
2024/02/23 - 2024/02/23
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ぱくにくさん
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2020年、コロナが流行を始めた頃に行った「台湾ランタンフェスティバル2020」。会場は台中でした。
そこから4年、海外の往来も制限がなくなったので、再び通算5回目のランタンフェスティバルに行きました。
この旅行記は、台湾(台北)に着いた初日、台北市内観光です。
台湾らしい家電製品のお店、期間限定で出ていたリラックマのお店、日本統治時代の遺構を見て、夜は台北のランタンを楽しみました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- Agoda
-
2/23-26の日程で台湾に出発。
3連休の初日だったので、朝から羽田は凄い混雑でした。羽田空港 第3旅客ターミナル 空港
-
朝8:35の台湾行。
この便だと、現地時間のほぼお昼ぐらいには街中に到着できます。
始発で来ることになりますが、飛行機の中は寝てればいいんだし。 -
いつまでこの状態かは分かりませんが・・・
羽田→台北松山行の便、前方座席はプレミアムエコノミー設定なのです。
(値段は勿論エコノミー)
早めに航空券を取った場合、座席は前方を選びましょう。
座席レイアウトのところでも、席数が少ないので気付くとは思いますが。 -
台湾は、2020年のコロナ流行はじめの時以来です。
関連旅行記:
https://4travel.jp/travelogue/11599053
https://4travel.jp/travelogue/11601265
あの時も、今回同様ランタンフェスティバルが目的でした。
あの時は、まさか次の海外旅行が4年後になるとは思いませんでした。
ただ、コロナは決して明けていません。
十分な感染対策をして、下手なリスクは負わずに観光しましょう。台北松山空港 (TSA) 空港
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台北松山空港のいい所は、空港内の換金レートがいいとこです。
が!
制限エリアを出る前、出た後に銀行がありますが、「出た後」の方がかなりレートが良いです。4年ぶりの台湾で、忘れておりました・・ -
空港内のセブンイレブン。
何をしたかというと、台湾の交通系ICカード(悠々カード)にチャージをしました。
ここの店員さんは、おばちゃんでも日本語ペラペラでした。
ただし!
この旅行全体を通じて思ったのは、台湾でも日本語が通じなくなり、代わりに英語なら普通に通じること。
新しい場所ほど、日本語の表示もなくなっています。
日本の存在感が落ちているということでしょうね。 -
空港から宿泊先のホテルサンルートまでは、なんとバスで1本でございます。
料金:15元。
福岡空港並みの便利さでしょこれ。 -
で、ホテルサンルート台北に荷物を預けて、街を観光しました。
サンルートを選んだのは、いくつか見た中で最も値段が安かったからに尽きます。
それでも日本のビジネスホテルより高いです。
4年前は日本の85-90%の物価と感じた台湾。
円安もありますが、今回は120%ぐらいに感じました。
ああ、ついに抜かれたんだなと・・・ホテルサンルート台北 ホテル
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物価も高めなので、今回は食事にはこだわりません。
バスから見えたココに突撃してみました(笑)
なお、ホテルのさらに近くにお店があったので、行ったのはバスから見えたお店ではありません。 -
豚焼肉定食、豚汁変更+ドリンクでだいたい200元(≒1000円)
日本よりちょい高いぐらいかと思って気付きました。
サラダ別売りやん! -
最初に向かったのは、台北の秋葉原的なエリアと、華山1914創意文化園区です。
4年前にはたぶんなかった(と思われる)全球人寿希望園区。
2021年の開業だそうです。
場所的には、光華商場 のお隣です。 -
訪れた目的は、コイツです(笑)
ドン キホーテ (忠孝新生店) スーパー・コンビニ
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ドンキなので、日本の商品も多数売っていたわけですが。
日本では激安店のイメージのドンキですが、ここでは高級店なのでは?と思わせられました。
日本でよく飲んでるよつ葉牛乳、179台湾ドル(約900円)
これ、買う人いるん?
ホテルでのおやつや、小物を買えたらと思ってましたが、無理に買う必要ないなと。 -
ここからは、パソコンの周辺機器を探しました。
光華商場。
昔の雑多な雰囲気も知ってるので、このエリアがきれいに整備されていくのは隔世の感も。光華商場 (光華数位新天地) ショッピングセンター
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三創生活園區。
三創生活園區 百貨店・デパート
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ここのパソコンエリアは、光華商場が超きれいになった感じ。
デザイン性の高いブランドのドッキングアダプターやPD充電器を最後まで迷い、2日後にまた訪れました。結果、買わなかったのですが・・・ -
そして華山1914創意文化園区。
目的は・・・リラックマ20周年のお店です。
期間限定で、訪問の時期にオープンしてました。
このエリアに最初に来たのも、これが目的だと言っても過言ではないです。華山1914創意文化園区 散歩・街歩き
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かわいい・・・
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それぞれのキャラクターの説明も、中国語で書かれていました。
漢字だとそれなりに意味も分かるので、こういう言い回しになるんだと読んでみるのも楽しいです。(なお、各キャラクターの説明を日本語で理解してることが前提) -
台北だけで販売しているグッズもありました。
ただ、やはり全体的に高かったです。
日本人はそんなに豊かではないのですが、台湾の人は買えるのだろうか。
いや、買ってたな・・・ -
キティちゃんの展示もありました。日本円で2000円ぐらいしたので、お店だけ見ました。
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華山1914創意文化園区の構内。
住んでたらゆっくり見てみたいと思う場所です。観光だと時間が惜しくて(笑) -
国立台湾博物館を訪れました。
台北駅からほど近い場所で、二二八和平公園の北端に建っています。
1908年の台湾総督府博物館に端を発しており、見ての通り西洋猿真似日本建築ですw
台湾に残されている日本統治時代の建物はほぼこんなので、当時西洋へのコンプレックスとか、西洋に追いついた日本みたいなマインドを国の指導者層は強く持っていたのかなと思います。国立台湾博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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上の建物は本館。
台湾の歴史、民族、地質、鉱物などに関する展示があります。
こちらは台湾古来の民族衣装ですね。 -
1874年の日本の台湾出兵の記録です。
この展示(に限らず)ですが、日本語の説明文はありません。日本の侵略の説明だからではなく、新しい展示はこんなもんで、日本語の表記がないのです。
(日本の存在感の低下でなければいいのですが)
台湾出兵の契機は、台湾に漂着した琉球王国の漁民54名が、台湾の先住民に殺害されてしまったことへの報復。
この出兵を決断したのは、徳川慶喜が大政奉還を決断してしまい、討幕の口実がなくなったため、16歳の天皇を持ち上げて権力の正当化を謀った大久保利通。
で、血の気の多いリーダーは西郷隆盛の弟、西郷従道です。
西郷従道は、調べれば調べるほど、兄を野蛮にした感じの人物・・・
(なお反対して政府を離れたのが木戸孝允です)
出兵には政府内のガス抜き(征韓論と富国強兵論の対立)の要素もあり、国旗に「皇のために」的な文字が見えるのは、大久保がまた天皇家を利用したんでしょうね。明治天皇が出兵を命じた訳でもないので。
そして、この出兵の結果、琉球王国は日本への帰属という形になり、70年後悲惨な戦争の舞台になってしまうわけです。琉球が日本に属さない世界線でも戦争には巻き込まれたでしょうが、あそこまで悲惨な運命にはならなかったのでは?
そして、沖縄には今も、その戦争の爪痕が色濃く残るわけです。
明治維新のメンツは偉いどころか罪深いなと自分は思っています。
歴史は繋がってます。 -
こちらは台湾の血染めの国旗。
朝鮮戦争が起きると、アメリカが存在を認めても居なかった台湾の蒋介石政権を急遽支援して軍備化を進め(日本の再軍備化もココ)、台湾を反共の拠点にするわけです。
で、台湾の民主化は、反共独裁政権である中国国民党の一党独裁が解除される1987年を待たねばならなかったわけです。
アメリカってまじでロクなことしません・・・
このあたりの歴史、真面目に読んだらかなり面白そうです。
孫文と蒋介石あたりから、勉強してみたいと思います。
そして、ある程度歴史を調べたら、台湾を「友好国」だなんて気軽に言ってるのはなんて底が浅いのだろうと感じてしまいます。
昔の台湾みたいに、今の日本はなろうとしているのでは・・?? -
児玉源太郎の像。
後藤新平とともに、台湾の統治における抵抗運動を抑えた人物として知られています。
台湾で日本人があまり恨まれていないのは、彼らが(抵抗をしない限りにおいては)穏健な対応を台湾の人々にしていたことが大きいようです。
その他、日本統治時代に台湾の植物を研究した学者の像などもありました。 -
その本館の反対側には、古生物館があります。
この旅行で見損なってしまったのは、台湾国立博物館の鉄道部。
全部で4つに分かれているの、知らなかったのです・・
古生物館は、こちらも西洋猿真似のw元勧業銀行台北支店が使われております。 -
展示されているのは、文字通り台湾に生息する生物の展示です。
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古生物館ですから、恐竜の骨とかアンモナイトとか、そういう所から展示がされております。
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国立台湾博物館 土銀展示館が併設されており、日本統治時代の台湾の通貨や、台湾の開発において大きな役割を果たした日本勧業銀行などの説明がありました。
国立台湾博物館 土銀展示館 博物館・美術館・ギャラリー
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戦時下で臨時で発行されたお金です。
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博物館を見た後、二二八和平公園を散策しました。
1947年2月28日に勃発した二・二八事件では、中華民国による台湾統治に反抗して蜂起した台湾住民が、公園内の台湾ラジオ放送局(今の台湾放送協会本部)を占拠し、台湾全土に蜂起をアナウンスしたとのことです。
中国と台湾と台湾の土着民族って複雑な関係なんですよ。
山川の世界史の教科書読みたくなりました。
ここまでで少なくともわかることは、台湾有事を煽ってる人は、頭の中が1987年以前(中国対反共政権)で止まっているということです。滞在中には、「日米が台中戦争を煽ってる、ふざけんな」的な番組、台湾で流れてるのも観ましたね。二二八和平公園 広場・公園
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公園内の涼亭。
公園の中で目立つ中国風の楼閣です。涼亭 (二二八和平公園内) 広場・公園
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公園の一角に、寺院もありました。
なんとなく、日本統治時代はお寺だったのかなと思ったんですが、この鳥居は日本統治時代より前に台湾の人の手で作られたものとのことです。 -
総統府。
近くでカメラ向けるとガードマンうるさいんで、かなり遠くからです。
(この距離は問題ありません)中華民国総統府 建造物
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台北賓館。
工事のため入館できないようでしたので、外観だけ。
日本統治時代の総督官邸です。
当時は主に外国からの賓客の接待の場所として使われたようです。
はい、こちらも西洋猿真似建築です。
台湾には見飽きるぐらいあるので、実は猿真似建築見るのが好きな自分にとっては楽しい時間でした。台北賓館 現代・近代建築
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中華民国外交部。
西洋風建築の中になんとなく台湾らしさを感じるこの建物は、中国本土で生まれ、西洋で建築を学んで戦後台湾に渡ってきた、王大閎さんという建築家の設計です。 -
外交部の東側はロータリーになっていて、そこに「東門」がありました。
東門 (景福門) 建造物
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東門を過ぎてさらに東に行き、少し南に折れたところが中正記念堂の入口。
雄大な自由広場門が建っています。大中至正門 / 自由広場門 建造物
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門をくぐると、下に写真のある中正記念堂がある公園になっています。
両脇にはコンサートホールや演舞場も作られています。
台北のほぼど真ん中なのに、贅沢な広い空間なのです。中正紀念公園 広場・公園
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国立中正紀念堂。
中正とは蔣介石のことです。
中正記念堂や衛兵交代、蒋介石の像は別の日に見ることにして、この日はちょろっと立ち寄っただけになります。
なお、上に書いた台湾の歴史を思い出してください。
台湾が国民党独裁政権を脱して民主化を果たしたのは1987年。
この建物は、蒋介石が亡くなったのを偲んで1980年に建てられています。
台湾の歴史上欠かせない人物である一方で、独裁政権の生みの親を祀る施設ではないのかと、自分も疑問を感じてました。
この場所、「世界で最も民主主義が発達した台湾」が、「過去の権威主義を省みることができる公園」として再整備する計画があるそうです。
もちろん、蒋介石の流れをくむ今の野党・国民党(昔の反共から、今は中国との共存に舵を切ってるのも面白い)は反発しているわけですし、中国も刺激しかねないわけで、どうなるかは分かりません。もしかして、未来にはそうなってるかもね、ぐらいのお話。
やはり、台湾の歴史勉強したくなりますね。
(で、すぐやればいいのに、やらないんですよね~w)国立中正紀念堂 建造物
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中正記念堂の東側が、永康街です。
永康街 散歩・街歩き
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永康街の中にある京盛宇のフラグシップストアに行きました。
コロナ前は無料で冷たいお茶のテイスティングとパイナップルケーキプレゼントだったんですが、それはなくなっている感じでした。(カフェで有料では食べられる)
ウーロン茶買いました。
3つ買えば1つタダ!と英語で言われたんですが、記録的円安で予算が。
ついに台湾の物価は確実に日本より高くなっていることを、ここで思い知ります。京盛宇 (永康概念店) 専門店
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これは永康街の中のお店。
カップヌードルに味噌味なんてありました??
実際日本国内でホームページを見てもあるのですが、うちの近所のスーパーには入荷してないです。食べたい・・・これ絶対美味しいわ。
買おうか凄く迷って、もしかしたら肉のエキスとか持ち込みダメなのかなと思ってやめました。 -
あわよくば食べようかなー、と思ってた台湾の小籠包・鼎泰豊。
食事時外してるのですが、街が結構出てて。
待ってまで食べる気はなかったので、退散です。鼎泰豊 (信義店) 中華
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代わりに食事に選んだのはこちら。
安いお値段と美味しい味の日本食、肥前屋。
コロナの行動制限期間も生き延びていてくれました。肥前屋 和食
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うなぎ!といきたいとこですが、物価高に気づいてしまい、節約バイアスが作動して天ぷら定食と、お野菜が欲しかったのでおひたしを注文。
これで150台湾ドルだったような。
(うな丼でも400台湾ドルまでしてなかった)
今や物価が発展途上国な日本人にも嬉しい価格設定。
なお、18時回ったぐらいからどんどん混んできて、店を出るころには外に待ちが出ていました。 -
夜は「台北市の」ランタンフェスティバルに行きました。
中華路から、武昌街に入る所です。武昌街一段 散歩・街歩き
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辰年らしいランタンの展示
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光のトンネル。
中華風の絵も良いですね。 -
海外からのランタンも展示されています。
こちらは韓国の大邱からのランタンです。 -
まさかの茨城県笠間市(笑)
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大阪です。
ファイナルファンタジーのモルボルさんが右下に・・・w -
忠孝西路と中華路の交差点の所には、上海からのランタン。
これは動画で見せたいです。見せられませんが。 -
北門駅近くのランタンの展示。
ちょっと寺院みたいになってました。 -
北門駅。
緑の地下鉄沿線に宿泊している場合は、桃園への電車に乗るならこっちからの方が近いかも。
この駅のあたりに、台湾国立博物館の鉄道部があります。
次こそは。北門駅 駅
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北門は歴史遺産なのに、相変わらずライトアップの犠牲にされていました。
北門 (承恩門) 史跡・遺跡
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エバーリッチ(昇恒昌)のランタン。
もう少し便利な所にお店作って欲しかったぞ。
(2日後に行って軽く死ねました) -
初日から豪快に歩き回ったため、夜は重慶南路沿いのフットマッサージ店へ。
台北でもだいぶ日本語は通じなくなっていますが、足マッサージだけは例外。
日本語ペラペラのおっちゃんが呼び込んでいて、呼び込むだけではなくマッサージを受ける人を丁寧にケアしていました。足強足体養生館 エステ・スパ・マッサージ
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ホテルサンルート台北
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