2025/11/28 - 2025/11/28
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kojikojiさん
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「富山県立美術館」から11月だというのに汗をかきながら戻りましたが、余裕の顔で妻と合流しました。駅からは路面電車に乗って中町の電停に向かいます。昨日はライトレールの新しい車両で岩瀬町を往復しましたが、ここからは古い懐かしさを感じる市電に乗り込みます。市内のバスや市電の1日乗車券もツアーには含まれていました。この日の最後の観光は「TOYAMAキラリ」の中にある「富山市ガラス美術館」でした。事前に予定を作る中で活きたいところが全部納まらず、ここは諦めようかと思いましたが、予定日を少し変えて金曜日か土曜日にすれば午後8時まで営業しているので調整しました。隈研吾の設計した空間を眺めた後は「グラス・アート・ガーデン」を見学しましたが、迫力があって素晴らしい展示だと思います。デイル・チフーリ(Dale Chihuly)の作品はロンドンの「ヴィクトリア&アルバート美術館」のエントランスの吹き抜けのシャンデリアをよく覚えていました。ヴェネツィアのムラーノ島のガラスの技法が随所に見られて懐かしいです。若い頃にカルロ・トージという職人さんの作品が気に入って煎茶器を作ってもらったことも思い出します。この日の観光が終わり、予約してあった寿司屋さんに電話して時間を30分早めてもらい、「みどり通り」から「総栄通り」に入った「銀兆」という店に入ります。この店のお通しも含めた寿しセットもツアーに含まれての値段なのが驚きです。もちろん香箱かにやサザエの肝煮やノドグロなどのつまみとお酒も堪能しました。いい気分でもう一軒行きたいところですが、さすがに疲れたので路面電車に乗ってホテルに戻りました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 船 自転車 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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「富山市美術館」から駆けるように富山駅まで戻ってきました。何とか午後5時前に着きました。
富山駅 駅
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11月末とはいえ大汗をかいていますが、エッチら歩いてくる妻には涼しい顔をして出迎えます。
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富山駅からは市電に乗って中町(西町北)の電停まで向かいます。どれに乗ればいいのか分からないので前に建っていらした女性に尋ねると親切に教えてくださいました。
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斜め前に座っていた女性に軽く会釈して市電を降りると急に肌寒く感じます。
富山市ガラス美術館 名所・史跡
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この日最後の観光は「TOYAMAキラリ」の中にある「富山市ガラス美術館」です。「富山市ガラス美術館」と併設する本来は図書館なのですが、観光客には隈研吾の設計した御影石とガラス、アルミの異なる素材を組み合わせた外観と木材のルーバーのある内装が目的です。
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「富山市ガラス美術館」は「ガラスの街とやま」という富山市のまちづくりの集大成として開館しました。その設計コンセプトは富山の自然や文化を表現し、地元資源を活かした独自性のある空間を作り出すことだそうです。
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まだ富山を2日しか知りませんが、昨日の岩瀬町や市内の公園や美術館を見ただけでもこの町の魅力に引き付けられます。
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町中から足り前のように見える立山連峰の雄大な眺めや美味しい富山湾の魚など考えると東京に住んでいるよりも文化的な生活が出来そうです。
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程よいコンパクトさも魅力だと思います。自分が車を運転できれば本気で移住を考えてもいいくらいの町だと思います。金沢ではない違った魅力が詰まっています。
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吹き抜けの周りや建物内部の壁や仕切りには富山県産の杉の板でできたルーバーが使われており、光を柔らかく反射させ、館内を暖かく優しい光で満たしています。これは「まるで森の中にいるような体験」を来館者に提供するように意図されています。
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富山とガラスのつながりは江戸時代までさかのぼる必要があるようです。1690年に江戸城で腹痛になった三春藩主の秋田輝季に富山藩第2代藩主の前田正甫が反魂丹を服用させたところ腹痛が驚異的に回復したとされる「江戸城腹痛事件」があったといわれます。
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このことに驚いた諸国の大名が富山売薬の行商を懇請したことで富山の売薬は有名になったということですが事実かどうかは分からないようです。明治から大正時代には「薬瓶」の製造が国内トップになりますが、戦後になるとプラスチック製造業が急成長し、安くて大量に早く作れるプラスチックの入れ物が出回ったことで薬瓶は衰退していきます。そこから工芸へとガラス産業が変化していったようです。
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デイル・チフーリ(Dale Chihuly)はアメリカ合衆国ワシントン州タコマ出身のガラス彫刻家です。この美術館には彼の作品が展示されていることでも有名です。
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ここで彼の作品を見てロンドンへ行った時の記憶が蘇りました。「ヴィクトリア&アルバート博物館」の カスト・コートを見に行った時にインフォメーションの吹き抜けに飾ってあったのが彼の巨大なシャンデリアの作品でした。
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チフーリは1968年にガラスの仕事に対してルイス・コンフォート・ティファニー財団の助成金とフルブライト奨学金を受賞し、ヴェネツィアのムラーノ島のヴェニーニ工場で働くためイタリアに渡ります。
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3度目のヴェネツィアの旅で煎茶に仕えそうなガラス器がないかムラーノ島に渡ったことがありました。なかなかそんなものには出会えるわけもなく諦めていましたが、その日の夜に寝ていて閃きました。ないなら作ってもらえばいいと考え、徹夜して図面を描き起こしました。そして再び船に乗ってムラーノ島へ渡り、ギャラリーのオーナーに職人さんを紹介してもらいました。
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カリメーラ(キャラメル)というニックネームのカルロ・トージという職人さんに煎茶碗と茶托を6客づつ造ってもらいました。ヴェネツィアから6週間かけてフェリーを乗り継いでキプロス島までたどり着き、家に帰った翌日に届いたのを思い出しました。
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「ペルシャン・シーリング」というガラスの天井はヴェネツィアングラスのペーパーウエイトの下敷きになったような気分で通り抜けます。
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ムラーノ島には後日談があって、数年後に妻を連れてムラーノ島のギャラリーへ行ったことがありました。叔父の造った清水焼の鉢をプレゼントに再訪すると注文した茶碗と茶托のデザインまでよく覚えていてくれました。そして妻に大きなペーパーウエイトを3個もプレゼントしてくれました。なぜ3個だったのかなぜ妻にだけプレゼントしたのかいまだに謎です。
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「トヤマ・フロート・ボート」デイル・チフーリ
木製の手漕ぎ舟には櫂が置かれ、巨大なガラス球が置かれてあります。 -
どれもヴェネツィアンガラスでよく見られる技法のようです。ただ、中空の球体をどのように造ったのか、ここまで完全な球体をどうやって造ったのかは分かりません。
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昨日行った岩瀬町は北前船で栄えたこともあり、この和舟もそんな歴史にインスパイアされたものなのでしょう。木材とガラスの組み合わせもミスマッチなようでよく合っています。ちょっと縁日のヨーヨー釣りを思い出しますが。
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「トヤマ・ミルフィオリ」デイル・チフーリ
この作品も見た瞬間に思い出したのは1970年の大阪万博の太陽の塔の地下にある太古の世界です。 -
それにしてもこの繊細なガラスの細工をどのように造り、組み合わせているのか不思議です。彼自身は交通事故で左目を失い、ボディサーフィンで右肩を脱臼してから自身で製作することが出来なくなりました。吹きガラスの実際の製作はスタッフに任せてアートディレクターの役割をしているようです。
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強く触れば割れてしまうであろうガラスですが、こうやってディティールを見ていると海底で揺らめく軟体動物のように見えてきます。
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この作品は移動することなどできるのでしょうか?考えれば考えるほど分からなくなってきます。
太陽の塔:https://4travel.jp/travelogue/11723914 -
もう1つの常設展示がありましたが、そちらは写真撮影がNGでした。各務クリスタルを創業した各務鑛三の作品や岩田藤七、藤田喬平などの素晴らしい作品が並んでいました。
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よくよく考えると陶器以外にもガラス器も好きで、40年ほど前に行ったパリではバカラのロジャーのパウダーボックスを買って母にプレゼントしていました。結果は根こそぎ妻のものになってしまっただけでした。
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よくよく考えるとエスカレーターの周りで観光客が写真を撮っている姿ってマズくないのかなと思えてきました。
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1階に置かれていたのは「森のコースター」という名前の遊具で、木のボールが森の中を動く仕組みになっています。
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残念ながら時間が遅いので遊ぶことは出来ませんでした。今回ここへ遅くこれたのは2日目を金曜日にしてツアーを申し込んでいました。金曜日と土曜日は午後8時前開館しているからで、そうしないと行きたいところが全部納まりませんでした。
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これで富山市内の観光は思い残すところはありません。
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斧っていたよりも30分ほど早く終えることが出来たので、予約してあった寿司屋さんに電話して、時間を早められないか確認するとOKだったので先を急ぐことにします。
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今回のツアーでは10軒ほどの寿司屋さんがノミネートされていて、その店の中から好きな店を選んで自分で予約して晩御飯を食べるというものでした。ホームページなどを良く拝見して選んだのが「銀兆 総曲輪店」でした。
銀兆 総曲輪店 グルメ・レストラン
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今回のツアーで配布されたチケットで、これで富山の美味しいお寿司が10御あんと味噌汁と店によっては小鉢料理が提供されます。宴会のような見た目豪華な料理も良いですが、今回は本当に美味しいものが食べられるのでよかったです。
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お通しには黄色い輪花の小鉢に入ったイカの麹漬けとその奥に白えびの昆布締めが出てきました。これは夕食のセットの中に含まれているのが驚きです。どちらも美味しくて、のどを潤すビールの後は日本酒に変えます。
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お薦めの料理が並んでいて目移りしてしまいますが、寿司の前には数品食べたくなるのが人情です。
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富山の近くには高岡という銅器で有名な血があるのでそこで造られた器が使われています。冷たい料理が温まらないように銅製の器は良さそうです。同じように冷酒も銅器で程よく冷えた状態で供されました。3種類ほど飲み比べしました。
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まずは新湊産の”甲ばこがに”です。お昼には大きなのを一杯自分で剥きましたが、晩御飯は食べやすく、そして美しく盛り付けられています。母が子供の頃は11月生まれの妹の誕生日に香箱蟹を食べるのが楽しみでありながら、自分の6月は何も無かったとこぼしていました。毎年のように取り寄せて母と食べていたのが懐かしい思い出です。
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炙り鰆ポン酢も美味しかったです。今まで一番おいしいと思ったのは岡山で食べた鰆でしたが、やっぱり冬の日本海の魚はうまいです。
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「富山市美術館」の屋上の「オノマトペの庭」で見た「ぷりぷり」を思い出させるような”ばい貝の肝煮つけ”です。よほど大きなバイ貝で無いとこれほど肝は大きくならないし、全く苦みも無く煮付けた味に感動しました。生姜もよく効いています。
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妻がせっかくなのでのどぐろを食べたいというので握ってもらいました。
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セットの寿司は10貫で、左からブリ、アオリイカ、ズワイガニ、キジハタ、アジ、甘えび、サワラ、ヒラマサ、バイ貝、白えび軍艦です。きっときと寿司と銘打つだけのことはあり、とても美味しかったです。あら汁といいながらきれいにした処理されて切りそろえられた身の入った味噌汁もいただいて大満足の晩ご飯でした。追加分は15,000円越えるかなと思いましたが11,000円でした。
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冷酒までしっかりいただいていい気分なので少し酔い覚ましに風に当たりました。妻が元気だったらもう1件くらいの観に行きたいところですが、最近は誘っても断られてばかりです。2週間前の沖縄で羽目を外した疲れがまだ残っているようです。
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帰りも市電に乗って富山駅に向かいます。1度乗ってしまえば乗り方も問題ありません。1日券をもらっていながら結局2回しか使えませんでした。
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富山駅の1つ前の停留所で市電を降りました。ここからの方がホテルには近そうです。
ダブルツリー by ヒルトン富山 宿・ホテル
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それとこの銅像を妻に見せたかったというのがあります。前回の富山では「越中反魂丹池田安兵衛商店」で丸薬づくりにも挑戦しましたし、子供の頃は東京の家にも富山から薬売りの方が年に1回来ていました。
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楽しい旅はあっという間に過ぎてしまうようで、の頃あと1日となってしまいました。翌朝の朝ご飯を買いにコンビニに立ち寄って、部屋飲みを少しして翌日に備えます。
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