許されると、リフォームが進みます。
バルセロナの建築家たちは、自分たちだけの独自の街を、自由に一から創り上げようと奇抜な発想で、見たこともないような建物を出現させていきました。
ガウディもその中の1人でした。 -
こんなにきれいなビルも。ドゥメナク・イ・モンタネーが建築したカザ・リェオー・ムレラ(医師リェオー・ムレラの家)
この1階が、ロエベです。今工事中で、カサ・ミラの大通りを挟んで向いで、仮営業していました。
新市街ができ始めた頃、バルセロナの建築家達が生み出した独特な建物は、モデルニスモ建築(英語:モダニズム)と呼ばれました。
華やかな装飾と曲線を多用した、スペイン版アールヌーボーです。
南ヨーロッパやアラビア風の柔らかな雰囲気に、スペインの伝統的な様式を合わせ、さらに建築家それぞれが自分なりのアレンジを加え、個性的なスタイルを提案しています。
どれだけ独創的なデザインを生み出せるか、建築家達の競争心に火をつけ、彼らが生み出した実験的な建物が、結果としてバルセロナの強烈な個性を創り上げていきました。 -
カサ・ミラ: 通称ラ・ペドレラ(石切り場)
ガウディの手がけた建造物の7つが世界遺産になっています。
こちらは、ガウディが設計した集合住宅。
外側は、波打つ地中海をイメージした曲線の壁と、黒い鉄製の凝ったバルコニー。
「地球の歩き方」最新号には11ユーロと書いてあったけど、14ユーロ。携帯電話型のオーディオガイド(4ユーロ)。日本語はありません。
マドリッドとバルセロナの拝観料は、どこも値上がりしていました。 -
入口を入ってエレベーターに乗ったら、屋上に着いてしまいました。
様々な高さの煙突が独創的で、階段でつながっています。 -
遠〜くに、明日行くサグラダ・ファミリアが見えました。
←8倍で撮っています。 -
階段を下りて最上階は、夏の換気・冬の保温の為に造った、洗濯干し場だった所と、ガウディ博物館になっています。
所々に置かれている岩のようなベンチは、柔らかいんです。
19世紀末、ヨーロッパ画壇ではまだ印象派が活躍し、電気が登場し始め、フロイトが「夢判断」を出版した時代でした。
綿繊維・織物産業の発展から好景気に沸くバルセロナのブルジョア達は、建築家に惜しみなく資金を与え、その活動を支えました。
その支援を受けて、「モデルニスモ」の芸術様式が席巻しました。 -
その下の階は、住宅部分の展示をしています。
吹き抜けが広いので、部屋が明るいですが、意外にもシンプルな部屋でした。 -
カタルーニャ音楽堂:
ガウディーのライバル、モンタネールの最高傑作といわれるコンサートホールです。
昼間は入れるのは、ガイドツアー(12ユーロ)だけで、夜はコンサートが行われます。
チケットの発売開始が1週間前なので、スペインに着いてから、インターネットで、15:00英語のツアーを予約しました。(プリントアウトをホテルに頼まないといけないので面倒です。)
モンタネールは、当時ガウディより人気があったそうです。
ベランダの手すりの下の部分は、ガラスでできていますが、現在はプラスチックで修復しています。 -
←館内は撮影禁止なので、写真は絵葉書です。
柱は様々な花のモザイクで飾られていて、ガウディとはまた違って、女性的な印象を受けます。
小ぶりのコンサートホールですが、2000人以上入れるように設計されています。
舞台中央にパイプオルガンがあり、天井の現代的なステンドグラスがきれいでした。
1階では今晩のコンサート(英国のゴスペル)の準備をしていました。
入口のスクリーンでビデオを見る→1階座席→3階バルコニー席。3カ所とも座席に座って説明を聞くので楽でした。 -
カサ・バトリョ:
「街で一番目立つ建物を」をいう紡績業の資産家バトリョ氏の依頼で、1904~06年ガウディがリフォームをした邸宅です。
カサ・ミラより混んでいました。 オーディオガイド込み、18.15ユーロ。(日本語あり!)(マドリッドは、王宮でも10ユーロでした。) -
みんな、携帯電話型のオーディーオガイドを片手に、聞きながら階段で上がって行きます。
カサ・バトリョは、カサ・ミラと違い、内部も曲線を使った部屋です。
木製の窓枠など、和やかな感じがします。
この外は、広いテラスになっています。 -
部屋の出入り口も、曲線で縁どられています。
シャンデリアもすてき。
なるほど、これは住んでみたいけど、‥‥
バルセロナは、ハプスブルグ家からブルボン家(フランス)に変わる時起きたスペイン継承戦争(1701〜 1714年)で、反ブルボン家側(イギリス、オーストリア)についてスペイン王家に反逆した事になり、自治権を剥奪されカタルーニャ語が禁止されています。
また20世紀フランコ独裁政権の時代にも、40年間禁止されました。 -
ガラスが割れたら、ガラス屋さん修理できるかしら? (ここはブルジョアの家です!)
ガウディはただ奇をてらっていたわけではなく、「住む人が自然を感じる空間」を理想としました。 -
中央の吹き抜けは狭いですが、下に行くにしたがってグラデションが薄くなり、下階の部屋も明るくなるように考えられています。
スペイン名物「タパス」料理の語源を紹介
1、タパスは、「蓋」を意味します。19世紀に居酒屋で、パンやつまみの小皿をワイングラスにかぶせ、虫が入るのを防いでいた。
2、兵士が酒を飲みすぎるので、王様が何か食べさせようと考えた。グラスにつまみを入れれば、飲みづらくなって、一石二鳥。 -
屋上の煙突。
この日払った入場料は、3軒で約1万5千円(44.15ユーロ×3人)。
娘、「バルセロナはボッタ!(ぼったくり)」
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