2025年11月紅葉ちょっと手前の京都　その３～真如堂辺り。夜は高台寺和久傳で序破急の懐石を楽しむ

2025/11/05 - 2025/11/05

2025年11月、紅葉の見頃、ちょっと手前の京都へ。その３は真如堂から金戒光明寺、岡崎の生ショコラのお店へ。夜は高台寺和久傳で秋の懐石料理を楽しみました。

・市バスで真如堂（真正極楽寺）へ
　　本堂のまわり、書院と随縁の庭・涅槃の庭、映画誕生の碑、三重塔
・金戒光明寺を通り抜け
・京都生ショコラ オーガニックティーハウスでケーキ
・夕方の八坂神社
・高台寺和久傳で秋の懐石料理

表紙写真は、真如堂の三重塔と色づき始めた葉っぱ

エリア 東山・祇園・北白川(京都)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.5

• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

市バスで真如堂前へ。バス停の名前は「前」ですが、実際は裏手に当たります。

かなり急な坂＆階段を上ると、本堂の裏手に到着。

本堂の横手にある三界萬霊塔。

本堂脇から、色づき始めた紅葉ごしに三重塔を。

真如堂と書かれた提灯。

真如堂 (真正極楽寺) 寺・神社・教会

本堂に入ります。

金糸で刺繍された『観経曼荼羅』が特別公開されていました。

ちょうどお十夜にあたるため、本尊阿弥陀如来の手に結ばれた糸・綱が本堂前の回向柱まで伸びていました。

書院に向かいます。真如堂と書かれた手水鉢。

随縁の庭。

ここも、いつもは人でいっぱいですが、紅葉が最高潮になる前だったせいか、ほぼ独り占めできました。

涅槃の庭。

真っ赤な紅葉も素敵ですが、薄緑に一部赤が混ざる様子も美しい。

本堂の横手回廊からの三重塔。さっきより高い位置から撮っているので、塔も少し見えますね。

本堂入口からの結縁の綱。

外に出て、回向柱から撮った結縁の綱。

本堂のすぐ脇には、京都映画誕生の碑が。

説明によると、”牧野省三氏が、第一作「本能寺合戦」を撮影した、この地「真正極楽寺　真如堂」境内に、その足跡を深く刻み、益々の映画発展を願って「京都・映画誕生の碑」を建立”とあります。

さらに奥には池も。

このあたりの紅葉は進んでいますね。

三重塔と紅葉。

振り返ると、この時期なのに朝顔が咲いていました。

真如堂の総門をでます。

その先を左に降りてダラダラ行くと、金戒光明寺に至ります。
その途中にも塔頭寺院がいくつか。

金戒光明寺の御影堂。

金戒光明寺(黒谷さん) 寺・神社・教会

御影堂前から見た山門。

この石段は迫力がありますよね。

人がいない、というのもポイント。

石段下から振り返って見た御影堂。

山門をくぐります。

その先、ひときわ赤く色づいた紅葉がありました。

丸太町通りに抜けて、ちょっと先にあるティーハウスに行くことにしました。

場所がほんとに分かりづらい。小さな案内表示を見落とさないように。

京都生ショコラ　オーガニックティーハウスです。

なんとも風情のある入口。

京都生ショコラ オーガニックティーハウス グルメ・レストラン

これが表札？

ベルを鳴らしてくださいとあります。

靴を脱いで中へ。

民家をそのまま利用したティーハウス。

ケーキを注文しましたが、その前に生ショコラを。

チョコレートケーキ。フルーツがいろいろ乗っていて、楽しくいただきました。

お茶の写真は撮り忘れ。

一旦ホテルに戻って、夕方出直しました。

八坂神社の西楼門。

振り返ると夕日が沈むところ。またたく間に空の色が変わっていきます。

参道にはお祭りでもないのに屋台がでているのですね。

京都を銘打ったものが散見されました。

国宝の本殿。

八坂神社 寺・神社・教会

ほぼインバウンドの観光客は、舞殿の写真を撮っていました。

確かに絵になりますもんね。

南楼門をでます。

マジックアワーですね。

高台寺和久傳の入口。

高台寺 和久傳 グルメ・レストラン

入口に生けられていたゴージャスな菊。

２階のお部屋に通されました。

部屋の窓からの景色。

床の間の設え。

最初に出されたのはゆず湯。

そして小さなお椀。

寒い時期だからでしょうね。外から来て、まずは身体を温めます。

中はいろいろなきのこ。秋らしさを感じます。

飲み物はシャンパンにしました。この漆塗りのシャンパンクーラーがおしゃれ。

柿の葉っぱをまとってでてきたのは、蟹春巻。

熱々を、柿の葉っぱで巻いて手で持って食べます。

かじかんだ手も温かくなりますね。

さらにお椀もの。

イノシシで取った出汁のお椀。根菜もたっぷり。

身体も温まったところで、ようやく冷たいお料理。

ウスバハギのお造りです。

そして、焙烙に炭が起こされました。

蟹の解禁には１日早いし、何が焼かれるのかな、と思っていたら・・・

からすみ餅でした。

何度もひっくり返して、じっくり焼いてくださいます。

お皿に入れて。これも手に持っていただきます。

からすみ持ちは何度か食べたことがありましたが・・・

からすみの入り方が半端じゃなかったです。

牛肉の代わりに出していただいたのが、スッポン。

まずは幽庵焼きで。すごくおいしい。

続いてはタレ焼きで。

ふわふわのネギをまとってでてきたのは・・

いちじくでした。お味噌といっしょに。

そしてアワビ。銀杏餡でいただきます。

お椀までの温かいお料理を「序」とし、お造りが「破」とするならば、そこから先は怒涛のような逸品が続く「急」。

今までは最初の一品にガツンとくるものが多かったのですが、今回は尻上がりにピークがくる献立でした。

ここからはお食事。４種類から選べます。
全部を少しずつでも良い、とのことでしたので・・・

カツオの握り。

サワラの天むす

鯛茶漬け

すっぽん煮麺

と全部いただきました。

デザートは洋梨。

そして、自家製の栗もなか。優しい味です。

お抹茶でしめ。

お部屋のお花。侘びた秋の風情を楽しみました。