2024/02/21 - 2024/02/23
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beanbagさん
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2日目からはレンタカーで移動します。旅先ではやはりレンタカーが広範囲かつフレキシブルに行動できるので欠かせません。
今回の旅のテーマは、まだ訪れたことのない九州各地のグルメ食べ歩き。この日は、大宰府から柳川を周り由布院まで216kmを走りました。九州は意外に広い。
[旅程]
2月21日(水) 横浜→羽田→福岡→糸島→博多(泊)
2月22日(木) 博多→大宰府→柳川→由布院(泊)
2月23日(金) 由布院→宇佐→臼杵→大分→羽田→横浜
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2月22日(木)くもり時々雨
朝食は博多うどんを食べにいく予定でしたが、昨日の昼食・夕食とも食べ過ぎで食欲が出ず、コンビニへ。西鉄グランドホテル 宿・ホテル
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ミニクロワッサンにコーヒー用のミネラルウォーターと牛乳を購入。
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ホテルアメニティのコーヒー
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9:00 バジェットレンタカー天神北店(写真はGoogleMapから拝借)
ネット検索で最安値でした。名前通りです。
トヨタ・ルーミーがアサインされました。 -
福岡高速環状線を大宰府方面へ。
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福岡空港が見えます。
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水城出口
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なにっ!朱雀大路だって?
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大宰府跡でした。
7世紀後半に設置された筑前国の地方行政機関(官衙)で大陸外交や軍事拠点の機能ももつ国交の要衝です。大宰府政庁跡 名所・史跡
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観光バスは次々と通り過ぎていきますが、国指定特別史跡で日本遺産。これは見逃せない。遺跡大好き!
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正殿跡の石碑
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当時の礎石もかなりの部分が残されています。欠けているところはレプリカで復元。
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背後の山は四天王山、大宰府防衛のために築かれた大野城跡です。
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中門跡や
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脇殿跡など全ての政庁建造物の礎石が発掘・保存されています。
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朱雀大路方面の眺め
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大宰府展示館にも立ち寄ります。
大宰府展示館 美術館・博物館
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大宰府政庁復元模型
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大宰府政庁周辺再現ジオラマ
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大宰府政庁正殿の土層断面
地表から2メートル近く跡地全体を掘り返したことになります。 -
奈良時代後半頃の石敷溝
発掘された状態のまま保存されています。 ポンペイの石畳みたい。 -
政庁周辺から発掘された木簡や筆記具、水城跡、大野城跡から出土した土器や瓦片なども展示されています。
丁寧に見ていくと1時間以上かかりそう。 -
興味深いところでは、「令和」の典拠となった万葉集巻五で「初春令月 気淑風和」と歌われた『梅花の宴』での食事の再現もあります。
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目新しいところでは、紫式部『源氏物語』で描かれた大宰府も紹介されています。
第22帖「玉鬘巻」で、夕顔の娘の玉鬘が4歳で乳母に連れられて大宰府に移り住み、20歳頃までここで育ったという設定です。 -
大宰府天満宮まで車で10分弱。
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太宰府駅
太宰府駅 駅
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参道の石鳥居
観光客で賑わっています。九州を訪れる観光客の大半が来ていると言っても過言ではない混雑ぶりです。 -
スターバックスも出店。意匠が斬新。
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10:40 天満宮案内所でボランティアガイドのHさんに案内をお願いしました。時間に余裕がなかったので、無理を言って短時間で回っていただきます。
最近はどこに行ってもボランティアガイドをお願いすることが多くなりました。皆さん熱心に説明してくださるし、有意義な情報がいっぱい。とてもタメになります。太宰府天満宮案内所 名所・史跡
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巨大な樟
本殿の奥にも巨大な夫婦樟があるそうですが、本殿が改修工事中で見られませんでした。
太宰府天満宮はかつては神仏混淆の安楽寺天満宮とも呼ばれ、901年(昌泰4年)に員外帥として当地に左遷された菅原道真が2年後に死去、その遺骸葬送の牛車がここで動かなくなったので廟を建立したのが始まりとされています。
その後、明治期の神仏分離令により太宰府神社となり、1947年に太宰府天満宮と改称します。 -
延寿王院の門
延寿王院は、太宰府天満宮宮司で菅原道真の末裔に当たる西高辻家の邸宅。現在の当主は道真から数えて40代目(だったかしら?)にあたるらしい。 -
幕末の1865年(慶応元年)から3年間、三条実美ら五卿が滞在し、当時は西郷隆盛、高杉晋作、伊藤博文、木戸孝允、江藤新平ら維新の志士が訪ねて歴史の舞台になりました。一説には坂本龍馬も訪ねたそう。
Hさんの説明がなければ何も知らず、ただ通り過ぎただけでしょう。 -
心字池と太鼓橋
太鼓橋は2つのアーチの間に平らな橋があり、手前から過去、現在、未来を表しているとのこと。 -
志賀社(国指定重要文化財)
室町時代中期、1458年(長禄2年)造営。境内では最も古い建造物。太宰府天満宮 志賀社 寺・神社・教会
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楼門
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手水舎
蹲は長辺5~6メートルはあろうかという巨大な一枚岩で、水盤の中に神亀のレリーフが施されています。 -
神牛
延寿王院前の神牛よりこちらの方が人だかりが少ないので、記念写真は撮りやすいです。 -
重要文化財の本殿は、124年ぶりとなる改修工事中で菅公の神霊は仮殿に移されています。仮殿の屋根の上には梅など6種の樹木が植えられて斬新なデザイン、好評だそうです。
太宰府天満宮 寺・神社・教会
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工事中の本殿と飛梅
道真にちなんで境内には約2,000本の白梅が植えられています。 -
11:40 太宰府天満宮の見学を終え、九州縦貫自動車道を柳川へ急ぎます。
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筑後川大橋
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みやま柳川出口
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九州新幹線をくぐり、
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高田大和バイパス(有明海沿岸道路)を北へ。
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柳川掘割
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川下り観光船も見えます。
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12:40 元祖 本吉屋に到着。
1681年(天和元年)“うなぎのせいろむし”を出して343年目の老舗。元祖 本吉屋 本店 グルメ・レストラン
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予約していたのですぐ席に通されます。
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せいろ蒸し(きも吸、香物付) @4,800円
うなぎの白焼きを秘伝のタレにつけて炭で蒲焼にし、その間タレをまぶしたご飯だけ蒸しておいて、そのご飯に蒲焼を乗せてからまた蒸しています。蒸した白焼きをタレにつけこんで焼き、ご飯にのせるだけの関東の蒲焼とは違います。
うなぎもご飯もふわふわ、あつあつ。ふっくらと文句なく美味しい。 -
13:20 柳川よかもん館に立ち寄って、お土産を購入。
傍らに柳川独特の吊るし飾り「さげもん」が展示されています。柳川よかもん館 名所・史跡
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13:45 北原白秋生家・記念館
北原白秋生家 白秋記念館 美術館・博物館
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実家は酒造業。当時の北原家屋敷は広大な敷地を有していましたが、1901年(明治34年)の沖端大火災で大半を焼失。現在の建物は1969年(昭和44年)に復元されたもの。
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勘定部屋
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父の部屋
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お座敷には雛飾りとさげもん。
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早稲田の三水(いずれも同級生)
左から北原射水(白秋の当時の雅号)、中林蘇水、若山牧水
個人的には若山牧水が好み。 -
中庭の大きな柑橘類は晩白柚でしょうか?
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14:35 戸島氏邸宅
寛政年間(1789~1800年)(一説では1828年(文政11年))の建築と考えられるそう。戸島氏庭園 公園・植物園
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柳川藩中老職 吉田兼儔が隠居後の住処として庭園と共に建築した葦葺二階建ての建物。後に藩主の立花家に献上されたそう。
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柳川地方の武家住宅の典型例として、1957年(昭和32年)に建物と庭園が福岡県の文化財に指定。
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1978年(昭和53年)には、庭園が国の名勝に指定されています。
さほど広くはありませんが、邸宅・庭園とも当時の武家屋敷の風情がしっかり保存されています。 -
竹門橋から見た殿の倉
立花屋敷「御花」の西側を囲んでいるナマコ壁の倉です。 -
14:50 立花邸正門、門番詰め所
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柳川藩主立花邸 御花は、1738年に5代藩主 立花貞俶が家族と過ごす別邸を構えた場所。現在残っている松濤園や大広間、西洋館などは、1910年に14代立花寛治によって整備されたもの。
柳川藩主立花邸「御花」 名所・史跡
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西洋館
入園見学料 大人1,000円と高めなので外から見るだけ。庭園の松濤園は見られません。 -
15:10 古民家 北島
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柳川の雛飾り、さげもんを紹介するために個人がボランティアで開設しています。たくさんの雛飾りやさげもんが建物いっぱいに展示されています。
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イチオシ
さげもんをじっくり鑑賞するには最適な場所です。
「正式には約40cmの竹輪に赤白の布を巻きつけ、細工ものと柳川まりを交互に7列7個の49個をつるす。全高は150cm程。さらに中央に特大柳川まり2連を加え計51個とする事により、人生50年よりも長生きできるように願をかける。これを初節句の際、雛壇の横に左右対で飾る。」(Wikipedia) -
細工ものは25種類ほどありますが、妻は「這い人形」と「海老」がことのほか気に入ったようで、手に入れようと探しまわりましたが、両方とも作るのが一番難しいとのことで購入できませんでした。
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15:30 柳川を後にし由布院に向け出発。
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鳥栖JCTから大分自動車道へ。
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英彦山など筑紫山地の中を走り抜けます。
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17:20 由布院に到着。
今宵の宿 御宿 田 離宮です。御宿 田 離宮 宿・ホテル
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部屋は「榛」。
客室数は全7棟。全棟離れ形式ですが、ここが一番広い特別室。 -
リビング8帖
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和室8帖
食事は2食とも部屋食。部屋食できるのは和室のあるこの「榛」だけ。 -
寝室7帖
和風ベッドで腰高が低く、老人には起き上がりにくいのが難点。 -
内風呂
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露天風呂(屋根付き)
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露天風呂(完全露天)
3つとも源泉掛け流し。いつでも好きな時間に入れるので、滞在中は食事を含め部屋から一歩も出る必要がありません。 -
ウェルカム・スイーツ
この宿は、10年前にイタリアンQUERCUSを開設したまだ40代の総支配人が敷地内に温泉を掘り当て、4年前に隣地に当施設を建設しオープンしたもの。由布院ではどこを掘っても温泉が湧き出るので、ほとんどの宿が自家源泉らしい。 -
ひと風呂浴びて18時半から夕食です。
私は特別純米酒 鍋島から。妻はノンアルビール。 -
先附
猪肉と旬の野菜炊き合わせ
筍 海老芋 芽キャベツ 柚子胡椒 -
御椀
袱紗仕立て
鱈場蟹薯蕷蒸し
菜の花 梅人参 松葉柚子 -
向附
鰆焼き霜造り
あしらい彩々 土佐醤油
目新しいマイクロ九条ネギ、マイクロ紫蘇を使用。料理長の意欲を感じます。
料理長は、大阪の一流ホテルで日本料理の板前を務めた総支配人の兄で、当ホテル開業に合わせ故郷に呼び戻したそう。 -
八寸
蛤とうるいのお浸し
煎り唐墨
鮪とアボカドの胡麻醤油和え
河豚一味焼き
鮟鱇黄韮巻き道明寺揚げ
公魚と蕗の薹の天麩羅
蒟蒻寿司
黒豆松葉刺し -
智恵美人 純米吟醸
部屋担当スタッフの行き届いたサービスです。単に料理を運び、説明するだけではなく、周辺の観光情報などの話題も丁寧に話しかけてくれます。 -
強肴
豊後牛ロースト
蕪麺 椎茸 スナップエンドウ 芽セロリ 白髪葱 酒盗餡 黄身酢 -
小鍋
霙鍋
真鱈 白子 焼き餅 飛騨滑子 舞茸 白葱 芹 黒七味 -
食事
蛍烏賊御飯 -
止椀 香の物
-
甘味
フルーツ羽二重餅
部屋でゆったりと過ごします。大満足です。 -
私は仕上げにFourRosesをニートで。
おやすみなさい。
夜10時半ころ目が覚めて、再び風呂に入り直し、朝まで熟睡。
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旅行記グループ 福岡・大分2泊3日満腹旅
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