2024/06/06 - 2024/06/06
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kirinbxxさん
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今回の旅の動機となったサンティアゴ・デ・コンポステーラ。旧市街エリアがユネスコの世界遺産に登録されている観光地であり、敬虔なキリスト教徒の人達にとっては巡礼の目的地。なにしろ人口の4倍強の人が訪れる場所なので、昼間はどこにいっても人が沢山で落ち着きません。
日本とは比べものにならないくらい長い休暇が取れるオーストラリアではありますが、決して無限に旅を続けられるわけもなく、そろそろこのイベリア半島の旅も終わらせなければなりません。ということで、相棒のスコダ Kamiqとのドライブ旅行を終える時がやってきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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夜明け前、静かなオブラドイロ広場(Praza do Obradoiro)を見たいと、少し肌寒い中を起き出しました。
オブラドイロ広場 広場・公園
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この2人は今到着したのでしょうか?それとも?
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出発する人達もいます。小型のバスがやってきてパラドールの前に停まり、中で待機していた人達がどんどん乗り込んでいきました。こんな時間に出発して、今日はどこまでいくのでしょう?さらに進んで「本当の終点」に行くのか、それとも空港か?
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バスが去ると再び広場には静寂が訪れました。
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私たちが出発する時間になると、朝早く到着した巡礼達が寝転び始めました。
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恐らく、この先また来る事はないでしょうから、これで見納めです。
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そして5月28日のビルバオ空港出発から、頑張って走り続けてくれたKamiq君ともこれでお別れ。7時半のサンティアゴ・デ・コンポステーラ空港は人影もまばらでした。
ラバコージャ空港 (SCQ) 空港
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立派なターミナルビルです。
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エレベーターも超巨大。
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この表示は判りやすくて関心しました。
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空港の端の方はまだ暗いままでした。ペットボトルの水1.20ユーロは安いですね。
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トルコ航空がイスタンブールとの直行便を運行しているのがなんとなく可笑しい。かってオスマントルコ帝国はイスラム教国の代表として、カトリック勢力を代表したスペイン王国と激しく戦った間柄。
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がらがらのターミナルで、ビールの宣伝がやけに目立っていました。
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管制塔がよく見えます。スペインでは12の空港で管制業務がAenaによって民営化されていて、ここもその一つ。
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この時間帯、ライアンエアーが幅を利かせています。
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私たちが乗るのは、イベリア航空が運行するマドリッド行き。予定どおりに出発するようです。なんとJALとの共同運航便なのですね。
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まだ時間がたっぷり。
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というわけでラウンジへ。
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小さな空港のラウンジで、質素な朝食をいただきました。
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そうこうするうち、搭乗機がやってきました。イベリア航空にしては珍しく定刻にテイクオフ。
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45分ほど飛んだころの光景。
レコンキスタでイスラム教徒が作った灌漑設備を破壊したスペインは、さらに森林を伐採して艦船と大砲を作り、農村から船員と兵士を雇って新大陸から金銀を運びました。小麦も、不足するようになった木材もその金銀で買えばよい、という考え方だったのだとか。当然、農村も森林も荒廃、新大陸の権益を失うごとに国力は落ちていきました。
現代になって、荒廃した「元」森林地帯にはこうしてオリーブが植えられています。 -
マドリード空港に到着。
アドルフォ スアレス マドリード バラハス空港 (MAD) 空港
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近代的に「見える」空港で、充電設備や自動両替機なども充実しています。お粗末なのは、人が関わる部分で、荷物を受け取るために待たされた時間の長いこと。これほど人を待たせる空港は世界広しといえども珍しい。
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やっとこさ出て来た荷物を引き取ってレンタカー屋のオフィスへ。
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ここもかなり混んでいました。ちょっとイライラしましたが、自分達の番が来ると、大きな喜びが!
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なんと本日のレンタカーがこの子があたったのです。
私たちが住むアデレードでもときどき見かける可愛い可愛いイタリア生まれのちびっ子、Fiat500(チンクエチェント)君です。見るたびにその愛らしさにほれぼれしていつか乗ってみたいと思っていました。 -
日本とは違いオーストラリアではまだ新車で買えますが、御値段はなんと3万3千ドル。1.5LクラスのヤリスAscent Sportが買えてしまいます。いくら可愛くても、1.2Lのちびっ子にそれだけの大金は出せません。なのでこうやって乗れるのはとてもうれしい。
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1.2Lのイタリア車の性能に期待は禁物です。でも所詮はレンタカー、それもマドリードからトレドへ行って帰るだけだから、大抵の事には目を潰れる筈!
例えば積載量は極小ですが、我が家の荷物は何とか押し込めたのでOKとします。 -
というわけで、うきうきと走り出しました。まず目指したのは、1985年に世界遺産に登録されたAvilaという街です。
途中、かなり遠くに大きな十字架とその下にある建造物が見えてきました。これは「戦没者の谷」と呼ばれる施設。スペイン総統フランコが、「スペイン内戦で戦死した兵士を讃えるため」と称して建設した施設です。建てた人物が人物だけに物議を醸しがちな施設のようです。 -
A-6、AP-6を走ること110kmほど。高速に入るとチンクエチェント君が極めて非力であることが判明しました。まったく加速しません。制限速度は時速120kmなのにべた踏みでも110km/hがやっと。マニュアル車なのにクルーズコントロールが付いていていますが、全く設定速度を無視!まあ端っこをのんびりと参りますか。
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どうやら目的地が近づいてきました。Fiat500も、スマートフォンのMapを車載ナビの画面に映せるので便利です。
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午後1時過ぎ、Avilaに到着です。29.7℃、かなり暑いですね。
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城壁沿いにずらりと縦列駐車、どこぞに空きはないかいな?
アビラ城壁 史跡・遺跡
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何とか路肩の隙間に車を駐め、日陰のあるテラス席を持つ店を発見。このさい、「日陰がある」ことはとても重要です。当然中の方が涼しいのですが、どうやら満席のようでした。
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店の名はTaberna Restaurante Las Murallas、ホテル、高級レストランなども経営しているようです。
salmorejoという8ユーロの冷製スープ(ガスパチョよりクリーミーで、ハムとゆで卵のトッピングが一般的)に9ユーロのサラダ。サラダはこれでも1人分でした。ビールは500mlで4.5ユーロ、2人で29ユーロの昼食でした。店主に焼いた肉を強くお勧めされましたが(店の日よけにもASADOと大書してありました)夜の事も考えればとても無理。 -
ヨーロッパ各地でキリスト教勢力とイスラム勢力の攻防が続いていた時代、その最前線だった地域では防御を重視した強固な城壁が築かれました。アビラの城壁は特に保存状態が良く、「ヨーロッパで最も完全な城壁の一つ」とも言われています。
城壁とその外部教会を含むアビラの旧市街は、1985 年にユネスコの世界遺産に登録されました。 -
サン・ビセンテ門。城壁の最も古い部分に位置していて、最初期に作られた門の一つであると考えられています。門の向こうには、その名もサン・ビセンテと名付けられたホテルが見えます。
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現代ではこんな風になっています。階段を登れば城壁の上から街を見渡す事ができるでしょう。
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門の右手のレストランは城壁と一体化されていました。
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鐘楼が見える通り、このあたり一体、大々的に道路工事中でした。
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これがアビラの大聖堂です。下部の窓がとても小さく、鐘楼も無骨。教会の後陣がそのまま城壁の一部として機能しているという、スペインでは非常に珍しい構造をもっています。それはアビラが中世に要塞都市として発展したから。大聖堂自体も防御機能を兼ね備えていたということです。初期にはロマネスク様式の影響が強いが、スペインでゴシック様式が本格的に導入される前の重要な作品とのこと。その時代はまだ敵の攻撃に備える必要がある国だったのですね。
アビラ大聖堂 寺院・教会
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北側には、いわゆる使徒の門があります。当初(建設時期は 1340 年頃と思われる)、その場所は正門の場所でしたが1470 年に建築家フアン・グアスによって石を 1 つ 1 つ積み上げてこの新しい場所に移されました。
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一応、お約束のステンドグラスもありますが、大層な物ではありません。
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それにしても、大きさも形もいろいろな石をうまく組み合わせてしっかりした壁を築いています。日本で本格的な石垣技術が発達するより400年以上も前のこと。全長2.5km、平均の高さが12m、厚みは最大3m、現存する城門9ヶ所、88ヶ所もの防衛機能に優れた塔。レコンキスタの時代、いかにイスラム教徒との攻防が激しかったかの証拠かもしれません。
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サン・ビセンテ聖堂、スペイン・ロマネスク建築の最高峰の一つと言われています。その場所は聖人ビセンテがローマ人との戦いで殉教した場所とされています。
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ラーメンの世界進出度、おそるべし。マドリードやバルセロナならともかく、アビラなどという人口6万弱の街にまで。。。そして漫画。
まぁ、実際にはラーメン専門店などではなく、なんちゃって和食が沢山ある店のようですが。 -
今回、じっくり見る時間はないけれど通過くらいならできる、ということでセゴビアの水道橋をチラ見。セゴビアはいずれ遠くない日にゆっくりと訪れる事になるでしょう。
この間も非力ながらにチンクエチェント君は一生懸命走ってくれました。(一生懸命アクセルを踏み続けたからなのですが)セゴビア旧市街とローマ水道橋 旧市街・古い町並み
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