自転車で巡る松山2025(8)「黒門口登城道」を歩いて登ろう、松山城

2025/04/09 - 2025/04/09

2025年4月7日から4月10日まで愛媛へ行ってきました。
旅行3日目となる4月9日。
午前中はバスで「愛媛県立とべ動物園」。
午後はホテルの無料自転車で「松山城」へ。
ロープウェイを利用するのが一般的なルートですが、登城道を通って徒歩で松山城を目指したところ、そこには意外な出会いもありました。

エリア 松山(愛媛)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「7）しろくまピースの水浴び
　https://4travel.jp/travelogue/11999896」からの続きです。
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時刻は14時。
とべ動物園を出ると、バス停はすぐそこです。

往路は松山駅からJR四国バス「久万高原行き」に乗りましたが、
今の時間帯は直行バスがなく、乗り換えで時間がかかります。

そこで、帰りは伊予鉄バス「松山市駅行き」を利用。
運賃は電子マネー払いが740円。現金は760円。
（往きのJR四国バスは現金払いのみ、510円でした）

愛媛県立とべ動物園 動物園・水族館

伊予鉄バスは1時間に2本、毎時25分と55分発。

ベンチで待つこと数分。

時刻表通りにバスが来ました。

バスに乗って松山市駅へ向かう途中、

「みきゃんのゴム印」を売っている店を発見。
こんなものまで、みきゃんとは… (^.^)

とべ動物園を出たバスは
35分ほどで松山市駅に到着しました。
ホテルに戻る前に駅前の「木村蒲鉾店」に寄って、

木村蒲鉾店 専門店

じゃこ天を買いました。
口コミ通り、安いです (　ﾟ ∀ﾟ )

どれにしよう、目移りする。

スーパー豆大福2個（290円）
甘酒まんじゅう3個（390円）
など手作り和菓子も売っています。
松山名物「醤油もち」2個入り260円も気になるが、

一番人気の「宇和島じゃこ天」（85円）と、
昔ながらの素朴な味わいの「八幡浜じゃこ天」（60円）を購入。
「美味しい召し上がり方」という説明もつけてくれました。

「宇和島じゃこ天」は昨日、今治のホテルで食べたじゃこ天といい勝負。
「八幡浜じゃこ天」は軽い味わいで食べやすかったです。

木村蒲鉾店からホテルまでの通りは、
市電の線路が交差している所もあるので、

足元に注意して歩かないと転びそうです。

そういえば、3日間も松山にいたのに、
市電に乗りませんでした。
一度くらい乗ればよかったかな。

15時30分、ホテルに戻り、無料自転車を借りました。
昨夜、ライトアップを撮影した愛媛県庁。
日中の様子も見ておこうと思ったのです。

その途中で見つけたパンダの標識。懐かしい（^。^）

真新しいから最近、設置したのかな？

16時35分、城山公園の無料駐輪場に自転車を停め、
歩いて愛媛県庁へ行こうとしたのですが、

城山公園堀之内地区 公園・植物園

勝山（標高132ｍ）を眺めていたら、
オアフ島のカピオラニ公園を思い出しました。

上の画像は、2016年5月に撮影したカピオラニ公園。
こうして並べてみると、あんまり似てないかな。
勝山を見てハワイを思い出したのは、
「ハワイへ行きたい」という深層心理の現れかも。

勝山の上にちょこんと見える「松山城」。
たいていの人はロープウェイかリフトを利用しますが、
私は徒歩で登ってみることにしました。

「県庁裏登城道」か「黒門口登城道」か。どちらのルートをとるべきか。

ぱっと見て距離が短そう。
そんな理由で「黒門口登城道」へ。
しかし、どちらも松山城 本丸広場まで徒歩20分とのことでした。

天守までは900m。
歩いて登るなんて物好きは私くらいかと思ったら、
中高年の女性ふたりと若い男性ひとりとすれ違いました。
他にも歩いている人がいると思うと、心強い(^^)

時刻は16時35分。
暗くなる前に下山できるよう、がんばろう！

おおっ、美しいライン (*ﾟ▽ﾟ*)

見事な積み方に目を奪われました。
（感動するポイントがマニアックすぎ!?）

これは「槻門跡」（けやきもんあと）です。
平成13年の芸予地震で危険な状態となり、
平成17年から2年かけて解体修理したそうです。

槻門跡から先は歩きやすい石畳ですが、登りが少々、きついです…。

左へ行くと「天守」。
右には「二の丸庭園」が見えます。

二の丸庭園には藩の中枢となる「表御殿」と、
藩主の家族の住居「奥御殿」がありました。
平成4年から史蹟庭園として公開されていますが、
見に行く時間はありません…。

天守を目指し、ここから本格的な登りです。
カバンにつけたイノシシ除けの鈴がうるさいけれど、
身を守るためだから、我慢、我慢。

本丸まで530m。

こまめに表示があるので道に迷う心配はありません。

庚申庵で見かけたアヤメ科アヤメ属の多年草の「シャガ」を眺める余裕もありました。

しかし、そこから先に待つ「屈曲」が曲者で、

5つも連続する屈曲に、さすがに息が切れました。

一段一段、高さもあるから登りづらい(T-T)

本丸まで320mという地点で、野良猫を見かけました。
どうして、こんな所に!?

不思議に思いながら、
上るのに必死で、それどころではありません。
どこまで登りが続くのか (^_^;

あっ、空が見えてきたヽ(°▽、°)ノ
ゴールは近い

…と喜んだら、甘かった。
上から下りてきた男性に、あとどれくらいか尋ねたら、
「10分くらい」だと言う。
え～、まだ、そんなにあるの (´Д` ;)

「がんばって」
ノニャの笑顔に励まされ、

登りきりました (=´∀｀)人(´∀｀=)
ここでロープウェイを下りた人たちと合流します。

「上り20分」という指標通り、20分かかって到着。

でも、天守はまだ先です。

時刻は、16時52分。
日没前に急がなきゃ。

創建当初から扉がなかったという「戸無門」からは
観光を終えたインバウンドの観光客が続々と出てきます。
戸無門を抜けると、

筒井門からは空に白い月が見えました。
この4日後、4月13日は満月です。

松山の街を一望 (^o^-)

写真を3枚、繋げたら、この場の空気が伝わるかな。
（クリックすると拡大画像が表示されます）

観覧車「くるりん」や、

大街道方面も見えました。

東側からは道後公園が見えるはずですが、

これといって目立ったランドマークがないので、よくわかりません。

天守へと歩いていくと、

松山城 名所・史跡

待っていたのは「よしあきくん」。
松山城のマスコットキャラクターで、
松山城の初代城主、加藤嘉明（よしあき）にちなんで名付けられました。

ここで突然、クイズです。
ノニャは、よしあきくんと記念撮影しました。
上の写真で、ノニャはどこにいるでしょう？

答えは、ここ。
兜が、顔に刺さってる!?

…などと遊んでいる場合ではありません。
時刻は17時を過ぎました。
天守を見学する時間はありません (T-T)

帰りは、往路と違う登山道を下りたかったけれど、
これからひとりで初めての道を下るのは危険かも。

上ってきた黒門登城口を下りることにしましたが、

一段一段が高いから、膝がガクガク (´Д` ;)
上の画像は振り返って撮影したものですが、
その高さと大変さが伝わるでしょうか。

なんとか明るいうちに戻ってこれて一安心。
下りの所要時間も指標通り15分でした。

その下山途中、野良猫に餌をあげている、おじさんに会いました。
数人の仲間たちと交代で餌を運んでいるとのこと。
最近、子猫も生まれたそうです。
餌は、たいていこの時間に持って来るから、
冬は真っ暗なのだとか。
灯りを手に山道を登るなんて（０_０）
なんと猫愛に溢れているのでしょう。

城山公園堀之内地区 公園・植物園

さて、この日の観光はまだ続きます。
やって来たのは、愛媛県庁。
昨夜、撮影したライトアップと比べるため、
日中の「みきゃんカー」も撮影しました。
この時の画像は旅行記「3)愛媛県庁みきゃんカーを昼と夜」https://4travel.jp/travelogue/11997471　に載せています。

愛媛県庁舎 名所・史跡

県庁での撮影を終え、18時30分、ホテルに戻ってきました。
大浴場は、この日も貸し切り状態で、ゆっくり疲れを癒せました。
そして、19時からは「平日限定・無料カレー」。

普段は口にしないカレーを、なぜか旅行中に食べたくなり、
いつもレトルトカレーを持参する私にとって、
これは願ってもないサービスです。

レトルトカレーは2種類、ビーフかポーク。
いずれかひとつを選べます。
日替わりのトッピングは、鶏の唐揚げ。
朝食にも出てきたけれど、美味しかったから嬉しい（＞∀＜）

夕食後は、観覧車のライトアップを撮りに行くつもりでした。
ところが、どっと疲れが出て動けない…。
今日はもう休んだほうが良さそうです (T_T)

明日は旅行最終日。
飛行機は19時発なので、夕方まで時間があります。
しかし、天気は下り坂。自転車は無理かな （＞_＜）
以上、続きは次回へ。ご覧いただきありがとうございました。

この旅行記へのコメント （6）

• aoitomoさん 2025/12/05 18:51:39

  体力余り過ぎ？！( ´艸｀)・・で城登り！

  kiyoさん こんばんは～
  
  とべ動物園ではピースに出会えてコンプリートですが、
  運動が足らなかったのか『黒門口登城道』を歩いて登るという元気さ。
  流石、持久力も半端ないkiyoさんです。
  あえてロープウェイを使わず石畳に石垣、屈曲や一段の階段……。
  そんな昔ながらの登城道を一歩一歩、自分の足で進んだことで、
  ただの観光じゃ得られない“城への道の時間” を全身で味わえたんじゃないでしょうか。
  
  ロープウェイを使っていたら
  野良猫との出会いや、槻門跡の石垣に目を奪われたっていう細かな観察も、
  できないわけだし、
  たとえ天守まで行けなくても、
  その道中で感じた風や空気、街を見下ろしたときのあの眺め──
  きっと心に残る思い出になったはずです。
  こんな“リアルな城登り”を選ぶkiyoさんの旅心もナイスです。
  
  aoitomo

  kiyoさん からの返信 2025/12/05 19:59:17

  RE: 体力余り過ぎ？！( ´艸｀)・・で城登り！

  aoitomoさん、こんばんは。
  いつもありがとうございます。
  
  ピースに会えて、本当に嬉しかったです。
  ピースと言えば、12月2日、26歳の誕生日を迎えたそうです。
  とべ動物園が「今日のピース」として公開している動画の中で、
  誕生日の前日、12月1日の様子をYouTubeで見ることができます。
  https://youtu.be/Ec-YRbOJ4l0
  
  私が四苦八苦して撮ったプールも映っていて、
  上から見ると、こんなに深さがあったのかと驚きました。
  そのそばで遊ぶピースの様子も愛らしいです（＾＾）
  また会いに行きたくなりました。
  
  体力。
  旅行中はなぜか普段と違うパワーがみなぎってくるようで
  元気百倍です。
  でも、旅行前はいつも体調不良に陥ります…。
  
  来週、一泊二日の旅行を計画しているのですが、
  案の定、体調が下降気味（～～；
  さらに10月の広島旅行で、
  歩きすぎて痛めた足首が完治しておらず、
  どうなることやら…です。
  kiyo

• sanaboさん 2025/12/04 22:17:26

  お久しぶりです^^

  kiyoさん、こんばんは～
  
  ずっと忙しくしていてフォートラから遠ざかっていたので
  大変ご無沙汰してしまいました_(._.)_
  急に寒くなりましたが、お変わりありませんか？
  
  松山へいらした旅行記を見せていただきました。
  ホテルに無料自転車があると便利でいいですね。
  松山城ではロープウェイでもリフトでもなく
  徒歩を選ばれたkiyoさん、偉いわ～！
  私だったら迷わずロープウエイに乗ってた自信があります(^^ゞ
  途中からかなり険しい山道でしたけど
  よく野良猫ちゃんに気づかれましたね。
  地元の方たちが餌をあげてることがわかって安心しました^^
  突然のクイズ、ちゃんとノニャちゃんの居場所わかりましたよ～
  松山城への山道を往復されたから観覧車を見に行けなくて
  残念でしたけど、無理は禁物と最近私も気を付けるようにしています。
  
  気忙しい季節になりましたけど、お風邪などひかれないように
  気を付けてお過ごしくださいね。ではでは、また～
  
  sanabo
  

  kiyoさん からの返信 2025/12/05 07:47:39

  RE: お久しぶりです^^

  sanaboさん、こんにちは。
  
  お忙しかったとのこと、お疲れは出ていませんか？
  これから年末年始に向かって、
  ますます忙しくなられると思いますが、
  完璧を目指さず、ほどよく手を抜いて
  突然、疲れでバタッと倒れることがないように。
  …というは、私自身へ向けた言葉でもあるのですが（＾＾；
  
  旅行前に、松山市の観光サイトで
  徒歩で登るルートが紹介されているのを見つけ、
  チャレンジしてみました。
  所要20分なので、比較的、挑戦しやすい道かなと思ったのです。
  ただ、動物園から戻ってきて疲れていたのがネックでした…。
  本当は、翌日、元気があるうちに登りたかったのですが、
  翌日は雨予報が出ていたので、無理して登りました。
  結果的に、松山を一望できたので良かったです。
  
  野良猫ちゃん。
  あんな山の中にもいるとは驚きました。
  
  普段、うちの庭を”トイレ”として使う近所の野良猫には
  腹が立って、猫は苦手なのですが、
  あの山の中の猫は、過酷な場所で頑張っている、
  しかも子猫を生んだばかりという姿が健気で
  ガンバレと応援したくなりました。
  kiyo

• ohanaさん 2025/12/03 23:41:00

  城

  kiyoさん
  こんばんは
  
  城：日本には日本ならでの城の形がり、それぞれ特徴があるのだなと最近TVなどで紹介されもっと日本を周っていれば良かったな～と思います。
  
  手入れも大変でしょうが、一世紀以上前の木造の建物が残っていることは凄いですが、その時代に設計し作り上げたこと自体凄と思います。
  
  確かに城は低い場所にはないですね～それなりに奥まっているか上るか。
  
  いつも健脚には脱帽です。
  
  足で稼ぐと言葉がありますが、確かだと思います。
  
  眺める城ではなく、体験する城。
  やはり城を守るためには、行きやすかったら守り切れないかも？
  それ故に大変な道のりになるのでしょうか？
  
  大名も大変？いや家来が籠で運ぶ？いずれにしてもすべてが足ですから当時のご苦労を考えてしまいます。
  
  今回も親切なしお城の説明ありがとうございました。
  学習出来ました。
  
  　　　ohana

  kiyoさん からの返信 2025/12/04 07:48:33

  RE: 城

  ohanaさん、こんにちは。
  
  日本の城。
  以前は全く興味が湧きませんでした。
  いえ、城どころか、国内を旅するより、
  海外へ行きたい思いが強かったです。
  ですが、最近、国内を旅する機会が増え、
  日本も面白いと思うようになりました。
  
  これまで、ただ漫然と眺めていた日本の城も、
  よく見ると、建築技術の高さに驚かされることも多々あり。
  今まで目に留まらなかった点も気づくようになりました。
  ある程度の知識があると、
  見えるものが違ってくるのだと実感しています。
  
  今年10月には広島の福山城へも行ってきました。
  早く旅行記を完成させたいのですが、
  愛媛の旅行記はまだまだ続きます…。
  飽きずにご覧いただければ嬉しいです。
  いつもいいねとコメントをありがとうございます。
  今期最強の寒波到来だそうですが、どうぞ風邪など召されませんように。
  kiyo