モネを訪ねてフランス旅行 (2) 初めてのパリ　久しぶりのパリ

2025/06/13 - 2025/06/19

2025年6月　6年ぶりに国際線に乗った。
行き先はパリ

モネの終の棲家、ジヴェルニーに行くと言う友人たちに同行させてもらって実現した旅。コロナ以降 我が家では色々なことがあって、もうパスポートを使うことはないのかも…と　海外旅行は半ば諦めていたので、行けることが決まってからは「ここに行きたい、あれを見たい！」と もう準備が楽しくて。実際行ったらもっと楽しくて。
旅はやっぱり癒し＆エネルギーチャージだなぁ。

余韻に浸っていたらあっという間に2ヶ月が経ってしまったけれど大切な思い出、記録に残します。

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2日目
今回パリに来るのが5回目ひとり、2回目ふたり、初めてがひとり というメンバー
それぞれに行きたい所、やりたいことがあったので、スケジュールはかなり盛りだくさん！この日はサントシャペル、コンシェルジュリー、ノートルダム、セーヌ川クルーズと朝からフル稼働でした。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

2度目のパリで地下鉄デビュー
ホテル近くのオペラ駅からシテ島へ向かいます

シテ島到着
懐かしい風景にちょっと感動☆彡

シテ島 旧市街・古い町並み

こちらも懐かしいサントシャペル
前回、ノートルダムを訪れた際にこちらにも寄ったのですが、ステンドグラスのあまりの美しさに圧倒された教会です

サントシャペル 寺院・教会

友人3人は初めてのサントシャペル
念のため予約をして行きましたが パリもオーバーツーリズム! 後日モンサンミッシェルツアーで一緒になった人が予約なしで行ったら入れなかったと言っていたので、事前予約しておいて良かった～!

これこれ！
これがもう一度見たかったステンドグラス

友人たちにも絶対に見てもらいたかったステンドグラス

9年ぶりのサントシャペルは

ステンドグラスの美しさも

窓から差し込む彩色の光も

変わっていなかったけれど…
観光客が爆発的に増えていたのが大きな変化

自撮りする姿も以前はほとんど見かけなかったけど、今回は自分たちも撮ってしまった^^;

ファサードも変わらず素敵

サントシャペルの外観も望遠レンズでパシャリ
友人達もクッシー一押しの教会を気に入ってくれて50分ほど滞在しました

サントシャペルを堪能したあとは、サントシャペルの入場チケットとセットになっていたコンシェルジュリーへ

コンシェルジュリー 城・宮殿

10世紀に王宮として建てられたものの、14世紀以降は長らく牢獄として使われていた建物

マリー・アントワネットが投獄されたことでも知られています

広々とした空間ですが どこか寒々しい

ゴシック様式の建物

牢獄として使用されていたエリア。当時は有料で、払った額に応じて設備が変わったそうです。藁が敷かれただけの雑居房、簡単なベッドがある雑居房、家具を持ち込むことも可能な独房。なんでも「お金」なのね～　

窓には鉄の柵
牢獄の名残り？

中世時代に作られた王の礼拝堂の跡に作られた囚人のための礼拝堂、マリー・アントワネットはここに勾留されていたそうですが、脱獄を企てたことから独房へと移されたのだとか

女たちの庭
2階建ての女性囚人の独房舎に囲まれた中庭は、女たちの庭と呼ばれ、女性囚人が日中の散歩に使っていた庭です。
※フランス ボックスより
https://francetabi.com/conciergerie/#i-13

鉄の柵がいかにも牢獄。。。

シテ島、いやいやパリを訪れたらやっぱり外せない名所、ノートルダム大聖堂

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

2019年4月のショッキングな大火災は今も記憶に新しいところですが、6年が経った今、修復はどこまで進んでいるのでしょう？

2024年12月から一般公開が再開された聖堂内部

バラ窓や身廊、側廊、柱など　

中にいると火災があったことなど全く感じさせない様相です

パリ5回目の友人は内部が白く明るくなった気がすると感想を言っていましたが、修復で火災時の煤や埃を徹底的に除去したそうなので、より美しい姿で復活したのかも

祈りを捧げる人々の姿、神聖な場所であることは今も昔も変わりませんね

一方外部の修復は今も続いています。こうして少しずつ元の美しい姿を取り戻していくのでしょう。首里城もそうですが、修復に関わる方々の技術や労力には本当に感服します。

朝から歩き通しでそろそろお腹もすいてきました。カフェを探してぶらぶらしながらサンルイ島へ渡る橋の上から眺望をパシャリ

サン ルイ橋 建造物

サンルイ橋を渡ると雰囲気の良いお店がたくさん！
その中のひとつ、コーナーにあったカフェに入ってみました

サン ルイ島 文化・芸術・歴史

Cafe St REGIS
ビールやコーラのシュワシュワで喉をうるおしたあとは、クロックムッシュやアスパラのソテーなどをシェア。どれも冷たい白ワインに合う～☆彡

Cafe St REGIS カフェ

生ハムとチーズの盛り合わせも期待を裏切らない美味しさでしたが、特筆はエシレバター！　美味しすぎて、バターを食べるためにパンをお代わりしたほどです　笑

行き当たりばったりで入ったカフェが大当たり！　大満足なランチを食べたあとはセーヌ川クルーズへ

パリ市庁舎 現代・近代建築

バトビュスでエッフェル塔まで行き、そこからパリ五輪の選手入場にも使われた遊覧船「バトームッシュ」でセーヌ川遊覧をしようと思っていたのですが、なんとバトビュスには24時間券と48時間券しかないとのこと!　ルーブルやオルセー、エッフェル塔など主だった場所に停まる移動に便利な船なのに区間券はないのね～　涙

バトビュス 船系

「バトームッシュ」などの遊覧船はエッフェル塔からしか乗れない、でもシテ島からエッフェル塔までの移動はけっこう面倒、ということで、結局バトビュスの24時間券を購入し これでセーヌ川クルーズをすることにしました。

さっそくパリ市庁舎前から乗船、両岸に歴史的建造物を見ながらいくつもの橋をくぐってセーヌ川を進んで行きます。

セーヌ川の橋 建造物

9つの停船所を乗り降り自由のバトビュス
せっかくなのでルーブルで降りて少し散策することにしましたが・・・この日もパリは6月とは思えない暑さ！　船からはひなたぼっこする人が気持ち良さそうに見えたセーヌ川の河岸もけっこうな炎天下で日傘が欲しくなりました

パリのセーヌ河岸 史跡・遺跡

それでもオルセーなど河沿いの景色を楽しみながら歩き

レオポール セダール サンゴール橋へ
オルセー美術館とチュイルリー庭園を結ぶ歩行者用の橋は形がユニーク

レオポール セダール サンゴール橋 (ソルフェリーノ橋) 建造物

河岸の遊歩道からは木製の階段をのぼると橋の上に出られます

橋からは左にルーブル

右にオルセーという贅沢な眺め☆彡

反対側にはドーム型のガラス屋根が特徴のグラン・パレも見えました。

橋からはチュイルリー庭園を通ってコンコルド広場へ

コンコルド広場 広場・公園

そして広場に面して建つオテル・ドゥ・ラ・マリーヌに行ってみました

オテル ドゥ ラ マリーヌ 博物館・美術館・ギャラリー

今回の旅の準備で見ていたフランスの旅行ブログ「FRANCE ＢOX」で見つけた、2021年6月に開館した新しいパリの観光スポットです

※「FRANCE ＢOX」より
オテル・ドゥ・ラ・マリーヌの壮麗な建物は、王室の首席建築家Ange Jacques Gabrielアンジュ　ジャック　ガブリエルの設計によるもので、1757年から1774年にかけて建てられました。200年以上の間、王室調度品保管所として使われていましたが、1798年に海洋省の本部が置かれました。1923年に歴史的建造物に指定。
2015年、海洋省が15区の国防省の建物へ移転。2017年から2019年にかけて改修工事が行われ、2021年6月に美術館として生まれ変わりました。
https://francetabi.com/hotel-de-la-marine/#i-4

2種類の見学コースがありますが、今回は時間があまりなかったので60分コースで入場。絢爛豪華な建物内をオーディオガイド（日本語あり）で見学

フランス王室の保管庫だっただけあってさながら小さなヴェルサイユ宮殿のよう！
と「FRANCE ＢOX」サイトには書かれていました（クッシーはヴェルサイユ宮殿に行ったことがないので比べられませんが…）

コンコルド広場に面したロッジアと呼ばれる大バルコニー
見たかった場所のひとつです

チュイルリー公園、国民議会、エッフェル塔などが一望

が、ここでアクシデント発生！友人の一人が気分が悪くなり動けなくなってしまいました。ここはクッシーが来たかった場所で、無理にみんなを暑さの中、炎天下を歩かせてしまったばかりに熱中症になってしまったのだと思います。

ホテル内のカフェで水分を取って涼んだら少し良くなったようですが、本当に申し訳ないことをしてしまいました。大事に至らなくて良かった！
幸いにも体調が回復したので、コンコルド広場を突っ切り再びバトビュス乗り場へ

コンコルド広場 広場・公園

バトビュスで風に当たりながらセーヌ川を遊覧移動

バトビュス 船系

コンコルド広場から乗船し、エッフェル塔 → アンヴァリッド → オルセー → サンジェルマン デ・プレ寺院 → ノートルダム大聖堂 → パリ植物園 → パリ市庁舎　と一周

再びルーブル美術館に戻ってきました

ルーブル美術館には翌朝の予約を入れてあるので、今回は建物横を通るだけ
それにしても広大な敷地です！

ルーヴル美術館 博物館・美術館・ギャラリー

この日も夕食はホテルの部屋で食べることにしていたので、前日営業時間に間に合わず入れなかったスーパー「モノプリ」にリベンジでお買い物♪
食料品の調達とお土産の下見など 海外のスーパーは見るだけでも楽しく疲れを忘れてけっこう長居してしまいました。

ワインに生ハム、サラダ、オリーブ、フルーツ、そしてお寿司！
この海苔巻きが思いのほか美味しくて、暑さの中動き回って疲れた体を復調させてくれました

今回の旅はスケジュールがかなりぱんぱん！
毎日朝も早いので、この日は反省も込めて早めに就寝 ZZZ

ホテル ロンドン ホテル

この旅行記へのコメント （4）

• akikoさん 2025/09/28 19:33:39

  パリ＆ジヴェルニー旅♪

  クッシーさん、お久しぶりです^ ^
  
  6月にモネを訪ねてフランスに行って来られたんですね！
  私もモネが好きで、北川村のモネの庭や関連する場所にも行き、最終ジヴェルニーに行きたいと思っていて、ようやく今年願いが叶いました。クッシーさんも同様のようで、今後のジヴェルニー旅が楽しみです♪
  
  私の場合、5月に行ったフランス・スペイン旅はバスク地方がメインで、ジヴェルニーとパリは日程がごく僅かしかとれませんでした。でもどちらも忘れられない思い出ができ、特にジヴェルニーは１泊してモネの庭や家だけでなく、村の朝・夕の散策ができたのがとても印象に残っています。
  
  パリのことですが、クッシーさんは多くのスポットを周られたようで、中でもオテル・ドゥ・ラ・マリーヌは私も見学がしたかった場所で、羨ましく感じながら見せてもらいました。やはり小さなヴェルサイユ宮殿という喩えがぴったりの場所ですね！絢爛豪華な廊下や素晴らしいシャンデリアが下がった間、そして大バルコニーはとても見応えがありそうですね!!! 私も見たかったです～～°°・(>_<)・°°
  
  今回はお友達と4人で旅されたそうで、お一人が軽い熱中症にかかられたというアクシデントもあったようですが、みなさんと一緒でとても楽しかったでしょう！続編もパリでしょうか？ 楽しみにしています。
  
  akiko

  クッシーさん からの返信 2025/09/29 14:45:43

  RE: パリ＆ジヴェルニー旅♪

  akikoさん、こんにちは
  
  そうなんです！
  私も念願のジヴェルニー、行くことができました。
  
  でもパリ発の半日ツアーで行ったので入場こそスムーズだったものの
  オープンと同時に多くのグループがいっせいに入園し園内はどこを歩くのも大渋滞 (泣)
  それに6月は植物がすごい勢いで伸びていてお手入れが追いつかないのか
  お庭にakikoさんのお写真のような整然さはなく、池もあまりよく見えない…
  高知の美しさ、いやそれ以上を期待して行ったのでやや肩透かしでした^^;　
  
  akikoさんはジヴェルニーに泊られたのですね！
  ゆっくりとモネ時間を過ごされていて羨ましいです。
  街もモネ似のおじさまもステキでした☆彡
  
  そしてバスク地方も！
  今回久しぶりに海外旅行に出てみて、まだまだ行こうと思えばいけるんだと
  わかったので、いつかはスペインも再訪したくなりました。
  
  今回はパリとその近郊だけの旅だったのと、友人たちはスマホ派なので
  それほどじっくり写真を撮る機会はなかったのですが
  オテル・ドゥ・ラ・マリーヌは私のわがままで付き合ってもらいました。
  思っていたよりこじんまりとしていましたが人も少なくゆっくり廻れて
  良かったです。
  
  なかなか旅行記をタイムリーにアップできていないのですが、続編も作成しますので
  お時間があったらまた見てやってください。
  
  だんだんと暑さも落ち着き、これからはカメラ旅行がますます楽しくなる季節♪
  akikoさん、今度はどちらにいらっしゃるのでしょうか？
  またステキなお写真と旅行記を楽しみにしていますねー！
  
  クッシー

  akikoさん からの返信 2025/09/29 19:37:41

  RE: RE: パリ＆ジヴェルニー旅♪

  クッシーさん、お返事ありがとうございます！
  
  ジヴェルニーのモネの庭のことですが、6月はバラが最盛期で一番お庭も美しいのかと思っていましたが、植物が伸び放題だったんですってね。でもバラは綺麗だったでしょう？
  
  ひとつお尋ねしたいことがあるんですが、「水の庭」の池には睡蓮がありましたか？モネの池といえば、『睡蓮』ですよね。なのに、私が訪問した時は、池に睡蓮がなくてがっかりしたのでした。確か、高知のモネの庭マルモッタンのお庭の監修はジヴェルニーの責任者の庭師さんだったと記憶しています。きっと本家のお庭や池は素晴らしいに違いないと期待値が高かったので、少し残念な気持ちも…。
  
  クッシーさんのジヴェルニー編はまだもう少し先ですよね？首を長くして待っていますね〜〜
  
  akiko
  

  クッシーさん からの返信 2025/10/06 01:24:43

  Re: パリ＆ジヴェルニー旅♪

  akikoさん、こんばんは～
  お返事がすっかり遅くなってしまい失礼しました。
  
  おたずねいただいた睡蓮の件、旅行記をアップして写真付きでご報告しようと思っていたのですが、やはりまだまだ作成に時間がかかってしまいそうなので先にこちらで・・・^^;
  
  私が行った6月半ばも「水の庭」の睡蓮はほとんど咲いていませんでした。というか、睡蓮そのものが少なかったような…　なので、咲いている睡蓮があると写真を撮ろうとその周りには人が溜まってしまって、ちょっとした「モナ・リザ」状態でした。全体のお花自体は5月よりかなり咲いているとガイドさんが言っていましたが、睡蓮はどうしちゃったんでしょうね。
  残念な写真は今月中にはお見せできるよう頑張りますねー！
  
  クッシー