2023/11/10 - 2023/11/12
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Tokyo 634さん
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ご覧いただきありがとうございます。
今回は稚内駅から宗谷本線の特急「サロベツ」号に乗車し、宗谷本線の全線(稚内~旭川,259.4km)を走破しました。
宗谷本線は稚内と旭川を結ぶ路線で、地方交通線としては最長距離の路線です。今回の特急「サロベツ」号での旅は、約3時間45分の長旅でした。乗車中は北海道らしい原野やオホーツク海、川沿いの景色を楽しみました。
旭川からは、電車特急「ライラック」に乗り換えて、200万都市・札幌へ。のんびり走る特急列車と都市間連絡の高速特急の違いが乗っていて面白かったです。
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■前回の旅行記
新千歳空港からプロペラ機で稚内へ。稚内空港到着後は、バスで市内へ移動し、アーチが特徴的な北防波堤ドームを見学しました。 -
■稚内駅 (北海道稚内市)
今回は稚内駅からのスタート。稚内の気温は8.4℃。気温はそこまで低くありませんが、風が冷たく、北海道の最北端の街に来ているのだなと実感しました。稚内駅 駅
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■稚内駅
稚内駅の待合スペースでお昼ごはん。先ほどセイコーマートで購入したホットシェフのかつ丼とザンギをいただきました。ほんのり温かく、味もとても美味しかったです。
稚内駅には、映画館やカフェ、土産物店などがあり、乗車列車の待ち時間を潰すにはちょうどよかったです。また、wifiや無料の充電スポットもあり、とても快適に過ごせました。 -
■稚内駅
稚内駅に停車中のキハ54をパシャリ。キハ54は、宗谷本線の普通列車として活躍しています。車内には0系新幹線で使用されていた座席が装備されており、こちらも是非乗ってみたい列車です。 -
■稚内駅
さて、今回乗車するのは稚内駅13:01発の特急サロベツ4号、旭川行。
サロベツ4号は、毎日運転ではないので、乗車の際注意が必要です。 -
■稚内駅
稚内駅は列車ごとの改札なので、列車出発の15分前ほどになってホームに入れます。
ホームには札幌駅や東京駅など主要な駅からの距離が書かれた看板があり、鉄路が全国各地に繋がっているという鉄道の凄さが分かります。 -
■稚内駅
北と南の始発・終着駅という看板がありました。稚内駅から一番遠いのは鹿児島県の枕崎駅。その距離は3100kmもあります。
いつかは稚内から枕崎まで鉄道で日本縦断の旅をしてみたいですね。 -
■稚内駅
今回乗車するサロベツ号の車両「キハ261系」をパシャリ。
キハ261系は、1998年に登場したJR北海道の特急型車両で、道内の多くの線区で活躍しています。車体傾斜装置を搭載し、曲線区間でも高速走行が可能でしたが、2014年以降は、線路や車体への負担軽減のために車体傾斜装置の利用を取りやめました。 -
■稚内駅
キハ261件の側面幕はLEDでした。宗谷本線には特急が2種類「サロベツ」と「宗谷」が走っていますが、今回乗車するサロベツは旭川~稚内の宗谷本線内限定運用。一方の「宗谷」は、札幌と稚内を結び、札幌~旭川間は函館本線を走行します。
サロベツ号は旭川止まりですが、旭川では始発の特急に接続するので、札幌方面へのアクセスはそこまで劣りません。 -
■キハ261系車内
サロベツ号の車内へ入りました。サロベツ号は基本的に4両編成。稚内方が1号車で、1号車は半室グリーン車、半室普通車になっています。 -
■キハ261系車内
1号車の普通車のシートはこんな感じ。青色のモケットが特徴的です。 -
■キハ261系車内
お隣の2号車のモケットは赤色です。キハ261系の普通車のシートは、赤、青、緑の3色が用いられていて、車両ごとに異なるようですね。 -
■キハ261系車内
3号車は緑色のモケットでした。各号車でモケットの色は違うものの、基本的なシートの構造は共通で、リクライニングもしっかり倒れて快適な座席です。
ただ、残念ながら普通車にはコンセントやwifiの設備は無く、スマホが手放せない人々には、長時間の乗車には少しきついですね・・・ -
■キハ261系車内
今回は1号車を指定。半室グリーン車、半室普通車なので、普通車の座席は少なめです。 -
13:01
定刻通りに稚内駅を発車。サロベツ号は、この先宗谷本線をひたすら南下し、旭川を目指します。
旭川までは約3時間45分の長旅。ディーゼル特急で北海道の大自然を楽しみます。 -
■南稚内駅
稚内駅から約3分で、南稚内駅に到着。稚内の市街地はどちらかというと稚内よりも南稚内駅が近く、南稚内駅からも多くの乗車がありました。南稚内駅 駅
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■南稚内~豊富間
南稚内を出ると稚内の市街地は終わり、北海道の原野が続きます。 -
■南稚内~豊富間
抜海駅付近では、景色が開け、オホーツク海が一望できる区間もありました。
この日はあいにくの天気でしたが、晴れていたらもっときれいに海が見える区間でしょう・・・ -
■南稚内~豊富間
オホーツク海越しに利尻富士が見えました。利尻「富士」という名の通り、富士山に似た形が特徴的です。 -
■南稚内~豊富間
南稚内と豊富の間は37分無停車。列車は快調に飛ばしていきます。 -
■豊富駅 (北海道天塩郡豊富町)
豊富駅に到着。豊富駅は2面2線の交換可能駅ですが、宗谷本線のこの辺りは本数が少ないため、列車交換はありませんでした。
豊富は牛乳が有名らしく、駅構内には”とよとみ牛乳”の看板が多く見られました。セイコーマートで販売している牛乳も豊富町で生産されているようです。豊富駅 駅
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ここで今回使用したきっぷの紹介。
今回は「ANA きた北海道フリーパス」を使用してサロベツ号に乗車しました。ANA きた北海道フリーパスは、3日間JR北海道の一部エリアが乗り放題で指定席も4回交付可能というお得なきっぷ。また、25歳以下限定の割引きっぷも発売されているので、今回はこちらを購入しました。
フリーエリアには、宗谷本線の全線が含まれているので、宗谷本線の乗りつぶしには便利なきっぷです。また、ANAの空港ショップ「ANA FESTA」で使える1000円分のクーポンがついているのでとてもお得に旅を楽しめます。
一方で、このきっぷは、新千歳空港駅の指定席券売機のみの発売となるので注意が必要です。今回は、新千歳空港駅に一度行ってきっぷを発券してから稚内までやってきました。 -
■幌延駅 (北海道天塩郡幌延町)
幌延駅に到着。幌延と豊富は隣町で、約15分くらいで到着しました。
幌延駅には、昔「羽幌線」という路線が乗り入れており、オホーツク海沿いに留萌まで路線が伸びていました。現在では、羽幌線は廃止され、バスに転換されてしまいました。
北海道では網の目のように鉄道が張り巡らされていた時期もありましたが、残念ながら現在では衰退が続いています。幌延駅 駅
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■幌延~天塩中川間
幌延駅からは天塩川に沿って進みます。 -
■雄信内駅
秘境駅の雄信内駅を通過。「おのっぷない」と読みますが、初見では絶対に読めません。
宗谷本線では雄信内駅のような秘境駅がたくさんありますが、ここ数年で、廃止になる駅が増えています。雄信内駅もそう遠くないうちに廃止になってしまうのでしょうか・・・雄信内駅 駅
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■幌延~天塩中川間
ひたすら天塩川に沿って進みます。手前には川、奥には平原と山という景色が永遠に続きます・・・ -
■天塩中川駅 (北海道中川郡中川町)
天塩中川駅に停車。天塩中川駅の駅舎は木造で味のある駅舎です。天塩中川駅 駅
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■天塩中川~音威子府間
天塩川に沿って走行するので、結構カーブが多く、この辺りではスピードが出せません。のんびりと走行します。
天気が残念でしたが、晴れていればより綺麗な天塩川を望めたことでしょう・・・ -
■音威子府駅 (北海道中川郡音威子府村)
音威子府(おといねっぷ)駅に到着。音威子府駅といえば駅そば「常盤軒」が有名で、一度は食べてみたいと思っていましたが、残念ながら廃業してしまい食べることはできませんでした。
また、町内唯一の製麵所も廃業してしまったため、音威子府独特の黒いそばはもう食べられないとか...(都内で食べられるお店はあるようです)音威子府駅 駅
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■サロベツ号車内
ここでおやつタイム。JR北海道のお茶「うらら」とともに、稚内駅の売店で購入したシカパンをいただきました。
シカパンは鹿の角のような細長い形状で、味はたい焼きに似ていますね。あんこやクリームなどの味を選べましたが、今回はあんこを選びました。 -
■美深駅 (北海道中川郡美深町)
列車は美深駅に到着。美深駅からはかつて「美幸線」という国鉄の路線が伸びていました。美深からオホーツク海沿岸の街・枝幸まで路線が伸びる計画でしたが、計画は途中で終わり、1985年に廃止されました。
宗谷本線の多くの駅から枝状に路線が伸びていた時代があったんですね。美深駅 駅
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■名寄駅 (北海道名寄市)
名寄駅に停車。名寄は宗谷本線の途中駅で最大の街。この駅を境に運行系統が分割され、名寄以南(旭川方面)の列車本数が増えます。
名寄からは多くの乗車があり、窓側座席はほとんど埋まりました。名寄駅 駅
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■名寄駅
名寄駅では3分停車。ホームに降りて、駅のみどりの窓口で入場券を購入しようかと思いましたが、乗り遅れたら大惨事になるのでやめておきました。 -
名寄以南はこれまでののんびりとした走りと打って変わって、最高速度120km/hという高速で走ります。
宗谷本線の利用の多い区間である名寄~旭川間では、1990年代に高速化工事が施工され、120km/hという高速で列車が走れるようになりました。 -
■士別駅 (北海道士別市)
士別駅に停車。16時過ぎですが、あたりは既に暗くなってきました。やはり、東京よりも北に位置するので日の入りが早いように感じます。士別駅 駅
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■旭川駅 (北海道旭川市)
16:45
終点の旭川駅に到着しました。旭川駅のホームは近代的な高架駅。北海道第2の都市であり、駅前も栄えています。久しぶりに都市にやってきました。旭川駅 駅
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■旭川駅
旭川駅ではサロベツ号から札幌行きの特急・ライラック号に対面での乗換ができます。
自分も札幌へ向かうのでライラックに乗りますが、旭川駅周辺を散策するため、接続した列車はパスしました。 -
■旭川駅
旭川駅の改札を出て外へ。駅前はホテルや商業施設があり、活気があります。特に駅直結のイオンがあるので、旅行中に急に必要になったものとかを調達できそうです。 -
■スターバックス旭川北彩都店
土砂降りの中、少し歩いてこちらのスタバへ。石狩川の堤防の上にあるこちらの店舗は、晴れていたら眺めが良さそうですね。 -
■旭川駅
スタバでゆっくりして、旭川駅に戻ってきました。
今度は特急ライラック号に乗車して札幌を目指します。 -
■旭川駅
乗車するのは789系。ここまで乗車したのはディーゼルカーでしたが、旭川から札幌方面は電化されているので電車特急に乗車します。
789系は元々函館と青森を青函トンネルで結ぶ特急「スーパー白鳥」として活躍していましたが、北海道新幹線の函館延伸に伴い、札幌地区の特急に転用されました。 -
■ライラック号車内
今回は始発なので自由席を選択。旭川出発の時点で、通路側の席もほぼ埋まるという混雑。流石、北海道最大の都市札幌と第2の都市旭川を結ぶ都市間連絡特急ですね。
残念ながら自由席にはコンセントはありません。JR北海道は、多くの特急列車を走らせていますが、コンセントがついた車両は少ないという印象でした。 -
■札幌駅 (北海道札幌市北区)
旭川から約1時間30分で、終点の札幌に到着しました。札幌駅 駅
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■札幌駅
乗車してきた789系をパシャリ。
旭川~札幌間の函館本線は、宗谷本線と比べ物にならないくらい線路状態も良く、静かな電車で快適に移動できました。 -
■札幌駅
この日は札幌に宿泊で、これ以上移動は無いので、少し札幌駅で撮影をしました。
北海道で1番の都市・札幌の中心駅にはひっきりなしに列車が発着します。 -
■札幌駅
特急「おおぞら」で使われるキハ261系1000番台を撮影。この車両は、函館へ行く特急「北斗」にも使われていますね。 -
■札幌駅
札幌駅の改札を出て、外の広場へ。流石札幌駅、駅ビルが巨大です。
この日は札幌で宿泊するので、本日の行程は終了。ということで、今回はここまで。最後までご覧いただきありがとうございました。
初めての北海道、念願だった最北端の稚内駅訪問と宗谷本線の全線完乗することができました。北海道の大自然の中をのんびりと走る宗谷本線。もう少し天気が良ければもっと景色を楽しめましたが、それは次の機会ということで...
翌日もフリーパスを有効活用して、札幌近郊の鉄道を乗りつぶしました。次回は滞在2日目の様子をお届けします。
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