国立競技場スタジアムツアーに行ってきました！

2023/10/16 - 2023/10/16

皆さんご存じの国立競技場。
2019年（令和元年）12月21日に開場し、2021年に開催された東京オリンピック2020と東京パラリンピック2020の開会式・閉会式の他、陸上競技の会場として使用されました。
その国立競技場の選手ロッカールームや競技トラックなど、通常は見ることのできないエリアを巡ることができるスタジアムツアーがあることをご存じでしょうか。
国立競技場でのイベントスケジュールとの関連でツアー日程はあらかじめ前月に決められてＨＰで公開され、予約すると参加が可能です。
参加費　大人：1,800円(税込)／高校生以下： 1,000円(税込)
※未就学児は2名まで同伴可能（無料）です。
開催時間　10:00-17:00

なお、当日枠に空きがある場合は直接訪れても参加可能です。我々が行ったこの日も、何人かの方が当日参加されていました。
国立競技場の施設は大迫力で、良いプランだと感心しながら帰宅しました。
ＨＰ↓
https://kokuritu-tours.jp/

エリア 信濃町・千駄ヶ谷(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

この日は快晴の10月の月曜日。
1964年（昭和39年）前回の東京オリンピックで、開催日を「晴れの特異日」である10月10日としたのが思い出されました。
千駄ヶ谷駅から国立を目指します。

東京体育館。
昨年、柔道の国際大会「グランドスラム東京2022」を観戦しました。

東京体育館 名所・史跡

東京体育館の脇を通り進んで行くと、国立競技場が見えてきた。

建築家の隈研吾氏によるデザイン。
周辺（明治神宮外苑）との調和を目指した『杜のスタジアム』のコンセプトを掲げ「自然に開かれた日本らしいスタジアム」を提案。
屋根や軒庇などを鉄骨と木材のハイブリッド構造です。

国立競技場 名所・史跡

ツアー入口は中央門側のＣゲート付近。
そこに向かっていると・・・。

ピクトグラムで各競技が紹介され、金・銀・銅の各メダリストの国と名前が表示されています。
今回のオリンピックのピクトグラム。世界中から好評を博していたとの記憶があります。

さてツアースタートです。
ツアーと言っても、受付を済ませて入場すると観覧は自由です。ゆっくり見学して１時間ほどの所有時間だそうですが、閉館時間までは自由に過ごすことが出来ます。

さて、スタートはエレベーターで１回まで降り、サインウォールというコーナーへ。

このエリアは、陸上選手達がスタート地点で脱いだジャージなどが運ばれる地点。
アスリートたちのサインが書き残されたサインウォールがあります。
世界各国の陸上選手たちが、この場所で直接書き込んでいったというサインは全部で約300もあるとか！

男子110mハードルに出場した泉谷駿介選手のサインがありました。
東京オリンピック2020の時は、順天堂大学の４年生。
直前の日本陸上競技選手権決勝では、日本人初の13秒0台となる13秒06の日本新記録（アジア歴代第2位）を樹立して優勝、オリンピック代表の座を手中にします。東京オリンピックでは、金井大旺選手とともに1964年東京オリンピックの安田寛一選手以来57年ぶりに準決勝に進出しますが、13秒35で準決勝3組3着となり決勝進出はなりませんでした。「決勝進出」という４文字には彼の強い気持ちが覗えます。
社会人2年目となった2023年シーズンでは、自己の日本記録を13秒04まで伸ばし、８月に行なわれた世界陸上競技選手権大会では、日本勢史上初の決勝に進出。13秒19を記録し、5位入賞となりました。
パリではメダルの期待が高まります。

桐生祥秀選手と多田修平選手のサインも見えました。
4×100mリレーの選手達ですね。
桐生選手は2017年に日本人史上初の9秒台を出した選手。
この大会の日本チームは決勝に進出しますが、１走者から2走者間のバトンミスの影響を受け失格となりました。

続いてフラッシュインタビューゾーンを見学。
選手や監督へ取材のために使用されたエリアです。

東京オリンピックの表彰台。
各会場で使用するために全部で98台も制作されたとか。

書道家の青柳美扇さんが揮毫した「NATIONAL STADIUM」の書。

「TOKYO, JAPAN」の書。
いずれも、壁に直接書かれています。

フラッシュインタビューゾーンから選手ロッカールームに入る事ができます。

本来なら選手しか立ち入れないロッカールーム。
あの金メダリストもここを使ったのか・・・、思いを馳せます。

歴代サムライブルー選手達のユニフォームもありました。

洗面台とトイレ。
奥には選手達が使ったであろうシャワールーム、バス、アイスバスなどがありました。

ラグビー日本代表のサインがありました。
右の一番下は、快速の松島幸太郎選手のものだそうです。

左の一番上が、キャプテンを務めていたリーチマイケル選手のもの。

左側の一番上は、ヴインピー・ファンデンヴァルト選手のもの。

もちろんどれが誰のサインかなどは解るはずも無く、このような説明板が隣にありますよ（笑）。

これはサッカー選手達のもののようです。

イニエスタ。
スペインサッカーの至宝。

ジーコ。
ブラジルのスターであると共に、日本代表監督も務めてくれました。

聖火リレートーチもありました。

左側がオリンピック、右側がパラリンピックの聖火リレーで使用されました。

インタビューゾーンも再現されています。

最高の記念撮影スポットです。

ザッケローニ元日本代表監督の人形まであります。

競技場のトラック＆フィールドエリアに出ることも出来ます。

グランドの芝生の上こそは歩くことは出来ませんが、トラック上は歩いたり、もちろん走ったりで来ます。

うぁー、国立だぁ！

木の素材をふんだんに使った建築家の隈研吾氏によるデザイン。

晴天です！

選手達もこんな画角で空を見上げた・・・。

スタンドの観客席の椅子にはランダムに色が付けられており、観客が入っていなくても入っているように映ります。

東京オリンピック2020は、結局無観客での開催でしたので、この様な感じで選手達には見えていたんでしょうね。

4階 展望エリアの景色。

エレベータでも上がれますが、トラック＆フィールドエリアから階段で上がりました。

トイレにも入ってみました。

使用開始後2年以上経ってはいますが綺麗です。

国立競技場ロゴ有り。

ツアーコースではこの先には進めないエリア表示。

カメラを横にしても入りきらないのが残念。

スタンド席。

隈研吾氏によるデザイン特徴的な木造構造。

美しい。

神宮球場では、東京六大学野球の慶應：明治戦のさ最中です。

ツアーを終えて、表に出てきました。
「国立競技場」と書かれたモニュメントがあります。

見上げた隈研吾氏デザイン。

ラーメンの名店ホープ軒。
久しく食べていません。

Gゲート付近には、1964年東京オリンピック大会時に旧国立競技場にて聖火をともしていた炬火台が移設され展示されています。

東京2020オリンピック・パラリンピック大会で使用された聖火台も展示されています。

最後にもう一度、競技場を見上げて、地下鉄神宮前駅方面に向かいましょう。