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その6は5日目夕方に訪問した世界遺産「トマールのキリスト教修道院」について。1983年登録。ポルトガル中部の街トマールの小高い丘にある中世の修道院です。<br />写真はテンプル騎士団の聖堂。<br /><br />12月25日 羽田出発、イスタンブール乗継ぎ<br />12月26日 ポルト着、ギマランイス、ブラガ<br />12月27日 サンチャゴ・デ・コンポステーラ<br />12月28日 ポルト、コインブラ<br />12月29日 モンサント、トマール、ファティマ<br />12月30日 ナザレ、アルコバサ、リスボンベレン地区<br />12月31日 ロカ岬、シントラ、リスボン出発、イスタンブール乗継ぎ<br />1月1日 羽田帰着

ポルトガル2025 その6 ~トマール(キリスト教修道院)~

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2025/12/25 - 2026/01/01

59位(同エリア82件中)

旅行記グループ ポルトガル2025

2

27

らぱぱ代さん

その6は5日目夕方に訪問した世界遺産「トマールのキリスト教修道院」について。1983年登録。ポルトガル中部の街トマールの小高い丘にある中世の修道院です。
写真はテンプル騎士団の聖堂。

12月25日 羽田出発、イスタンブール乗継ぎ
12月26日 ポルト着、ギマランイス、ブラガ
12月27日 サンチャゴ・デ・コンポステーラ
12月28日 ポルト、コインブラ
12月29日 モンサント、トマール、ファティマ
12月30日 ナザレ、アルコバサ、リスボンベレン地区
12月31日 ロカ岬、シントラ、リスボン出発、イスタンブール乗継ぎ
1月1日 羽田帰着

旅行の満足度
5.0
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
  • モンサントからトマールへは、バスで2時間半ちょっと。<br />修道院の見学は、北側の壁の真ん中の入口から入ります。(写真では手前中央の入口)<br /><br />十字軍の遠征など中世ヨーロッパで活躍したテンプル騎士団により12世紀に建設され、ポルトガルにおけるテンプル騎士団の本拠地となりました。修道院は城塞機能も持ち、レコンキスタの重要な拠点ともなりました。経済活動がローマ教皇からにらまれ14世紀にテンプル騎士団の活動が禁止されると、ポルトガルに存在したテンプル騎士団はキリスト騎士団へと改編され、修道院は彼らが管轄することになりました。その後、15世紀のポルトガル大航海時代に活躍したエンリケ航海王子や、16世紀のポルトガル国王マヌエル1世やジョアン3世らによって、様々な建築様式の回廊が増築されました。<br />1983年、「トマールのキリスト教修道院」として世界遺産に登録。

    モンサントからトマールへは、バスで2時間半ちょっと。
    修道院の見学は、北側の壁の真ん中の入口から入ります。(写真では手前中央の入口)

    十字軍の遠征など中世ヨーロッパで活躍したテンプル騎士団により12世紀に建設され、ポルトガルにおけるテンプル騎士団の本拠地となりました。修道院は城塞機能も持ち、レコンキスタの重要な拠点ともなりました。経済活動がローマ教皇からにらまれ14世紀にテンプル騎士団の活動が禁止されると、ポルトガルに存在したテンプル騎士団はキリスト騎士団へと改編され、修道院は彼らが管轄することになりました。その後、15世紀のポルトガル大航海時代に活躍したエンリケ航海王子や、16世紀のポルトガル国王マヌエル1世やジョアン3世らによって、様々な建築様式の回廊が増築されました。
    1983年、「トマールのキリスト教修道院」として世界遺産に登録。

  • そっけない入口。

    そっけない入口。

  • 「墓の廻廊」。<br />15世紀にエンリケ航海王子により建設されたゴシック様式の回廊。騎士や修道士の墓所にもなっているとのことです。青と白のアズレージョ(16世紀のもの)が所々に施されています。

    「墓の廻廊」。
    15世紀にエンリケ航海王子により建設されたゴシック様式の回廊。騎士や修道士の墓所にもなっているとのことです。青と白のアズレージョ(16世紀のもの)が所々に施されています。

  • 墓の回廊の隣にある「沐浴の回廊」。こちらも15世紀にエンリケ航海王子により建設されたゴシック様式の回廊です。かつては中庭に貯水池があり、修道士らが沐浴や洗濯をしていたとのことです。2階建ての回廊で、写真は2階部分です。1階部分はちょっとほったらかしな感じでした。<br /><br />

    墓の回廊の隣にある「沐浴の回廊」。こちらも15世紀にエンリケ航海王子により建設されたゴシック様式の回廊です。かつては中庭に貯水池があり、修道士らが沐浴や洗濯をしていたとのことです。2階建ての回廊で、写真は2階部分です。1階部分はちょっとほったらかしな感じでした。

  • 修道院の観光のメインの見どころである「テンプル騎士団聖堂」。12世紀後半にテンプル騎士団により建設されました。修道院の中でも1番古い建物でしょうね。十六角形の円堂になっており、中央に八角形の主祭壇部分があって、それを囲む円形の通路があります。ほかにあまり類をみない形です。騎士たちはすぐに戦いに行けるように、馬で回りながらミサに参加したとか。

    修道院の観光のメインの見どころである「テンプル騎士団聖堂」。12世紀後半にテンプル騎士団により建設されました。修道院の中でも1番古い建物でしょうね。十六角形の円堂になっており、中央に八角形の主祭壇部分があって、それを囲む円形の通路があります。ほかにあまり類をみない形です。騎士たちはすぐに戦いに行けるように、馬で回りながらミサに参加したとか。

  • 主祭壇部分は立ち入り禁止。<br />天井には星形の装飾や金色のリブが放射状に広がり、宇宙的な審美性を演出しています(受け売り)。

    主祭壇部分は立ち入り禁止。
    天井には星形の装飾や金色のリブが放射状に広がり、宇宙的な審美性を演出しています(受け売り)。

  • 天井は十六分割されており、まるで傘のよう。

    天井は十六分割されており、まるで傘のよう。

  • 聖堂の壁はフレスコ画で埋め尽くされており、これらはマヌエル1世の命により描かれました。

    聖堂の壁はフレスコ画で埋め尽くされており、これらはマヌエル1世の命により描かれました。

  • テンプル騎士団の十字が残っています。

    テンプル騎士団の十字が残っています。

  • 振り返ると、テンプル騎士団聖堂とつながっている「キリスト教騎士団聖堂」。これもマヌエル1世の命で16世紀初めに建立。この時は気づかなかったのですが、この聖堂の西側(写真でいうと奥)が有名なマヌエル様式の大窓のある壁です。2階部分は聖歌隊席になっています。1階部分が大窓のあるところかな、ちゃんと窓の室内側を見てこればよかった。。。

    振り返ると、テンプル騎士団聖堂とつながっている「キリスト教騎士団聖堂」。これもマヌエル1世の命で16世紀初めに建立。この時は気づかなかったのですが、この聖堂の西側(写真でいうと奥)が有名なマヌエル様式の大窓のある壁です。2階部分は聖歌隊席になっています。1階部分が大窓のあるところかな、ちゃんと窓の室内側を見てこればよかった。。。

  • 「ジョアン3世の廻廊」。修復工事中。<br />スペイン王であったフェリペ2世は、ここでフェリペ1世としてポルトガル王に戴冠したそう。ルネサンス様式の回廊で、ゴシック様式の回廊と違い、天井や柱、アーチ部分が幾何学的な印象があります。

    「ジョアン3世の廻廊」。修復工事中。
    スペイン王であったフェリペ2世は、ここでフェリペ1世としてポルトガル王に戴冠したそう。ルネサンス様式の回廊で、ゴシック様式の回廊と違い、天井や柱、アーチ部分が幾何学的な印象があります。

  • この廻廊にも小ぶりではありますが、マヌエル様式の窓がありました。

    この廻廊にも小ぶりではありますが、マヌエル様式の窓がありました。

  • ジョアン3世の廻廊から外の北側のテラスにでると、有名な「マヌエル様式の窓」がありました。想像していたよりもずうっと大きくってびっくり。

    ジョアン3世の廻廊から外の北側のテラスにでると、有名な「マヌエル様式の窓」がありました。想像していたよりもずうっと大きくってびっくり。

  • マヌエル様式とは、15世紀後半から16世紀にポルトガルで流行した建築様式で、1495年から1521年に在位したマヌエル1世の名をとってこう呼ばれています。大航海時代の海外交易の利益をもとに王室の富を誇示するかのような過剰ともいえる装飾が特徴です。<br />この窓には、上部にはキリスト騎士団のマルタ十字と国の紋章、ロープ、鎖、珊瑚のような大航海時代を象徴するモチーフが刻まれています。完全な左右対称ではなく、モチーフごとに少しずつ違っていて遊び心があるところが面白いと思いました。

    マヌエル様式とは、15世紀後半から16世紀にポルトガルで流行した建築様式で、1495年から1521年に在位したマヌエル1世の名をとってこう呼ばれています。大航海時代の海外交易の利益をもとに王室の富を誇示するかのような過剰ともいえる装飾が特徴です。
    この窓には、上部にはキリスト騎士団のマルタ十字と国の紋章、ロープ、鎖、珊瑚のような大航海時代を象徴するモチーフが刻まれています。完全な左右対称ではなく、モチーフごとに少しずつ違っていて遊び心があるところが面白いと思いました。

  • キリスト騎士団聖堂の西壁。上の丸窓が聖歌隊席のあったところ。下がマヌエル様式の窓。

    キリスト騎士団聖堂の西壁。上の丸窓が聖歌隊席のあったところ。下がマヌエル様式の窓。

  • 手前が「サンタバルバラ廻廊」。奥は「ミシャの廻廊」。いたるところで修復工事をしています。

    手前が「サンタバルバラ廻廊」。奥は「ミシャの廻廊」。いたるところで修復工事をしています。

  • ジョアン3世の廻廊からキリスト騎士団の聖堂を見る。

    ジョアン3世の廻廊からキリスト騎士団の聖堂を見る。

  • 2階の修道士たちの僧坊。

    2階の修道士たちの僧坊。

  • 暖房設備のある特別な僧坊。

    暖房設備のある特別な僧坊。

  • 僧坊の中で、1室だけ、正面にマヌエル様式の窓が見える部屋があります。その部屋の窓は大窓観賞用に開いていました。

    僧坊の中で、1室だけ、正面にマヌエル様式の窓が見える部屋があります。その部屋の窓は大窓観賞用に開いていました。

  • 食堂。聖書を読む席があります。

    食堂。聖書を読む席があります。

  • 厨房。

    厨房。

  • 「カラスの廻廊」。

    「カラスの廻廊」。

  • カラスの廻廊の地下にある貯水池?

    カラスの廻廊の地下にある貯水池?

  • 「ミシャの廻廊」。

    「ミシャの廻廊」。

  • ミシャの廻廊からキリスト騎士団の聖堂を見る。

    ミシャの廻廊からキリスト騎士団の聖堂を見る。

  • もう1枚。ミシャの廻廊からキリスト騎士団の聖堂を見る。

    もう1枚。ミシャの廻廊からキリスト騎士団の聖堂を見る。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • mom Kさん 2026/02/01 19:28:47
    圧巻
    らぱぱ代さん、お帰りになられたばかりなのですね。キリスト教修道院を再訪している気分。お写真が素晴らしく、キャプションで見学気分。見逃したことも多くて、嬉しいです。
     

    らぱぱ代さん からの返信 2026/02/02 07:48:31
    Re: 圧巻
    mom K さま
    お一人でポルトガルを旅行されたのですね。うらやましい限りです。この修道院も個人で訪れていれば、半日以上滞在して浸っていたかったところです。

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