2025/03/10 - 2025/03/10
390位(同エリア972件中)
ケロケロマニアさん
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2025/03/10
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2025年春旅の2日目、北海道東日本パス(以下、北東パス)旅程の2日目の様子を、本旅行記では綴らせて頂きます。
この日のメインは勿論、抜海駅です。
これまでにも、幾度となく関係者の方々の努力もあって、廃止を回避してきましたが、その甲斐もなく、2025年春を以って、遂に正式に廃止されることが決定してしまいました。
正直、無念、の一言しかありません。
日本最北の無人駅として、類稀な存在感を示してきた、この駅とも、遂にお別れです…。
(表紙:最後の春を迎えた抜海駅の様子。最終日ではないので、人影も少なく、個人的には清々しいお別れでした…。)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自転車 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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抜海駅訪問に際しては、歩行距離が長くなることもあって、天気の良い日を選んでいくことにしましたが、稚内の週間予報は、今回の北東パス期間中ではこの日が一番良さそう、だったので、迷うことなく本日に決定です。
でも、天気が良い、ということは冷え込みも厳しい、ということえ、この日の和寒は、3月としては異例の、マイナス20度近くまで下がっていそうな体感でした。
寒くて、手袋を外さずに撮ったら、手袋のほつれてる部分が映り込んじゃった~。 -
勿論、お天気は申し分ありませんが、寒すぎて、頭が回らん~。
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大体にして、こういう風に樹氷が見られる朝は、メチャメチャ寒い証拠。
これはこれで美しくはあるんですけどね、後で見る分には…。 -
で、ワカン駅にとうちゃこ。
因みに、本当はワッサム、と読みます。(←いつもと言い回しをカエルてみた。)
勿論、愛車のケロアメちゃんは、定位置にデポしてしゅっぱとです。和寒駅 駅
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本日は北を目指しますので、跨線橋を渡らずにこちら側のホームから。
H100殿を確実に回避できるアサイチの下りは大好き~♪ -
で、同じように、北東パスとワカン整理券を掲げて。
行くぜ、抜海! -
本日は平日なので、車内は春休み前の学生さんで暫くは混雑します。
まあ、学生さん側からすれば、普段より余計なマニアが多く乗っていてウザい、という印象だと思いますが…。
そんなこんなで、車両切り離しが行われる名寄にとうちゃこ。名寄駅 駅
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本日抜海まで連れて行って下さるのはこちら。
宗谷線サボには士別の象徴、サフォーク羊さんが描かれています。 -
で、逆に利尻富士さんが描かれているこちらの方が、名寄にて切り離し、という…。
まあ、お互いの地で、違う方が見られる方が楽しいかもね。 -
この年の名寄駅ホームから眺める積雪量。
やはり例年の同時期よりは少なめに感じるな…。 -
そんな名寄からは、よりマニア色が濃くなる、というか、この日に関しては、ほぼ100%が、廃駅訪問目的のマニア、という風情。
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基本的に、準地元民的には、見慣れた光景に一喜一憂してウロチョロするのは大人気(おとなげ)ないので、美深の交換、豊清水の交換ともに、全く撮影活動に参加することなく、こちらの本を読んでおりました。
本日、3月10日は東京大空襲の日でもありますね。
母校の大先輩(学部も同じ)が書かれた名作を読みつつ、平和裏に鉄道旅を楽しめる日常に感謝して過ごしましょう。 -
大体にして、宗谷本線を北上する旅においては、やる気のない人は進行方向右側に座るものです。
だって、この沿線の殆どの駅、駅舎は左側に立地していますからね。
名寄以北で右側で駅舎を見られる特急非停車駅は、日進・智北・問寒別・兜沼・勇知位ですね。
まあ、天塩中川とかの特急停車駅は、右側でもこういうのは撮れます。
とにかく、マニアがウロウロしているので、動くのが面倒くさい…。天塩中川駅 駅
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そういや、この辺りの右側(東側)で眺める山々にはあまり馴染みがないな。
これはどこだろう??? -
で、3年前の歌内駅廃止の際に、”南極みたいや~、行ったことないけど…”の名言(迷言?)を遺した雪原なども眺めつつ…。
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幌延町域としての最南端、問寒別駅にとうちゃこです。
ここから歌内駅まで歩いたあの春からも、もう3年が経つのか…。問寒別駅 駅
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いわゆるダルマ駅舎も、宗谷本線上には少なくなりましたね。
塗り直されてからは、青空とのコントラストが凄く映えるようになりました。 -
で、ここで撮るのは、天塩川本流ではなく、敢えて支流の…。
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その名も問寒別川です。
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問寒別から下沼まで続く幌延町域の駅の中から、この春で、雄信内・南幌延の2つが消滅してしまいます。
この”物置”駅が残されたのは、秘境駅としての魅力だとか、現幌延町長の力だとか、色々と言われているようですが、この調子だと、ここが消えるのも時間の問題だとは思います…。糠南駅 駅
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まあ、確かに、マニアには人気がある駅ですけどね。
自分には、案外維持費が安そうだから、なんて、単純な理由だとも思ってしまう。 -
で、この次が、いよいよ…。
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人のこと言えないけど、車内が騒然としてまいりました。
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まあ、まず皆さんが狙うのは…。
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長い宗谷本線上でも唯一のトンネル、というこちら、ですね。
別にトンネル自体が無くなる訳ではないですが、雄信内を冠しているトンネルですので…。 -
トンネルを通過中。
暗くなったところで…。 -
こちらを記念に撮っておきましょう。
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で、見えてまいりましたのが…。
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今春の廃止駅の一つ、雄信内駅です。
因みに、その次の南幌延も同じく廃止なので、残りの日程で、それぞれの駅に訪問予定です。雄信内駅 駅
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まあ、本日のメインではないので、ここではひっそりと通過しましょう。
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余命あと4日。
最後にどんなドラマが生まれることでしょうか…。 -
で、次の南幌延。
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ここも、絶滅危惧種の木製板張り片面ホームの駅の一つでした。
また、この風景が一つ、消えてしまいますね…。 -
個人的には4年前のことを思い出します。
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敢えてこの駅から歩いて、当時の廃止駅の一つ、安牛駅に向かいました。
丑年に牛の絵柄の駅から、安い牛の駅まで、というコンセプトで。
この駅に関しても、後に再訪しますので、本日はひっそりと通過。南幌延駅 駅
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という訳で、この駅以北はもう本旅で訪れるのは最後となりますので、この角度で車窓から拝む南幌延駅も、これが最後となります。(カエルりも通るけど、もう真っ暗なのではっきりとは見えない…。)
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で、いよいよ見えてきました、利尻富士。
予想通りの快晴で、ばっちりと望めます!
この先も楽しみだ~♪ -
で、日本で北から3番目の有人駅、幌延にとうちゃこ。
幌延駅 駅
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いつものルーティンですが、この列車利用時にこの駅では、30分弱の停車時間がございますので、プチ散策を楽しみましょう。
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幌延は駅のすぐ傍にJAバンクのATMがあります。
2月分のお給料を引き出したいんだけど、給料日がまだ、なんだよね~(-_-;)。 -
仕方がないので、郵便局の方で、なけなしのお金を下ろしておきましょう。
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幌延もこの日はとても暖かかったです。
雪解けも進んで、ちょっと歩き辛いんだけど…。 -
幌延は、北半球のちょうど真ん中、の町としても知られておりますね。
海沿いにはモニュメントも設置されていますね。 -
で、本日は抜海からのウォーキングも、少し暑さを感じる位になりそうなので、ちょっと大きめのドリンクを購入して駅へと戻りましょう。
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幌延といえば、ホロベーとブルピー。
特にブルピーは可愛いっ!!!!!!
カエルさんには負けるけど…。 -
そんな幌延駅の運賃表。
今回の宗谷本線上の廃止駅全てが、この1枚で収まってしまいました…。 -
では、最後に対岸ホームからこちらを撮ってから、車内へと戻りましょう。
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そして、次が幌延町域の最北端、下沼駅。
ユニークな塗装で有名になった駅ですが、幌延町の秘境駅巡りの先駆けともなった偉大な駅でもありますね。
塗り直されているとはいえ、このカラーリングで残されている宗谷本線上の唯一の現役貨車駅舎でもあります。いつまでも頑張ってほしいな。下沼駅 駅
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そして、更に、美しさを増している利尻富士。
うーん、最高! -
そして、牛さんのゆるキャラでお馴染みの豊富にとうちゃこ。
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思えば、徳満駅もなくなってしまったので、豊富町域には豊富駅と兜沼駅しかないんですね。
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この辺りでは皆さん、利尻富士の景観に目を奪われていました。
それだけ、この日の利尻富士は美しかった! -
で、兜沼駅。
この駅も決して安泰ではありませんね。
近くにキャンプ場があって、アウトドア派にとっては特に大切な駅でもあります。兜沼駅 駅
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とよとみ、の部分が変色しているのは、徳満駅の名残か?
いや、その前の芦川駅の名残も受け継いでいるのかな??? -
で、その次が勇知駅。
ここからがいよいよ稚内市域、ですが…。
抜海がなくなると、ここが日本最北の無人駅になるのか…。
いや、瀕死のJR北海道のことだから、案外、南稚内駅が無人駅化して、逆に抜海よりも最北の無人駅に昇格(?)する可能性もあったりして…。勇知駅 駅
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稚内でホタテを捌いて過ごした3年前も、休日を利用してこの駅を訪問したことがありましたが、案外この駅付近は色々とあって便利なんですけど、最北の無人駅の風格としてはどうかな~。ま、勇知駅さんに罪はないんですけど…(;´Д`)。
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で、いよいよやって来たのが、本日の目的地、抜海駅です。
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惜別の接近標もめでたくゲットし…。
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いよいよ見えてまいりました。
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で、勿論、ここで下車。
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天気が良いので、私と同じこと考えて、ここで降りて稚内まで歩く人も多いかな、と思ったのですが、意に反して全くおらず…。
寧ろここから乗車される方は数名いらっしゃいました。
稚内拠点で動かれると、こういうルートで次に南幌延や雄信内を目指すことになるのでしょうね。 -
という訳で、カエルりはこの駅から乗車しませんので、抜海駅からこの子を見送るのも、これが最後ということになります。
抜海駅 駅
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名残惜しくて、完全に見えなくなるまで見送ってしまいました…。
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お馴染みだった、貝殻で作られた抜海駅。
年々、ボロボロになっていましたが、特に海の字が…。
最後の記念に削って持っていく輩もいるのかな…。 -
その頭上には、普通の明朝体風抜海駅。
流石にこっちは削られてない( ´∀` )。 -
入り口部分のスペース。
冬季にはよく、除雪道具が置かれていましたが、廃駅に備えてか、もう全て撤去されていました…。 -
存続に向けて、皆さんが頑張っていたエリアも、なんだか質素になった印象。
広々とした空間に、数日後の最終営業日には、人が溢れかえることでしょうね…。 -
営業終了のお知らせ。
こういうのは、いつも抜かりなく製作するJR北海道。 -
最期の時期の時刻表。
下り3本、上り4本のダイヤなので、この昼間の空いている数時間は、恐らく、車族の駅マニアしか来ない、という目論見の下、このタイミングで下車すれば、訪問者はまだ少ないだろうと、先に下車して稚内まで歩くことにしました。
尚、途中はバス利用の予定ですけどね。 -
運賃表。
ちゃんと、南幌延や雄信内も載っていますね。
この画像中の10駅中、3駅が同時期に消滅なんて、全国的にもレアな話だと思いますが、4年前の宗谷本線12駅一挙廃止を体感している身にとっては、大したことないなと、感覚が麻痺してしまってるわ。 -
千羽鶴で既に慰霊モードの抜海駅。
涙なしでは拝めませんね。
鶴を折られた皆様方の無念な気持ち、悲しみ、憤り、いろんな感情が伝わってきます。 -
このちょっと硬いスライド扉も、味わいがありましたね。
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予想通り、軟弱な鉄道マニアはこのタイミングでは下車しないので、一人静かに、悠々と”最後の晩餐”、ならぬ、”最後の昼餐”と洒落こみましょう。
前日、和寒のホクレンショップで購入した半額助六だけど…。 -
思えば7年前の3月、この駅に籠城して、約6時間駅ノートを読んだりして過ごしたことがありましたが、まだ寒い時期で、このドア傍の弱弱しい日差しを感じながら、列車の到着を待ちました。
その時の様子はこちら。
https://4travel.jp/travelogue/11358230 -
しかし、もうその駅ノートの姿は見られず。
代わりに、町内会の方がこのような来駅者をカウントするノートを作成されていました。 -
勿論、書かずに立ち去る方もいるだろうから、完全な実数ではないと思いますが、自分は6193番目でした。
-
で、元々ここに置かれていた駅ノートに関しては…。
こんな告知のみが残されて、既に撤去されてしまっていました。
駅の存続を願って、立派な駅ノートシリーズを作成されていた方に、この場をお借りして敬意を表しつつ、厚く御礼申し上げます。 -
抜海ばっかり
やっぱり来とかないとね。
もう、キシャでは来れなくなるね…。
まあ、勇知から歩いて9キロ、坂の下(これから向かう、抜海の最寄バス停)まで8キロほどなので、歩けない距離ではないか…。
17キロだと4時間位はかかってしまうな…。 -
SLも走っていた抜海駅。
全ての歴史の灯は、間もなく消えてしまいます…。 -
不自然に広く除雪された車族向け駐車スペース。
いつも廃駅間近になると、チョロチョロしやがって、ウザいばかり。
時間がないから、と言い訳ばかりする輩多いけどね。
だから、基本的に車族とはこちらからは話しかけない。
キシャを乗降する人とのみ、こちらからお声掛けしますけどね。 -
名所案内も、素朴な名所しか無さすぎるのが、逆に素晴らしい。
今の時代、変な観光地とかでバズると、インバウンドが押し寄せて大変なことになるから、これはこれで、逆に良いのかも。
経済活性化、という価値観は、実は不要な時代が既にやって来つつあるように思う。てか、世の中の多くの人達って、無駄に消えてしまうガソリンや灯油にお金を使い過ぎてるだけだし、そういう輩はすぐ燃料が高騰すると騒ぎ出す。
かく言う私も極寒冷地で過ごしていますが、この冬は18Lの灯油ポリタンク2回の給油(しかもうち1回は丁度2000円分で入れてもらったので16Lちょい)で乗り切りましたし、勿論、車を持っていないので、ガソリン代も0円。令和になってから、プライベートで車運転したのは、引っ越しの際にレンタカー借りた時だけ、という…。
今の経済に疑問をお持ちの方は、人生三大出費(家・車・子供)の何れかは、捨ててしまうことを(自分は全部捨てちゃってるけど…)お勧めいたします。ま、こんなこと言うと、敵増やすだけ、やろけど…。
そんな生き方もワイルドだろぉ~?(←いつの時代の人やねん!) -
後の行程を考えると、時間には余裕があるものの、早めに出発しておきたいと思いますが、やはり名残惜しくて離れ辛い。
ま、本日は天気に関しては全く心配不要なので、最後にもう少しホームの風情を楽しみましょう。ホントは、特急列車が通過するのも見送ろうか、とも迷ったんですけどね…。13時過ぎまでここで待って、8キロ以上歩くときに何かあっても、と、やはり、自分の体を過信してもいけないので、それは諦めます。 -
知る人ぞ知る、た・し・か・に。
このホームは撤去するのも大変そうだし、暫くは残るんだろうか? -
という訳で、後ろ髪を引かれつつ出発。
さようなら抜海駅。
今まで色々と有難うございました。
無事に帰りのキシャに乗車できましたら、最後に車窓からお見送り致しますね。 -
で、駅をかなり離れた場所に建っているのが、こちらの100周年記念碑です。
敢えて駅から離れた場所に設置されたのは、100周年の時点で既に廃駅が意識されていたからでしょうね…。 -
辛うじて、駅舎も拝める位置の、道道に接する場所。
念入りに考えられた碑の立地だと思います。
悪い意味で予想は的中してしまったんだろうな。
また涙ぐんでしまった…。 -
この道道は、勇知を経て兜沼まで続いております。
健脚な方は歩いて勇知駅・兜沼駅を目指してみては? -
という訳で、抜海駅との惜別を果たして現実の世界へ。
ここからは約8キロ、下手をすれば約14キロの徒歩旅が始まります。
この距離がネックなので、好天時を選んでやって来た訳です。 -
で、抜海駅から最初に歩いてきた道道510号から、海沿いの道道106号へ。
以前行ったことがある抜海の集落は逆方向なので、本日は通過できません。 -
で、逆に道道106号線側の標識。
抜海駅も記載されていますが、ここにも近日中に上貼りされてしまうことでしょう。 -
寧ろ、今まで下の方におまけみたいに付いていた勇知駅の表記が、上貼りに記載されたりしてね…。
-
稚内市街地までは14キロの表記。
純粋に徒歩だけで行っても、3時間半ほどで歩ける距離ではあります。
よくバス旅の番組で、やたら長距離歩いてお涙頂戴、的なシーンを拝見しますが、自分は普段からやっていることなので、特に感動もしない。
しかもあんたら、それ金もらってやってるんやろ、と、ツッコんでるわよ♪ -
これだけのブルースカイ。
さぞ、利尻富士さんも美しく拝める筈、ですが、延々と続く地吹雪ガードのフェンスがそれを許して下さらぬ…。 -
そのうちフェンスの切れ目があるだろうと思いつつも、なかなか現れないので、時折歩行を止めて、フェンス下を覗き込みます。
うーん、絶景ですな~♪♪♪ -
あと、13キロ。
これは正確にはどこが起点なのかな。
気になる方は、道道106号 起点 とかで検索してみてね~♪ -
被写体がフェンスか利尻富士、距離標しかない単調な道が続きます。
あと、12キロ。
バスの発着する坂の下までは6を減じて計算すると、歩行の目安としてはあと6キロですね。 -
で、まだまだ継続デジャヴ(←そんな言葉はないけど…。)の景観の中、ひたすら歩き続けます。
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おっ、フェンスが切れた。
何度も撮りたくなる利尻富士殿。 -
あと11キロ(坂の下まで(以下同じ)5キロ)。
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防風雪フェンスが途絶えて、少し上り坂になりました。
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角度がついた分、漸く海越しの利尻富士殿が望めるようになりました。
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で、角度をカエルと礼文島の島影も。
流石にこの位置からは、サハリンまでは拝めませんが、今日の天気なら宗谷岬近くからは見えそうですね~♪ -
で、残り10キロ(4キロ)。
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あまりにも美しい青空なので、見上げて撮ってみた。
うーん、普通の水色の色紙撮ってるみたい~♪ -
木々も芽吹き始めていますね。
北国の春、確実に歩みを早めつつあります。 -
で、国立公園を示す看板も設置されていたのでパチリ。
しますが、そういう場所に限って、微妙に木に邪魔されて利尻富士殿が見辛い、という…。 -
天気が良過ぎて、快適に歩け過ぎて、どんどん距離は縮まります。
あと9キロ(3キロ)~♪ -
坂の下からのバス時刻は事前に調べておりますが、順調に歩き過ぎて余裕も出てきました。
自分のことだから早く歩き過ぎると、おだってしまって、バスの待ち時間が長過ぎると、最後まで歩いちゃうか、と思っちゃいがち、なので、宗谷バス支援という目的もあるため、少しゆっくり目に歩きましょう。
雪が腐っていたら止めたのですが、締まっていてかんじきなしでも雪上を沈まずに歩けるのが、逆にまだ完全に春ではないな、と感じた瞬間。 -
で、前方に山壁が見えてきて、道がカーブする辺りで…。
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いよいよ坂の下の集落が見えてまいりました。
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で、あと8(2)キロ。
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この辺りで、カエルさんっぽい電話さんを発見。
絶対、カエルさんだよねぇ~♪ -
遂にこの分岐まで到達しました。
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各スポットまでの具体的な距離はこちら。
最後は温泉に入る予定ですが、ここに記載されている稚内温泉は駅から遠くてバス代も高いので、駅に近い方のヤムワッカナイ温泉(港のゆ)を利用予定です。 -
ノシャップに向かう方の道道はこちら。
稚内市街地に直行するには106号経由の方が近いのですが、この道の名称は抜海港線となっていますね。ということは、抜海港からこの分岐までの区間は106号と重複区間ってことなのかな? -
てか、ここの愛称は、無事カエルロードなんだケロ~。
もう何度もUPしているので、皆さんきっとご存じだケロ? -
オレガンマネヨ~、ケグリニム~(敢えて意図的にハングルで。)
-
因みに、より近い対岸の露語だと、
ダブノーネーヴィーデリィシィ、リャグーシカ!
これを書いてる日にウクライナ戦争の停戦合意の報道が!
順調に交渉が進展することを願っています。 -
こちらのごみステーション(←北海道民が言いたがるやつ)にもカエルさん。
この道沿いには、このカエルさんが随所で見られますが、各々の子達が風雪に傷つけられて物憂げな風情になっていらっしゃいます。
ここの子はまだまだ綺麗ですね。この地区住民の方々は、カエル愛がきっと強いのだと思うケロ~♪ -
で、こちらの立派な待合所が設置されている…。
-
坂の下バス停にとうちゃこ~♪♪♪
坂の下 海水浴場 ビーチ
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ここの待合室、なんと、こんな立派なソファーが設置されております。
この日は暖かかったし、ストーブなしで中に居ても全然寒くありません。
こんな快適だったら、もっと早くにとうちゃこしてても良かったな( ´∀` )。 -
という訳で、ここで漸く、一昨日焼いた和寒産キャベツ満載のお好み焼きの登場。
ソースとマヨネーズをかけてきましたが、流石にグチャグチャです。
美的センスのない画像で、遺憾の極みでござりまする…。
(さりげなく、前回の韓国旅で持ちカエルったハングック チョッカラクも入れてみた。) -
時間に余裕があるので、こういうことも楽しめます。
VIPなソファーに腰かけて、胡散臭い自家製お好み焼き(ほぼキャベツのみ)を食べる筆者の図。大阪でいうところのキャベツ焼きかもね~♪
因みに、出汁としては通販で購入していた博多明太子1キロ入りの下に敷かれていたスポンジを絞って、明太子だし(←そんな商品ないやろっ!)を入れてみましたが、これがなかなかうんみゃかったぞ! -
待合室の窓からも美しく望める利尻富士。
坂の下バス停の待合室がこんなに快適だったとは!
抜海駅が存続してたら、また来たいと思えるのにな~。
ここから勇知まで歩くと17キロか…。 -
で、待合室が快適過ぎて、バスを乗り過ごした~!!!!!!
-
というのは旅行記的嘘ネタで、実は先ほどのバスはノシャップを回る方なので、市街地に直行するには逆方向のバスの方が近いのです。
前者でも勿論行くことができるのですが、運賃が全然違いますので、貧民は乗りまちガエルないよう、特に注意しましょう。
という訳で、反対側のバス停で待っていると、数分遅れてバスがやって来ました。 -
整理券番号は8番。
-
坂の下、という名称ということは、当然、この先は坂を登っていくルートになる訳でして…。
-
高度が上がると海の範囲も大きくなり、より美しい島の独立峰としての利尻富士殿を望めます。
このルート経由ですと、これで本日の利尻富士殿とはお別れとなりますね。
さようなら、利尻富士殿。
またお会いする日まで~。 -
で、稚内在住時には自転車で訪問したこともある夕日ヶ丘パーキング。
冬は除雪されていないのね…。 -
で、ここからは稚内滞在時の居住エリアに入るので、懐かしさが湧いてきます。
ここのセコマもよく来たよね~。 -
そして、3か月ほど滞在したお家も。
懐かしいな~。 -
因みに、元稚内住民(住民票は移したことないけど…)なので、こんな回数券もまだ持っておりました。
430円分残っていましたが、8番の整理券で380円の表記だったので、50円券1枚だけ残して運賃箱に投入しましょう。 -
で、下車したのは…。
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大黒3丁目のバス停です。
バス運賃が気になって、駅まで行くと運賃上がっちゃうかなと思って、ちょっと早めに降りたのですが、後で調べてみると、実は南稚内駅前までも、更には稚内駅前までも同運賃だった~(因みに、上述の逆ルートで乗車してしまうと、500円以上にUPしますのでご注意を。まあ車窓見物したい方は観光バス感覚で敢えて遠回りで乗車する、というのもアリかもしれないですけどね。) -
そして、少し余分な距離を歩いて、南稚内駅にとうちゃこ。
南稚内駅 駅
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2年半前の稚内在住時には設置されていなかったこのタイプの切符券売機。
室蘭駅の無人化なども考えると、これも無人駅化の前菜と言えそう。
そもそも、稚内位の人口規模の町で、稚内駅と南稚内駅との近距離に、2つの有人駅は要らんやろ、という議論にはすぐに発展しそう。 -
せっかくこの機械があるので、最後の記念発券を。
乗ることはないですが、日本最北の無人駅リレー、という意味合いで、3月14日付で抜海→勇知の乗車券を。もちろん、乗ることはないですが。 -
胡散臭い、シリーズ化されるような金儲けのための入場券を買う位なら、少しでも自分なりの思考を持って、乗車実績(実際には乗らないとしても)として残るような有効な乗車券を購入したい、というのが持論でもあります。
抜海から勇知までで既に300円するのか。
南稚内のこれからの隣駅(稚内じゃない方)となる勇知駅までは、相当高くなるな。4月の運賃値上げも加わるしな。 -
私が稚内居住時には、仕事帰りに慌てて買いに行ったこともあった位なので、恐らく17時半までは営業していたように思う南稚内駅。
最近は14時までになっていたんですね。
更に、今春からは、微妙な休止時間が増えるらしい。
南稚内駅無人化も、そう遠くないことなのかも…。 -
まあ、色々展示物で頑張っている感のある南稚内駅。
有人駅だと有効なフリー切符を持っていたとしても入場券を買えと言ってくるし、乗降時間帯以外は閉めてしまうのが面倒臭い対応なので、個人的には無人化してもらっても良いと思うわ。 -
で、この日は10日ということで、ツルハの会員5%割引デーでもありますので、こちらでカエルりの車内で頂く食材等を購入していきましょう。
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この日は稚内市街地も一気に雪解けが進んでいて、歩くのもわや。
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そして、稚内居住時代以来(てか、それ以前から)ずっとそのままの、”ノッシャッル”岬の露語表記などを眺めつつ…。
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私の稚内居住時代にはなかった、日本最北の町のタヌキコンビニ。
てか、確か現在稚内市内に4店舗(だったっけ?)あるらしいので、この店舗が最北ではないと思うけど、少なくとも日本ベスト4以内の北にあるタヌキコンビニです。
まあ、ツルハで買い物したばかりだし、タヌキコンビニは16時以前はポイント積算率が悪いので、今回は利用しないけど…。 -
ホタテを捌いていた時代は色々な悲喜交々の感情を抱えつつ眺めた稚内の海。
懐かしさが募りますね~♪
一緒にホタテを捌いていたおばちゃん達、元気かな~♪
可愛かったベトナムの女の子、どうしてるかな~♪♪♪ -
で、稚内訪問時の定番スポットでもある稚内副港市場へ。
この中に温泉があります。稚内副港市場 市場・商店街
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ここがリニューアルオープンしたのは、丁度私が稚内を去る直前の2022年10月のことで、その時に賑わう中で入って以来の訪問となります。
ヤムワッカナイ温泉 港のゆ 温泉
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靴はロッカーに預けます。
おっ、フロッグ番号ロッカーが空いてたケロ~♪ -
ここはリニューアル後は電源席も整備されて、入浴後にまったりと過ごすのにも、とても居心地が良い場所になりましたね。
前回はリニューアルオープン直後の訪問で、あまり落ち着いて滞在できませんでしたが、本日は平日ということもあって空いているようですね。風呂上がりのキシャ待ち時間も快適に時間潰しできそうです。 -
という訳で、まずはお風呂に入って、本日のウォーキングの疲れを癒してから、後はPCでもいじりながら、カエルりの時間を待ちましょう。
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尚、副港市場自体がかなりリニューアルされた感もあり、多くが無料で楽しめますので、私のような貧民の方々には、稚内での時間潰しスポットとしても非常にお勧めですよ!
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温泉に入る必要がない場合でも、1Fにも電源がつカエル席なども用意されています。18時までしか利用できませんが、普通列車旅の場合、丁度、最終の名寄行きが発車する直前まで利用できるのは有難いですね。
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という訳で、今後も稚内来たときは必ず立ち寄りますよ、副港市場。
またお会いする日まで、さいなら~♪ -
夕刻となり、少し足元も固まり気味で、先ほどよりは若干歩きやすくなった気がします。
ヤムワッカナイ温泉 港のゆ 温泉
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で、副港市場から10分ほど歩いて、無事、日本最北の駅にとうちゃこ。
稚内駅 駅
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こちらのモニュメントは、まだ冬ごもり中でござりまする…。
日本最北端の線路のモニュメント 名所・史跡
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この日のこの時点の稚内駅。
この時間帯でまだプラス4度近くありますね。
昼間は10度近くまで上がったかもしれないですね。
快晴で楽しい1日、本当に今日来て良かったよ! -
今後の稚内駅、そして今後の稚内に幸あれ。
抜海駅を喜んで廃止した稚内市長なんて大嫌い! -
日本最北の駅、という感動を抱く旅人は多いかと思いますが、自分は準地元民として、実際に住んでいた時期もあったりして、そういう感動は一切ありません。
ま、なんか撮っとくか。 -
この子に乗って、約3時間半にわたる名寄までの旅の始まりです。
日本最北端の線路のモニュメント 名所・史跡
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ここで、昼前に抜海駅にてお別れした子と再会。
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では、人生最後となる37番稚内整理券を携えつつ…。
行くぜ、名寄(+その先のワカン)。
因みに、稚内から和寒、というのは、道内唯一のワ行名で始まる市町リレーの旅、ということにもなります。
さらに因みに、ホントはワカンでなく、ワッサムね(←くどいわっ。)。 -
で、いよいよホントに最後の抜海駅との別れ。
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まだ、最終日ではないので、それほど混雑はしていない車内。
抜海から乗ってくる人は多いのかな? -
撮ってる人は多いね。
恐らく、稚内拠点の方々で、最終の19時33分発で稚内に戻る方かお車族でしょう。
最終の幌延行きに乗って、豊富温泉や幌延に泊まる方だったりして…。抜海駅 駅
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という訳で、これが私にとっての人生最後の現役抜海駅との別れ、ということになりました。静かに一人、涙を流す夜…。
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悲しみを癒すため、食欲で誤魔化しましょう。
私のような富裕層は、半額食材などには手を出さず、2割引き程度の奥ゆかしい食材で我慢できる余裕がございますわよ、オホホッ(←時間早くて、半額買えんかっただけやろ!)
稚内のツルハは、おにぎり売ってるのが有難いわね。 -
で、数日後には、日本最北の無人駅へと昇格(?)予定の勇知駅の夜。
勿論、今まで通り、日本最北のダルマ駅舎も兼務(??)です。勇知駅 駅
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で、後はやる気なく…。
南幌延。
これは夜の方が撮りやすいので、今のうちに撮れて良かった。
2日後に再訪します。南幌延駅 駅
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そして、雄信内。
こちらは4日後に再訪予定(これ書いてる時点ではまだ行ってないけど…。)。 -
抜海駅は2024年6月に無事100周年を迎えることが出来ましたが、こちらは2025年7月20日が100周年記念日の筈、でした。
昨年、私の地元では、塩狩駅が無事100周年を迎えることが出来、その誕生日会にも参加させて頂いた身にとっては、僅かな差で100周年を迎えることが出来ずに消えてしまう雄信内駅のことが不憫でならず、最終日はこの駅で、ということを決めました。
因みに昨年の7月には99周年を記念して、白寿祭というのが代替的に開催されていますし、7月20日までに駅舎が解体されることがなければ、何らかの形で100周年記念のイベントも開催されるのかもしれないですね…。雄信内駅 駅
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で、ちょっと停車時間のあった…。
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音威子府駅。
この駅の両側の駅も、そのうち消えてしまいそう。
ただ、筬島駅の近くには、北海道命名の地という、一般観光客も誘うことが出来る観光地が存在するため、観光需要として残す価値があると判断されれば、生き残る可能性も…。
咲来に関しては、音威子府の無料バスもあることですし、音威子府の市街地から天塩川温泉までの無料バス運行もここを経由して行われているので、本当にすぐ廃止されてもおかしくはないでしょう。音威子府駅 駅
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意外と北海道は村としては数が少ないですね。
暇な方は、鉄道が残されている道内の村の数を数えてみて下さいね。
より衝撃を受けることになるかと思いますが…。
(敢えて、答えは言わないよ~(^^;)。) -
で、その後のネタは特になく、約3時間半にわたるキハ54ちゃん旅も、あっという間におしまいで…。
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名寄にとうちゃこ。
名寄駅 駅
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そういや、2024年の花たびそうや号見物では、名寄には来られなかったので、このメッセージボードが見られるだけでも嬉しいな。
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夜の名寄駅舎外観。
長い宗谷本線沿線でも、駅舎の美しさとしては名寄駅がダントツでNo1だと思う。 -
この先は勿論、テンションも上がらないH100形。
行列に並ぶテンションすらありませぬ…。 -
という訳で、席の取り合いダッシュという、H100形ではどうでもいいイベントには参加せず、ロング部分でひっそりと腰かけて、和寒へとカエルりましょう。
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で、勿論、途中ネタは一切なく、いきなり和寒。
往路抜海までの運賃は4840円。
復路稚内からの運賃は5280円。
という訳で、この日1日の往復だけで、ほぼ北東パス全体の価格(11330円)をカバーしたことになりますね。 -
因みに、翌々日、4日後に訪問する南幌延、雄信内に関しては、何れも片道3630円です。
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という訳で、和寒に到着し、2025春旅、北東パス2日目旅程はこれにて終了しましたので、本旅行記もこれにて終了となります。
最後までご閲覧下さり、どうも有難うございました。和寒駅 駅
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