晴れおじさん「小さな旅で一万歩」を歩く (その５)

2025/04/12 - 2025/04/12

南東北も、いよいよ花見の季節に入りました。ネット情報によると仙台市や福島市はちょうど見頃、山形市は見頃まであと３～４日といったところのようです。
一方、天気の方は、１２日土曜日は比較的晴れ間が多いものの、１３日日曜日の午後以降は降水確率が高くなる模様。
そんな訳で、晴れおじさんは、晴れている今のうちにと、１２日、JR東日本の「小さな旅ホリデーパス」を使って宮城県にお花見に出掛けて来ました。

エリア 宮城

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: タクシー JRローカル 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

土日は山形駅前の駐車場料金が高いので、山寺駅前の駐車場(１日５００円)に車を停めて、午前８時３８分発の仙山線上り電車に乗車。

仙台駅で東北本線上り電車に乗り継いだら、車内はインバウンドを含む花見客で満員。

午前１０時３０分、船岡駅に到着。

人波に従って船岡城址公園に向かいます。

１５分程で公園入口に到着して、坂道を登って行きました。

やはり桜は、ちょうど見頃のようです。

同上

山本周五郎の小説「樅ノ木は残った」で全国的に有名になったモミの木が生えている展望デッキから、「白石川一目千本桜」を見下ろすと、

ちょうど東北本線下り電車が走って来たので、パチリ。

「しばた千桜橋」にも、沢山の花見客の姿がありました。

５分ほど経ったら、今度は長い貨物列車が通過。
なかなか絵になりますね。

桜の花をクローズアップ撮影。

同上

観光物産交流館「さくらの里」で

お花見弁当(1,200円)を買って、ベンチでランチタイム。
おかずの種類が多くて、ご飯は少な目。メタボ予備軍の晴れおじさんにピッタリ。

スロープカーが故障中とのことなので、歩いて頂上へ。

緩い坂の方をゆっくり１５分ほど登って行くと、

展望台がありました。

見晴らしは、こんな感じ。
ところで、周囲の花見客から聞こえて来る会話の多くは中国語。見かけでは日本人と区別がつかないけれど、どうも半数くらいが台湾からのインバウンドの模様。
一瞬、先日の台湾旅行が続いているような錯覚に陥りそうになりました。

見頃になっているシャクナゲを横目に見ながら、さらに進むと、

「船岡平和観音像」が建っている頂上広場に到着。

観音像をズームアップ。
実に優しいお顔ですね。

頂上広場からの眺め。

同上

戻りは、急な坂道の方を選択。
駆け足のようなペースになって、あっという間に下り終えました。

船岡駅からまた東北本線に乗り、仙台駅の一つ手前の「長町駅」で下車。
Uberタクシーを呼んで「瑞鳳殿(ずいほうでん)」の石段の上り口にある「瑞鳳寺(ずいほうじ)」まで乗車。

実は、先日の台湾旅行に備え、だいぶ前にスマホにUberアプリをインストールしていたけれど、結局一度も使わずに帰国。
山形市にはUberタクシーが普及していないので、今回が初めての利用でした。
Uberタクシーは、初めの２回だけ、１回あたり３千円まで無料になるクーポンがあるので、２千円余りのタクシー代が節約になりました。

瑞鳳寺には、伊達家三代の位牌が安置されているとのこと。

お堂は、こんな感じ。

では、石段を昇って「瑞鳳殿(ずいほうでん)」へ向かいましょう。

案内看板

涅槃門(ねはんもん)を潜って行くと、

拝殿があって、

その奥に唐門と本殿。本殿は伊達政宗公の霊屋。

本殿の扁額。

庇の彫刻。

同上

同上

同上

青銅製龍頭彫刻瓦。
瑞鳳殿は昭和２０年７月の戦災で焼け落ちたけれど、辛うじて残った瓦のひとつだとのこと。

拝殿の真下から、名残の一枚。

脇に建っている資料館には、伊達家三代の墓所の発掘調査の成果が展示されていましたが、

展示室の内部は撮影禁止でした。
※写真は展示室入口の手前に置かれている焼失前の瑞鳳殿で使われていた瓦。

瑞鳳殿には、二代藩主、三代藩主の霊屋もあるとのことで、

順に巡って行きます。

門を潜って、

二代藩主伊達忠宗(だてただむね)公の霊屋「感仙殿(かんせんでん)」に参拝。

扁額。

彫刻。

扉の装飾。

左脇に建っている三代藩主伊達綱宗(だてつなむね)公の霊屋「善応殿(ぜんおうでん)」。

扁額。

彫刻。

またUberタクシーを呼んで仙台駅に行き、仙山線で帰宅。
山寺駅で降りて車に乗り込んですぐ、日が落ちて行きました。

今日は妻が不在なので、仙台駅の駅弁大会会場で調達した、石川県加賀市の「のどぐろ漬け弁当」で、ソロ夕食。

今回の「小さな旅」の歩数は、12,857歩でした。

完