2024/12/07 - 2024/12/13
9位(同エリア57件中)
ミズ旅撮る人さん
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毎年ヨーロッパのクリスマスマーケットを訪ねるようになって、今回で13回目です。本場ドイツは何度も訪れていますが、今回は珍しいハルツ地方に行くツアーを見つけたので、ドイツ1か国の周遊ツアーに参加しました。クリスマスマーケットのツアーは、各都市のマーケット会場まで案内してくれて後は自由行動なので、好きなように散策できるのが最大の魅力です。
観光が殆どついていないツアーですが、ドイツ北部のシュベリーン城の見学がありました。以前訪れた時は外観を見るだけだったので、これは嬉しいポイントです。入って見ると、19世紀に改築された城だけあって、外観だけでなく内装も実に繊細で優美な城であることがよくわかりました。おまけにこの城は「こう見えても○○なんです!」ああ、それでこんなに完成度が高いのだなと納得。実に中身の濃い観光初日となりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 2.5
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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羽田発のルフトハンザでフランクフルトに着き、国内線に乗り継いでハンブルクにやって来ました。羽田で乗った飛行機が既に日本では姿を消したボーイング747だったので懐かしかったです。ハンブルクで1泊して、112km離れたシュベリーンにやって来ました。バルト海が近い湖水地帯で、そのうちの1つの湖にシュベリーン城は建っています。
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ブルク湖とシュベリーン湖に挟まれた島に城は建っています。風が無ければ、逆さシュベリーン城が見られるのですが。
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シュベリーンの地図です。青い部分は全部湖です。右下の小さな緑色の島に赤い星のようなものがあるのがシュベリーン城です。その真下に橋で繋がっているのがシュロスガルテン(城庭園)です。
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ユリカモメ。クリスマスマーケットに来た時にドイツやフランスの川辺でよく見掛けます。イギリスやアイスランドなどで繁殖し、冬にヨーロッパ各地に越冬に来ます。頭が白いのは冬毛で、夏は黒くなるため、英語名はBlack-headed Gullです。
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シュヴェリーン城。敷地が島で限られるため、若干コンパクトにまとまった城ですが、これだけ華やかな外観なら申し分ない名城でしょう。10世紀に城塞として建築され、14世紀にメクレンブルク大公の居城となりました。そして19世紀中頃に大規模な改築が行われ、ネオゴシック様式の城に生まれ変わりました。その際にフランスのシャンボール城をモデルにしたので、このように優美な城になりました。
シュヴェリーン城 城・宮殿
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城内でクリスマスマーケットが開催されます。2024年12月13~22日11~21時です。惜しかったなあ、今日は8日。来週だったら見られたのね。
ドイツでは殆どの都市でクリスマスマーケットが行われますが、その開催期間は場所によってまちまちです。市庁舎前広場などのような大規模なものは11月末からイブまでやりますが、会場が城内のように限定的な場合は、1~2週間だったりします。 -
この華麗な姿はドイツの城と言うよりは、やはりフランスの城の雰囲気です。第二次世界大戦で破壊され、20世紀に修復されているため、本当に綺麗な城です。
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城を飾る彫刻達もたいへん整った彫像になっています。近年の修復の際に、落下防止の措置が施されています。
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シュヴェリーン城の1,000年の歩みです。
942年木と土で作られた要塞。
1160年スラブ人をザクセン公ハインリッヒ獅子王が追い出し、城を陥落させます。
1500年の城はリング状でした。
1617年城のさらなる改修工事が行われます。
1845年デムラー及びシュティーラーによる大改修が行われました。 -
1617年の城は、リング状の城から稜堡を持つ城塞へと発達しています。
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1913年火災により、城の1/3が消失しました。
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火災の後、城を修復する際、1948年にメクレンブルク=フォアポンメルン州議会の議会が城の中に作られました。東ドイツ時代を経て、現在でも州議会が運営されています。そのため、城の正面は議会の玄関となっています。
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なんと議会の議席が顔写真付きで掲示されていました。議長は女性なんですね。メルケル首相が長期間政権を執っていた国ですから、議会の中にも女性がいっぱいいます。日本はいつこの水準になれるのやら。
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議会の審議を上から見学することが出来るようです。ベルリンにあるドイツ連邦議会議事堂(ライヒスターク)は1999年に修復され、ガラスドームの中を見学することが出来ます。予約が必要なので、入ったことはないですが、入って見たい場所です。
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2014年まで、大規模な保存・修復が行われた城の正面玄関です。一般人は城に向かって右側に回り込んだ所にある入口を目指します。
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観光客用の入口から城の中に入りました。中は通路になっていて、チケット売り場があります。ツアーは団体チケットで6.5ユーロでした。城内と美術館を見ることが出来ます。大きな螺旋階段を上がって、2階にトイレがあります。
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2階の窓から中庭を見たら、次週から始まるクリスマスマーケットの準備がされていました。
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2024年7月、「シュヴェリーンの邸宅(レジデンツ)群」がユネスコの世界文化遺産に登録されました。わずか数か月前ですね。城の様式は、長年の改修などによって、微妙に複雑な様式になっていますが、それもおもしろい城です。
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螺旋階段を更に上がって、内部の見学が始まりました。
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中の部屋を見てわかったのですが、この城は州議会でもあるためにしっかりと修復され、実に美しく且つ新しいのです。
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内装に古臭さは全くなく、建てたばかりの新しい城を見ているようです。
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あまり新し過ぎると気が抜けますが、調度品は年代物のようです。
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この見事な天井。丸ごと美術品ですね。
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内装の豪華さは実に見事です。ゴテゴテせず、見応えがあります。
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これだけの装飾を10数年で全部出来たのでしょうか?すごいなあ。
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近年の修復が手抜きだったのか、所々、金色が塗られていなくて、白いままの箇所が散見されます。惜しいなあ。
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この城の貴重品は、これらの調度品と床です。
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ポルトガル・リスボンの装飾芸術美術館のおかげで、すっかり目が肥えました。
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角には円形のサロンがありました。ここは立入禁止なので、窓からの風景は見られませんが、冬枯れでなかったら、周りの湖と庭園が見えて、いい景色なのでしょうね。
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サロンの天井も凝ったデザインです。
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こちらの部屋は、随分とシックで重厚感があります。
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不思議なステンドグラス。
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室内の色調が重厚なので、金ピカが悪目立ちしないけれど、結構金色です。
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奥の部屋は、床が素晴らしかったです。そこに大きな壺。
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銀製品の棚。
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右の扉から出て来たら通路でした。
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ネオゴシック様式に合わせて、壁を飾る絵も近代的なデザインです。
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古い時代の暖炉はもっとすっぽり覆われていたような気がしますが、これは開口部が随分大きいですね。
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見事な赤い部屋です。とても綺麗な赤なので、賓客を迎える部屋だったのかな?
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調度品と床。本当に見事です。
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本当に素敵な床。ドイツは南部のシュヴァルツヴァルト(黒い森)のように、森林資源に恵まれているので、こうした木工は発達していたのでしょう。トリベルクという山間の村は鳩時計で有名ですし、ザイフェンは木製のおもちゃの町です。鳩時計は高いので手が出なかったけれど、ザイフェンは2023年に訪れて窓辺に飾るシュヴィップボーゲンを買って来ました。ドイツの木製品は完成度がとても高いです。
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これ天井です。天井にここまでしなくてもと思ってしまいます。
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突き当りの2枚の白い壁が違和感ありますね。
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この戸棚は何の木で作られているのかな?すごく艶がいいですね。
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この床はすごい。一生懸命ワックスがけをしたくなります。
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ところどころにお壺。
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優れた家具職人がたくさんいたのでしょうね。
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青の部屋です。ここはメクレンブルク大公のサロンでした。
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隅にはアジアチックなお壺。
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これは何?
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ピアノまでが色調を同じくしています。
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円形サロンです。さっきの円形サロンよりもっと繊細で豪華です。
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漆喰彫刻の最高峰ですね。
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通路のような部屋もあります。
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窓から外を見ます。いくつもある塔のうち、唯一金のドームを持つ塔は現在修復工事中でした。2019年は正面玄関が工事中でしたから、まだいい方です。
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かつてのシュヴェリーン城の模型。
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何故かここにいる子供の彫刻たち。この城には、ペーターメンヒェン(小人のペーター)という精霊がいるそうです。その像が城のどこかにあるらしい。
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部屋の出入り口上部。神殿にでも入るみたいです。
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だだっ広い空間と壁一面の戸棚。はて、ここは?
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戸棚を開けると中は本。本棚がいっぱいの図書室なのでした。本が剥き出しの図書室が一般的ですが、大公様は本を大事にされたのですね。
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窓の外には、城の裏側にある庭園が見えています。緑豊かな時期なら、素敵な眺めだったことでしょう。
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美術館のようなサロンです。
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壁には古伊万里?ドイツには有田・伊万里焼をコレクションにして展示している施設が多くあります。ドレスデンのツヴィンガー宮殿に有名なコレクションがあります。
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次の部屋が城内で最高に豪華な「玉座の間」です。
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なんて豪華な天井。ここまで芸術性が高く、しかも出来立てのように美しい天井は他にはないでしょう。
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この部屋は何かのイベントに使われるのでしょう。あまりにも不似合いなピアノが1台。音響は良さそうですね。
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分厚い扉には、大聖堂のような彫刻。
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天井にはたくさんの天使。と思ったら、天使は諸侯の紋章を抱えているのでした。さすがは大公宮殿です。
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意外とこの天井画(壁画)は、各部屋で見られます。
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シャンデリアがいいですねえ。
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ロープが張ってあって真下には行かれませんが、なるべく真下から撮って見ました。シャンデリアの下撮りは結構おもしろいです。
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一番大事な玉座はこれです。壇上ではなく、床と同じ高さなんですね。大公閣下は、割と部下や諸侯たちと近しいお人柄だったのかな?
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「玉座の間の豪華な内装は、1856年から1858年にかけてF.A.シュトゥーラーの指揮の下ベルリン・ネオルネッサンス様式で作られ、柱はカラーラ大理石で作られています。金メッキの鋳鉄製の扉は、ラウフ・ハンマーのダンベルクの設計に基づいて鋳造されました。天井の絵画と柱の人物像によって形成される一連のイメージは、メクレンブルクの主な職業分野と、州および都市の紋章が添えられています。
金属とべっ甲の象嵌が施された美しい寄せ木細工の床は、シュヴェリーンの王室御用達家具職人ピーターズによって製作されました。」
説明書きより抜粋 -
豪華な彫刻よりも、これらの見事な寄せ木細工が本当に素晴らしいです。王室御用達の職人がいたんですね。でなければこのレベルにはならないでしょう。
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壁の扉が開いていて、中の暖房器具が見られるようになっていました。
ここから現在のドイツのセントラルヒーティングに発展したのでしょう。ホテルもそうでしたが、ロシアからの安い天然ガスの供給がストップしたからか、以前に比べてあまり暖かくなく、便座が冷たいのには閉口しました。添乗員がフロントに掛け合ったところ、毛布は余分にお渡しできますよとの回答だったそうです。 -
次の間は、ちょっと暗くなっています。その分、天井が白いのかな?
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肖像画の間です。これらの絵を保護するために暗いのでしょう。
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メクレンブルク大公夫妻の肖像画で城内の見学は終わりです。
この後、城内のレストランで昼食です。パンフの写真ではシュヴェリーン城の庭に面したカフェの写真が掲載されていたので、憧れのカフェで食事が出来ると楽しみにしていました。ところが実際には全く別のレストランで、観光客でぎっしりの窮屈なバイキングでした。パンフの写真はイメージですと言われたけれど、あれはひどいと思います。 -
ここからは、城内の美術館になります。チケットを見せれば入れると言われて、再度見学を始めました。
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これらは、食卓によく置かれている置物と思われますが、よくぞこんな物を飾れるものだと思います。
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昔、薬屋さんの前に頭だけがぼよよ~んと動く人形があったなあ。
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集合時間までに、美術館の見学と城の庭巡りをしなければならないので、ざざっと写真だけ撮って行きます。
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フランツ・ファン・ミエリス画「チェンバロを弾く貴婦人」1658年
オランダの画家で人物画を中心に比較的小さな作品を制作しました。 -
このツアーでは、後日マイセンの工房を訪れます。
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ヤン・ダヴィッツ・デ・ヘーム(1606~1684)画
「花と果物の花輪」1665年頃
オランダの画家で静物画を完成させました。 -
ヘンドリック・アフェルキャンプ(1585~1634)画
「氷の風景」1610年頃。よく見る題材ですね。 -
オウムガイの殻を使って見事な細工が為されています。
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顔が怖い・・・ハンス・ヤコブ・マイア(1641~1719)1700年作
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大航海時代によって、南の海洋資源がもたらされて、このような芸術品が生み出されたのでしょう。貝の表面の細工が見事です。一種のカメオですね。
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そして、オウムガイのある風景が多く題材に用いられました。
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皿と壺がお揃いの絵柄です。
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ヤン・ファン・ホーイェン(1596~1656)オランダの風景画家。
「オランダの平坦な風景」1641年作 -
サロモン・ファン・ロイスダール(1600/03~1670)
「宿の前に立ち寄る」17世紀前半作(個人コレクションからの貸し出し中) -
ヤン・アセリン(1610頃~1652)
「夕暮れの南湾」1647年作 -
大公家のコレクションを見終わって、城の外に出て来ました。
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冬枯れのおかげで、城がよく見えます。くっきりはっきりもいいけれど、枝越しの風景もいいものです。
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冬はいい風景を探すのがちょっと難しくなりますが、気を付けていれば出会えます。
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城の裏側の庭園です。緑色の柱で支えられたガラスの中に憧れのカフェがあります。
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どう見ても冬季閉鎖中です。それなのに、ここの写真を載せるなんて詐欺だわ。なんでもイメージですとごまかせばいいと思っている旅行会社には腹が立ちます。
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2019年7月に訪れた時は、素敵な庭でした。
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城の島の先には小さな島がもう一つついています。夏は緑に遮られて全体が見えないのですが、今はすっきりしています。
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庭に面した側の城はちょっと変わった壁をもっています。ここは修復の際に古い部分を残したのでしょうか。残すだけの価値がありますね。
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奇妙に統一性のないたくさんの塔。建物の様式も右と左ではかなり違います。
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城の北東の角には礼拝堂があります。パンフの写真を見るとホーエンツォレルン城の礼拝堂とよく似ています。
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あと少しだけ時間があるので、城の南側にある橋を渡って、シュロスガルテンに行きます。
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城の敷地の数倍はあるシュロスガルテンはその名の通り城を見るためにある庭園です。フリードリッヒ・フランツ2世の銅像。
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シュロスガルテンの湖に張り出した場所からシュヴェリーン城を望みます。こちら側は統一されていて綺麗ですね。
今回は写真が多くて長くなりました。ここまでとします。次回は、この後に訪れたリューベックの旧市街散策です。
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