2025/12/25 - 2026/01/01
46位(同エリア65件中)
らぱぱ代さん
その9は、6日目午前に訪れたアルコバサの修道院について。
ポルトガル中西部にあるアルコバサは、初代国王アフォンソ・エンリケス1世が、イスラム勢力から12世紀にこの地を奪還して修道院の建造しました。
その後シトー修道会のもと修道院は改築を重ね、5つの回廊と7つの寮、食堂、宿泊所、聖堂を含めた壮大な建造物となり、ポルトガル最古のゴシック建築物になりました。ここは中世の配置がそのまま残った修道院で、「アルコバサ修道院」として1989年世界遺産登録。
12月25日 羽田出発、イスタンブール乗継ぎ
12月26日 ポルト着、ギマランイス、ブラガ
12月27日 サンチャゴ・デ・コンポステーラ
12月28日 ポルト、コインブラ
12月29日 モンサント、トマール、ファティマ
12月30日 ナザレ、アルコバサ、リスボンベレン地区
12月31日 ロカ岬、シントラ、リスボン出発、イスタンブール乗継ぎ
1月1日 羽田帰着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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ナザレからバスで1時間ほど、10時くらいにアルコバサの街に着きました。アルコバサは市街を流れる2つの川、アルコア川とバサ川から名付けられた名前だそう。
アルコア川を渡るとすぐ、アルコバサの修道院が見えてきます。 -
アルコバサの街のインフォメーションセンター。アズレージョで飾られていてかわゆい。
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この修道院は、外観はわりとシンプル。教会の入口のバロック様式のファザードだけが壮麗で迫力があります。
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教会の見学はあとにして、修道院部分から見ていきましょう。
模型です。写真下の部分が教会のファザード。
その左側が公開されている修道院部分。奥はモンテベロ・モステイロ・デ・アルコバサという、プールやスパも附設されたかつての修道院施設をリノベした超高級ホテルだそうです。一度泊まってみたいもんだ(*^_^*) -
北西の隅にあるのは、「Hostelry Cloister =宿屋の廻廊(?)」
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「ドン・ディニスの廻廊」。14世紀初頭のディニス王時代に建造された初期ゴシック様式の回廊です。2階部分は16世紀に増築されたマヌエル様式。
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当時この場所で会話が禁じられていたことから「沈黙の回廊」とも呼ばれています。
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2連や3連のアーチが特徴的。廻廊の北側には噴水があります。
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噴水は、ちょうど食堂の入口の前にあたります。手を清めてから食堂に入りました。
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清々しい感じ。
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廻廊のアーチ越しに見る教会の塔は、ヨーロッパならではの感がヒシヒシ。
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説教壇付きの食堂。
禁欲の生活を送るシトー会らしい、太ると通ることができない狭い食堂の入口は、この説教壇の向かって左にあります。写真撮り忘れ。私は通れないかも。 -
隣の部屋の厨房の煙突。
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洗い場もあります。近くの川から厨房まで水を引き込めるようなシステムが構築されているそうです。すごい!
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参事会室。歴代修道院長の彫像がずらりと並んでいます。歴代修道院長が埋葬されている場でもあります。
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僧の広間。修道士の寝室だったようですが、個室ではないので雑魚寝でしょうね。
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枢機卿の廻廊。どこからが現在ホテルとして使われているのでしょうか。世界遺産の建物を民間資本が利用するなんてとも思いますが、だからこそ修復が進むということもあるそうです。
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教会内部がのぞける窓がありました。
手前が、イネス・デ・カストロの石棺、向こうがペドロ1世の石棺。 -
どこにあったのか忘れましたが、質実剛健を旨とするシトー会の修道院の中にあってマヌエル様式の装飾がここだけコテコテだったので、パチリ。
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王の広間。初代アルフォンソ1世からジョゼ1世までの王の彫像が飾ってあります。
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彫像の下には、修道院創設の物語のアズレージョが飾られています。
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一度修道院を出て、教会に入ります。堂々たるファザード。
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教会内部。かなり質素ですが、荘厳さが伝わってきます。天井の高さは23m、奥行きは106m。尖頭アーチの多用など、典型的なゴシック建築の教会です。
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主祭壇。ゴシック教会と言えばステンドグラスのイメージがありますが、一つもありません。華美な装飾を排除するシトー会ならではなのでしょうか。
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教会の翼廊部分には、ポルトガル・ゴシック芸術の最高傑作と言われている美しい2つの石棺が安置されています。アルコバサ修道院の最大の見どころです。すばらしい精密な彫刻です。
こちらは右翼廊のペドロ1世のもの。 -
左翼廊にあるイネス・デ・カストロのもの。
二人の棺は、深い眠りから覚め再び起きあがった時に、二人が向き合えるように足が向き合うように並べられています。 -
ポルトガル版ロミオ・とジュリエットの物語。
『ペドロ1世は、妻の侍女であったイネスに恋に落ち、不倫の愛におぼれていたため、父であるアフォンソ4世は彼に失望しイネスを暗殺。しかし、彼は再婚せずにイネスを思い続け、ここに二人にの墓が並ぶようになりました。』
と表現するとロマンチックだけど、
『父アルフォンソ4世の命にでカスティーリャ王国のコンスタンサ姫と結婚したペドロ王子はコンスタンサの侍女イネス・デ・カストロと恋に落ちてしまう。カスティーリャ王国の顔色をうかがう国王の怒りを買った二人は引き離されるが、コンスタンサが亡くなるとペドロはイネスを側室とし子どもも3人生まれた。しかし、カスティーリャ王国の圧力を恐れた国王と家臣によってイネスは暗殺されてしまう。やがて王位についたペドロ1世は、イネスの墓から亡骸を掘り出して教会に正式な妻として認めさせ、イネスの殺害に関係した物は全て処刑したという。(地球の歩き方)』
と表現すると、おどろおどろしい執念(>_<)。。。
実際、イネスの石棺を支える6人は殺害に関わった人物たちだそう。
でも、二人の墓の彫刻は、人間の運命と死、キリスト教の永遠の命への希望を呼び起こすもの。全体的に質素な印象のアルコバサ修道院の中で華やかさを放っています。 -
右翼廊をさらに進むと王室パンテオンがあります。王家の石棺がいくつか安置されています。
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外に出て、外観を堪能して、アルコバサの街を後にしました。
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