
2024/12/07 - 2024/12/13
67位(同エリア112件中)
ミズ旅撮る人さん
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ドイツの北部とハルツ地方、それにドレスデンとベルリンを訪れるクリスマスマーケットを巡るツアーに参加しました。
観光3日目は、魔女伝説のあるハルツ地方の小さな町ヴェルニゲローデに行きます。ヴァルプルギスの夜に魔女たちが集うと言われているブロッケン山へ行くハルツ鉄道の発着駅があります。小さな町には小さな家「クラインステスハウス」があります。間口が1.7mしかなくて、両側の家に押しつぶされそうになっています。他に「傾いた家(シーフェスハウス」もあります。ゴスラーでは暗くて楽しめなかった街歩きをして来ました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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ゴスラーから30分程でヴェルニゲローデの町に着きました。ハルツ鉄道のウェスタントーア( Westerntor)駅のそばの踏切です。紅白のバッテンが踏切を表していますが、遮断機はありません。
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道の奥にヴェステルントーア「西塔」が見えました。
高さ42mのゴシック様式の塔は、かつて3つあった塔のうち最後に残った塔です。この塔が初めて文書に登場したのは1279年で、当時裕福な市民が伯爵から街の要塞全体を買い取り、関税を自ら徴収できるようになった時の事でした。 -
ヴェステルントーア駅です。この1つ先のヴェルニゲローデ駅が始発で、ブロッケン山に登るSLが運行されています。片道約2時間程度で、山頂にはブロッケン博物館や高山植物園などがあります。
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登山列車の客車でしょうか。いいなあ。それでも今回のツアーは、ドレスデン近郊で、レスニッツグルンド鉄道のSLに乗るのです。
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ハルツ鉄道は狭軌なので、客車が小さいですね。
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バスを降りて、西塔に向かって歩いています。
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西塔の前で、ヴェステルン通り(Westernstrase)に入ります。
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ギムナジウム(Gerhart Hauptmann Gymnasium)です。素敵な学校ですね。
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ヴェステルン通りです。
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赤い石瓦の壁が目立ちます。
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「Halberstadter Backer und Konditoren」可愛いコックさんがトレードマークのベーカリーです。
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本屋さんらしいのですが、看板にはフクロウが止まっており、2・3階には鐘がたくさん付いています。仕掛け時計なのかしら?
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木組みの家が並んでいるのですが、見事な修復ぶりで、すごく新しい感じがします。
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ゴスラーに引き続き、シュネーバル屋さん発見。これは通年の店ですね。
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ローテンブルクの名物菓子ですが、店によって固さが違ったり、大きさ・トッピングが違うので、食べ比べてみてください。
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お気に入りのサンタ人形。ショーウィンドウでは見掛けるけど、クリスマスマーケットでは殆ど売っているのを見掛けることがありません。
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リングホテル ヴァイサー ヒルシュ(Ringhotel Weisser Hirsch)
リングホテル ヴァイサー ヒルシュ ホテル
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マルクト広場に来ました。クリスマスピラミッドが立っています。
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ヴェステルン通りの先のブライデ通り(Breite Str.)
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マルクト広場に面して建つ市庁舎。2本の塔が建物を引き立てます。1543年に火災に遭い再建された建物です。2本の塔は、アルカー塔と呼ばれ、ヴェルニゲローデのマルクト広場のシンボルとなっています。
市庁舎 (ヴェルニゲローデ) 建造物
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左側面から市庁舎を見ています。1階と2階の漆喰の色が違うツートンカラーなんですね。
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1階と2階の境は段違いになっており、様々なモチーフや文章、木彫などで飾られています。木彫り人形は聖人や大道芸人などがあるそうで、両者を並べているところがおもしろいですね。木彫の上には茶色い粘土のようなもので奇妙な顔があります。古い建物には時折見られますが、魔除けなのでしょうか?
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別の側面には町の人々の木彫人形がありました。真ん中の黒い衣装に金のカンテラを持つ人は「夜警」かな?
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「ヴェルニゲローデの夜警と行く夜のツアー」2002年より
月・木・金・土曜の夏は20時、冬は18時出発です。集合はマルクト広場。大人8ユーロ、現地集合、現地解散。予約不要。
昔からローテンブルクの夜警ツアーが有名で人気があったので、古い街並みの残る都市では、時折見掛けるようになりました。 -
市庁舎の前には、「慈善の泉Wohltaterbrunnen」があります。
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近くのイルゼンブルクで鋳造され、1848年に設置されました。泉は三段になっていて、慈善を施した貴族の紋章盾で飾られています。
クリスマスの時期は、華々しい電飾で飾られています。 -
クリスマスマーケットの露店ですが、西部劇に出て来そうなしっかりした建物です。酒屋なのかなと思ったら、シュマルツクーヘン(schmalzkuchen)と書かれています。一口サイズの甘い揚げパンだそうです。屋根の上のような形?
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現在9:20です。当然クリスマスマーケットは開いていません。このマルクト広場で解散して、10:45に集合です。小雨模様の寒い中、1時間半の街歩きをすることになります。
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飾り文字で書いてあるのでわかりにくいですが、ツーリストインフォメーションです。扉を入って奥にあるホールに集合です。
観光案内所 (ヴェルニゲローデ) その他の観光・遊ぶ
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市庁舎前の広場からマルクト通りを南に歩きます。ここにもクリスマスマーケット。右端に公衆トイレを示す看板があります。
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市庁舎の裏には、シーフェスハウス(Schiefes Haus)という傾いた家があります。
シーフェス ハウス 建造物
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マルクト通りを進むと黄色い建物があります。「Altwernigeroder Kartoffelhaus」というホテル&レストランです。
Altwernigeroder Apparthotel ホテル
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隣に繋がっているのが「POSTAMT」と書かれた郵便局です。ドイツでは黄色いポストにホルンのマークが付いています。このホルンマークが郵便業務をしている場所を表すのですが、それは本屋の奥だったり、スーパーの一角だったりします。そしてとても時間が掛かるのはどこも同じです。
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角から2件目の白い壁の建物はブティックホテル&ワインバー「Anno 1910」です。
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更にマルクト通りを南に歩いて行きます。
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ベーカリー「Silbersbach」のウィンドウには、お菓子の家がいっぱい!
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店の前には、クリスマスまでの4週間の「待降節」に日曜ごとに1本ずつ灯すアドベント・キャンドルが置かれています。12/10なので2本ついていますね。
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マルクト通りの木組みの家の特徴で、2階より上の階の一部が張り出している家。その張り出した2階の窓の下にアールヌーボー風の顔が塗り込められています。
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マルクト通りは南端でコッホ通り(Kochstrase)と合流し244号線にぶつかります。妙な彫像が立っています。ヴェルニゲローデの旧市街には所々こうした彫像が見られます。目指す「クラインステスハウス」は、写真の左の家の左隣になります。
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左の道が歩いて来たマルクト通りで、赤い傘の人がいる道がこれから行くコッホ通りです。添乗員がクラインステスハウスまで案内して来たので、自由時間ですがツアーの人がいっぱいいます。殆どの人がそのままマルクト広場に戻って行きました。
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コッホ通り43「クラインステスハウス(Kleinstes Haus)」
市内で最も小さな家は、1792年に建てられました。軒の高さは4.20m、家の幅は2.95m、ドアの高さは1.70mです。キッチンは1階、リビングは2階、寝室は屋根裏にあります。コッホ通りはかつて職人の通りでした。この家には靴職人と布職人が住んでいました。最後の住人は、1976年に亡くなりました。
現在は博物館になっていて、1ユーロで見学することが出来ます。クラインステ ハウス 建造物
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クラインステスハウスのあるコッホ通りを、今度は北に向かって歩いて行きます。マルクト通りと並行しているので、迷う心配もありません。こちらの方が狭い道で、家々も庶民的。ずっと落ち着いた雰囲気です。
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いました、魔女です。やっとハルツ地方らしくなってきました。
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自由散策になったら、小雨が止んで歩きやすくなりました。さ迷い歩くには傘は邪魔です。ツアーの最後の一人はすぐ先でマルクト通りに曲がってしまいました。こういう道を好んで歩く人なら、一緒に歩いて楽しいかなと思ったのですが、やっぱりまた一人歩きになってしまいました。
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なかなかシックなモノトーンの家です。白黒の木組みの家は珍しい。半円形のモチーフはハルツ地方でよく使用されるモチーフです。
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個人の家なので修復にはそれぞれ違いが出ると思うのですが、これだけ一様にかつ完璧になされているのは、行政の指導・援助があったのでしょうね。まるで博物館のように古い家屋が綺麗になって並んでいます。
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緑色の窓枠がハイセンスです。2階の窓の下に描かれているのは、ヴェルニゲローデ城(Schlos Wernigerode)かな?旧市街の東側の丘の上に建っています。ヴェルニゲローデ伯爵が1110年に建て、修復・増築を経てバロックとネオゴシック様式の堂々たる城になりました。博物館になっているので、標高350mからの展望を楽しみに訪れたい場所です。
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ふと見ると、なかなか魅力的な塔が家々の上にあったので、近くのオーベレンガッセを東(右)に曲がってみることにしました。
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リーブフラウエン教会(Liebfrauenkirchhof)です。
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なかなか凝った作りの塔です。
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塔にくっついている離れは司祭館?玄関のアーチ部分は植物になっています。聖人や天使じゃないんですね。ここは閉まっていました。
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正面に回って見ました。すると「コンツェルトハウス・リーブフラウエン(Konzerthaus Liebfrauen)」と書かれていました。なんと教会の中がコンサートホールになっています。確かにパイプオルガンもあって音響はすこぶるいいでしょう。近年存続の危機にある教会がかなりあり、本屋さんになった教会もあるそうです。
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コンツェルトハウスの前のブルク通り(Burgstrase)を北に歩いて行きます。ここは旧市街には珍しく4本の道が並行して走っているので、方向感覚を失うことなく楽に歩けます。
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突き当たって左(西)に曲がります。ブライテ通り(Breite Str.)です。
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ブライテ通りは、国鉄ヴェルニゲローデ駅から旧市街に行くルートなので、メインストリートになっています。
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きゃ~いた!チャーミングな魔女です。6ユーロの値札付き。
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天井には魔女がいっぱい飛んでいます。
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カラフルな衣装のおしゃれな魔女たち。ヨーロッパで魔女と言うと、無実の罪を着せられて拷問され、火あぶりになった女性たちを連想してしまいますが、こうしたキャラクターにもなっているのですね。
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ニコライ広場(Nicolaiplatz)にもクリスマスマーケットが設営されています。
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ここは子供用のマーケットのようです。奥の大きな建物は警察署です。一番安全なマーケットですね。
私がヴェルニゲローデを訪れてから10日後の2024年12月20日に、マグデブルク(Magdeburg)というヴェルニゲローデから80㎞ほど離れた町で、クリスマスマーケットに車が突っ込み、5人が死亡し、200人以上が負傷しています。以前もベルリンのクリスマスマーケットに車が突っ込んだので、どこのクリスマスマーケットも車が侵入できないように頑丈な柵などで防衛しているのですが。 -
カフェ・ヴィーン(Cafe Wien)。1583年に建てられた家で、1897年創業のパンとケーキの老舗です。
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白いクリスマスローズを売っています。この時期はこの種類だけしかありません。早咲きの種類なのですね。一般的なクリスマスローズは、まだ地中から新芽や花が顔を出していません。
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振り出しに戻りました。マルクト広場です。
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10時半近くなったので、少しずつ開店の準備をしているようです。
平日で小雨模様なのでマーケット全体が気だるい雰囲気です。閉店する時はお見事!と手を叩きたいほど、キッチリ閉まりますけどね。 -
クリッペです。随分と粗削りな木彫(もくちょう)です。羊だけは毛付き。
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あれ?巨大なシュビップボーゲンがあります。後ろはヴァイサーヒルシュ( Weisser Hirsch)ホテルです。
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これは恐れ入りました。ヴェルニゲローデの名所を描いています。右端はハルツ鉄道とブロッケン博物館、その隣がヴェルニゲローデ城、市庁舎です。昨年おもちゃの村ザイフェンでシュビップボーゲンを買いました。クリスマス時期に窓辺に飾るものですが、本当に素晴らしいものです。
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まだ集合には時間があるので、さっきちらっとだけ見えたシーフェスハウスに来ました。ここからだと傾きがわかりにくいですね。
シーフェス ハウス 建造物
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14世紀中頃にはすでに傾いた水車小屋がここにあったそうです。
現在の建物は1680年に織物職人のギルドが建て直したものですが、また傾いてしまいました。当時水路の水が多く流れも速かったようで、建物の基礎を崩し東側が沈んでしまったのです。かつて水車小屋に水を供給していた水路は今はなく、建物は博物館になっています。シーフェス ハウス 建造物
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こちら側に沈み込んでいるのですが、わかりますか?
シーフェス ハウス 建造物
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シーフェスハウスの入口の前のクリント小路 (Klintgasse) を進んで行きます。
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ハルツ博物館です。展示室は2階で、ハルツ地方の植物・岩石・動物など自然科学の展示を見ることが出来ます。
ハルツ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館の前から左手に教会が見えました。行って見ます。
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ジルヴェストリ教会(St. Sylvestri Kirche)です。この教会周辺にもクリスマスマーケットがありますが、いつ店を開けるのかな?
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「Gadenstedtsches Haus」市内で最も古い集落の一角で、1階が石壁になっているのが特徴です。
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夜に教会を訪れる人々を、動物たちが明るく照らしてくれます。
かなり大きな教会ですが、どの扉も開いていませんでした。 -
さて、そろそろ集合場所に戻ります。
次回はヴェルニゲローデから30㎞と近いクヴェトリンブルクです。
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