2012/12/28 - 2012/12/28
34位(同エリア109件中)
Rinさん
魔女の街ゴスラーの旅 後編です。
ゴスラーでの時間はたっぷり取っていたつもりでした。
しかし、そのことに調子に乗って前半のんびり観光していたらあっという間に時間がたってしまいました。
ゴスラーは木組みの家やスレート壁の家など素敵な家が多かったので思わず立ち止まってしまうことが多かったのが原因でしょうね。
到着した時はそのあまりの寒さに震えましたが、観光するにつれ心もち気温も上がって来たようでそれほど寒さも気にならないような気がしました。
写真もいっぱい撮ったつもりでしたが、今こうしてみてみると…思ったようには撮れていない…。
やっぱりカメラって難しいですね(>_<)
ゴスラーの街は
ノイヴェルク修道院〜ヤコブ教会〜街歩き〜皇帝居城〜ドーム・フォア・ハレ〜マルクト広場(グロッケンシュピールの仕掛け時計・クリスマスマーケット・市庁舎・ホテルカイザーヴォルト)〜ローミュレの水車小屋〜マルクト教会
とまわりましたが、皇帝居城までは前半の旅行記でご紹介しましたのでここではドーム・フォア・ハレからの後半をどうぞ。
日程
12/27(木) 関空〜上海〜(1冊)
12/28(金) 上海〜フランクフルト〜ゴスラー〜ヒルデスハイム〜ハノーバー(4冊)
12/29(土) ハノーバー〜ブレーメン(2冊)
12/30(日) ブレーメン〜リューベック〜ハンブルク(ミュージカル「ターザン」鑑賞)(3冊)
12/31(月) ハンブルク1日観光ミュージカル「ロッキー」鑑賞
1/1(火) ハンブルク〜シュベリーン〜ヴィスマール〜ハンブルク(2冊)
1/2(水) ハンブルク〜フランクフルト〜
1/3(木) 〜上海〜関空
番外編 お土産編(1冊)
詳しいスケジュールは↓
http://tabisuke.arukikata.co.jp/schedule/54402/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
皇帝居城の観光を終えてくてく歩くと
ドームフォアハレ(Domvorhalle)に到着。
ここは一見小さな礼拝堂のように見えますが、1050年にハインリヒ3世が建設した聖シモンとユダ教会(St. Simon ans St. Jude)の玄関ホールです。
その後荒廃し1820〜1822年に老朽化のため取り壊され、北扉口の張出部分だけが残され保存されています。
建物の前にある石像の頭部(写真手前)はなんでしょうか?
これだけ建物の前に転がっていたのが不思議…。
ゴスラーの旅前半は↓
http://4travel.jp/traveler/applejuice/album/10738614/ -
中に入ることは出来ませんがガラス越しに中を覗くことが出来ます。
-
さてドームフォアハレの前に伸びている大通りHoher Wegを歩きます。
魔女の街らしくお店の前には魔女の人形が座っています。
アルバムの表紙の写真はこの魔女です。 -
かわいらしい街並みが続きます。
左奥の茶色い建物はレアルシューレRealschule Hoher Weg(実科学校)。
ドイツの学校制度のひとつで大学ではなく、実技を身に着ける学校です。 -
素敵な建物!
カフェの様です。 -
ここにも魔女がいてました。
-
マルクト広場に到着。
クリスマスマーケット開催中でした。
ちなみにクリスマスマーケットはドイツ語で「Weihnachtsmarkt(ヴァイナハイツ・マルクト)」と呼ばれます。
なんと1393年に始まった歴史あるクリスマスイベントなんだそうです。
クリスマスマーケットは、キリストの生誕を祝うクリスマス(12月25日)とその前4週間の準備期間(アドヴェント Advent)の間に、ドイツを中心にヨーロッパの各都市の広場で開かれます。
普通はクリスマスが終わるとクリスマスマーケットも終了するのですが、いくつかの都市では年末まで開催されているようです。
http://www.germany-christmas-market.org.uk/
で開催時期を調べることが出来ます。
今回はそのことを知らずに日程を組んでいたのですが、たまたまゴスラーでは年末までクリスマスマーケットを開催中でラッキーでした。 -
クリスマスマーケットの小屋はヒュッテと言います。
クリスマスマーケットでは、クリスマス関連の小物やグッズ、冬にぴったりの体の温まるグリュワインや、ドイツのクリスマスにかかせないデザート・シュトーレン、熱々のソーセージなどを販売する露店が立ち並びます。
見て歩くだけでも楽しいです。
そのせいか広場は人でいっぱいです。 -
この時間にこの広場に来たのはグロッケンシュピール(Glockenspiel)の仕掛け時計を見る為。
仕掛け時計は9時、12時、15時、18時の1日4回。
私の滞在時間中に動くのは12時だけ。
これを見逃すわけにはいきません!
しかしクリスマスマーケット開催中の広場ではこの仕掛け時計を見られる場所が限られています(>_<)
何とか見る場所を確保して12時を待ちます。
12時になると仕掛け時計は美しい鐘の音色と共に騎士ランメルによる伝説的な鉱脈の発見から始まります。
まずは真ん中の扉だけが開いてそこに馬を挟んでを人形が2体動いています。
伝説によると昔ランメルという騎士が狩りの途中、ランメルスベルクに馬を残し森の中へ入って行きました。
馬はご主人の帰りを待ちながら蹄で地面をひっかき、蹄の間に銀の破片がはさまりました。
これがきっかけで鉱脈が発見されたそうです。
仕掛け時計はこの場面を表しているんだと思います。 -
次に近代まで各時代の採掘の様子を再現したランメルスベルク鉱山の歴史を物語る人形が動き出します。
5分ほどで仕掛け時計は終了。
まばらな拍手が起きていました。
見られる場所が限られているせいもあるのでしょうが、クリスマスマーケットに気を取られている人が多く見ている人はあまりいませんでした。 -
さてここからは広場をウロウロ。
普通なら見渡せる広場もクリスマスマーケット開催中は見渡せません。
広場を建物に沿って歩きます。
まずはツーリストインフォメーション発見。
中に入ってみましたが…めぼしいものはありませんでした。 -
有名なカイザー・ヴォルト(Kaiserworth)もこんな感じで撮るのが精一杯。
ここは1494年に建てられた盛期ゴシック様式の建物で、元は織物屋と仕立屋のギルドハウスでした。
せり出した小塔や、屋根に設えられた小窓などがひときわ豪奢です。
灰色のスレート瓦と美しい木組みという、ゴスラーの典型的な建築群のなかでも
この建物は際立った美しさと豪華さで目を引きます。
生地仕立て業者のギルドはゴスラーで最も栄えた豪商達からなり、斜め向かいにある市庁舎を凌ぐ建物を建てたのでした。
約200年前からはホテルとして利用されるようになり、現在も営業中です。 -
ちなみにカイザー・ヴォルトという名前は、外壁の狭い壁龕に配されたバロック様式の諸皇帝(カイザー)の木像(合計8体)に由来します。
-
しかしこの建物でも注目はなんといっても…
「ドゥーカーテンメンヒェンDukatenmannchen(ドゥカーテンの小男)」
なんとお尻から金貨を出しています。
ドゥーカーテンとは金貨のことで、当時のゴスラーの財力と繁栄を表しているのだそうです。 -
これはグロッケンシュピールの仕掛け時計がある建物。
スレート壁がいいですね。 -
さて再びマーケットへ。
小屋に木が生い茂るように飾られています。 -
さて、朝おにぎりを食べたっきりでお腹が空いてきました。
アルコールはあまり飲めないのですが、グリューワインは体が温まるという話を聞き挑戦です。
ちなみにグリューワイン(グリューヴァインとも言います)は、ワインと香辛料などを温めて 作るホット・カクテルの一種で一般的には赤ワインで作られます。
クリスマスマーケットではつきものの飲み物です。
カップは持ち帰ることも出来ますが、カップを返却すれば2ユーロ返してもらえます。
カップは各店共通のゴスラーオリジナル。
このカップのコレクターもいるとかいないとか(笑)
ツーリストインフォメーションではこのカップの販売もしていました。
飲んでみると…ほんのり甘く飲みやすい!
そして体があったまります。
そして頭もちょっとボーっとしてきます(笑)
アルコール本当に弱いんですよ、私。 -
さてカップを片手にウロウロ。
市庁舎は修復中でしたが、階段を上ることは出来ましたので階段から広場を見渡してみました。
広場がお店でいっぱいなのがよくわかります。
市庁舎の中も見学してみたかったのですがとてもそんな時間はなさそうなので諦めます。 -
なので皆さんの旅行記で見るような写真は撮れません…。
でもこれはこれでいいかなぁ。 -
さて飲んだだけじゃ当然お腹は膨れません。
何を食べようとウロウロ広場を探し回ります。
で、悩んだ末こちらのお店でおひるごはん購入。
何を買ったかと言うと…。 -
こちらSpanferkel 4.8ユーロ。
豚肉をパンにはさんだもの。
マスタードをたっぷりつけました。
お肉をいっぱいはさんでくれるのでかなりボリュームあります。
これ1個でお腹いっぱいになりました。
ジューシーでめっちゃおいしかったです。 -
お腹がいっぱいになった後は街歩き。
素敵なドア!と思って撮った1枚。 -
これまた見事なスレート壁。
-
素敵なショーウィンドウだなぁ。
何屋さんだろう?
と中を覗いてみると…美容院\(◎o◎)/ -
マルクト広場はすごい人でしたが、ここは静か。
-
こちらはレストランヴォルトミューレ。
半分川に沈んだようなレストランです。
ハルツ風シュニッツェルが有名なお店のようです。
食べてみたかった気持ちはあるのですが、お腹は一杯なのでパス。
こういう建物を見ると水害の多い日本人としては台風や洪水の時は大丈夫なんだろうか?と思ってしまいます。 -
ミュージアムの看板がかかっています。
地図を見るとゴスラー博物館の様です。
時間がないのでこちらも外観だけ。 -
その先にはローミューレと呼ばれる水車小屋があります。
1510年に造られた水車小屋で、ゴーゼ川の水を利用して樹皮をつぶして皮のなめしに使うタンニンを抽出するのだとか…。
かつては40以上水車小屋があったそうですが、現在残っているのはここだけだそうです。 -
さらにてくてく。
-
マルクト広場に戻ってきましたその周辺の建物を見て歩きます。
こちらはベッカーギルデハウス Baeckergildhaus、1557年造。
ブルストトゥーフの隣にあります。1557年にパン職人のギルドハウス(組合会館)として建てられました。 -
右側の壁には無冠の鷲とパンの紋章があります。
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その横の建物。
青空だと本当に写真が映えますね! -
-
Hoher Wegを再び歩いていると前の団体さんが建物の中に入っていきました。
つられて中に入ると…こんな感じ。
右側の部屋の中を覗くとお店でした。 -
再びマルクト広場に向かって歩くとブルストトゥーフ到着。
1521年に建てられた貴族の館です。
マルクト教会の向かいに建っていて、現在はホテルになっています。
壁の彫刻や出窓を支える人の顔などの彩色が見事。 -
これがマルクト教会。
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教会の塔に登ることが出来る様です。
取りあえず塔があれば何でも登るという性格なので当然登ります。 -
入場料2.5ユーロ。
チケット売り場もクリスマスしてました。 -
高さ66メートルの塔上まではひたすら階段上がっていきます。
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ここでちょっと面白かったのが階段の一段一段にこの階段が何段目なのかというプレートが貼ってあったこと。
ちなみにこれが一番上の段に貼ってあったプレート。
231段の階段を上っててっぺんに到着しました。
頑張りました(笑) -
最後の階段はこの様にかなり急になっていたのでちょっと怖かったです。
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頑張って登った甲斐があって素晴らしい景色が見渡せます。
建物が道に沿って曲がって建っているのがわかります。 -
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右側の手前の広場がマルクト広場です。
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マルクト広場でクリスマスマーケットが開催されているのがわかります。
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風景を見ている時頭上の鐘が鳴りだしました。
ちょうどその真下で写真を撮っていた人はびっくり!
言葉はわかりませんでしたがジェスチャーでそれが伝わってきました。 -
塔を出ると子供が何か熱心に見ています。
何かと思うと…。 -
本物のロバなどの動物がいてました。
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マーケットのお店を覗くとかわいらしい木組の家のミニチュアが。
かわいい♪ -
さて次はマルクト教会の中を見学します。
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身廊の東側には祭壇がありました。
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立派な説教壇がありました。
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アダムとイブ
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キリストの誕生(左)と受胎告知(右)の場面。
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綺麗なステンドグラスが飾られていました。
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アーチが綺麗です。
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マルクト教会を出ると再びマルクト広場へ。
市庁舎の写真を撮ろうと思ったのですが、修復中なのとかなりの部分がクリスマスマーケットの小屋で隠れてしまって撮れませんでした(>_<) -
クリスマスマーケットでは子供が喜びそうな乗り物もありました。
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こちらは広場の噴水 Marktbeunnen
マルクト広場中央にあるゴスラーのシンボルでもある1230年に作られた噴水。
冠をかぶった帝国の鷲が両翼を広げる、2つ(上と下)の池を持つ噴水(泉)があります。
噴水はちょっと高くなっているので、グロッケンシュピールの仕掛け時計を見たのもここから見てました。 -
噴水の下の部分のを見ると、つららの様なものが(>_<)
寒いはずです。
ちなみにこの彫刻は魚に飲み込まれたヨナ。 -
そろそろ駅に向かわないと時間になって来ました。
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駅に向かう途中シューホフというゴスラーで最も古い広場を通りました。
アーケードが素敵です。
この広場でもクリスマスマーケットをしていました。 -
広場の周りの建物ではこんな飾りをしているところも。
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駅に向かう途中の道でかわいらしい看板が連なっているのを発見。
そんなことしていたら時間ギリギリ。
急いで駅へ向かいます。
次の旅行記、ヒルデスハイム編へ続きます。
http://4travel.jp/traveler/applejuice/album/10741617/
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