義母と歩く京都 ① 梅小路から平等院へ

2025/09/20 - 2025/09/22

昨年実母が他界し、親は離れて暮らす奥様の母親一人となった。
孫も成人して帰省して顔を見る機会も減ったので、偶に旅行に連れ出して会うようにしている。
今回は遠出して京都。
二泊三日で結構詰め込んだ旅程になってしまったが、取り敢えずは喜んで貰えたようだ。
結構盛りだくさんの京都旅行。
旅行記は四部構成。
第一部は初日のホテルと平等院訪問を中心に記す。

エリア 宇治(京都)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

静岡在住の義母と京都駅で合流し、山陰本線(嵯峨野線)に乗換え、次の駅『梅小路京都西』駅で下車。
改札を出てすぐのエレベータで高架上に上がって一本道を進むと、今夜の宿『ホテル エミオン京都』まで徒歩3、4分。
途中でこんなのがあった。
『Future Train』本日開業だそうだ。
というか店頭にいるスタッフによると、
「6分前に開業しました」
電車ではなく、廃線を活用した高架上レストラン。
ただ料理の内容が義母には絶対に合わないので今回はパス。

上の写真の場所から20秒ほど歩いた場所からの一枚。
今夜の宿、ホテル エミオン京都。
なかなか立派な構えだが、この宿結構リーズナブル。

ホテルエミオン京都 宿・ホテル

自分達の京都旅行の御用達 JR東海ツアーズ『ずらし旅』の中でもリーズナブルな宿。
飛び石連休の土日二泊、朝食付き。
新横浜～京都の新幹線往復指定席券と合わせて2名で9万円弱。
この価格帯のホテルにしては感じの良いロビーだ。
コンシェルジュの対応も親切で好印象。

予想より順調に来たのでクロークに荷物を預け、すぐ隣にある『京都市中央市場 水産棟見学エリア』に足を運ぶ。
ホテルから高架になった歩道を歩いて数分で到着。

ここがエントランス。
卸売市場の見学コースとはにわかに信じ難い。
遠くから僅かに漂ってくる魚の生臭さに、かろうじてここが魚の卸売市場だと思う程度にテーマパーク化されている。

京都市中央卸市場 名所・史跡

ちょっとこれは･･･
結構気合入れて見学コースを作りましたね･･･。

あら？･･･ 何もない ･･･
･･･ そうだった ･･･ 今日は土曜日だった ･･･

一通り魚のいない市場を眺めながら、良く出来た見学路を通ってホテルに戻る。

お昼に丁度好い時間になったので、ホテル2階の商業エリアにある『本家 さんきゅう ホテルエミオン京都店』に伺った。

寿司ランチ
これ、税込950円よ。
一貫一貫のネタが大きく、殆どが美味しかった。(マグロのみそんなに良くなかったかな･･･)
ボリュームもあり、これはなかなかの高評価。

お腹も満たされたので、一旦京都駅まで出て、奈良線に乗換えて宇治まで南下。
途中車窓からSLが見えた。

宇治駅到着

宇治駅 (JR) 駅

暫し歩いて平等院に到着。
40年以上来てないな･･･。
全然変わっとらん。

平等院 寺・神社・教会

真っ先に鳳凰堂内部観覧(各回50名定員)の券売所に行ったところ1時間20分待ちとの事だった。
ちょっと待つが、良い機会なので参加。

彼方此方見て廻ったが、義母も歩き疲れたろうし、こちらで一服する事にした。
平等院 茶房 藤花

平等院 茶房 藤花 グルメ・レストラン

宇治 玉露を注文。
自分のように玉露を飲み慣れていない人には結構な衝撃だと思う。
一番煎じはまるで昆布茶。塩味と旨味を感じる。
二番煎じはやや普通のお茶に近づき、
三番煎じで飲み慣れたお茶になる。
一杯毎に刻々と変わる味わいが面白い。
四番煎じまでは美味しく戴けた。
なかなか面白い体験だった。
とても静かな空間だし、平等院で歩き疲れたら是非。

さて、鳳凰堂内部観覧の時刻となった。
ここから先は撮影禁止。
爺さんがこっそりスマートフォンを構えてスタッフから注意を受けていた。
自分もやっちまいそうなので注意、注意。

鳳凰堂を満喫し、参道を歩き、奥様たっての希望のこちらに到着。
中村藤吉本店

中村藤吉本店 宇治本店 グルメ・レストラン

とんでもなく並んでいる･･･
受付のディスプレイを見ると3時間待ち。
こりゃぁ無理だ。

雰囲気を楽しむのも目的の一つなので、こちらでお茶でも買っていきますか。
売店は凄く味がある。

試飲もさせて頂ける。

ところがこちらのお茶はちょっと高額に過ぎる。
緑茶は結構がぶがぶ飲む家なので、この価格だと普段使いはできないかな。

中村藤吉本店を後にして、次はこっち。
伊藤久右衛門 JR宇治駅前店

伊藤久右衛門 JR宇治駅前店 グルメ・レストラン

こっちは結構リーズナブル
試飲もさせて頂いた。

お土産のお菓子も手頃な価格で品も良い。
こちらは敷居が高くない。
この後JR奈良線・山陰線と乗り継いでホテルに戻った。

ホテル エミオン京都にチェックイン。
隣合わせのツイン二部屋があてがわれ、自分はシングルユース。
そんなに広くはないが、一人で使うには十分な広さ。
掃除も行き届いており、清潔感のある客室だった。

ホテルエミオン京都 宿・ホテル

さて恒例のルームツアー。
ベッドは実にシンプル。宮棚はおろかヘッドボードすらない。
足元には館内着が置かれていた。
このホテルにはレセプションの隣にルームキーで開けられるセキュリティドアがある。ホテルのローカルルールとして、その内側は館内着で歩き廻って良い事になっている。

バスルーム
レインシャワー完備で湯舟も広い。
凄く好い浴室だ。
だがこのホテルには大浴場があり、そっちが快適だったので、結局この浴室は一度も使わなかった。

トイレ
こっちも新しく綺麗。

洗面台も綺麗だった。

空の冷蔵庫と貴重品保管庫、湯沸かし器、アイスペールがある。
エレベータホールの近くにアイスマシンがあるので、氷の調達は容易。
以上、ルームツアーでした。

ホテルの規模に対してはやや小振りに思うが、レセプションのある3階に大浴場がある。
セキュリティドアの内側なので館内着で行く事ができる。
ジェットバスやサウナもあり、清掃の状態も良好で快適なバスタイムだった。

夕方になったのでホテル最上階のスカイテラスへ。
夜はこのように京都の夜景を楽しむ事ができる。

中央に見えるのが東寺 五重塔

スカイテラスで夜景を楽しんだ後は夕食へ。
ホテルから徒歩2、3分の場所にある居酒屋『そろり』。

おばんざいはショーケースから選ぶ。
盛合せよりは単品を注文するお客さんが多いそうだ。
割と美味しかった。

おばんざい三品。
左からポテトサラダ、お魚の南蛮漬け、万願寺とうがらし。
どれも美味しく戴いた。

鯖の葱まみれ、みたいな名前だったような･･･
鯖の竜田揚げに九条葱が満載で美味しかった。

蛸の唐揚げ
これ、美味しい。
こんな料理をあと数点注文して、ちょっとお酒も入ってほろ酔い気分。
どの料理も美味しく、このお店お薦めし易い。

女性陣はこのままホテルに戻って早めに就寝。
自分は飲み足らないのでホテルのすぐ横にあるセブンイレブンでお酒と肴を買って一人晩酌。
京の夜が更ける。

第二部に続く
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