2024/07/31 - 2024/07/31
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bajicoさん
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ベルリンの国立美術館・博物館群は、博物館島とポツダム広場西側にいくつも細かく分かれていて、わかりづらいと思いませんか。
これはどうも、東西に分断されたベルリンの歴史と関係があるみたいです。冷戦時代、ポツダム広場の真ん中には「壁」築かれ、博物館島には東ベルリンの施設、ポツダム広場西側には西ベルリンの施設があったようです。これがドイツ統一後、再編整備されて、今の形になったのですが、それにしても素人には難しい。
せめて、名前だけでも、もっとわかりやすくしてほしいですね。みんな新とか旧とか、博物館だとか、ギャラリーだとか。さらに日本語、ドイツ語、英語が入り乱れて、もう訳が分かりません。
まっ、東京だって、国立博物館、西洋美術館、新美術館、近代美術館とあって、訳わからないと言っちゃぁ、わからないけど。
とにかく、あっちこっちにいっぱいあるので、あれこれ悩んだ末、フランス・ハルスの企画展をやっているゲメルデガレリー(絵画館)と、フリードリッヒの大回顧展をやっている旧ナショナルギャラリーに行くことにしました。
まず最初は、ポツダム広場近くのゲメルデガレリーです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ベルリン初日、31日の朝、ホテル近くを散歩して、朝ごはんを物色。
今回の旅で良かったのは、どの街にもパン屋さんがいっぱいあって、どのパンも美味しくて、さらに朝早くから営業していたこと。
うっかりすると、日曜日も営業している。働き者のパン屋さんばかりで感心した。
今日の朝のパンは、ここで調達した。 -
もう一つ良かったのは、どの街にもスーパーがあって、品数が豊富だったこと。
さすがに日曜日は休みが多かったが、朝早くから午後9時ごろまでは開いているので助かった。
このスーパーはビスマルク通りのホテル近くにあり、良く利用した。 -
パン屋さんとスーパーで買い物の結果、朝ごはんはこうなった。
パンが甘くて大きくて、二人でも食べ切れず、1個は翌日に回した。 -
ここで、ベルリンの近郊交通について、触れておこう。
ベルリン近郊交通のチケットは、交通アプリ「Jelbi」で購入した。他にも近郊交通のアプリがあるようだが、そちらとの比較はしていない。
このアプリは経路検索にも役立つので便利だ。ただ、クレジットカードとの相性が悪くて、子供のペイパルで支払うしかなかった。
まず、ベルリン滞在総日数は8日間なので、ABゾーンの7日間券を購入。それに加えて、最終日Hbf駅までのシングルチケットを1枚、ポツダム観光でゾーンを広げられる24時間エクステンションチケット1枚を購入し、計3枚のチケットですべてカバーすることができた。総額約50ユーロ、8300円位だ。
ベルリン近郊交通はABCの3つのゾーンに分かれているが、市内の主な観光地は、だいたいABゾーンに納まっている。ただ、観光関係でCゾーンにはみ出しているのが、ポツダムとベルリン空港で、私たちはポツダムに行った一日だけ、ゾーンを広げられるエクステンションチケットを買った。 -
では、Uバーン(地下鉄)のビスマルク・シュトラーセ駅から出発だ。乗るのは2号線。
このビスマルク・シュトラーセ駅と2号線は本当によく利用した。 -
20分強でポツダマー・プラッツ(ポツダム広場)駅に到着した。
-
広場の真ん中には壁が走っていたので、壁の一部が残っている。
現在は、再開発で賑やかな広場になっているが、一時は何もなかったらしい。
対立する東西の境界だったんだから。確かに何も作れない。ポツダム広場 広場・公園
-
10時過ぎにゲメルデガレリーがある文化フォーラムに到着。
他の美術館に比べると、おとなしい感じの建物だ。何だか、わが町の○○文化センターみたいだ。建築家の先生ごめんなさい!ゲメールデガレリー (絵画館) 博物館・美術館・ギャラリー
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まず最初はフランス・ハルス展に入る。
チケットは企画展込みで、1か月前にネット購入しておいた。入場日だけ指定で、時間指定はなかった。
チケット売り場は当日でも買えそうな感じだったが、企画展の会場は賑わっていた。それでも、上野の人気美術展ほどではない。常設展示の方はゆっくり見られた。 -
フランス・ハルス「陽気な酒飲み」
アムステルダム国立美術館蔵
フランス・ハルスは17世紀オランダ絵画の巨匠。笑顔が印象的な肖像画を描いた、程度のことしか知らない。でも、本当のことを言うと、同年代のオランダの画家、レンブラントより、彼の絵の方が好きだ。だって、レンブラントの絵は何だかウジウジして、ネクラでしょ。私は明るい方が良い。
今回の展覧会はロンドン、アムステルダムと回ってベルリンが3都市目。運よく訪れることができて、ラッキーだった。 -
フランス・ハルス「ジプシー女」
ルーブル美術館蔵
ルーブルで見たっけ。忘れた。まあ、そんなものだ。
それにしても、凄い。どの絵も画集で見たことがあるような名作ばかりだ。彼の良い所をすべて集めたみたい。 -
フランス・ハルス「笑う少年」
マウリッツハイス美術館蔵
これも有名な作品だ。文句なく生き生きと可愛い。 -
ここからはゲメルデガレリー所蔵の作品
フランス・ハルス「Catharina Hooftと乳母の肖像」
子供の豪華な衣装が目立つが、使用人の立場の女性が、良家の子女と一緒に描かれるのは、まれなことだったようだ。 -
フランス・ハルス「マッレ・バッベ」
この作品は、ハーレムに実在した、精神疾患を患っていた女性を描いたもののようだ。また、この絵には、コピーや贋作も一緒に展示されていて、なかなか興味深かった。
この絵に限らず、展示されている作品には、酔っぱらって陽気に笑っている人物が多く描かれていて、何だかビールが飲みたくなってくる。 -
ジュディス・レイスター「陽気な酒飲み」
ジュディス・レイスターはフランス・ハルスの忠実な弟子と考えられている。
ちなみに女性画家だ。 -
ここからは常設展示
スタート直後、おやおや、この見覚えのあるお顔は?そうです、あの人です。
ハプスブルク家の特徴ある容貌は、本当にすぐわかる。
クリストフ・アンベルガー「皇帝カール5世(1500~1558)」
1532年頃 -
そして、この顔もウィーン美術史美術館で見た。確かティツィアーノの肖像画の人だ。
ルーカス・クラナッハ(父)「ヨハン・フリードリッヒ1世、ザクセン選帝侯(1503~1554)」
彼はカール5世に負けて、選帝侯の位を剥奪された王様だ。
こうしてみると、肖像画って、ちゃんと顔の特徴を捉えていることがわかる。 -
ルーカス・クラナッハ「若返りの泉」(部分)
1540年頃
クラナッハの絵をもう一枚
身につまされる。 -
ロヒール・ファン・デル・ウェイデン「若い女性の肖像」
1440年頃
ゲメルデガレリーには何人もの美人の肖像画があったが、私が「これこれ」と思った美人その1。 -
フレマールの画家「太った男性の肖像画」1430~40年頃
作者はロベルト・カンピンとも言われるが、間違いなく彼の作品といわれるものはなく、フレマールの画家と呼ばれることが多いらしい。そっくりの絵がマドリードにもあるそうだ。
まさに超絶リアリズムのフランドル絵画の見本だ。太った男性の容貌を情け容赦なく描いている。 -
ピーテル・クラース「レーマーグラスと銀のボウルのある静物画」
1635年頃
今度は静物画の超絶リアリズムだ。
この時代の静物画ははかない物、こわれていく物を描いて、メメント・モリ(死を忘れるな)の思想を象徴していると言うが、そんなことはどうでも良い。ガラスや金属の質感を、恐ろしい程リアルに再現して見せる力量に、感服するしかない。 -
サロモン・ファン・ロイスダール「ヨットのある内陸水域(川或いは湖)」
1660年頃
ロイスダールは一族郎党で風景画を描いていたらしい。狩野派みたいだ。
画面を覆っている雲は、実際にドイツで見られた雲とそっくりだ。 -
ここから3点はイタリアルネッサンス絵画
ジョルジョーネ「若い男の肖像」
16世紀初頭
このジョルジョーネは良いと思う。 -
ピエロ或いはアントニオ・デル・ポッライオーロ「若い女性の横顔の肖像」
1465年頃
ピエロとアントニオは兄弟
私が良かった美人その2
この絵は私的には傑作だ。 -
最後はボッティチェリ「若い女性の横顔」
1460~1465年頃
これが美人その3だ。
この絵は、一般的には、フィレンツェの絶世の美人シモネッタ・ヴェスプッチを描いたと言われている。だれもが美人だと思うのでは。 -
見学が終わったのは3時頃。
フォーラムのカフェでキッシュを食べて、軽くお腹を満たし、外へ出る。
観光気球が浮いたり、クレーンが動いていたり、大きな旗がはためいていたり、何だか楽しい風景だ。人によっては美しくないと思うかもしれないが。
まだ、ベルリンは整備中なんだ。 -
文化フォーラムから、ティーアガルテン沿いに歩いて行くと、大使館がずらっと並んでいた。
あら、ヒロシマ・シュトラーセ(広島通り)がある。 -
そして、広島通りの向こうには、日本大使館があった。
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この建物が建てられたのは、第2次世界大戦前から戦争中にかけてだ。当時、日本とドイツは枢軸国を形成する同盟関係にあり、堂々とした面構えは、両国の関係の強さを感じさせる。
その後の両国の運命は皆さんご承知のとおりだ。この建物もその後、様々な紆余曲折、栄枯盛衰を経て、今再び、日本国大使館として使われている。
在外日本大使館なんて訪れたことのない私だが、この建物を眺めていると、何ともいえない感慨がこみあげてきた。在ドイツ日本国大使館 建造物
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日本大使館の隣のピンクの建物は、イタリア大使館。
こちらも、なかなか歴史を感じさせる佇まいだ。 -
ここから、ティーアガルテンの緑の中へ入ってみよう。
地図を見ると、ベルリンの街の真ん中には広大な緑が広がっている。それがティーアガルテンだ。
ウィーンのプラーター公園も広かったが、市街地の真ん中ではない。ここは本当に真ん中だ。 -
ティーアガルテンはもともと王様の狩場だった。
だから、動物の彫刻が公園のあちこちに置いてある。 -
動物たちに囲まれた真ん中にあるのは、アマゾネスの像
ティーアガルテン 広場・公園
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ドイツを代表する音楽家の記念碑もある。
ベートーベン、モーツァルト、ハイドン。 -
ティーアガルテンもベルリンの真ん中にあるので、空襲で大きな被害を受けた。
今は緑に囲まれている記念碑も、荒野にポツンと立っていたようだ -
ティーアガルテンを1時間位ふらふら散歩して、出てきたのは、ブランデンブルク門の裏側だ。
ブランデンブルク門 建造物
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こんなものもあった。
ソビエト戦争記念碑 -
テレビ塔を見ながら、門をくぐり、表側に移動。
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有名な景色が広がる。
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ブランデンブルク門からはウンター・デン・リンデンの大通りを歩いて行く。
フリードリッヒ通りのデパート、ギャラリーラファイエット前を通ると、向かいにはフィギュア屋さんがあった。
シュタットミッテ駅からUバーン2号線でホテルに戻る。 -
夕食はホテル近くのイタリアレストランだ。
トマトソースパスタと、ピリ辛ピザと、モッツアレラチーズとトマトのサラダ。
美味しいね。
明日はポツダムに行く。
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