反抗期まっさかりの高校生の娘を連れて、早春のパリへ。<br />目的は美術館めぐりと、娘の好きな競馬・乗馬関係の施設めぐりです。<br />円安で物価高のパリですが、少しでも安く上げようと、アパルトマンを借りて自炊するというビンボー旅行でした。<br />ご予算限られる方のご参考になれば嬉しいです。<br /><br />【その12】は、パリ最終日。飛行機はCDG20:20発なので、夕方までまだ時間が使えます。

パリ　アパルトマン暮らしと馬の旅【その12】最終日、カルナヴァレ美術館とマレ、そして帰国の途へ

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2025/03/22 - 2025/04/02

6504位(同エリア17002件中)

エリア

パリ(フランス)

旅行の満足度: 5.0

一人あたり費用: 25万円 - 30万円

旅行の手配内容: 個別手配

パリ最終日は雲ひとつない晴天！　今日は、娘の希望で革命の舞台を見に行くべくバスティーユ広場とカルアヴァレ美術館へ。
昨日のバス旅行にすっかり気をよくし、今回はモーベール＝ミチュアリテから、バスティーユ広場まで行くバスに乗ってみました。セーヌ川を越えてすぐ。

7月革命記念柱が青空に映えます。
フランス革命じゃなくて1830年の7月革命の直後に作られた記念柱。映画『猫が行方不明』では主人公が登ってました。
広場に面したカフェ、『カフェ・デ・ファール』。
一見したところごく普通のカフェ（Googleの口コミ最悪……）なのですが、ここで毎週日曜「哲学カフェ」が開かれているそうです。
ややわかりにくいですが、足元の鋪道に、かつてのバスティーユ監獄の建造物の跡を示す鋲が点々と打ってありました。
少し歩いたところにある、マレ地区、ヴォージュ広場の入り口。
ヴォージュ広場は、四方を貴族の館に囲まれた愛らしい正方形の広場で、パリ最古の公共の広場だそうです。
アパルトマンの立地を検討するときに、この近くも候補に入っていたので訪れてみました。やはりカルチェ・ラタンよりこちらの方が静かで落ち着いた雰囲気があります。

ヴォージュ広場の噴水。
広場をぐるっと取り囲むアーケードの一角に、ヴィクトル・ユーゴーがかつて暮らした館が記念館になっています。
なんと入館無料です。
東洋趣味炸裂？のサロン。
ダイニングルーム。

階下には、小さいながらもカフェやショップもあり、小さいながらも充実した記念館でした。
娘がぜひ見たいと言っていた、パリ市の歴史博物館「カルナヴァレ美術館」。
展示物は先史時代から現代までのパリの歴史と大充実なのに、常設展は入館無料という太っ腹ぶり。
パリ・ミュージアムパスが切れた後の観光にちょうどいいです。
入ってすぐのホールにある、商店の看板のコレクション。
フランス革命の展示は充実しています。「球技場の誓い」。
これも有名な、コンコルド広場に引かれてゆくマリー・アントワネットの絵。
モンマルトルに行った日にたまたま見つけた美味しいお菓子のお店「オー・メルヴェイユ・ドゥ・フレッド」。
マレ店が近くにあるのを発見し、もう時間がない～とかいいながら買いに立ち寄りました。
コントレスカルプ広場のアパルトマンともこれでお別れです。
チェックアウトは15：00と、夜出る便に乗るにはちょうどいい時間に設定されています。
最後に残った食材＋美味しいブーランジェリーのキッシュで昼食後、きれいに掃除してゴミを1階にある共同のゴミ置き場に捨て、チェックアウトします（帰りはスタッフの立ち会いなし）。

CDG空港には17時すぎに着けば余裕なので、まだ少し時間がありました。
リュクサンブール駅からRER-B線に乗るつもりで、リュクサンブール駅まで歩きました。徒歩15分ほどでしたが、荷物があると石畳の道がちと大変。
せっかくなので娘がまだ見ていないリュクサンブール公園で一休み。

ちなみにリュクサンブール駅には、地上からのエレベーターが設置されています（サン＝ミッシェル通りの、公園とは反対側の歩道）。が、行くのは改札階までで、ホームに降りるには結局短い階段をスーツケース持っておりないといけませんでした。
クレームブリュレが食べたい！という娘の希望で、公園内のカフェ「La Terrasse de Madame」へ。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100066864787538
緑に囲まれた素敵なオープンエアの席に座れました。
紅茶・コーヒーが飲めない娘がクレームブリュレだけ頼んだら「そんだけ？」と言われたけれどね（＾＾；　
クレームブリュレ巨大。
RER-B線は早朝に乗った到着日よりは混んでいましたが、通勤ラッシュ前だったからか、大荷物を持っていても特に問題はありませんでした。
それより困ったのが、すでに期間の終わったNavigo Découverteに、CDG行きのチケットをチャージできるのかと思いきや、チャージが不可能（というか、1日券とかチャージはできるがこの一日券はCDG不可）で、新しいNavigoEasy（1枚2ユーロ）を二人分新たに購入しないといけなかったこと！！　なんちゅー馬鹿げたシステムや！！とさすがに腹が立ちました。もっとシンプルにできないものかなあ。

出発の約3時間前にCDG空港に無事到着しましたが、中国国際航空のカウンターは長蛇の列。
昨夜の時点で、オンラインチェックインを試みたものの、なぜか全くチェックインできず、嫌な予感がしていましたが案の定でした。後ろにならんだこれから北京経由で韓国へ行くというフランス人のお母さんもオンラインチェックインができなかったとのこと。結局ここで1時間半くらいかかり、出国ゲートを通って搭乗口に急いだらすぐに搭乗開始になるという、まさにギリギリでした。
エアチャイナは、かなり余裕を持って空港に行ったほうがよさそうです。
写真は、搭乗前、CDG空港にて。
機内食（中華のfish wth rice）は一応フランス製。味はまあまあ。
北京到着前の朝食は、クロワッサン＋ワッフル＋カップケーキというなんだか組み合わせがよくわからない炭水化物セットでした。最後のフランスの食事かな？？　
さようなら、フランス。