2012夏パリ美術館巡りの旅～23．ベルサイユよりいいかも？のフォンテーヌブロー宮殿・前半

2012/08/21 - 2012/08/27

今回はフリーツアーでオペラ座近くのプチホテル滞在、飛行機はANA。
現地では美術館パスという各種美術館や観光スポットに無料で入れるパスと地下鉄やバスなど1週間（厳密には月曜～日曜日）乗り放題パスNavigo d?・couverte（ナヴィゴ・デクベルト） 買っていざ観光に出発です。

レオナルド・ダ・ビンチをフランスに招聘したフランソワ1世やナポレオン、ナポレオン3世ゆかりの狩猟用宮殿です。

ベルサイユ宮殿に比べるとかなり知名度は落ちるかもしれませんが個人的にはこちらの方がオススメ。

フランスで宮殿を見たいけど、ベルサイユでなくてもいいという場合はフォンテーヌブロー宮殿はいかがでしょうか？

パリから半日バスツアーもあるし、自力でフランス国鉄とバスを使って行くのも楽しいです。

写真は三位一体教会。

エリア フォンテーヌブロー(フランス)

鉄道使うならこちらから。

フランス国鉄リヨン駅です。大きなターミナル駅です。
もちろん地下鉄路線も多数乗り入れており、便利な駅です。
駅舎も立派。

こちらのリヨン駅は電光表示やピクトグラムによる表示がとても充実してました。
電車の発車時刻や経由、行き先も書いてあって助かります！

こちらの電車は1時間に2本運行。便利です。

こちらの電車ですね。

カラフルでポップな車両です。

内部は2階建て。
Maxやまびこみたいですね。

平日朝の電車ということで学生さんぽい人がたくさん乗り込みます。

電車の2階に乗り込みます。
観光客は少なそう。

地下鉄と違ってスリの心配はなさそう。と言っても油断はできませんが。

定刻に発車しました。
フランスの鉄道はストライキが頻発していて信用できないと言うことですが、今回は大丈夫。

線路の姿は万国共通かな・・

パリ・リヨン駅を発車して20分くらいでこのような景色です。

パリは大都会ですが、EU最大の農業国、食糧自給率余裕で100％越えのフランス、のどかな風景が広がってます。

こういうところに住んだら平和そう。

定刻、約40分でこちらフォンテーヌブロー・エイボン駅到着です。

パラパラ降りる人は地元の人かなあ・・

駅のホーム。
あまり大きな駅ではないんですね。

下車するときはたしか改札がなかったような・・

すぐそばのバス停からフォンテーヌブロー宮殿行きのバスに乗ります。
いくつかのバス路線がありますが、フォンテーヌブロー宮殿の表示があったり、迷わずにすみました。本数は1時間に3-4本くらい？
地元の方でバスは結構な混雑。観光客向きと言うより、明らかに地元民向けの路線バスでした。

15分くらいで最寄りバス停到着。

chateauというバス停だったような？
こちらが降りたバス停の前の写真。

帰りのバスの時刻をチェック。
1時間に4本くらいありそうですね。心配ないでしょう。

裏口から入ってしまったようですが、フォンテーヌブロー宮殿の正面にやってきました。
ちょっと地味・・？

中央の緩やかなカーブの階段が有名だそうです。

9時半開園です。
9：27頃撮影。
ちらほら観光客が写真撮っていて、オープンを待ってます。

庭園の手入れされた植木は見事ですね。

こちらのナポレオン三世の上りのあるところが入り口でした。

入り口は小さいですが・・中はもう広くて大変です。

では定刻に入場。まだぱらぱらしか観光客はいません。
美術館パスで大丈夫です。オーディオガイドあり。

午前中にツアーの団体さんが結構多いようでのんびりしていると団体さんに巻き込まれて動きが取れなくなるかも。

さっそく回廊が延びているし、豪華な雰囲気むんむんです。

豪華なステンドグラス。
まだまだ序の口です。

入ってすぐのところにあるお部屋。

青い壁が上品で落ち着いた雰囲気です。

で、こちらはセーブル陶器のお皿が山のように展示されています。

模様が1枚1枚異なっていて、豪華です。

ナポレオンの間です。

フォンテーヌブロー宮殿にゆかりのある人と言えば、ナポレオンも。
豪華な衣装の肖像画です。

ナポレオンの最初の奥さん、ジョセフィーヌさん。

戴冠式の時の装いだそうです。

こんな豪華な壺もゴロゴロ。

確かナポレオンのベットだったはず。

さらに進むと、こんなかわいらしい壁紙のギャルっぽい部屋もありました。
女性向けの喫茶店にありそうな雰囲気。

進むと豪華なお部屋も続々。
段々豪華なモノをみても驚かなくなってくる・・？

こんな中国趣味のお部屋も。毛羽さは認めます・・・
これは19世紀のもの。

同じく中国趣味の部屋。

ええと、オーストリアのアン王女の寝室だそうです。
8世紀にわたって支配者階級が多数暮らしていたフォンテーヌブロー宮殿、王様やえらい人の名前が次々と出てくるので混乱します。

エンジと金色がいかにも王族、といった寝室かな。
1660年代だそうです。

天井も金ぴかです。
ゆっくり眠れるのかなあ・・

やはりこういう宮殿にはタペストリーは欠かせないですね。
状態よく保存されてます。

応接室かな。

タペストリーづくし。

後でたくさん写真とりましたが、三位一体礼拝堂。
2階の部分だそうです。

では、このフォンテーヌブロー宮殿がらみの一番の有名人？フランソワ一世の回廊です。

ずらりと美術作品に囲まれた木目調の空間。
観光客はほお〜と見とれながら撮影バシバシ。

フランソワ一世のトレードマークだそうです。
「火トカゲ」

ポケモンのキャラクターみたいです！

絵画やら、木工作品やら。

こんな椅子もありました。
もちろんフランソワ一世のトレードマーク付き。

お隣の天井の木目細工が美しい部屋は衛兵の間。

こんな豪華なんですね。天井の細工はこちらが一番かなと感じました。
イタリアっぽい雰囲気ですかね。
イタリアから多数職人を連れてきて絵画やら芸術部門を充実させたそうで。

お次は舞踏の間。
確かに広い。

木目が主調なので穏やかな感じですね。

柱のアーチも見事に飾り立てられています。

天井。
これは日本でも見かけそうな模様かも。

舞踏の間、さすがに広々してます。

お次は教会。舞踏ホールのお隣が教会になっています。

で、二階建ての教会。名前は発音わかりませんが
Saint-Saturninだそうです。

緑色が基調で落ち着きますね。もちろん豪華ですけど。

お次の部屋はかなり趣きが異なります。
rotondoって書いてありましたけど・・なんでしょう。

おっと、目を引くキュートな白い彫像。
ポーズがなんとも印象的です。

フランソワ一世のためにイタリア人のピッコロ・ペリコリが制作したそうです。

割とシンプルな部屋なので彫像が引き立ちますね。

ルイ13世の間。

これくらいのお部屋が案外普通に見えてしまう・・
恐るべし、フォンテーヌブロー宮殿。

長くなったのでここで分割します。

フォンテーヌブロー宮殿がらみで撮影した画像は300枚以上でした。
ピンぼけですぐに消去した画像もありましたけど。

とにかく8世紀にわたるフランス文化（イタリアからかなり人材やら投入してますが）の華を見られるのですから、素晴らしい被写体ばかり。いいカメラが欲しくなりますね。