2024/05/08 - 2024/05/09
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ドイツ発!世界を歩く旅人ガイドKeikoさん
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この旅行記は、ドイツ観光局の提供により投稿しています。
◯ワイマールの魅力
◯ワイマールの主要観光地
<ワイマールの世界遺産リスト>
https://www.klassik-stiftung.de/ueber-uns/profil/unesco-welterbe/
◯お勧めフォトスポット
◯行き方
フランクフルト中央駅から電車で3時間強、乗り継ぎあり。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
PR
-
ワイマール中央駅から市街地方面に来ると、まずはゲーテ&シラーコンビが迎えてくれる。
おはよう!
2005年に初めてワイマールを訪れて以来、2023年に再訪するまで、ワイマールを避けていた私。
それは、ゲーテとシラーが原因でした。
だって、ドイツ文学を専攻していたけど、全く真面目に勉強してこなかったので、当時この二人の像を見て、彼らに合わせることがないと思ったから。(本当の話)
でも去年改めてワイマールを訪れた際(それは玉ねぎ祭に来たかった一心で。ゲーテとシラーを無視しようと思った。)、改めてゲーテについて色々と調べ始めたところ、彼だって本業の法学部は全く真面目にやらず、多方面に手を出して気が向くまま自由な鳥のような人生を送っていたことにようやく気づいたのです。
道理で、ブロッケン山にも登るわけだ~その話は脱線するのでまた今度。
しかも、玉ねぎ祭りはゲーテが大好きだったとか・・・。
そんな訳で、改めてゲーテさん、シラーさんについてもっと良く知りたいと思い直し、今回は三回目の訪問。 -
SALVE、ラテン語で「ようこそ」という意味で、ゲーテ国立博物館(Goethe Nationalmuseum)の入り口に大きく書いてあるのと、従業員の方たちがみなさんSALVEと書いたバッジをつけていらっしゃいました。
ようこそ!
古典主義の都ワイマール、世界遺産の構成遺産です。
<ホームページ>
https://www.klassik-stiftung.de/goethe-nationalmuseum/goethes-wohnhaus/ゲーテの住居 建造物
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ゲーテの住居は、博物館としてそのまま残されており、オーディオガイドを聞きながら見学できる。
各部屋の雰囲気を損ねないように、展示には一切説明や番号が付与されていない。
写真付きのパッドを貸してくれるので、今どの部屋にいるのかはこれをみて確認し、オーディオガイドを操作。
いい考えです。ゲーテの住居 建造物
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後述のゲーテのガーデンハウスと異なり、結構豪華。
ゲーテの住居 建造物
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ゲーテが亡くなったお部屋。
この寝室のベッド脇で倒れていたそう。
お部屋は当時のまま、保存されていて、入れないので、覗くだけです。
ゲーテの家は、亡くなった数日後から博物館として公開されたそうです。ゲーテの住居 建造物
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素敵なお庭!
ゲーテの住居 建造物
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憧れのアンナ・アマリア公妃図書館(Herzogin Anna Amalia Bibliothek)へ。
30分単位で見学の人数制限をしており、ほぼ毎日完売しているとのこと。
オンラインでチケットを買って臨みましょう。
チケットが手に入らなかった場合は、朝9時から数枚の当日券が販売されることがあるそうです。
<ホームページ>
https://www.klassik-stiftung.de/herzogin-anna-amalia-bibliothek/アンナ アマーリア公爵夫人の図書館 博物館・美術館・ギャラリー
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実はこの図書館、ゲーテが1797年から死ぬまで館長を務め、その蔵書の管理を行なったそう。
翌年には図書館の利用規則を作成し、従業員や利用者に明示。
図書カードの記録方法や、書物の貸出期間についての規則も詳しく記載した。
その規則を全部読んでみたら、本当にきっちりしていて、蔵書を大切にし、必要としている人がちゃんと本を借りられるように工夫されているのがよく分かった!
全部読んでみたい方はこちら↓
<参考>
https://www.welt.de/kultur/article1291534/So-wachte-Goethe-ueber-Anna-Amalias-Bibliothek.htmlアンナ アマーリア公爵夫人の図書館 博物館・美術館・ギャラリー
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アンナ・アマリア公妃図書館は2004年9月2日の火事で大きな被害を受けました。
それから20年。
約5万冊の本が焼失し、2万8千冊は無傷でレスキューされました。
11万8千冊が一部損傷、そのうち3万7千冊は修復されました。
濡れた本をフリーズドライしたり、大変な修復作業が行われ、修復不可の本は世界中のオークションや寄贈などで補填されてきました。
今でも、募集中の本がホームページにリストアップされています。アンナ アマーリア公爵夫人の図書館 博物館・美術館・ギャラリー
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栄養補給。
オーガニックのお店で、訪れるのは2回目。
菓子パンのラインナップが豊富で嬉しいし、ドリンクも、ターメリックチャイなど私の心をくすぐるメニュー多し。
BROTKLAPPE
https://www.brotklappe.de/ -
バウハウス博物館(Bauhaus Museum)に来てみました。
ワイマール中央駅と、市街地のちょうど間くらいです。
以前は「バウハウス」とか「モダニズム建築」ってよく聞くけどなんだろう?くらいに思っていた。
興味を持ったきっかけは、昨年ナビゲーター役で出演したテレビの不動産紹介番組で、ハンブルクのバウハウス建築の家を訪れた時。
そして、今回、私の大好きな画家カンディンスキー(Wassily Kandinsky)がバウハウス学校で教鞭をとっていたこともあると知り、グッと身近に感じるように。
と言っても私は彼のバウハウス時代以前の絵の方が好きだ・・・。
バウハウス建築は、ワイマール共政時代の1919年にワイマールで生まれ、
(ね!ワイマールって多様性があって、良く出てくるでしょう。)
現在は、デッサウ、ベルナウ・バイ・ベルリンの施設と共に、「バウハウスと関連遺産群」として世界遺産登録がされている。
<ホームページ>
https://www.klassik-stiftung.de/bauhaus-museum-weimar/バウハウス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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色を混ぜるコマ。
面白い!
売店にあったので見本品を回してみたけど、なかなか上手く回らない。
綺麗に回ったら、きっと素敵な色がたくさん生まれるのだと思う!バウハウス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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現在、バウハウスと国家主義についての特別展が開かれています。
私がワイマールを訪れた2024年5月8日は、その初日前日のプレオープンで、夜20時から22時まで無料で特別開館中と知り、夕食後に行ってみた。
会場は三ヶ所、
Bauhaus Museum
Museum Neues Weimar
Schiller-Museum
私はこのうち、シラー博物館を20時に訪れた。
ドイツで避けては通れない歴史について、また一つ大きな勉強になった。
5月9日~9月15日まで。シラー博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ゲーテのガーデンハウス(Goethes Gartenhaus und Garten)
街中に引っ越した後も、良くここで時間を過ごしていたそう。
というのは、社交的な(フリをしていた)ゲーテは、誰にでも「気軽に寄ってください」と声を掛けていて、みんな本当に気軽にピンポン訪れていたみたい!
帰宅すると、知らない人がリビングで寛いでいたことも良くあったとか!?
立地が便利すぎて、誰でも寄りやすい場所だったのもあるけれど、静かに過ごしたい時は、ガーデンハウスに避難していて、それはかなり頻繁だったらしい。
そうでなくても、広いお庭があり静かに時間を過ごせる素敵な場所。
クリスティアーネもお気に入りだったことでしょう。
<ホームページ>
https://www.klassik-stiftung.de/goethes-gartenhaus/ゲーテのガーデンハウス 建造物
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ゲーテの好きな緑を基調にしたお部屋。
とてもシンプルです。ゲーテのガーデンハウス 建造物
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秋に訪れるゲーテのガーデンハウスもとても魅力的。
落ち葉を踏みながら、クリスティアーネと散歩をするゲーテの姿が目に浮かびます。ゲーテのガーデンハウス 建造物
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ゲーテのガーデンハウスがある、イルム川沿いの公園には、イギリスの外では初めて作られたというシェイクスピア像があります。
ワイマールでは、今でもシェイクスピア研究が盛んに行われています。 -
ホテルにチェックインし、17時過ぎ。
まだまだ明るいので、ジョギングに出ることにした。
まずは、イルム川沿いの公園(パーク・アン・デア・イルム、Park an der Ilm)方面へ。
この公園には宝石が散らばっているかの様。
ローマ風の家(Römisches Haus)もその一つ。
「古典主義の都ヴァイマール」世界遺産の構成遺産。
小さい別荘のような場所で、少し高台にあるので、眺めがとても良い。
18時までの開館で、17時40~45分くらいまでなら入れてくれる。
<ホームページ>
https://www.klassik-stiftung.de/roemisches-haus/ -
ローマ風の家には素敵な内装のお部屋を二部屋見学できる。
残念ながら家具は残っていない。 -
イルム川沿いの公園、中程の、東の端っこ、高台の上にあるのはハウス・アム・ホルン(Haus am Horn)
ここはバウハウス建築関連の世界遺産構成遺産になっていて、夏場は見学できる(火曜定休)
時間が遅かったので、今回は外見だけだけど、シックでかっこいい作り。
<ホームページ>
https://www.klassik-stiftung.de/haus-am-hornゲーテのガーデンハウス 建造物
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そして、ここ!ヴィラ・ハール(Villa Haar)
こんなピアノのモニュメントは初めて見た。
感動(涙)。
物語の中の世界って、ここの事でしょ~。
ここで本当にピアノ弾きたいね!
住所もまた「詩人の道(Dicherweg)」なんてところにある。
完璧でしょう・・・。
私の好みを全てカバーしているような場所。
ここは貸し切ってイベントをしたり、ブランチイベントに参加したりできるみたい。
本気で貸し切りたい。
ピアノとヴィラに西陽が当たって、素敵さが倍増しているのもいい・・・。
<ホームページ>
https://www.villahaar.de/ -
パーク・アン・デア・イルムを抜け、さらに南へ走っていくと、古典主義の世界遺産関連のベルヴェデーレ宮殿に到着!
結構遠いよ!
ライプチヒ観光局の方には、天気もいいし、バスで行ってのんびり散歩してきたら、なんて言われたけど、走ってきてしまったよ~。
天気がいいのでジョギングも気持ちいいんです。
<ホームページ>
https://www.klassik-stiftung.de/schloss-und-park-belvedere/
泊まったホテルSchiller Hofから最短距離で4km、途中あちこち寄り道しているので5kmくらいかな?
<ホテルのホームページ>
https://www.schillerhof-weimar.de/de
中心部で、便利でした。
綺麗だし!ベルヴェデーレ宮殿 (ワイマール) 城・宮殿
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ベルヴェデーレ宮殿のオランジェリーと庭園も一緒に世界遺産登録されている。
とても気持ちのいい場所で、ベンチも置いてあるしのんびりピクニックしても良さそう。
季節のお花が素敵に植えられていて、お手入れも行き届いている素晴らしい庭園でした。
周りの森を散策するのも良さそうです。
(街から走ってくると、かなり登るけど・・・。)ベルヴェデーレ宮殿 (ワイマール) 城・宮殿
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そうそう、ワイマールと言えば、毎年10月の玉ねぎ祭を忘れてはいけない。
ゲーテは大の玉ねぎ好きで知られていて、このお祭も楽しみにしていたらしい。
元々は、長い冬を越す為の保存食としてマーケットで玉ねぎの販売が行われ、長持ちさせるために天井から吊るしておくようになったことから美しいZwiebelzopf(玉ねぎの編み込み)に発展した。
玉ねぎを美しいと表現することもあまり無いでしょう!
でも、これは美しいよ?
玉ねぎ祭はとても規模が多く、人手が凄いです。
市庁舎前広場には、コンサートや、玉ねぎケーキ、地元のテューリンガーソーセージなどの屋台などが並んでいるのですが・・・
なかなか肝心のこれを見つけることができなかった。
マルクト通りに行きましょうね!(Marktstraße)マルクト広場 (ワイマール) 広場・公園
-
2023年に玉ねぎクイーンに任命された、 ラウラさん。
玉ねぎ祭りの週末、土曜の朝6時からパレードがあります。
そして、なぜだか分からないけど、玉ねぎ祭の日曜にはマラソン大会が開催される。
人手が多いので、走りにくいかもしれないけど・・・11km、今度出てみようかな!
<ホームページ>
https://www.weimar.de/kultur/veranstaltungen/maerkte-und-feste/zwiebelmarkt/
Zwiebelmarktkönigin Laura ©Uta Kühne/weimar GmbH
玉ねぎ祭もまた行きたいけれど、ワイマールにはまだまだ見ておきたいところがたくさん。
ワイマール憲法関連もそうですが、アンナ・アマーリア公妃図書館のブックタワーにも行ってみたい。
もう既に次の訪問を計画し始めてしまいそう。マルクト広場 (ワイマール) 広場・公園
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