
2023/12/17 - 2023/12/17
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Tagucyanさん
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前々から気になっていた、新潟県内の第3セクター路線「えちごトキめき鉄道」を走る国鉄型急行電車455系に乗ってきました。
車庫のある直江津駅を朝出発して、夕方までトキ鉄の路線内を行ったり来たりします。
最初に旧信越本線の「妙高はねうまライン」を妙高高原まで往復。
引き続き、今度は旧北陸本線の「日本海ひすいライン」を往復します。
まずは「急行1号(往路)」と「急行2号(復路)」。
455系に予約して乗っている皆さんには、昼食として釜飯と食後のデザートが供されます。この往復区間だけに乗る「釜飯コース」というのも設定されています。
途中、正規の停車だけでなく「運転停車」もいくつもあり、その都度周辺を歩き回っておりました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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【その1】からのつづき
「朝から夕まで455」
えちごトキめき鉄道の路線内を朝から夕方まで行ったり来たりしている、国鉄型急行車両455系に最初から最後まで乗り続けていましょうという企画。
まずは、旧信越本線内を妙高高原まで往復しました。 -
ということで、直江津駅に戻ってきた。私は上越妙高駅から乗ったので、直江津駅に「着いた」わけですが。
ここから折り返して、今度は旧北陸本線を往復します。
発車まで1時間ぐらい時間がある。 -
雪、というかアラレのような氷の粒がバラバラ降っている直江津駅前。
直江津駅 駅
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駅前にあるホテルハイマート。直江津駅の駅弁はここで作ってる。
その駅弁は東京駅にも運ばれて、販売されているらしい。
私も何度か買ったことがあります。
そもそも、このホテルに泊まったこともある。ホテルハイマート 宿・ホテル
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時間があるので、周辺を軽くお散歩。
雪がシャーベット状になっていて、ムチャクチャ歩きにくいけど。 -
大雪の時に威力を発揮しそうな、歩道にかかる軒下。
「雁木造り」という雪国独特の光景。 -
町の中にある神社に立ち寄ったり。
八坂神社 寺・神社・教会
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べちゃべちゃな町の中をしばらく散歩してました。
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駅に戻ってきた。
直江津駅 駅
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旧信越本線と旧北陸本線が交わるかつて鉄道の要所で、広い構内。
現在はえちごトキめき鉄道の車両基地になっている。 -
これから乗るのは、11:31発の急行市振行き。
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ホームに降りた。これが2番線。
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2番線の先の方にある1番線に、目的の電車がいる。
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私が朝から乗っている455系(先頭車)を含む3両編成。
後ろの2両は413系という電車。 -
ちょっと413系の方を覗いてみましょう。
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内部は、昔ながらのセミクロスシート。
これはこれでとてもいい雰囲気。 -
行先はすでに市振行きになっていた。
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では、先頭車の私の席に戻りましょう。
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車内には、スタンプ台があった。さっそく台紙に押してみる。
この台紙、開くとパンフレットになっていた。 -
ここから「日本海ひすいライン」という旧北陸本線の区間を往復する、急行1号と急行2号になる。
私が乗ってる455系車両には、この部分だけに乗る「釜飯コース」というのも設定されていて、「朝から夕まで」の8人に加えて数人が乗り込んでいた。 -
急行1号市振行き、直江津駅を出発。
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すぐに車掌がやってきて、「乗車記念証」をもらった。
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裏面。いろいろデザインがあるらしい。
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日本海沿いに出た。今日は朝から天気が荒れ気味で、海も荒れてる。
えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 乗り物
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風雪が強い中、駅を通過。有間川駅。
有間川駅 駅
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長ーい頸城トンネルをくぐって出てきたところがちょっと大きめの集落。
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その中にある、能生駅に運転停車。15分停まる。
運転停車なのに、ホームに出ることができる。
この駅で釜飯が積み込まれることになっている。
急行=「急がないで行く」の略とのこと(笑)能生駅 駅
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雪がうっすら積もった能生駅のホーム。
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駅の東側は、全長11,353mの頸城トンネルの坑口。
トンネルの中間に筒石駅がある。
筒石駅も徐行しながら通過した。 -
地下道を通って、反対側ホームから撮ってみた。
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ホームから見た、能生集落の海側。
かつての北陸本線はあの町の中を通っていたが、複線化に際して頸城トンネルの貫通とともに現在地に移ってきた。 -
運転停車なので、駅からは出ないように言われていたので、改札口まででストップ。
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改札口前から、また地下道を通って電車に戻る。
この写真を撮ってから、電車がいるホーム(奥の方の階段)に向かおうとすると、ちょうど昼食の釜飯を届けて戻る途中の地元の仕出し屋さんとすれ違ったので、少し立ち話をした。
前日は上着がいらないくらいのポカポカ陽気だったのだが、夕方から風が強まって、今日は一転して雪。日本海沿いの冬って、いつもこんな感じですよ、とのことだった。 -
電車内の自席に戻ると、さっきの仕出し屋さんが持ってきた昼食がセットされていた。
この電車で朝から供されているものは、すべて沿線のお店と提携。
この釜飯も、能生駅のすぐ近くにある仕出し屋さん。近くの道の駅では海鮮レストランを出店しているようだ。味千汐路番屋 グルメ・レストラン
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「朝から夕まで」と、急行1号・2号の「釜飯コース」の参加者(要するに455系に乗っている皆さん)に供される、本日の昼食。
カニいっぱい釜飯と、カニ汁。 -
能生駅に運転停車中に供されるから「運転停車釜飯」。
「NO DOOR OPEN」 ドア開いてますけど(笑) -
ホントにカニが目いっぱい入っている出来立てほやほやの釜飯。
カニ汁もいい具合にだしが出てる。
美味しくいただきました♪ -
釜飯を食べながら景色を眺める至福の時間。
糸魚川の市街地の手前を流れる早川の鉄橋を渡る。
右側に日本海、左側に妙高方面の山々が見えるところのようで、電車は徐行。今日は天気が荒れてて視界は今イチだったけど。 -
糸魚川の町の入口付近にデッドセクションがあり、直流区間から交流区間へ。交直両用のこの電車の本領発揮。
国鉄型なので、切替中は非常灯以外の電気が消えます。
かつては特急電車などもガンガン走っていたこの区間も、現在では「定期の電車」は通らなくなったので、この光景も貴重となった。 -
糸魚川駅に停車。ここで12分停まる。
糸魚川駅 駅
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反対側のホームに行ってみた。
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当駅は12:34発です。
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糸魚川駅を出発。北陸新幹線の高架が通り越して行く。
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大糸線沿線を流れてくる、ヒスイで有名な姫川に架かる鉄橋。
姫川 自然・景勝地
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糸魚川を出発後、食後のデザートが配られた。
上越市内、高田駅の近くにあるお茶屋さんのお茶菓子。多賀茶焙煎所 グルメ・レストラン
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そして、お茶。
このプラ容器、昔は列車旅には付きものでしたね。
というか、今どきどこから入手したんでしょう。 -
車内にポットが置いてあって、お茶は自分で入れる。
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食後のデザートが整いました。
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あんこのショコラ。くるみの粒入り。
こういうの好きなので美味しくいただきました。 -
ここで難問が。
熱いお茶が入ったプラ容器が熱くて持てなくて、飲めません(・o・) -
電車は親不知海岸の険しい海沿いを走る。
海沿いに見えているのは北陸自動車道。
子供の頃、家族で何度かこの海岸に海水浴に来たことがある。
当時は高速道路はなくて、風光明媚な海岸だったけど。親不知・子不知 自然・景勝地
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電車は2駅通過したあと、速度を落とした。
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市振駅着。新潟県最後の駅。
ここから先は富山県の第3セクター、あいの風とやま鉄道の路線となるため、えちごトキめき鉄道の企画電車はここまでです。 -
みなさん、雪が積もったホームに降りてきた。
市振駅 駅
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駅舎はホームの一番糸魚川寄りにあるが、そこからずいぶん進んだところで停車。雪の中をズボズボ歩いて駅舎の方に向かった。
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ちょうど定期列車の直江津行きがやってきて、発車していった。
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駅舎へは、この構内踏切を渡る。
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駅舎内。普段は無人駅らしいのだが、この電車の運転日限定で窓口が開くようで、入場券などを売っていた。
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私も窓口で入場券などを購入。
窓口にこんな石がいくつも置いてあって「どうぞ持っていってください」
1つ手に取ったら、日付を入れてくれた。
現在自宅の玄関に飾ってあります。 -
駅舎内に飾ってあった「市振観光案内図」。
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「出張ジオパルはこちらです」
地元有志の運営で、糸魚川駅にある「ジオパル」(鉄道資料館)の展示物が出張してきて「出張ジオパル」となっていて、この電車運転日に公開されている。 -
駅事務室の内部に、糸魚川駅の「ジオパル」からいろんなものが運ばれてきて展示されていた。
ちなみに窓口に立っていた人(ダウンジャケット姿の人)は、あとで調べたら「えちごトキめき鉄道応援団」の事務局長の方だった。 -
こういうのあるとじっくり見ちゃうんですよねえ。
真ん中の運行表は、トワイライトエクスプレスの直江津-金沢間のものだった。富山の機関士さんがこの区間を通しで担当してたんですね。 -
雪が降り続く駅前広場。
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市振駅の全景。
駅舎は「登録有形文化財」。 -
駅前を走る国道8号線。
高速道路があるせいか、車通りは少なかった。
駅は市振集落の外れにある(写真の背後の方)。 -
雪が降っている上にグチャグチャなので、すぐに戻ってきた。
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では構内踏切を渡って電車に戻りましょう。
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窓口で買った、入場券、糸魚川駅までの乗車券、もらった石。
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折返し、急行2号直江津行きが出発。
ボックスシートにセットされたテーブルの関係で、後ろ向きになってしまう。 -
出発したら車掌さんがやってきて、急行2号の乗車記念証をもらう。
裏面は「急行立山」のヘッドマークだった。 -
さっき熱くて持てなかったプラ容器のお茶が、ちょうどいい具合の温度になっていた(笑)
久方ぶりに見たこのプラ容器、記念に洗って持って帰った。 -
糸魚川駅に停車。また10分停車。
糸魚川駅 駅
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今度は改札口を出てみた。
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糸魚川駅は5年ぶり(もうそんなに経ったか)。
新幹線の建設に合わせて橋上駅になった。 -
こちら、新幹線の改札口。
7年前の糸魚川市内大火災の復興スローガン「がんばろう!糸魚川」の横断幕が掛かっていた。 -
駅の山側にある南口。
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駅の高架下に、糸魚川世界ジオパークの観光案内所と鉄道資料館が一緒になった「ジオパル」という施設がある。
5年前に来たときに、見学しました。
https://4travel.jp/travelogue/11440732
↑その時の旅行記 -
糸魚川駅を出発。
デッドセクション区間を通過して、交流区間から直流区間へ。 -
再び能生駅に運転停車。
さっきの釜飯の食器類を仕出し屋さんに返す必要もあるんでしょうけど。
隣のホームにはあの列車がいた。能生駅 駅
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観光リゾート列車「雪月花」。
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独特な顔つき。
形式としては、この区間を走る普通列車用のディーゼルカーと同じらしいけど、見た目も内装も全く異なる。雪月花 乗り物
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この列車のお客さんは、ここから能生の町の海辺にある道の駅に行って、カニを買ったり食べたりしているところらしい。
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能生駅を出発。すぐに長さ11,535mの頸城トンネルをくぐる。
出てきてすぐのところにある名立駅に、また運転停車。名立駅 駅
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この駅もはるか海寄りにある集落の中にあった駅なのだが、複線化に伴い現在の位置に移ってきた駅。
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雪国らしく、ホームの階段には扉がある。
扉の内側に除雪用の機械が置いてあった。 -
この駅も運転停車なので、改札から外には出ないでくださいと言われている。そもそも、運転停車で列車外に出歩くこと自体がイレギュラーなんですけどね(笑)
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改札前から振り返ったところ。手前が直江津方面のホーム。
「直江津 東京方面」と書かれてる。 -
なかま
だいすき
ちいきとつながる 名立駅。 -
奥の方が糸魚川方面のホーム。
ここも「糸魚川 金沢 大阪方面」と案内されていた。
ここに駅が移ってきたのは1969年9月だが、構造物が完成したのが1968年5月なんでしょうね。 -
通路の壁には、複線化の構想が上がったときや、その後複線電化が完成して現在の駅になったときの地元の広報紙のコピーなどが貼ってあった。
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反対側(糸魚川方面)のホームに出てみた。
真ん中に通過用の2線、その両側に停車用の2線がある2面4線で、追い抜きができる構造。長大な頸城トンネルの坑口にあるので、非常時の待避場所も兼ねていたんでしょうね。
現在は宝の持ち腐れのような気もするけど・・・。 -
名立駅を出発。
荒れてる日本海を後ろ向きに眺めて、 -
急行2号、終点直江津に到着。
約30分停車したあと、趣向を変えた急行3号となって折り返します。
【その3】につづく直江津駅 駅
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