海洋国家としても繁栄を極めた地中海沿岸の港湾都市：イタリア北西部「ジェノヴァ」の旧市街を歩く🐾

2024/02/15 - 2024/02/15

阪急交通社の「春の訪れに華やぐ4つの南欧春祭りをめぐる9日間」というツアーに一人参加しました。

四つのカーニバルを一度に全て廻るツアーの為、お祭り開催日程の間を繋ぐように南欧の街の幾つかを訪れました。
５日目の今日2月15日はイタリアからフランスに向かう中継地としてジェノヴァの街歩きです。
パスタのジェノベーゼの事くらいしか思い浮かばなかったのですが、そこは中世には海洋国家（ジェノヴァ共和国）としても繁栄を極めた豊かな港街だったのです。

【５日目　2024/02/15（木）】快晴
★09：00　フィレンツェのホテル発
★午前：ジェノバへ移動
★Punta Vaguno Ristorante でランチ
★午後：ジェノバ観光
　ジェノベーゼパスタの夕食
　ジェノバのホテル泊

★がこの旅行記の範囲です。

エリア ジェノバ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

【５日目　2024/02/15（木）】快晴
09：00　2連泊したフィレンツェの「ホテル ラファエロ」を発ちます

Hotel Raffaello ホテル

車窓右側には冠雪した山並みも見えます

走り始めて１時間40分、
10：40～11：05　いつもの「AUTO GRILL」でトイレ休憩

品揃えも豊富です

今日は244kmの長距離移動

荒涼としたこんな高所も通り抜けます

崖に張り付く集合住宅みたいですね

眼下に電車が走っていました

12：15　レストラン「プンタ・ヴァーニョ（Punta Vagno Ristorante Pizzeria ）」に到着

窓際の席からは港が見えるロケーションです

4人掛けの席でこの日相席になった御夫婦とは話題が盛り上がらずチョッと気まずい時間が流れました。
ツアーってそういう事、あるある　(u_u)

お水のボトルとともにセットされていた “グリッシーニ”
イタリア発祥の細長い乾パンでナポレオンも好物だったとか・・
ポッキーのように歯でポキポキかじらないで手で割って口に運ぶのがマナーだと今調べて分かりました。

これは持ち帰って非常食にしました。

前菜はペンネの海鮮アラビアータ。
これだけでもお腹一杯なのに・・

バケット

白身魚のトマトソース

デザートはチョコレートアイス。
このレストランはトリップアドバイザーのクチコミでは軒並み★一つの酷評ですが、私はそんなに悪いとは思わず美味しく頂きました　(^^;

13：30　レストランを後にします。

14：00　ジェノヴァ着

先ずは昔の貴族の邸が並ぶ「ガリバルディ通り」から現地ガイドさんの案内で観光を開始します。
大邸宅間を貫くこの狭い道は ”新しく出来た道” ＝「レ・ストラーデ・ヌオーヴェ」と名付けられましたが、

イタリア統一運動に貢献したガリバルディに因み、
1882年に「ガリバルディ通り」と改名されました。

イタリア語で「VIA」とは「通り」の意味らしい。
東西にのびる通りの東端にあったプレートです。

道が狭くて建物の全体像は撮りづらい。
昔の邸宅は今も銀行などの各種施設として現役です。

各建物に掲げられたユネスコの世界遺産プレート。
42棟の建物が指定されているそうです。

「パラッツォ宮」の天井フレスコ画

みんな上を向いています

誰だ？

「アンジェロ・ジョヴァンニ・スピノーラ宮」。
奥はドイツ銀行の店舗。

「 ニコロシオ・ロメッリーニ宮」 内玄関のスタッコ装飾

「 ニコロシオ・ロメッリーニ宮」の中庭

「レ・ストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリ制度」
ジェノヴァは、かつて海洋貿易で栄えました。
1576年の全盛期に貴族の館を来賓用迎賓館とする法律が成立。

16～17世紀にかけて豪壮な貴族の館（パラッツォ）が次々に建設されます。
これらの貴族の館を「ロッリ」というリストにして「ロッリ制度」が始まりました。
2006年に建物とともにこの制度も世界遺産に登録されています。

「トゥルシ宮」
通りの真ん中あたりにある堂々たる建物で、今は市庁舎と一部美術館になっています。
その並びの奥の方に「白の宮殿」。

トゥルシ宮 城・宮殿

立派な玄関ですが中に入ると地下に無料のトイレがあるとガイドさんが案内してくれました。
無駄にだだっ広いトイレでした。

「白の宮殿」の向いには、

白の宮殿 城・宮殿

「赤の宮殿」がありました。
どちらも全体像は収まりません。

赤の宮殿 城・宮殿

「ジェロラモ グリマルディ宮」（メリディアーナ宮）では壁面の窓をひとつ潰して日時計になっています。
よく見ると放射線状の時刻線が見えます。
こんなことしない方がいいと思いますがね・・

ここで今来た道を東端まで引き返します。

東南の「フェッラーリ広場」まで10分ほど歩いて移動しました。
広場噴水の北側には、

「カルロ・フェリーチェ劇場」があります。
前に聳えるのは「ガリバルディの騎馬像」

劇場エントランス前にあったジェノヴァ生まれのバイオリニスト「ニコロ・パガニーニ」（1782～1840）の像

「フェッラーリ広場」の噴水と、右側の建物はジェノヴァの象徴「証券取引所」

更に東側に移動します。
歩道のモザイクが鮮やかで綺麗。
皆土足で平気で上を歩いていました。

「コロンブスの家」
クリストファーコロンブスは少年期～青年期までをここで過ごしました。
建物は18世紀に再建されたものだそうです。
有料で内部も見学できるそう。
小さな１軒家なので、黄色い幟旗は見落とさないようにとの目印ですね。

コロンブスの家 史跡・遺跡

ジェノバの地図　観光モデルコース

12世紀に造られた「ソプラーナ門」。
逆光だと暗い感じですが、

裏側から見ると明るい

店先のプレスリー

「Chiesa del Gesu e dei Santi Ambrogio e Andrea（ジェズ・エ・デイ・サンティ・アンブロージョ・エ・アンドレア教会）」
略して「ジェズ教会」。
長い名前で覚えられないよね。

「ドゥカーレ宮殿」

「大聖堂」南側の通り「VIA SAN LORENZO」
日本語の文字も見える横断幕が掛かっていました。

「サンロレンツォ大聖堂」は黒白の大理石の縞模様が特徴的。
私の趣味とはちょっと違うかな・・
ブ～～ンと飛んでくる ”蚊” を連想してしまいます。

サン ロレンツォ大聖堂 寺院・教会

祭壇

祭壇後ろのステンドグラス

宗教画

頭上のステンドグラス

祭壇ですか？
教会には疎くてよく分かりません・・

ステンドグラス

ジェノヴァ発祥の名物：フォカッチャの専門店「フォカッチェリア・サン・ロレンツォ」。
元祖・発祥大好きなので、知っていれば自由時間に覗いてみる所でした。

「フェッラーリ広場」まで戻って来て、再集合場所を確認し、
16：30まで自由行動ということで解散します。

特に下調べもしていなかったし行きたい所も思いつかないため、ブランドショップの並ぶ通り「Via XX Settembre」を往復して過ごしました。
ジェノヴァはジェラートも名物らしく、食べに行った方もいたようです。

添乗員さんが用意してくれた「岩ボン」の GENOVA の地図です。
一度行ってみれば何となく分かるのですが、いきなりだと何処に行っていいのか思いつきませんね。
16：30　フェッラーリ広場に集合して出発です。

車窓から見た港に向かって建っていた「コロンブスの像」。
スペインにも有るみたいですがこれはジェノヴァ ヴァージョン モニュメント。

コロンブスの像 モニュメント・記念碑

17：00　「ホリデーイン ジェノヴァ シティ」に到着です。

Holiday Inn Genoa City ホテル

明日はモナコに行きます
https://4travel.jp/travelogue/11897824