「第７２回全日本総合バドミントン選手権」2回戦を観戦してきました！

2018/11/29 - 2018/11/29

日本バドミントン界が、かつてない活況を呈しています。

直近の世界ランクは以下の通り。
【男子シングルス】
桃田賢斗（１）、西本拳太（９）
【女子シングルス】
山口茜（２）、奥原希望（５）
【男子ダブルス】
園田啓悟／嘉村健士（３）、遠藤大由／渡辺勇大（８）
【女子ダブルス】
福島由紀／廣田彩花（１）、高橋礼華／松友美佐紀（２）、松本麻佑／永原和可那（３）、米元小春／田中志穂（６）、櫻本絢子／高畑祐紀子（１０）
【混合ダブルス】
渡辺勇大／東野有紗（３）

今年の世界選手権では、男子シングルスの桃田賢斗が、女子ダブルスの松本麻佑／永原和可那ペアが金メダルに輝くなど、２０２０東京に向かって国内での代表争いも苛烈を極めます。

そんな折、第７２回全日本総合バドミントン選手権が駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で開催中ですが、あまり混雑しない２回戦を観戦してきました。世界ランク上位の選手たちの殆どを見ることが出来ました。

エリア 三軒茶屋・駒沢(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩

前売りチケット。
2回戦まではスタンド席のみで一般１５００円。
（３回戦以降は、アリーナ席３０００円、スタンド席２０００円となります）

しかしながら、手数料が２種類２１６円と１０８円掛かるので、合計１８２４円になっちゃって、当日券の２０００円とあまり変わらなくなります。
前売り感が遠のく～。
いい方法無いものか・・・。

と、一口文句を言って出発です（笑）。
ＪＲ南武線「尻手」駅に９時少し前に到着。
会場は「駒沢オリンピック公園総合運動場体育館」です。

尻手駅 駅

「武蔵溝ノ口」駅で東急田園都市線に乗換えます。

学生時代（かれこれ４０年前）、田園都市線に住んで居た身にしてみれば、溝の口の駅での乗換は、雨に濡れてしまい苦痛でしかなかった。
今では、雨に濡れずに乗換が出来るようになりましたし、随分ビルも増えました。
あの頃の、飲み屋とパチンコ屋しかなかった溝の口が懐かしい気もします。

東急田園都市線「溝の口」です。

溝の口駅 駅

「駒沢大学」駅で降ります。

「がんばれ駒澤大学！」箱根駅伝の応援旗がありました。
６回の総合優勝を果たしている同校ですが、ここ１０年ほどは優勝から遠ざかり、今年の大会では９位とシード落ち。巻き返しを期しています。
また、名将大八木監督にまつわるニュースもチラホラあって、どうですかね、名門駒大。

駒沢大学駅 駅

公園東口から公園に入りました。
駒沢オリンピック公園に来るのは初めてです。
「駒沢大学」駅から約２０分掛かります。
平日の９：３０頃ですが、ジョガーやウォーカー、サイクリストなどが大勢で驚き。

都立駒沢オリンピック公園 公園・植物園

公園には樹木に囲まれた児童公園が3カ所ありますが、これが「ぶた公園」だそうです。

陸上競技場の脇を通ります。

中央広場まで来ました。

オリンピック記念塔。

高さは約50メートル。1964年東京オリンピックの象徴的建物。
この時のオリンピックでは、サブ会場としてサッカー、バレーボール、レスリング、ホッケーの4種目が開催されました。「東洋の魔女」で知られるバレーボールの日本女子チームがソ連を倒して金メダルを獲得した会場もこの駒沢。

また、1940年の「幻の東京五輪」では駒沢がメーン会場と選手村の予定地になっていましたが日中戦争の長期化により、開催返上しました

2020年の東京五輪では、現段階では駒沢公園は20年大会の練習会場の位置づけとして使用される見込みです。

会場の「駒沢オリンピック公園総合運動場体育館」に着きました。

第７２回目を迎えたバドミントンの日本選手権。

会期は１１月２７日～１２月２日。
２７日は予選、２８日は本戦の一回戦、この日が二回戦です。

この日は会場内の５つのコートが用意され、１０：００から一斉に試合が開始されます。この日の試合に勝つとベスト８になります。
席は、前から２列目をキープ出来ました。
中央が第一コートです。

第一コートでは、
①ＷＳ　 奥原希望（日本ユニシス）ＶＳ　水井ひらり（ふたば未来学園高校）
②ＭＳ　 桃田賢斗（ＮＴＴ東日本）ＶＳ　緑川大輝（埼玉栄高校）
③ＷＳ　 山口 茜（再春館製薬所） ＶＳ 高橋明日香（ヨネックス）
④ＷＤ　 高橋礼華／松友美佐紀（日本ユニシス）ＶＳ　藤井瑞希／垣岩令佳（再春館製薬所）
⑤ＭＤ 　園田 啓悟／嘉村 健士（トナミ運輸）　ＶＳ　牧野公亮／大嶋一彰（ＪＲ北海道）
などなど世界ランカーが連続で登場します。　　

第一コート・第一試合は、奥原希望（日本ユニシス）ＶＳ　水井ひらり（ふたば未来学園高校）でした。
今年のインタハイチャンピオン・水井選手の善戦も及ばず、奥原選手が21:12,21:14の２：０で勝利しました。
体がよく切れていて調子が良さそうでした。

第二試合は、桃田賢斗（ＮＴＴ東日本）ＶＳ　緑川大輝（埼玉栄高校）。

インタハイ３冠の緑川選手でしたが、さすがに世界ランキング１位の桃田選手には歯が立たず、21:12,21:11の２：０で敗退。

違法カジノ店通いで試合出場停止処分を受けた後、人間的にも成長をみせ、今年の世界選手権では日本人史上初の金メダリストになった桃田選手。
しっかり精進して、２０２０での金メダルを期待したい。
ちなみに、私とは同郷です。

第三コートでは、世界ランキング１位の福島由紀／廣田彩花が埼玉栄高校のペアを相手に順当勝ち。

東京２０２０の国別の枠は２チーム。
世界ランク１０位以内に５ペア、しかもワン・ツー・スリーが日本ペアという激戦。
どのペアが代表になるのかも楽しみです。

第一コート・第三試合は、山口 茜（再春館製薬所） ＶＳ 高橋明日香（ヨネックス） 。

21:13,21:16の２：０で山口選手が勝利。前後の動きがよく、かなり余裕を持った勝ち上がりでした。

山口茜選手。

現在、世界ランキング２位。2018年4月19日発表の世界ランキングで1位に浮上。シングルスの日本選手が世界1位になるのは男女を通じて初めてでした。
全日本総合選手権大会は、2014年高校２年生の時に初優勝、昨年２度目の優勝を果たしました。
今年はどうか・・・。

第四試合は、高橋礼華／松友美佐紀（日本ユニシス）ＶＳ　藤井瑞希／垣岩令佳（再春館製薬所） 。
試合前のコイントスです。
ロンドン五輪銀メダルの藤井瑞希、垣岩令佳組（ 再春館製薬所）＝フジカキペア。日本人として初めてオリンピックで獲得したメダルでした。
今季限りで現役を引退することを表明しているので、負ければ引退です。

対するのはリオ五輪金メダルの高橋礼華／松友美佐紀（日本ユニシス）＝タカマツペア。
一方、こちらは日本人として初めてオリンピックで獲得した金メダルでした。
ご豪華な一戦ガスタートし、第一ゲームは21:19でタカマツペアが先取。

コートが変わり、第二ゲームが始まりました。

フジカキペア大健闘も、世界ランキング２位の実力通り、高松ペアが21:19
で第二ゲームも取って２：０で勝利しました。
大熱戦でした。

試合後は、両チームの選手が感極まって号泣です。

一番泣いてたのは、高橋選手だった。

オグシオで人気に火が点き、フジカキで銀、高松で金！

先輩として多くの選手を引っ張って来たフジカキペアに、会場からも大きな拍手。

さて、高松ペア。
リオ五輪で金メダルを獲得した後、燃え尽き症候群のような状況に追い込まれたのも事実。
後輩たちの追い上げも急。
でも、頑張って欲しい！
ちなみに、松友選手は私の隣の県の出身です。

第五試合は、園田 啓悟／嘉村 健士（トナミ運輸）　ＶＳ　牧野公亮／大嶋一彰（ＪＲ北海道）。

21:12,21:12の２：０で世界ランキング３位の実力を発揮し勝利。

特に彼らのプレーを生で観ると、その動きの激しさに感動ものです。
男子ダブルスでは日本のトップランカー。インドネシアペアがランキング１位ですが、彼らもまた頑張って欲しい。

バックスタンド側に回りました。

バドミントンの観戦は先日のジャパンオープンに続いて２度目でしたが、今回の会場・座席は選手に近く、迫力満点でした。
全日本のパクヘッドコーチのお姿も会場にはありました。
日本を強くした大功労者です。

表に出ました。
５時間近くそれぞれの熱戦を観戦。
世界ランキング上位の選手が危なげなく勝ちました。
バドミントンはテニスと違って試合時間が短かくスピーディ。
楽しかったです。

晩秋の駒沢公園を歩きます。

欅が美しい公園です。

駒沢大学が見えました。

来た時とは違う西口に向かっています。

お洒落なカフェもありました。

Mr.FARMER 駒沢オリンピック公園 グルメ・レストラン

駒沢大学正門前を通ります。

田園都市線「駒沢大学」駅→「溝の口」駅→ＪＲ南武線「武蔵溝ノ口」駅→「尻手」駅と乗換えて帰宅しました。
「第７２回全日本総合バドミントン選手権」３回戦以降はＴＶ観戦です(笑)。

武蔵溝ノ口駅 駅