2024/06/13 - 2024/06/18
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kirinbxxさん
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オーストラリア、それもアデレードなどという地方都市に住んでいる私たちは、北半球に旅行に行くときは基本的に日本に立ち寄ることにしています。今回のイベリア半島への旅もまたしかり。
大幅遅延に続くロストバゲージで、お気に入りのフランス料理店「コート・ドール」に着ていける服を失ったために慌ててそれらしい服を調達する羽目になる(6月で良かった!)という前代未聞の経験をしました。コート・ドールは2025年2月に閉店したため、結果的にはこれが最後の訪問となってしまいました。今にして思えば、よくぞ翌日の朝便に空席があったものです。
その後、11年前に感動の鮎に出会ってから長年再訪したかった島根県の鮎屋では時の流れを痛感するという悲しい経験をしてからkirinの実家がある広島へ。(この悲しい旅行記はこちらhttps://4travel.jp/travelogue/11911582)
そのあと再び東京で美味しい日本を堪能したあと、居住地である南オーストラリア州アデレードに戻りました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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6月12日。私たちが日本で一番好きだったフレンチの名店、コート・ドール。前回ランチに伺ったときに支配人から、いつ閉店するか、みたいなお話を聞いたので迷う事なくいつもの友人を誘ってやってきました。ロストバゲージのせいで、まともな靴と服を慌てて買いに走るという、なかなかできない経験つき。
コート ドール グルメ・レストラン
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そして予約をした私が1時間勘違いをして、同行の二人をこの待合室で延々と待たせる羽目に。お店のかたにもご心配をおかけすしてしまいました。この日は「次はいつお目にかかれるでしょうか、楽しみにしております」とi言って頂いたのですが、結局これが最後の訪問になってしまいました。
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6月14日、kirinの実家から見る朝の景色です。
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この日のお昼はkirinの家族とともに、実家に来たら必ず寄る近所にあるラーメン屋へ。おお、開店前からちょっと行列ですね。不便な場所なので遠方から来る人はほぼみなさんが自家用車ということで、駐車場待ちも発生することがあります。住宅街の中で道路も狭いし、すぐ近くが交番なので変な路駐もできませんし。過去に駐車場待ちの客同士の醜い争いを目撃したこともありますが、この日は平穏でした。のれんがかけられ、無事に入店。
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中華そば「きくま」さん、中華そばとおむすびの二品だけを提供する専門店です。
中華そば きくま グルメ・レストラン
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もう10年以上食べていますが、安定の旨さです。おむすびも一ついただきました。以前、この店のおむすびに作りたてじゃないと文句つけてるブログを見かけましたが、おむすびって本来作ってすぐ、あつあつでなんか食べるもんじゃないだろうに。。。
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そして夜はこれも実家に来たときの定番中の定番、西区井口にある寿し若さんです。注文は私たちが嫌いなタブレット利用ですが、姪っ子がやってくれるので問題なし。
寿し若 グルメ・レストラン
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しかし、こういうものを食べたがる広島の小学校6年生・・・・
故郷を離れて一人暮らしを始めると悲しい思いをするかも。 -
同じような種類の魚が捕れても、海が違い、扱いが違うためにこれが食べられない私たちにとって最高のご馳走です。
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所狭しと並ぶ賑やかな食卓。大人数で食べると、本当に食欲が増進しますね。
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〆にお鮨と茶碗蒸し。勿論、広島の茶碗蒸しは甘くありません。
食事の後で家族6人、店員さんに写真を撮ってもらいました。そしてこれがみんなで撮った最後の写真に。 -
翌日、飛行機で東京に戻ってランチはこちら、北島亭。有名店で、かなり前に引退して一番弟子に任せ、自分は洋食屋でもやりたい、なんて仰っていた「おやじシェフ」のお店です。ところがその一番弟子の大石氏は独立(https://ggnb200.gorp.jp/)、シェフがまた頑張っておられるよし。随分とお久しぶりです。
北島亭 グルメ・レストラン
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これまで行くたびに大石氏が相手してくれてたのですが、独立しちゃったので、今回は初めて見る若者が注文取りに。ランチ3皿と4皿でたった1000円しか違わない。ボリュームあるのは承知の上、今までもずっと食べてたしね、と4皿コースに。他の客も賑やかにやってたので、お店の了解を得て料理写真を撮らせてもらいました。
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突き出しはこちら、アルザス名物のタルト・フランベみたいな一品。元はまかないだったそう。もちろん、出てくるのは切り分けた一切れですが、焼きたてを「写真どうぞ!」と持ってきてくれました。
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枝豆の冷製スープのあと、思い思いに選んだ冷菜を楽しみました。紅ズワイガニとアスパラガスのシャルロット風サラダ、お勧めの生ウニコンソメゼリー寄せ、タラバ蟹クレミューズ ブリニ添え。見た目に美しく、美味しく、そして・・・結構ボリュームもあります。それが北島亭。
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宮城県産生カキのフランボワーズヴィネガーのマリネ
我が家はカキは食べませんが好きな人には堪らないでしょう。3個もありますねぇ。 -
シャルロットサラダ、変身!この店の名物料理の一つ、ホワイトアスパラのグリルのような迫力はありませんが、やはりグリーンも美味しいのでした。
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ブルガリア産のフォアグラのポワレ。
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山口県産の甘鯛、私の大好きなお魚です。それが、二種類の料理になっていて、こちらはお勧めの頭とカマのムニエル。
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そしてこちらは皮カリカリ焼、ブールブランソース。
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私はここまで絶好調!が・・・肉料理に来た途端、というよりはこのオーストラリア産子羊を見た瞬間に、自分の歳を思い知らされてしまいました。おすすめが好きでは無いウサギ背肉のリドヴォー詰めローストで2人前単位だったので、久しぶりの子羊にしたのですが、そのときはここが「北島亭」だということを失念していたのかも・・・美味いとは思いましたが、脂の部分を残してしまいました。。。。
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デザートはできるだけ軽めに。といったところで、北島亭名物の最後のとどめの焼き菓子が来るんですが。甘いものは別腹といいつつみんなで頑張って食べました。美味しいから食べられる。これが凡百のものだったら残しちゃうでしょう。焼き菓子は私よりずっと若い友人がお持ち帰り。
年経れば万物流転す。変わるのは店だけにあらず、吾も也。
次からは3皿コースにしようと堅く心に誓ったのでした。でも、また来るぞ! -
昼にあんなに食べたので、ちゃんとアフターケアをして夜はこちら、前回行ってとても気に入った根津の「多田」さんです。
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この店での楽しみは、おすすめの日本酒をいただくこと。日本を離れてもう長く、知らないお酒も増えてますし。
手始めは磐城壽、純米大吟醸。
これなんて、自分達では選ばない(大吟醸だから)お酒です。福島県浪江町請戸地区で天保年間から続いた酒蔵が全建屋を流失、故郷も仕事も失った人達が山形で再起して作られたのだとか。これは知らなかったなぁ。とてもいい機会を戴きました。機会があったら同じ蔵の他の酒も飲まなくちゃ。 -
おっとこれは!鮪の赤身とトロに美味しい海苔とわさび。自分で作る鉄火巻き。
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こんな風に酒肴が出て来てお酒が進みます。
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鮎の塩焼き。やっぱり旨い魚です、鮎って。
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鰻はやっぱり白焼きが好きです。酒のアテにするならこれに限ります。我が家は量は控えめ(何しろ北島亭の後だし)、そして肉はなし、と予めお願いしてあったのでこういう展開になりました。このお店はジビエやNZ産のお肉なども扱っていて、きっとそれらも美味しいのでしょうけど、まぁ、うちには肉より魚です。
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そしてとどめのご飯もの。旨い・・・旨すぎる。
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お腹はもう十分なのですが、舌が欲しがるのでおかわりを貰ってお茶漬けに。
この日は奥のテーブルでしたがカウンターに困った常連客(女性)がいてもう大変。お連れの男性も困惑、恐縮されてましたが、酔っ払いは誰の手にも負えません。ちょっと残念でしたが、まぁ今回はとにもかくにも運がないのでしょう。 -
6月16日、最終日です。kirinが大好きなマルタイ棒ラーメン、なんと広告が交通広告グランプリというので賞をったそうです。今回も、このマルタイさんの業務用乾麺をどっさり買って帰ります。
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日本最後の日もひたすら魚です。朝食はここ、しんぱち食堂、朝から魚を食べられる店は多くはなく、貴重な大衆チェーン店ですね。
しんぱち食堂 大門店 グルメ・レストラン
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私はアジの開き定食です。
店員は東南アジア系の方で、だから敬語がちゃんと使えませんし、魚も当然近海物なんかではありません。
それでも、アジの開きを朝ご飯に食べられる。それだけで幸せです。昼の事も考えてご飯は半分にしてもらいました。 -
kirinはサンマ塩焼き定食。kirinがこの店をよく使うのは、生卵ごはんが食べられるから。日本の庶民としては「朝から高いなぁ」とつい思いますが、アデレードのカフェで食べる朝食を思い返すと「安い!」としか言いようがありません。
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帰国前のお約束、海産物系の買い物に築地場外市場へ。いつも買うようなものの他、偶然見つけた「栃尾のお揚げ」を試しに購入。(帰国後、シンプルに焼いて食べてその旨さに脱帽しました)それにしてもものすごい数の観光客(殆どが海外勢)、そして食べ歩きしている人の多さ。
築地場外市場 名所・史跡
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お昼とおやつは失敗。まぁ、Googleで近場の店を検索して飛び込んだりすると、こういうこともあるものです。
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羽田空港第三ターミナルで最後の食事。十二分に時間があるときは、第一ターミナルの「寿司田」ですが、今回はそんな時間はないので、この店で我慢我慢。大嫌いなタブレットでの注文ですが、それも我慢我慢。だって空港なんだもの。
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また確実に半年以上は、生の魚も握り寿しも食べられませんし、日本酒も飲めません。だから大抵のことは我慢しますとも。
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日本最後の飲食店は、JALサクララウンジです。冷製枝豆のポタージュ、白身魚のフライなど。日本酒やワインの提供がこんな形になってたんですね。
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日本からオーストラリアは最初からビジネスクラスで予約してありました。
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和食の最初の膳はこちら。
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安心の御飯と味噌汁。いいですねぇ。
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洋食のオードブル、彩りはよかったです。
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メインはステーキで。ソースが甘いのが困りものですが、肉はいい具合でした。
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JALのいいところは、後でアラカルトで注文できる料理がいろいろあること。私は今回はカレーにしてみました。ラウンジのカレーの方が美味しい気がしますが、機内食としては合格点。
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kirinは、「トマト香る坦々ヌードル」。ぬるくてイマイチだったそうですが、機内で熱々を出すのは危険ですもんね。
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