2025/10/27 - 2025/10/29
609位(同エリア1944件中)
まりも母さん
1日目の町歩きを終え 今日の宿は 松本市郊外の美ヶ原温泉。
移築古民家の温泉宿でゆっくりの一夜。
2日目は あがたの森公園内の重要文化財建物見学。
そこには 思いがけず大きな建物が残っていました。
そして、更に驚きの空間も。
観賞価値の高いすばらしい建物で ここでも美しい景色が見つかりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
松本市内 ビジネスホテルは多いものの
あまり泊まってみたい宿が無く 郊外の温泉宿を選びました。
美ヶ原温泉と言う場所です。
が、美ヶ原高原の山の上からは離れています。
松本市には他にも浅間温泉と言う場所もありますが、
こちらも浅間山とは関係なく ちょっと他県人には「?」感も。
松本駅あたりから車で20分かからない位の場所でまぁ近いです。
「旬彩 月の静香」と言うお宿。
茅葺の門が和の風情
更に左に移築の別館があたります。
その建物下に駐車場がありました。ちょっと狭いので案内の方が待機されていました。 -
予定より少し早い到着。
フロントカウンター脇のラウンジ。
小さな売店もあります。 -
予約したのは移築古民家の別館。
250年前の古民家をリノベーションして客室と食事処にしてありました。
かなり大きな建物だから リノベで2階仕様にしたからでしょう。
客室には結構低い位置にぶっとい梁が。
「身長の高い方は頭をぶつけます」と注意があるうえでの予約。
まぁうちの夫婦はなんとかなるだろうと。
低い梁を利用して 一部ロフトも造られ、
そこにも1人は泊まれるスペースがありました。
手斧跡が残る 小屋組みを眺められるお部屋に泊まれるのが魅力的で
ここにしたのです。 -
夕食は別館1階のお部屋で。
私たちの後に 欧米の女性4人組の方も浴衣で来られました。
温泉宿に泊まり 箸で和食を問題なく食される外国人の方
もう 珍しくも何でもなくなりました。
日本人の奥様旅行となんら変わりなく・・・。 -
まりも母たち もう沢山は食べられなくなったな~と
お料理はちょっ少な目の会席料理をチョイスしました。
献立表が置いてあり
前菜が準備されていました。
食前酒は地元山辺産のナイヤガラのワイン。 -
向付に 信州サーモンと信州大王岩魚のお刺身も。
信州大王岩魚は 信州サーモン同様 卵を持たない新たな長野のブランド魚。
2016年に誕生したそう。
お刺身の岩魚 もちろん初めて食べました。
くせが無く身も厚めで美味しかった。 -
炊合せ、焼き物、それに釜飯にも火が入り
揚げ物の辺りで結構 満腹感が。
揚げ物の添えに稲穂の唐揚げが付いていました。
穂についたお米がまんま ポップコーンみたいに弾けてて
これ、前に水戸の料理屋で出され おもしろいー!と皆で喜んだやつ。
お芋と昆布の釜飯も美味しく 残さぬように・・・と食べたら
お腹具合はMAXに。
お部屋に戻り しばらくはお風呂にも行けない状態でした・・・。
お食事 大変おいしく 量も少なくなかった~~。 -
昨日はいっぱい歩いたし 良く眠れました。
朝食は本館2階の大広間で。
昔は、宴会場とかだったんでしょう。
今は団体客の宴会とか 社員旅行ってやってるのかな?聞かないもんな~。
老松の描かれたステージも併設されたりっぱな大広間でした。 -
朝食は ご飯、お味噌汁、ドリンク類、ヨーグルトがセルフで。
まりも母んちの朝食より量も多いので
朝から満腹ってのはいつもの事。
食事を済ませたら 荷物をまとめ とっととチェックアウト。
今日も予定がたっぷりですわ。 -
2日目最初の予定は・・・ガソリン給油です。
満タンにして来たけど 帰宅までに足りるのか?心もとないので少し入れておく。
そしたら~ガソリン高くて驚いた!1リッター180円超えてた。
茨城のうちの方ならハイオクの値段と同じかな?
いつもコストコで入れているから激安なので 20円は違っていたよね~。
で、ガソリンスタンド前の「あがたの森公園」の駐車場に停めます。
池のある広めな公園。
紅葉も始まっていました。 -
公園内をぐるり歩きました。
と、言うのは目的の 9時からの建物見学時間前に着いちゃったから。
あまりよく調べて来る程の時間が無く、
これかな~?な感じで建物外観を眺めます。 -
公園内のヒマラヤ杉並木を端まで進むとこの門に。
ここが入口でしたね。
(無料駐車場は2か所ありました) -
左右に見えた建物の大きい方 右の入り口から入ります。
松本市 あがたの森文化会館
旧松本高等学校本館・講堂 文部省大臣官房建築課 設計
本館 大正9年(1920)重要文化財 -
入口の扉は開いていましたので中へ入ります。
受付けとか見学料金とか要るのかな?と思いましたが
この建物は重文ではありますが
図書室に使われた部屋 市民が研修、展示会、教室などに借りられる場所でもありました。
一部 復元教室など見学用になっている部屋もありました。
見学の料金は特に無いようです。
正面に大階段のりっぱな玄関ホールです。 -
ひらがなの「つ」のような形の本館と
ヒマラヤ杉並木をはさんだ向かいの講堂の見取り図がありました。
色濃くなっている部屋は貸出できない部屋。
重要文化財ながら 格安で利用できるのですね。 -
まず 入って左側へ。
廊下にドアが並び 事務所の先 復元校長室
家具や机が置かれています。
広い校長室です。(初期の教室配置でもここが校長室)
壁に煙突用の穴が見えます。
ダルマストーブなどが置かれていたのかも。 -
天井が立派な板張りです。
古そうなデザインの照明器具もついています。
後で判りましたが
平成14~16年(2002~2004)に行われた保存修理工事の際
照明器具、リノリウムの床、家具は復元されました。 -
天井の隅 排気口の透かし彫り。
古い建物でよく見かけます。
これも まりも母の「建物鑑賞ポイント」のひとつです。
この透かし彫りとよく似たのをどこかで見たと思うのだが~
思い出せない。
このモチーフは大正時代よくある物だったのだろうか? -
廊下の照明器具も復元したものらしいです。
上の透かしは換気口なのか?ただの天井飾りなのか? -
建物南側部分は中庭側に廊下があり
教室が南面に並んでいます。
貸出し用の部屋の照明器具は
新しい蛍光灯に付け替えられていました。 -
復元教室が一部屋。
昔の机と椅子が並べられています。
教室の天井は 緑にペイントされていました。
隅に透かしの換気口 色は塗られていますが
校長室と同じ意匠でありました。
窓の下にラジエーターらしきものがありました。
教室の暖房にスチーム暖房が使われていたのでしょうか? -
廊下にバンカラ学生の定番アイテム
マント、学帽、高下駄が ちゃんと置かれていましたよ。
そういえば~今年の夏前 つくば市のJAXAを見学した時
たしか、盛岡一校の生徒さんがバスで来られていたのですよ。
中に 長髪、学帽、高下駄の学生さんもいらっしゃって~
伝統は滅びずなのか~と。 -
東端の現在1-5となっている部屋。
古い配置図では「図書閲覧室」
校内でも広い方の部屋。
換気口が天井の中央にも見えます。 -
建物の端まで来ましたので
非常口から中庭へ出てみます。
建物の大きさが判ります。
古い建物が保存される場合 部分的な保存、移築などが多いのは
敷地内に新しい建物を造る都合も多いからでしょう。
ここは 旧制高校廃止後は信州大学文理学部として使用され
信州大学キャンパス移転後も
建物含みあがたの森公園と整備された為
本館と講堂は壊される事無く そのまま残され 活用されると言う
珍しいタイプかもしれません。 -
建物内に戻り 階段で2階へ。
親柱の彫刻は幾何学的模様 -
2階東端の部屋 下の階と同じ大きさの部屋です。
天井の仕上げは異なります。
白く漆喰が塗られた分 明るく見えます。 -
腰壁の意匠です。
スリットの入ったデザインと円が並んだデザインが見えます。
この建物が出来たのは1920年
階段の親柱もそうですが
アールデコ様式が感じられます。 -
2階南側の教室に30畳の畳敷きの部屋がありました。
こういう畳敷きの教室も旧制高等学校時代あったでしょうか? -
廊下角の垂れ壁の意匠。
先ほどの腰壁と同じように三本スリットのデザイン。
やはりアールデコっぽいテイストを感じます。 -
2階階段ホール。玄関前の大階段を上がった所です。
ここは造りも凝っています。 -
美しい三枚並んだ木製窓。
一番上の部分は脇の鉄棒で開け閉めできる回転窓になっています。
それは 教室や廊下すべての窓が同様。
ただし 今は開けない事、と札がついていました。
階段室の窓下の腰壁のデザインは この場所独自のものでした。 -
階段室のシャンデリア。
やはりこちらも復元です。
後で 旧制高等学校記念館で判明しました。
>旧近衛師団司令部庁舎階段室
旧米沢高等工業学校玄関ポーチ を参考に復元製作
となっていました。
写真などの資料が残っていなかったのですかね? -
大階段の親柱。
丸いデザインがここにも。
やはり幾何学的な意匠になっています。 -
踊り場部分の手すり彫刻。
ここにだけ具象的な植物 果実らしきデザインがありました。
何の実なのかは判断できませんね。
本館の内部はほぼ見ましたので外に出ます。 -
次に隣の講堂も見たい訳です。
ここが講堂の入り口だと思います。が、閉まっていますね。
杉並木側にも入口があったのでそちらへ行ってみましたが開いていません。
今日は見学できる日(月曜日休館)のはずだし・・・と
記念館の中に入り、講堂は見られないのか聞いてみました。
(茨城県から見に来たとちょっと 見たい感もアピール)
すると・・・よくわからないけど 鍵を持ってきて見せて頂ける事に。 -
本館が何の問題もなく入って見られたので
講堂もそうなのかと思っていました。
「特別ですよ」的に言われつつ
中に入って電気を付けますね。と
廊下の先へ行って電源を入れて下さいました。
講堂は普段は非公開だったのでしょうか??? -
そして ホールのドアの中に進むとこの空間が!
まずビックリしたのは シャンデリアの大きさ デカすぎやーん!
広い講堂のホール内に大きな見たこと無いタイプのシャンデリアが二基
写真でチラッと見た覚えはありましたが、こんなに大きな物がさがっているとは! -
広い空間のりっぱな講堂でした。
旧松本高等学校講堂
大正11年(1922)文部省大臣官房建築課 設計
重要文化財
ホールの広さは 11x9間(約99坪・330㎡) -
インパクトありすぎな このシャンデリアは
戦時中の金属供出で一旦は失われたそうです。
それを古い写真から復元したのが現在のシャンデリア。
とにかく大きいです。
そして重厚な美しさです。 -
ドアの上にシャンデリアと同じデザインのブラケット
他に1灯のものと2灯のものが 壁際、ドア上、舞台脇などに沢山ありました。 -
ホール後方にあるバルコニーの持ち送り部分。
ここにも彫刻で素敵なデザインが入れられています。
三本スリットと円のモチーフは 本館の意匠とリンクしています。
やはり アールデコのテイスト。
下部にあるベル型のデザインは 本館の換気口透かし柄とも似ています。 -
舞台は移動式の台のようでした。
過去に 何度か修復工事などもあったようです。
近年では2023年までも耐震補強工事が行われたそうです。
元々舞台は無かったのでしょうかね。 -
「特別」に見せて頂いてい居るので
あまりゆっくりも出来ません。
ホールをざっくり見て 照明を消してもらいます。
廊下に出ると 階段がありましたが さすがに上も見せてとは言えませんでした・・・。 -
廊下の反対側には 見取り図によると
1階2部屋、2階に3部屋 現在は「会議室」となっている部屋が並んでいます。
1階の広い方の部屋です。 -
隣の部屋との間の壁にはこのカウンター付き窓。
昭和17年(1942)時の写真があり
当時ここは 図書閲覧室であった事が判ります。 -
天井 部屋の隅にあった換気口の透かし柄。
建てられた年代の差か 本館の透かし模様とは異なっていました。 -
鍵を開けて下さった方にお礼を言い
最後に「旧制高等学校記念館」も見せて頂きます。
平成5年(1993)開館。令和7年4月から観覧無料となりました。 -
明治19年(1886)~昭和25年(1950)まで存在していた旧制高等学校。
主に帝国大学への進学の予備教育学校制度で3年間 男子のみ。
旧松本高等学校の敷地内に
全国の旧制高等学校の資料を集めた記念館として開館しました。 -
松本高等学校の思誠寮の部屋を再現したコーナーもありました。
-
興味深い展示物がありました。
松本高等学校の保存運動に関する展示の中に
失われた学校の照明器具復元に関するものが。
木製の形からガラスシェードを復元したそうです。
その木製枠が展示されていました。
こんな風にしてガラスのシェードを造るのですねぇ。
知りませんでした。 -
今からは考えるのも難しいバンカラ学生の時代。
それが良いとも言えませんが、そういう時代があった事も感慨深いものがありました。
旧松本高等学校本館と講堂 良くここまでの規模で残ってくれていたと思うのと
講堂の巨大シャンデリアの美しい景色は
来て良かった!と心に残る長野の美しい景色のひとつでした。
2日目最初の訪問場所はここまで。
まだまだ美しい景色探しは続きます。
この後は
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