ビリニュス到着　ホテルのパノラマビュー　2日目旧市街の散策と湖に浮かぶトラカイ城

2025/06/16 - 2025/06/20

北欧とバルト三国周遊の旅、最後の国リトアニア。当初の予定ではビリニュスに夜遅い時間の到着のため、駅前のホテルに1泊＆旧市街のホテル3泊を予約。実際には夕方にビリニュス着のバスで移動したので、４泊続けて旧市街のホテルにすれば面倒がなかったのに、と思ったらこれが思いがけず嬉しい展開に。
ロンドンで偶然知り合ったビリニュス出身の方から聞いたところによると、ビリニュスは曇っていることが多く晴天はあんまりないとのこと。それと絶対にトラカイには行って、と念を押されました。
天気予報によると3日目以降は雨になりそう。ちょっと強行かなと思いつつ、2日目のお天気の良いうちにビリニュスとトラカイ両方を盛り込んだ欲張りプランに。

エリア ビリニュス(リトアニア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

リガを4時半に出たバスは８時半にビリニュスに到着。

夜遅い時間に到着のプランに合わせて、バスで到着後の負担と不安軽減のためにと1泊目だけバスステーション近くのホテルを予約。予定を変更して夕方着になったのでその必要はなくなったけど、旧市街で取っているホテルに変えようとすると直前だったので料金が高額になることが分かり、当初のプラン通りここに1泊することに。

パノラマ ホテル ホテル

古そうなホテルだけど1階のエントランス回りはリノベートされてきれい。

レセプションには愛想のない女性。パスポート、と言われて渡したら態度が急変。満面の笑みで日本から来たの？日本大好き！と、別人のよう。ご機嫌なおしゃべりが続き、enjoy your stay とキーを渡され、ゲンキンだなーでも意味なく嫌われるよりいいか、なんて思いながら5階に。

シティビューのお部屋でした。

予約していたのはスタンダードのお部屋。レセプションのお姉さんの計らいで旧市街が一望できるお部屋にアップグレードしてもらえました。

パノラマ ホテル ホテル

暗くなるとライトアップされてランドマークが浮かび上がるように見え

ホテルの名前通り、パノラマビューが素敵。

設備は古くお部屋のコンディションも良いとは言えないけど、シャワーのお湯もたっぷり出たし、早めの予約で安かった（52ユーロ）のでこの眺望を楽しむために１泊ならありかも。旧市街側に新しい集合住宅らしき建物を建設中だったので、下層階では眺めが遮られているかな。もし宿泊するなら上層階のシティービューのお部屋が良さそう。

パノラマ ホテル ホテル

ビリニュス2日目、お天気が良さそうなのはこの日だけで翌日以降は雨予報。トラカイ城は晴れた空の下で見てみたいと思い、ちょっと強行プランだけどビリニュスの旧市街を歩いてみてから3時のバスでトラカイに行くことに。
朝一でバスターミナルに行ってトラカイへの往復チケットを購入。チケットはレシートのようにプリントされたものでした。

ハレス市場。中に入るのは後日にしてこの日は素通り。

夜明けの門。現存する唯一の城門。

門を通って振り返ると、上に小さな礼拝所。

窓が開いていて中の聖母のイコンが見えました。

ピンクのかわいらしい門を入っていくと

聖霊教会。

聖三位一体教会の門。夜明けの門から真っすぐ進んでいった先、通りに面したところにある立派な門を入っていくと

門とは対照的にシンプルな造りの聖三位一体教会。

通りから少し奥まったところに位置していて静けさに包まれていました。

裏側にまわったところ。
この日はまず街歩き、教会などの見学は後日のつもりが、興味が湧いて中に入ってみました。

修復作業をしている人がいましたがとても静か。

簡素な造りが一層荘厳な雰囲気を醸しているように感じました。
礼拝はウクライナ語で行われているそう。そこここにウクライナ国旗が。

少し進んで円形城塞、中は博物館だそう。

公園のようになっていて、下に降りていくと間近で要塞が見られます。

近くには城壁の一部と思われるものも。

聖カジミエル教会。見上げる場所や角度によって隠れてしまいますが、上に王冠が載っています。

旧市庁舎

市庁舎広場。ここから大聖堂広場に向かって進みます。

聖ニコラス教会

聖ヨハネ教会の鐘楼

丘の上にケディミナス塔が見えてきました。

大聖堂と右手にリトアニア大公宮殿

大聖堂の鐘楼。
大聖堂広場から折り返し一度パノラマホテルに戻って荷物をピックアップし

この日から3泊するマーブルレジデンスホテルに移動。Boltのタクシーで3.50ユーロ

チェックインには早い時間だったので荷物を預けに行ったのですが、その時レセプションで対応してくれた人は非常に態度が悪く最後まで一言も発せず。このホテルに３泊って大丈夫？と心配になりました。

トラカイから帰って、夕方チェックインに行った時に対応してくれた別の人は非常に親切で感じ良くほっとしました。朝食会場の担当の人もフレンドリーだったので、たまたま最初にレセプションにいた人だけが印象が悪かったよう。
お部屋からはベルナルディン教会が見えました。

バスルームも広くて清潔、とても快適なお部屋でした。

荷物を預けた後、街歩きを続けました。
マーブルレジデンスホテルすぐ近くのテオトコス大聖堂。ロシア正教の教会ですが、教会というより小さなお城のよう。

ベルナルディン教会と聖アンナ教会

２つの別の教会、どうしてこんな密接具合になったのか...

ホテル裏手の教会遺産博物館

丘の上にケディミナス塔が鎮座。上に行ってみることにしました。

裏手にまわるとケーブルカーがあります。

片道２ユーロ、往復３ユーロ。

乗り込んだところで、係員の人から

自分でボタン押して行ってね、と。エレベーターみたい。

丘の上からの眺め。だいぶ曇ってきました。風が強いので雲が流されてくれるといいなと思いながら旧市街の景色を楽しみました。

パノラマホテルからの景色をちょうど反対側からみている感じです。ホテル裏の工事のクレーンが目印になってホテルの場所も分かりました。

３つの十字架の丘が近いので足を延ばしてみることに。

下りるのは階段で。

階段を下り切った後、ビリニャ川を渡って丘公園の階段を上がっていきます。結構長い階段が続いて途中で息を切らし、休み休み。

３つの十字架の丘に到着。

さっきまでいたケディミナス塔や白亜のリトアニア大公宮殿、遠くにテレビ塔も見えます。

上がってきた階段とは逆方向に進んでいくとビリニャ川沿いの小道に出て、いつになったら対岸に戻れるのやらと思った頃に

ベルナンディン教会の近くに出てきました。また晴れてきた。

ビリニュスでもCitymapperは便利でした。タッチ決済で乗れるので面倒がありません。

マーブルレジデンスホテルから駅まで、89番のバスで乗り換えなしで1本。

3時発のバスでトラカイに向かいます。

チケットは乗車時に購入することもできる模様。乗客の一人がタッチ決済しようとしたところで決済システムがダウンしていて（タリンでの出来事を思い出しました）ドライバーはお手上げ、エンジニアらしき人を連れてきて復旧するまでに30分以上もかかり遅れての出発。

トラカイまで30分、着いたのは4時過ぎでした。
ちょっと遅くなったけど晴れてたのが嬉しい！ここからトラカイ城までは2.3キロの距離、時間が気になったのでBoltでタクシーを呼びインフォメーションセンターまでものの5分で到着。料金は３ユーロ。

橋を渡ってトラカイ城へ。

赤レンガが青空によく映えていました。

城内に入ると大きな広場が。

公爵宮殿の中庭から空を見上げたところ。

木製の階段で2階、3階に上がることができ、本丸の屋内と城壁内は博物館になっています。

屋内の狭い石の階段。探索気分で楽しい。

玉座の間。

当時の様子がわかる室内や博物館の展示物も興味深かったのですが

明るい窓の外を見たら、薄暗い中にいるよりトラカイ城が見える景色を楽しみたい！と思い

さらっと見て早々に出てきてしまった...

湖に浮かぶ小島にとんがり屋根のトラカイ城。軍事拠点でもあったと聞いても、絵本に出てきそうな風景を眺めているとのどかな気分に。湖沿いの道をしばし散策。

トラカイに来たからにはキビナイを食べずに帰れない。
湖沿いに並ぶお店のひとつのテラス席でシャウレイのビール会社、グベルニヤのビールと一緒にマトンのキビナイをいただきました。ひとつでもしっかりした食べ応え。コショウが効いてビールに合う。
景色とキビナイでトラカイを満喫。

来る時はタクシーで素通りで見逃してしまったカライメの伝統的な住居を見たいと思い、帰りは徒歩でバスステーションへ。

こちらもおとぎ話から抜け出してきたよう。異なる壁の色がまたかわいい。

一本道をまっすぐ30分ほどでバスターミナルまで来ました。ここからビリニュスまでバスで30分。この日はビリニュスとトラカイ、たくさん歩いて疲れたけど、その甲斐あって素晴らしい景色を眺めることができました。