
2024/12/07 - 2024/12/13
61位(同エリア112件中)
ミズ旅撮る人さん
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ドイツの北部とハルツ地方、それにドレスデンとベルリンを訪れるクリスマスマーケットを巡るツアーに参加しました。
観光2日目は、午前にメルヘン街道の終点ブレーメンを観光し、午後はこのツアーの特徴であるハルツ地方のゴスラーを訪れます。ハルツ地方の主峰はブロッケン山で、ここが魔女伝説の中心地です。今回のツアー参加者はあまり訪れるツアーが少ないハルツ地方に興味を惹かれて来ている人が多かったです。ゴスラーは人口4万人の小さな町ですが、歴史は古く、1050年には皇帝の居城が築かれました。ハルツ山の銀鉱で繁栄しハンザ同盟に加入して、町並みは豪華な木組みの家がたくさん建てられました。1992年に世界遺産に登録されています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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16時半、ゴスラーに到着しました。もう真っ暗になる直前です。
バスは1050年に神聖ローマ帝国皇帝ハインリッヒ3世が建てた皇帝居城(Kaiserspfalz)の前の駐車場に止まりました。現在の皇帝居城は19世紀に再建されたものです。皇帝居城 城・宮殿
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駐車場から旧市街の中心へと歩いて行きます。
ゴスラーはランメルスベルク(Rammelsberg)鉱山の麓に位置し、銀鉱山の町として栄えました。銀・銅・鉛を産出し、神聖ローマ帝国を支え続けました。11世紀半ばまで教会会議や帝国会議などが開かれていました。1988年に銀鉱山は資源の枯渇で閉山となりました。 -
駐車場からホーアー通り(Hoher Weg)を歩いて、マルクト広場に来ました。
頭の上の「G」はゴスラー(Goslar)の頭文字なのでしょうか。神聖ローマ帝国の中心地だった誇りを感じます。 -
ツアーは、クリスマスマーケットの会場まで案内したら解散になるので、トイレの場所だけはしっかり教えられます。ここ、入るの恥ずかしいな。今夜の宿は、同じ市内のホテルなので、行きそびれてもま、いっか。
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18:45まで自由行動です。
ゴスラーの旧市街にある建物のうち3分の2は1850年代より以前の物で、中世に建てられた物も数多く残っています。中でも16世紀半ばに建てられた建物が170軒もあるのがマルクト広場より南側に固まっています。可愛い小川が流れていて、周辺の散策も人気です。昼間なら是非歩き回りたいのですが、広場周辺以外は真っ暗で、街歩きは狭い範囲に限られてしまいました。 -
大きなモミの木がたくさんあって、それぞれ天辺から足元まで電飾で飾られています。こういうのは珍しいです。
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モミの木のある小さな広場の側面を通って行きます。
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広場の角に、珍妙なサンタがいました。全然サンタらしくないのはどうして?
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見事な装飾の壁です。ゴスラーは1500年頃に最も繁栄し、木組みの家には豪華な飾りが付けられました。今でもそれらが多く残り、ゴスラーの町の見どころになっています。明るいうちに来られなかったのがとても残念です。
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モミの木の下には、飲み物などを置ける小さな棚が設けられ、人々は思い思いの木の下で憩っています。電飾の熱のせいなのか、ここはなんだか暖かいので、人がいっぱい集まっています。
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ハルツ地方は魔女で有名です。ゲーテの戯曲「ファウスト」で描かれた「ヴァルプルギスの夜」の祭りを各所で行っています。
毎年4月30日から5月1日の夜に祝われます。魔女たちがブロッケン山で大規模な祭りを催して、春の到来を待つという故事になぞらえています。土産物店には魔女がいっぱいとガイドブックには書いてあったけど、この店では写真の左端に黒い帽子をかぶった1体だけでした。今の時期はクリスマスグッズの方がメインです。 -
一つ隣のホケン通りを見ています。クリスマスマーケットに関係のない道は、人通りも少なく、ひっそりとしています。
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マルクト広場に戻ります。木組みの家であっても大抵は1階が店やレストランになっています。この家はそのギャップがかなりありますね。
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すっかり暗くなって、旧市街の様子が分かりにくいです。そう言う時こそ、闇を照らす灯台のごとき教会の塔が目印です。特に、このマルクト教会の塔は、左右が異なるのでわかりやすいです。
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クリスマスマーケットの露店に魚の看板です。右側の看板には「フィッシュサンドイッチ」「魚のフライ」と書かれています。
ドイツには北にしか海が無いので、魚料理は少ないのですが、ノルドゼー(Nordsee)という魚のファストフードチェーンはよく見掛けます。ブレーメン発祥の店です。 -
木製の露店が多い中で、珍しい現代調の露店です。ホットドッグ屋さんなので、吊るされている赤い袋はマスタードとケチャップです。
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クリスマスマーケットに付き物の子供向けアトラクション。
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小型の汽車が走っています。シュトゥットガルトのクリスマスマーケットでは、ミニSLが大人気でした。コースが広くて町並みなども作り込んであってすごいです。
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すてきな木組みの建物はホテル アルテ ミュンツェ(Romantik Hotel Alte Munze)です。
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甘さを加えて炒ったナッツを中心にしたお菓子屋さんです。
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まるで砲弾のようなものに彫りこんであります。中から灯を灯すと綺麗なんでしょうね。
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ジャガイモが主食のドイツらしい店。花びらのようなポテトチップスや、螺旋階段のようなチップスを売っています。
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マルクト教会の北側の塔です。こうして見ると本当に灯台のようです。
ハルツ地方の最高峰ブロッケン山は、標高1142m。ブロッケン現象で知られています。山の上に立つ人や物が太陽を背にすると、前方の霧などに巨大な影が映る現象です。 -
マルクト通りにはバス停が見えますが、クリスマスマーケットのシーズンは路線が変わるのでしょうね。
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シュネーバル屋さんがありました。ローテンブルクのクリスマスの名物でしたが、通年の店が出来、こうして他の都市のクリスマスマーケットでも販売するようになりました。嬉しくてついつい1個お買い上げ。でもローテンブルクにあるようなミニはなくて、全部同じ大きさでした。結構食べ出があります。
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風格のある建物の両側に道があって、道沿いの建物はみな木組みです。本当にゴスラーは町並みを見て歩くのが楽しい町です。
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優美に曲線を描く通りに誘われてしまいます。
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クリスマスマーケットとドイツ語で書かれています。
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イチオシ
綺麗な建物が多いので、夜でも美しい風景になります。
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マルクト教会の塔に上がる入口です。明るかったら旧市街が丸ごと見られて良かったでしょう。4ユーロです。
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国鉄のゴスラー駅から旧市街に向かう途中にある聖ヤコブ教会(St. Jakobus der Altere)の前の広場では、火曜日と金曜日にマーケットが開かれています。クリスマスマーケットもあるかもしれません。
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マルクト教会の中に入って見ました。意外とあっさりした内装です。
マルクト教会 (ゴスラー) 寺院・教会
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主祭壇。
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説教壇の階段に実に見事なレリーフが付いています。
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イヴがアダムに知恵のりんごを食べるよう勧める場面。イヴの頭の上にはそそのかした蛇がいます。今年は巳年、蛇年ですね。
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受胎告知
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キリストの誕生
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説教壇を支える支柱の飾り。
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クリスマスマーケットの明かりが注ぐステンドグラス。残念ながら現代の物です。
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冠を被った「G」ドイツ語ではゲーと発音します。
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マルクト教会の南側を通って、マルクト広場に向かいます。
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「Brauhaus Goslar」地ビールのレストランです。
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マルクト教会の主祭壇部分です。
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1階上がるごとに少しずつ前にせり出していく木組みの家。
その手の込んだ飾りをしっかり見なくちゃもったいない。 -
これだけ伝統的な外観を大事にしながら、家の中は現代なのがちょっと不思議です。日本のように和のテイストを大事にした部屋にはならないみたい。
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ちょっと不思議な飲み物を売る店です。クリスマスマーケットならグリューワインと思いますが、看板に書かれているのは子供用のキンダープンシュ、ココア、コーヒー、そしてノンアルコール。ドイツでアルコールを扱わないドリンク屋さん?
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植木鉢のような素焼きのコップです。これでホットチョコレートを飲むの?
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マルクト教会とマルクト広場の間には市庁舎があります。その外側に階段があります。これは上ってみなければ。
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階段の上にあったステンドグラス。何故か外から見てもよく見えます。
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マルクト広場を見渡せます。
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市庁舎の正面には「Schiefer Suite Hotel 」が建っています。仕掛け時計(Glockenspiel)が時計盤の下にあり、毎日9時、13時、15時、18時に動き出します。ランメルスベルク鉱山採掘1,000年を祝って製作され、採掘の様子を表した人形も現れるそうです。
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色調を変えて撮って見ました。どちらも実際に目で見ているのとは少しずつ違う色合いになります。いろいろ試してみて、その時にあったものを選んでみます。
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イチオシ
ここは意外なほどいい展望台でした。
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毛織物生地仕立て業者のギルト会館だった「カイザーヴォルト(Kaiserworth)」は現在はホテルになっています。正面に向かって左に曲がった所の壁には、財力を示すためにお尻から金貨を生み出す小僧の像があります。
Hotel Kaiserworth Goslar ホテル
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マルクト広場はその名の通り市場が開かれます。火曜と金曜の午前中に朝市があるそうです。
マルクト広場 (ゴスラー) 広場・公園
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15世紀に建てられたゴシック様式の市庁舎です。教会みたいですね。
特に豪華に装飾された信奉の間(Huldigungsaal)は市参議会などの会議に使われていました。 -
今回の表紙です。メリーゴーランドのピンクの照明がおとぎ話の舞台のように見せています。
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広場の真ん中には噴水があり、金色の帝国の鷲(Reichsadler)が羽ばたいています。広場は噴水を中心に放射状に作られています。広場の敷石は放射状に色を変えてあるので、上から見るとよくわかります。
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ドイツのクリスマスツリーは、とってもシンプルなのですが、ここのは全身電飾をまとっていて変わっています。さっきはもう少し小さなツリーが林立していたし。都市によって、どこかが違うのはいいことですね。
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ハート型のクッキー「レープクーヘン」の店です。それにしても大量のハート。
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マルクト広場の噴水。クリスマスなので派手にデコレーションされています。南部の方では、噴水は板やガラスで覆われて保護されていますが、ゴスラーの噴水は広場の主役です。
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足元の石畳が噴水の方から放射状になっているのが分かりますか?
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石瓦で覆われた壁が特徴の家は、神戸の異人館「うろこの家」のモデルになったとも言われているそうです。
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瓦をどうやって壁につけるのでしょう?飾りの一種なのかな?木組みだけでは飽き足らなかったか。
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見つけました。ホテル・カイザーヴォルトのお尻から金貨を出している像です。右端の赤い建物で、2体並んでいる像のうちの左側。半裸の像の足の下に小さな子供の像があります。ゴスラーを訪れることがあったら、実物を見つけてください。
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木組みの家が素晴らしいし、広場から小川にかけての街歩きも風情があって良さそうなので、もっと遠くに足を延ばしたかったのですが、クリスマスマーケットのある場所以外は、真っ暗で寂し過ぎます。ああ、明るいうちに来たかったなあ。
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でも、これだけ絵になる綺麗なクリスマスマーケットは予想以上で良かったです。結局、自由時間をすべて広場周辺で過ごしてしまいました。
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本物の窯を設置していて、焼きたてほやほやを食べられる店があります。時間は掛かるけれど、贅沢な気分です。
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皮革製品を売る店。かなりしっかりした物がほとんどで、ちょっと固すぎるのが難点。
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肉の加工品を売る店。チロルベーコン・ガーリックベーコン・フルーツパン・チロルの山チーズ。肉類は日本に持ち帰れないけれど、まだツアー3日目なら、サラミなどをホテルに持ち帰って食べてみるのもいいですね。
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まな板と石鹸を売る店。日本ではまな板は長方形と決まっていますが、このまな板は自然の木そのものの形を残しています。だから全部違う形なのがいいです。
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寒い筈なのに、なんだか暖かく感じられるマーケットです。
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三角屋根がデザイン違いで二重になっているのも、おもしろいです。
壁の装飾はちゃんと下からの目線を考えて付けられているのがさすがです。 -
これが伝統的なクリスマスツリーのオーナメント。初めて見た時は、その繊細な絵柄に感動したものです。最近はこのようなボール型の物は減って来ましたね。
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右半分がちょっと張り出していて凝ったデザインになっています。
きっと建設当時、似たようでありながら違って作ることで腕を競い合っていたのでしょうね。 -
現代の街並みはこうです。仕方ないんですけどね。
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立ち寄った書店のラックに長年ドイツの首相をしていたアンゲラ・メルケルさんの出版されたばかりの自叙伝が掲げられていました。東ドイツ出身で苦労をされた人でしたが、ロシア寄りの政策があだになってしまいました。ロシアからの天然ガスの供給が無くなって、それに依存していたドイツはホテルの部屋が寒いという悲しい事態になってしまいました。何よりも便座が冷たいのが悲しいです。
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柿を「Kaki」と表記して売っていました。丸っこくてちょっと形が違うけれど、柿ですね。英語でパーシモンです。
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頭の上にあるイルミネーションは、木組みの家のモチーフと同じになっています。そしてゴスラーのG。ここだけが世界が違います。
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私にしては散策範囲が狭かったけれど、それはこの広場が魅力的だったからだと思います。そろそろ集合場所に向かいます。
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「カイザーヴォルト・ホテル」の朱色の壁面がいっそうクリスマスマーケットを明るく華やかにします。それではホテルに向かいましょう。
次回は観光3日目。ハルツ地方のヴェルニゲローデに行きます。
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