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1年後には小学生になる5歳の娘を連れて、3か月間旅した欧州の思い出です。<br />一度外部サイトに作成してリンクしたのですが、いつの間にかサービスが終了していたので、定年退職前の長期有給消化を利用して編集のやり直しです。<br /><br />スコットランドの北部にハイランド地方があります。<br />城のユースホステルを拠点に、ハイランド地方をレンタカーでドライブした思い出です。

3か月間欧州母子旅 ハイランド編

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1995/04/21 - 1995/04/26

109位(同エリア687件中)

旅行記グループ 3か月間欧州母子旅

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booby

boobyさん

1年後には小学生になる5歳の娘を連れて、3か月間旅した欧州の思い出です。
一度外部サイトに作成してリンクしたのですが、いつの間にかサービスが終了していたので、定年退職前の長期有給消化を利用して編集のやり直しです。

スコットランドの北部にハイランド地方があります。
城のユースホステルを拠点に、ハイランド地方をレンタカーでドライブした思い出です。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.5
交通
4.5
同行者
乳幼児連れ家族旅行
交通手段
レンタカー
旅行の手配内容
個別手配
  • インバネスから北へ向かう電車で、拠点の宿、城のユースホステルを目指します。降車駅はカルレインというリクエストストップの駅で、車掌に窓から合図を送って止めてもらいます。逆に言うと、合図を送らないと列車は止まらずに通り過ぎてしまう駅ということです(スコットレイルのウェブサイトにも書いてあるので、このシステムは30年後の2025年現在でも続いているということです)。<br /><br />写真は城のユースホステルの門です。<br /><br />娘とスーツケースを引きながら城に向かって歩いていると、車で通りがかった老婦人が「その荷物を持って城まで行くのは無理だ」と言って、まずは娘を先に城へ乗せて行ってくれました。車にはスーツケースが入らなかったので、ユースホステルの職員の人に頼んでくれたようで、その後、職員の方がワゴン車で迎えに来てくれました。

    インバネスから北へ向かう電車で、拠点の宿、城のユースホステルを目指します。降車駅はカルレインというリクエストストップの駅で、車掌に窓から合図を送って止めてもらいます。逆に言うと、合図を送らないと列車は止まらずに通り過ぎてしまう駅ということです(スコットレイルのウェブサイトにも書いてあるので、このシステムは30年後の2025年現在でも続いているということです)。

    写真は城のユースホステルの門です。

    娘とスーツケースを引きながら城に向かって歩いていると、車で通りがかった老婦人が「その荷物を持って城まで行くのは無理だ」と言って、まずは娘を先に城へ乗せて行ってくれました。車にはスーツケースが入らなかったので、ユースホステルの職員の人に頼んでくれたようで、その後、職員の方がワゴン車で迎えに来てくれました。

  • これが城のユースホステル、カービスデール城です。<br /><br />当時の宿泊費は大人と子ども2名分で一日14ポンド(150円換算で約2,100円)でした。<br /><br />調べてみたところ、2025年現在では、もはやユースホステルとしては利用されていないようです。<br /><br />現在の城の宿泊は会員制のようですが、城周辺の敷地内でのグランピング設備を準備中とのことです。<br />一般用のサービスとして、城の案内ツアーとアフタヌーンティのセットで45ポンド(190円換算で約8,500円)、ツアーだけなら15ポンド(190円換算で約3,000円)があるようです(カービスデール城のサイトより)。<br /><br />

    これが城のユースホステル、カービスデール城です。

    当時の宿泊費は大人と子ども2名分で一日14ポンド(150円換算で約2,100円)でした。

    調べてみたところ、2025年現在では、もはやユースホステルとしては利用されていないようです。

    現在の城の宿泊は会員制のようですが、城周辺の敷地内でのグランピング設備を準備中とのことです。
    一般用のサービスとして、城の案内ツアーとアフタヌーンティのセットで45ポンド(190円換算で約8,500円)、ツアーだけなら15ポンド(190円換算で約3,000円)があるようです(カービスデール城のサイトより)。

  • この城がユースホステルとして使われていたのは、1945年から60年間だそうです。私たちの訪問は1995年でした。

    この城がユースホステルとして使われていたのは、1945年から60年間だそうです。私たちの訪問は1995年でした。

  • 2024年9月のネットニュースに、「カービスデール城、8年で4度目の売り出しへ」という見出しがありました。<br /><br />

    2024年9月のネットニュースに、「カービスデール城、8年で4度目の売り出しへ」という見出しがありました。

  • 城の内部です。<br />多くの彫刻やステンドグラスなどが設置されていたことを覚えています。

    城の内部です。
    多くの彫刻やステンドグラスなどが設置されていたことを覚えています。

  • 城内部にはドーミトリーがあり、自炊もでき、ユースホステルの設備が整っていました。

    城内部にはドーミトリーがあり、自炊もでき、ユースホステルの設備が整っていました。

  • 絵画なども数多く飾られていました。

    絵画なども数多く飾られていました。

  • 暖炉室もあり、ベルギーからの修学旅行生たちが集っていたのを思い出します。

    暖炉室もあり、ベルギーからの修学旅行生たちが集っていたのを思い出します。

  • 談話室です。

    談話室です。

  • 城の周辺も散歩してみました。<br />誰かが鹿を見たと言っていたので、期待していましたが残念ながら出会えませんでした。

    城の周辺も散歩してみました。
    誰かが鹿を見たと言っていたので、期待していましたが残念ながら出会えませんでした。

  • 城は森に囲まれていました。

    城は森に囲まれていました。

  • 敷地内には湖もありました。<br />城周辺を軽く散策するだけで一時間以上かかりました。

    敷地内には湖もありました。
    城周辺を軽く散策するだけで一時間以上かかりました。

  • 寝室(大部屋)からの眺めです。

    寝室(大部屋)からの眺めです。

  • 翌日は食糧品の買い出しのため、隣の駅に向かいました。<br />電車は1日に朝、昼、晩の三本しかなく、昼の一本に乗車して隣町まで行きました。<br /><br />駅の近くには町がなく、駅からはポストバスという郵便局のバスで町まで行きます。買出し後、郵便局のバスで駅に戻ろうとしましたが、ありませんでした。タクシーもなく、昼の電車には結局乗れませんでした。<br /><br />パブに入ってレンタカーがないかと尋ねたら、居合わせたお客さんが店の公衆電話でいろいろと聞きまわってくれて(携帯電話がない時代)、結局、レンタカーするには、インバネスまで戻る必要があるということでした。<br /><br />夕方の帰りの電車を待つことにしたら、パブにいた親切な老夫婦が、ご自宅に招待してくれた後、車でユースホステルまで送ってくれました。スコットランドの人々の親切が身に沁みました。

    翌日は食糧品の買い出しのため、隣の駅に向かいました。
    電車は1日に朝、昼、晩の三本しかなく、昼の一本に乗車して隣町まで行きました。

    駅の近くには町がなく、駅からはポストバスという郵便局のバスで町まで行きます。買出し後、郵便局のバスで駅に戻ろうとしましたが、ありませんでした。タクシーもなく、昼の電車には結局乗れませんでした。

    パブに入ってレンタカーがないかと尋ねたら、居合わせたお客さんが店の公衆電話でいろいろと聞きまわってくれて(携帯電話がない時代)、結局、レンタカーするには、インバネスまで戻る必要があるということでした。

    夕方の帰りの電車を待つことにしたら、パブにいた親切な老夫婦が、ご自宅に招待してくれた後、車でユースホステルまで送ってくれました。スコットランドの人々の親切が身に沁みました。

  • このままでは不便過ぎるということで、翌日は、朝の電車でインバネスまで戻り、レンタカーをすることにしました。<br /><br />リクエストストップなので、向こうからやってくる電車に駅のホームで手を振ったら、プオーンという汽笛で答えてもらえ、停車してくれました。<br /><br />写真はカルレインの無人駅のホーム近くの牧場で、ちょっと声をかけたら牛たちが皆、私たちの方に来てしまったときのものです。この経験から、その後は牛にはあまり話しかけないようにしました。

    このままでは不便過ぎるということで、翌日は、朝の電車でインバネスまで戻り、レンタカーをすることにしました。

    リクエストストップなので、向こうからやってくる電車に駅のホームで手を振ったら、プオーンという汽笛で答えてもらえ、停車してくれました。

    写真はカルレインの無人駅のホーム近くの牧場で、ちょっと声をかけたら牛たちが皆、私たちの方に来てしまったときのものです。この経験から、その後は牛にはあまり話しかけないようにしました。

  • レンタカーを契約したインバネスの街角。<br /><br />早速ドライブを開始します。

    レンタカーを契約したインバネスの街角。

    早速ドライブを開始します。

  • ぽつんと教会。<br /><br />Googleレンズ検索したら、「Rosskeen Free Church」と出ました。

    ぽつんと教会。

    Googleレンズ検索したら、「Rosskeen Free Church」と出ました。

  • 三日間契約したレンタカーです。<br />国際免許証は取得済でした。

    三日間契約したレンタカーです。
    国際免許証は取得済でした。

  • ダンロビン城です。<br />内部見学はしませんでしたが、外観を写真に納めました。<br /><br />美しい城です。

    ダンロビン城です。
    内部見学はしませんでしたが、外観を写真に納めました。

    美しい城です。

  • 1日目は左上のイギリスの地図の青で囲っている部分をドライブしました。<br />ルートを赤い線で示してあります。<br />イギリスの北の海岸線の風景は、ほぼ自然が占めていて、時々町が現れます。<br /><br />二日目はLairgから西の方向に廃墟の城を見に行きました。<br />

    1日目は左上のイギリスの地図の青で囲っている部分をドライブしました。
    ルートを赤い線で示してあります。
    イギリスの北の海岸線の風景は、ほぼ自然が占めていて、時々町が現れます。

    二日目はLairgから西の方向に廃墟の城を見に行きました。

  • ドライブ途中、美しい景色に出会うたびに、車外に出て写真を撮ることを繰り返しました。<br />ここではハリエニシダの丘が黄色に染まっています。<br />娘は助手席でほぼ爆睡中です。

    ドライブ途中、美しい景色に出会うたびに、車外に出て写真を撮ることを繰り返しました。
    ここではハリエニシダの丘が黄色に染まっています。
    娘は助手席でほぼ爆睡中です。

  • 海辺の写真を撮ろうとしていると、後ろから「ばー」と言われたので、からかわれたのかと思って(この頃、日本人団体ツアー客が海外で写真を撮りまくることが取り沙汰されていたので警戒しました)作り笑顔で振り返ったら羊でした。<br /><br />人間ではなかったことへの安堵と共に、こっちの羊は本当にばぁと鳴くんだなぁと感心したものでした。

    海辺の写真を撮ろうとしていると、後ろから「ばー」と言われたので、からかわれたのかと思って(この頃、日本人団体ツアー客が海外で写真を撮りまくることが取り沙汰されていたので警戒しました)作り笑顔で振り返ったら羊でした。

    人間ではなかったことへの安堵と共に、こっちの羊は本当にばぁと鳴くんだなぁと感心したものでした。

  • Wickの町。

    Wickの町。

  • スコットランド銀行の横に教会らしきものが見えます。

    スコットランド銀行の横に教会らしきものが見えます。

  • ラッパ水仙はイギリスの春を彩ります。<br /><br />しかし、スコットランドの北の海岸は4月の後半でも、ものすごく寒いです。

    ラッパ水仙はイギリスの春を彩ります。

    しかし、スコットランドの北の海岸は4月の後半でも、ものすごく寒いです。

  • 町や村を繋ぐ道です。

    町や村を繋ぐ道です。

  • 出会う数は明らかに人間より羊の方が多いです。

    出会う数は明らかに人間より羊の方が多いです。

  • イギリスの北端の風景も天気も目まぐるしく変わります。

    イギリスの北端の風景も天気も目まぐるしく変わります。

  • 天橋立みたいですね(まだ行ったことはありませんが)。

    天橋立みたいですね(まだ行ったことはありませんが)。

  • 羊の親子。

    羊の親子。

  • ヤギ二匹。

    ヤギ二匹。

  • 波が荒いです。

    波が荒いです。

  • 変わり続ける景色を一緒に楽しみたい娘は助手席でずっと爆睡中です。

    変わり続ける景色を一緒に楽しみたい娘は助手席でずっと爆睡中です。

  • 電柱があるので電気はきていますが、町と町の間にはほぼ家がありません。

    電柱があるので電気はきていますが、町と町の間にはほぼ家がありません。

  • ぽつんと一軒家。

    ぽつんと一軒家。

  • 住居ではないと思われますが、妙に景色になじみます。<br /><br />

    住居ではないと思われますが、妙に景色になじみます。

  • ぽつんと一軒家。

    ぽつんと一軒家。

  • 毛が長いハイランドカウです。<br />茶色と黒がいます。<br /><br />

    毛が長いハイランドカウです。
    茶色と黒がいます。

  • お約束の「どいてください」ですが、この場合は赤ちゃん羊でした。<br /><br />おとなの羊がやってきて、道路脇に押しやってくれました。

    お約束の「どいてください」ですが、この場合は赤ちゃん羊でした。

    おとなの羊がやってきて、道路脇に押しやってくれました。

  • この牛たちはなかなかどいてくれませんでした。<br />道幅が狭いので、しばらく待っていました。

    この牛たちはなかなかどいてくれませんでした。
    道幅が狭いので、しばらく待っていました。

  • この城は、途中に偶然あったわけではなく、わざわざ見に行きました。<br />完璧な城よりも廃墟に惹かれるので、この城にはかなり思い入れました。<br /><br />アシント湖畔にたたずむアードレック城です。<br />マックラウド家の廃墟となった古い要塞だそうです。<br />

    この城は、途中に偶然あったわけではなく、わざわざ見に行きました。
    完璧な城よりも廃墟に惹かれるので、この城にはかなり思い入れました。

    アシント湖畔にたたずむアードレック城です。
    マックラウド家の廃墟となった古い要塞だそうです。

  • アードレック城の近くにある、マッケンジー家の後代の邸宅であるカルダ ハウスの廃墟かと思われます。<br /><br />こちらも妙に惹かれる退廃ぶりです。<br />

    アードレック城の近くにある、マッケンジー家の後代の邸宅であるカルダ ハウスの廃墟かと思われます。

    こちらも妙に惹かれる退廃ぶりです。

  • 雪をかぶった山々も所々に見られます。

    雪をかぶった山々も所々に見られます。

  • 北端ではなく、ハイランドの西側の風景です。

    北端ではなく、ハイランドの西側の風景です。

  • 宿に戻ってきました。<br /><br />城のユースホステルを裏側から撮ったものです。<br />このように小高い丘の上に建っています。<br /><br />ユースホステルではなくなってしまいましたが、一旦は廃れかけたものの、復活して今でも利用されていることに安心しました。<br />

    宿に戻ってきました。

    城のユースホステルを裏側から撮ったものです。
    このように小高い丘の上に建っています。

    ユースホステルではなくなってしまいましたが、一旦は廃れかけたものの、復活して今でも利用されていることに安心しました。

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