2026/08/29 - 2026/08/29
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東京・丸の内の三菱一号館美術館で6月13日に開幕した展覧会「カフェに集う芸術家たち:印象派、トゥールーズ=ロートレック、ピカソまで」6月に一人で、7月に妹と一緒に行っていますが、一部展示が変わっていることから3回目行ってきました。展示替えとなったものを中心に紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線
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Chapter 1 カフェを描くカフェを描く─レアリスムから印象派へ
Section 1 近代絵画の誕生とカフェ
アルマン・ギヨマン「ロバンソンの散歩」1878年頃 ポーラ美術館
パリの南に位置するロバンソン(現ル・プレシス=ロバンソン)の風景。ロバンソンは、19世紀半ば頃からにぎわっていた行楽地でした。ジョゼフ・グースカンが、冒険小説の主人公たちの洞窟や樹上の生活に想を得て、1848年、栗林の大きな木の上に建てた数軒の小屋を階段で結んだ「オ・グラン・ロバンソン」というガンゲット(ダンス・ホールを備えたカフェ・レストラン兼居酒屋)を開店しました。以降、ガンゲットは瞬く間に増え、川での舟遊びなどに興じる人々が押し寄せるようになりました。ギヨマンは、本作品でガンゲット「ル・ヴレ・ダルブル」が建つ通りの光景を明るい色彩で描いています。ロバンソンでは、画面左に描かれているロバに乗って散策するアトラクションも人気を呼びました。ポーラ美術館 美術館・博物館
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エドガー・ドガ「馬上の散策」1867-68年 ひろしま美術館
ドガは、印象派を代表するひとり。全8回の印象派展のうち、7回出品していますが、他の印象派の画家たちとは異なり、戸外の光のもとで制作するよりも、屋内で人物を描くことを好みました。大胆な構図で都市の暮らしをありのままに描いたことで知られています。ひろしま美術館 美術館・博物館
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エドガー・ドガ「右手で右足をつかむ踊り子」1896-1911年 ひろしま美術館
ドガは、油彩のほか、版画、パステル、写真、彫刻にも熱中したことで知られています。 -
ガストン・ラ・トゥーシュ「踊り子」制作年不詳 国立西洋美術館
国立西洋美術館 美術館・博物館
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ジャン=ルイ・フォラン「舞台裏-青のシンフォニー」1900-23年頃 大原美術館
ジャン=ルイ・フォランはフランスの画家で、風刺画的なイラストも手掛けていました。大原美術館 美術館・博物館
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Section 2メディアとしての版画の隆盛とカフェ
ポール・ガヴァルニポール・ガヴァルニ「ロレットたち 17」1841年 市立伊丹ミュージアム
─あんな子供にいれあげているあんな子供にいれあげているの?─ちょっと、声が大きいわよ! 3週間前のことよ…聖メダールの火曜日だったわ、一目惚れしてしまったのよ。─ああ! なるほどね、それでそああ! なるほどね、それでそのアンリとやらとはまだ終わっていないのね…聖メダールの日は雨だったから、少なくともから、少なくとも40日間はもつわね。市立伊丹ミュージアム 美術館・博物館
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オノレ・ドーミエ「音楽のクロッキー3」1852年 国立西洋美術館
シャンゼリゼにて。はたして音楽のおかげでかろうじてビールが飲めるのか、それともビールのおかげで音楽か、それともビールのおかげで音楽を我慢できるのか、まったく分からかった。 -
オノレ・ドーミエ「音楽のクロッキー17」1852年 市立伊丹ミュージアム
悲劇上演中のオーケストラ -
オノレ・ドーミエ「ドーミエによる劇場のクロッキー2」1853年 国立西洋美術館
[上]観客に挨拶
[下]挨拶のあいだの観客たち -
オノレ・ドーミエ「劇場のクロッキー7」1856年 国立西洋美術館
女性歌手の母親。あのしみったれ支配人め、こんな天使みたいな歌声に、年6万フランぽっちの払いを渋るなんてさ! -
オノレ・ドーミエ「音楽のクロッキー3」1856年 市立伊丹ミュージアム
支配人様 -
オノレ・ドーミエ「ブラッスリーにて3」1863年 市立伊丹ミュージアム
最新ニュース。25歳以上は、美術学校のローマ賞の試験を受験できない校のローマ賞の試験を受験できないそうだ。─1835年以来、ずっとローマに行くってのが口癖だったお前さんには、まったく気の毒なことだな。 -
エドム・プノイユ「ダンスホール(モンパルナス)「『腐食銅版画家協会:近代の腐食銅版画』誌」1862-67年 町田市立国際版画美術館
町田市立国際版画美術館 美術館・博物館
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Chapter 2 夜のカフェ─シェレ、ロートレックの世紀末
Section 1 広告芸術に現れるカフェ─シェレのポスター
ジュール・シェレ「咳が出たらジェローデル・ドロップを」1890年 TOPPANホールディングス株式会社印刷博物館 -
ジュール・シェレ「華麗なるパントマイム」ミュゼ・グレヴァン 1892年 京都工芸繊維大学美術工芸資料館
京都工芸繊維大学 美術工芸資料館 美術館・博物館
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ジュール・シェレ「カミーユ・ステファニー公演」カジノ・ド・パリ 1894年 京都工芸繊維大学美術工芸資料館
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ジュール・シェレ「1894年度謝肉祭第2回仮面舞踏会」オペラ劇場 1893年 京都工芸繊維大学美術工芸資料館
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アルフォンス・ミュシャ「ラ・トスカ」1899年 TOPPANホールディングス株式会社印刷博物館
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ジョルジュ・デヴァリエール「ミュージック・ホール」1903年 大原美術館
デヴァリエールは19世紀後半から20世紀前半のフランスの画家。ギュスターヴ・モローとは家族ぐるみの付き合いがあり、絵画においてもモローの影響を見ることができます。「ミュージック・ホール」はロンドンのとナイト・クラブを描いた1枚。3人の高級娼婦たちが抜け目のない視線で周囲を見回しています。デヴァリエールはこうした都会の風俗を描く作品も遺しています。 -
オーギュスト・ローデル 夜会「流浪の芸術家」ムーラン・ルージュ 1897年 京都工芸繊維大学美術工芸資料館
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フェルディナン・バック「イヴェット・ギルベール公演」スカラ 1893年 京都工芸繊維大学美術工芸資料館
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テオフィル・アレクサンドル・スタンラン「イヴェット・ギルベール公演」アンバサドゥール 1894年 サントリーポスターコレクションサントリーポスターコレクション(大阪中之島美術館寄託)
大阪中之島美術館 美術館・博物館
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Section 2 ロートレックとカフェ ロートレックとカフェ ─〈ムーラン・ルージュ〉とモンマルトル界隈
シャルル・コッテ「ムーラン・ルージュの女たち」1892年 国立西洋美術館
ブルターニュ地方の風俗を描いたことで知られるコッテですが、パリ時代には本作のような流行の場所に焦点を当てた作品も残しています。松方コレクションの1枚。 -
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック『ルイ13世風の椅子のリフレ世風の椅子のリフレイン』(アリスティド・ブリュアンのキャバレーにて)1886年 ひろしま美術館
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アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック「アリスティド・ブリュアン」1893年 三菱一号館美術館
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アンリ=ガブリエル・イベルス、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック「『カフェ・コンセール』表紙」1893年 三菱一号館美術館
版元アンドレ・マルティが企画した版画集。イベルスはナビ派の一人。イベルスが表紙を含め11点、ロートレックも11点のリトグラフを描いています。 -
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック「ジャヌ・アヴリル『カフェ・コンジャセール』」1893年 三菱一号館美術館
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アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック「ポーラ・ブレビオン『カフェ・コンジャセール』」1893年 三菱一号館美術館
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アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック「エドメ・レスコ『カフェ・コンジャセール』」1893年 三菱一号館美術館
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アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック「アリスティド・ブリュアン『カフェ・コンジャセール』」1893年 三菱一号館美術館
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アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック「アンバサドゥールのデュカール『カフェ・コンジャセール』」1893年 三菱一号館美術館
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アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック「アメリカ人歌手『カフェ・コンジャセール』」1893年 三菱一号館美術館
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アンリアンリ=ガブリエル・イベルス「ポラン『カフェ・コンセール』」1893年 三菱一号館美術館
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イチオシ
Chapter 3〈シャ・ノワール〉の 登場とその後の展開─パリとバルセロナの往還
Section 1「パリの頭脳」と呼ばれた〈シャ・ノワール〉とその影響
テオフィル・アレクサンドル・スタンラン「シャ・ノワール巡業公演」1896年 サントリーポスターコレクション(大阪中之島美術館寄託) -
テオフィル・アレクサンドル・スタンラン「手摺のあるダンスホール『レスタンプ・モデルヌ』1897-99年 町田市立国際版画美術館
町田市立国際版画美術館 美術館・博物館
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アドルフ・レオン・ヴィレット「商工業製品万国博覧会」1893年 京都工芸繊維大学美術工芸資料館
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アンリ・リヴィエール「反射『時の魔術』」1901年 町田市立国際版画美術館
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Section 2〈シャ・ノワール〉から〈クアトラ・ガッツ〉へ
ラモン・ピチョットラ「二人の少女」1901年頃 国立西洋美術館 -
ラモン・カザス「アニス・デル・モノ」1898年 町田市立国際版画美術館
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「常連画家による素描および油彩習作展」出品リスト1897年頃 国立西洋美術館
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イチオシ
ラモン・カザス「マドレーヌ」1892年 ムンサラット美術館
〈ムーラン・ド・ラ・ガレット〉の壁側の席に腰かけているマドレーヌ・ド・ボアギヨームは、ロートレックの作品でもモデルを務めたことがある人物です。彼女の視線の先に広がるはずの賑やかな店内は、背後の鏡に映し出される光景として描かれています。こうした構図からは、パリの都市生活を描いたマネや印象派の影響がうかがえます。「カタルーニャのロートレック」とも呼ばれるカザスのこの作品は、クアトラ・ガッツの仲間であるルシニョルとともに〈ムーラン・ド・ラ・ガレット〉に居室を構えていた時期に制作されたものです。本作は、19世紀美術の中心地だったパリ、モンマルトルの“カフェ” 文化を伝えるとともに、それがバルセロナへと波及していくことを示す大変重要な作品です。 -
Section 3〈クアトラ・ガッツ〉からピカソ、そしてモンパルナスへ
パブロ・ピカソ「座る若い男」1899年 東京ステーションギャラリー東京ステーションギャラリー 美術館・博物館
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パブロ・ピカソ「貧しき食事」1904年(1913年刷)個人蔵
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パブロ・ピカソ「酒場の二人の女」1902年 ひろしま美術館
ピカソは独自の表現を追求し、「青の時代」に入ります。《酒場の二人の女》の画面には、お酒の入ったグラスをバーのカウンターに置き、こちらに背を向けて腰掛ける二人の女性が描かれ、喧噪とは対極の、ピカソが感じた貧しさや寂しさが伝わってきます。 -
モーリス・ユトリロ「雪のラパン・アジル」1916年頃 ふくやま美術館
ふくやま美術館 美術館・博物館
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モーリス・ユトリロ「モンモランシーの通り」1912年頃 ひろしま美術館
10月にひろしま美術館に行くので「“カフェ”に集う芸術家―印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで」は、また見ると思います。
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