カンチャナブリの泰緬鉄道慰霊碑に引き続き、バンコクの日本人納骨堂を訪れました。

2023/07/05 - 2023/07/06

カンチャナブリの泰緬鉄道慰霊碑に引き続き、バンコクの日本人納骨堂を訪れました。
いずれの地域、すなわちタイ、ビルマそしてインドにおいて、客死、戦病死等で亡くなった方々を慰霊する施設が、それぞれありますが、それらの施設の維持管理は、難しい問題を抱えています。
以前から、各国、各方面からの施設建設の声は、澎湃と上がっていましたが、今日では、関係者の老齢化等の理由で、途切れがちになっています。
その中において、タイ国日本人会は、カンチャナブリの泰緬鉄道慰霊碑やバンコクの日本人納骨堂の維持管理を、連綿として継続しています。
本来は、国の責任において実施する部分もあるのですが、関係国の主権の問題もあり、難しい面が表に出てきています。
今回、バンコクの日本人納骨堂を訪れることが出来ました。
今まで、気にかかっていたのですが、ようやく訪れる機会を得ました。
感慨深いものがあります。

エリア バンコク(タイ)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

カンチャナブリの泰緬鉄道建設に関連し、亡くなった方々を慰霊する施設です。

日本人のみならず、関係した方々を祀っています。

この施設の維持管理に当たっているのは、バンコクに本部を有するタイ国日本人会です。

日本軍建立の慰霊碑 モニュメント・記念碑

戦場の架ける橋として、映画にも紹介されたクワイ川鉄橋の南側に、建てられています。

関係した関係者が、浄財を集め、建立したものです。

訪れる人も多くなく、維持管理には、多大な労苦が伴っています。

クウェー川 (クワイ川) 滝・河川・湖

カンチャナブリの泰緬鉄道建設に伴う犠牲者は、数多く、各国にわたっています。

日本人に限らず、関係した多くの方々の霊を慰めるように、慰霊の文字が刻されています。

そして、建立後の維持管理は、タイ国日本人会が当たっています。

この慰霊碑は、国鉄カンチャナブリ駅の西側に建てられています。

カンチャナブリー駅 駅

泰緬鉄道の建設に関連した犠牲者を祀っている慰霊碑の前には、現在でも、壇が設けられ、線香等が添えられています。

訪れる人は、少ない現状ですが、芳名帳も置かれています。

慰霊碑の裏面です。

日本軍鉄道隊という名前が読み取れます。

緬甸連接鉄道建設間、不幸にして病を得て斃れたる南方各国の労務者及び俘虜のため、この碑を建てその霊を慰めると記されています。

末尾には、日本軍鉄道隊と刻されています。

現在の維持管理は、タイ国日本人会が当たっています。

タイ国の日本人会は、ルンピニ公園の近くにあります。

日本人が多い場所のようです。

日本大使館も、ルンピニ公園の北側にあります。

日本大使館 建造物

日本人納骨堂への地図です。日本人のためなのでしょう、日本語が入っています

北側に、地下鉄のサムヨート駅があります。

ラーマ１世橋が近いです。

ラーマ1世橋 (メモリアル・ブリッジ) 建造物

スクウィンビット通りラジャインターナショナルホテルの前のバス停です。

５１１番のバスに乗れば、地下鉄サナムチャイ駅に行けます。

ラジャ インターナショナル 専門店

バスの経路を示している案内板です。

アソーク交差点から５１１番のバスに乗れば、簡単かもしれません。

今回は、地下鉄ＭＲＴを利用して、日本人納骨堂に行きます。

日本人納骨堂に行くには、バスや地下鉄を利用するのが便利です。

ファランボーン駅から地下鉄の路線が延長されましたので、地下鉄が便利かもしれません。

ファランポーン駅 (地下鉄) 駅

今回、日本人納骨堂に行くため、利用したのは地下鉄ＭＲＴです。

サナムチャイ駅で降ります。

サナームチャイ駅 (地下鉄) 駅

日本人納骨堂に行くには、バスか地下鉄が良いと思います。

今回は、宿泊したホテルの近くの地下鉄スクウィンビット駅から、地下鉄でサナムチョイまで移動しました。

バンコクでは、毎日、スクウィンビット駅か交差点を起点としても行動しています。

スクンビット駅 駅

地下鉄サナムチャイ駅の構内です。

とてもきれいな駅です。

美術館と間違えそうです。

地下鉄のサナームチャイ駅から地上出口に出てきた場所です。

ガラス製の建具を多く使用しています。

明るい駅です。

地下鉄サナムチャイ駅の案内図です。

サナムチャイ駅から東側に進むと、ラーマ１世公園を経て、ワット・ラチャブラナ寺院に行けます。

地下鉄サナムチャイ駅を出て、東に進むと、すぐシャルンラット橋を渡ることになります。

花市場に向かう通りを経て、ラーマ１世公園に通ずる橋です。

１９１０年来の古い運河にかかっている橋です。近傍には、多くの運河があります。

オンアーン運河 ウォーキングストリート 散歩・街歩き

パーククローン花市場に関する案内板です。

運河にかかっている橋を過ぎると、花市場です。

パーク クローン花市場 市場

シャルンラット橋です。

運河に架かっている橋としては、古い歴史を持っています。

クー・ムアン・ドエムの標識です。

古い時代からの市街の堀という意味で、運河を表している言葉です。

サナムチャイ駅の東側にある堀や運河の跡の傍に立てられている標識です。

パーク クローン花市場が、近いです。

この周辺には、お花の店舗が多数あります。

パーク クローン花市場 市場

地下鉄サナムチャイ駅の案内図には、ワット・ラチャブラナ寺院への経路が描かれています。

歩いて約１０分～１５分程度です。

花市場の生花店です。

店先にはカラフル花が並べられています。

バンコクの名所になっています。

サムヨート駅の近くには、古くからあるショッピングセンターがあり、花を扱っている店舗も多くあります。

多くの人々が集まってきます。

オールド サヤーム ショッピングセンター ショッピングセンター

以前からあった寺院「ワット・リアップ」がラーマ1世統治時代に改装され、
ワット・ラチャブラナとして、タイ王室寺院に認定されました。

日本人納骨堂があることでも有名な寺院です。

ワット ラーチャブーラナ 寺院・教会

ワット ラーチャブーラナ寺院の門です。

この寺院には、多くの門がありますが、北側の門です。

WAT RAJABURANAとの文字が記されています。

格調が高い感じがします。

白亜の円柱と金色の上層部が印象的です。

円柱が高く聳えているのは、天国との一体感を強調しているのでしょう。

日本人納骨堂です。

三層構造になっています。

日本人納骨堂は、ワット ラーチャブーラナ寺院の中にあります。

寺院の中に、やや青色がかった建物が、日本人納骨堂です。

日本人納骨堂を正面から見ています。

全体的に、白色を基調としています。

階段を上がった場所に扉があります。

扉の上に「日本人納骨堂」と、漢字で表札が記されています。

金文字で、「日本人納骨堂」とあります。

右側から左側に記されているので、書かれた時期が古いものと判断されます。

正面の扉には、「お知らせ」が貼られています。

日本人会事務局への連絡先が、記載されています。

日本人会事務局は、ＢＴＳのチョンノシ駅のシーロム地区にあります。

チョンノンシー駅 (BTS) 駅

日本人会事務局は、ルンピニ公園の西側にあります。

地下鉄の駅の近くです。

ルンピニー公園 広場・公園

日本人会が管理している日本人納骨堂に掲げられている日本国旗です。

建物を背にして右側に掲げられているのは、日本国旗が上位にあるとの意味合いがあります。

日本人会が管理している日本人納骨堂のタイ国旗です。

一般的なしきたりでは、建物を背にして右側に掲げられているのは、その国旗が上位にあるとの意味合いがあります。
この場所においては、タイ国旗が、左側に掲げられています。

日本人会の意気込みが伝わってきます。

Buddhist Scriputure School との表示があり、教会学校との漢字が併記されています。

タイ語、英語、そして日本語で記載されています。

日本人納骨堂を、向かって左側から見ています。

日本人納骨堂に連接して、赤色の屋根が見える建物があります。

日本人納骨堂を管理している住職の方の建物のようです。

日本人納骨堂を、向かって右側から見ています。

日本人納骨堂に連接して、赤色の屋根が見える建物があります。

日本人納骨堂を管理している住職の方の建物のようです。

日本人納骨堂の管理に任じておられる方の建物のようです。

入口に表札が掲げられています。

日本人納骨堂に隣接した建物に伺っています。

和法苑との標識が掲げられています。

「和法苑」との表札の意味合いをお伺いしたかったのですが、

次なる機会に伺ってみたいと思います。