九州ドライブ旅　日田ー別府ー湯布院ー九重連山ー阿蘇山　

2023/11/23 - 2023/11/26

熊本IN、OUT　3泊4日で九州3県の一周ドライブをしてきました。まとめ
11.23 熊本空港‐日田（進撃の巨人オタ活）
11.24 別府‐湯布院‐湯平温泉
11.25 長者原‐九重連山‐阿蘇山‐宮崎
11.26 宮崎‐熊本空港

熊本空港からレンタカー3泊４日　保険全部こみこみ30000円
鹿児島や沖縄と比べると高い

湯布院
コスパいいホテルなし、辺境地へ

日田
ホテルたくさんで安い

エリア 日田(大分)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずは熊本から日田へ。
山道ですがほとんど二車線。渓谷を進んで、最初は進撃の巨人作者諌山先生がバイトしていた焼きそばや。
サシャが焼きそば食べているの。

今も店名の読み方は分からない。

明らかにファンの人が7割、明らかにファンじゃないおばさま方も、ちらほらいて、普通に繁盛店のようです。

想夫恋 大山店 グルメ・レストラン

カリカリの麺ともっちり麺がミックスされていて新食感。もやしもたっぷりで最後までおいしくいただけました。
生卵を入れるのが珍しい。

焼きそばでメインを張れるなんて、ちょっとびっくり。ぎょうざもチャーハンもないの。
大分では定番らしく、こちらのお店も大分各地に支店がありました。

夫は他の人に倣って焼きそばをおかずにご飯を。
若いときによくやっていたらしく、のどが渇く食べ方らしい。


諌山先生はここでバイトしながらストーリーを考えていたと何かで読んだことがあります。
この日バイトの男の子がいたんですが、こんな子供みたいな少年があんな破滅的なストーリーを考えているなんて、だれも考えもしなかっただろうな。

隣にある、進撃の巨人　in HITAミュージアムへ。
ここ、ずっと楽しみにしていたんです。
ここ数年、一番行きたかった場所。

この辺りが諌山先生の出身地だそうで、山々が壁に囲まれているように見えていたと仰っていたことを思い出しました。

進撃の巨人 in HITA ミュージアム 美術館・博物館

あの複雑なストーリーの見取り図！
先生は焼きそばやでバイトしながら、歴史を創造していたんですね・・・

あ、今回行った二つとも、写真OKです。大体全部写真を撮って、家に帰ってもう一度楽しむんだ・・・

どっかの国のポスターなど。

一時一句取りこぼさないよう、全部の説明を読んできました。
間違いなく、今まで行った全博物館美術館の中で一番説明書きを読んだ。


詳しくは後ほどスピンオフ版で。

続いて、ミュージアムからすぐのところにある大山ダムへ。
１００ｍちかい高さのダムをウォールマリアに見立てています。
アプリを入れると超大型巨人が顔を出す写真が撮れるおまけつき。

設定上、壁は５０ｍぐらいだということなので、この半分ぐらいなのかな。
私ならこのダムぐらいの高さがないと安心できない・・・

続いて、日田の町に移動し、サッポロ日田工場併設の進撃の巨人 in HITAミュージアムアネックスへ。二つあるの、ややこしい。
でもこちらも盛りだくさんの内容で、絶対にマスト！

サッポロビール九州日田工場 名所・史跡

でかくなった調査兵団のパネル。

こちらは1巻１エピソード、全巻分が順番に展示されています。
夫曰く、創作上のエピソードや裏話がメインで、おじさんも楽しめたとのこと。
気にいった解説の写真を撮りながら楽しんでました。

二つのミュージアム、どちらも楽しすぎて夫婦そろって大満足でした。

続いて、本日のお宿、ソシア日田へ。
実はこちらも諌山先生のサインが！しかもエルヴィン団長！
そしてものすごい数のグッズが・・・

コラボルームもあるみたいですが、そちらは以前横浜で体験したのでパス。

ホテル ソシア 宿・ホテル

立体起動装置！これはうれしい・・・
なんだか本当に使われていたものを見ているような、不思議な感覚になりました。

さて、夜は我が家のお楽しみ、香ばし商店街の香ばし居酒屋探検。
土地のお酒と土地のグルメを出してくれる店を探します。

今回は日田駅前の”むくの”という店にしました。
名前から無垢の巨人を連想しましたが、進撃のしの字も推していない店でした。

大分と言ったらお刺身！さすが、おいしいです。甘い醤油とおいしいワサビがうれしい。
麦の甘い貝汁はコーンスープみたいで絶品。
鶏肉消費量日本一の大分ということで、とり天もおいしかったです。甘酢みたいなのにつけて食べるのが大分流だとか。

お刺身もめっちゃ食べて、地酒もいただいて、お会計は8000円ぐらいとうれしい価格。

腹ごなしに日田駅のリヴァイ兵長にご挨拶。
夜も遅い時間でしたが、ひっきりなしにファンの方が来ていました。
ミュージアムの兵長登場シーンのところに「これで売れてやる！」と思った書いてありました。１８０％大成功ですね、銅像までできちゃった。

進撃の巨人 リヴァイ兵士長像 名所・史跡

駅の向かい側のビルの超大型巨人がいました。

鬼太郎に乗っ取られた境港市ほどではないにしろ、ところどころ進撃関連の看板もあったし、なにせホテルも安かったし、最初の宿泊地を日田にしてよかったです。

朝早かったので、9時頃には就寝。

2日目、盆地である日田。秋色の町がきれいでした。

進撃の余韻に浸りつつ、別府に移動。
紅葉や山並みがとてもきれいでした。由布岳もよく見えた。

10年ぶりに別府温泉へ。
夫は初ということで、地獄めぐりを少々。
海地獄と、かまど地獄に行きました。
前回もかまど地獄だけ見たように記憶しています。地の池もドロみたいなのも青いのもあるから、かまどだけで十分かも笑

海地獄 名所・史跡

有名な極楽饅頭をいただきました。地獄の湯気で蒸しあげて、極楽の味。
一口サイズなので、あっという間に食べきりました。これはマストだな・・・

極楽饅頭 グルメ・レストラン

続いて、少し離れている場所にある明礬地獄に行ってみたのですが・・・補修中で入れませんでした。残念。

明礬地獄 名所・史跡

仕方ないので、名物の地獄蒸しプリンを。
ふわふわでやわらかくてすごくおいしかった。

岡本屋 売店 グルメ・レストラン

お昼は、別府にある鈴よしさんというお店へ。
こちらで関アジのお刺身をいただきました。
10年前の家族旅行で食べた関アジが世界で一番おいしい刺身で、ぜひ夫にもその良さを知ってほしく、無理やりねじ込みました。

季節ではないのでフルパワーの関アジではなかったですが、それでもその辺に売っているアジとは大違い、ぷりっぷりで油も乗っていました。
ちなみに関アジ、関サバとも、お造りは8000円だって。伊勢エビより高い。

鈴よし グルメ・レストラン

続いて湯布院へ。由布岳はすっかり晩秋の装い。裏側の登山口から登りに行く人も結構いてうらやましかったです。

湯布院のおやつはこちら、すごいモンブランどらやき。
どらやきの生地はふわふわで甘さも控えめ。
中のクリームもとってもおいしかったです。

今日は1日中甘いものずくし。
ここのところずっと家に甘いものを持ち込まないようにしていたので、今日ぐらいは良かろう。

由布院 鞠智 グルメ・レストラン

図らずも紅葉のピーク、京都よりいい色でした。

金鱗湖 自然・景勝地

サービス侍さんがいました。

湯布院はインバウンド９０％、やばいことになっていました。南の嵐山ですわ。
もうしっとり楽しむ場所ではなくなったね・・・

最後は地元の居酒屋さんへ。
香ばしい麦焼酎が好きな我が家、調べたら「おこげ」というのが大分で一番人気ということで、４，５件目のこちらでやっと発見。
観光地の観光客向け酒屋とはちがって一通りの地酒があり、いくつか買って帰りました。

湯布院ネコさん。ちょっとシャイ。
もう1匹いたんですが、そちらは他のお姉さんといちゃこらしていて挨拶できず。

陽が差してきたので、街から由布岳を一枚。
ここも開聞岳と同じくらい大変そう。

祖母によると、湯布院は昔からホテルが取れないことで有名だったそう。さらにインバウンド需要も重なり、ホテルはほぼ全滅。
なんとか見つけた湯平という鄙びた温泉街の旅館に移動します。

この石畳は300年前からあったとか。
なんと、お店は一件もなく、唯一あるのは自販機のみという、強制的に時間が止まる場所でした。

湯平温泉 温泉

お宿は都屋さん。
こう見えて洋室です笑
こちらの温泉で、おじさんの肌もすべっすべになりました。

湯平温泉 旅館都屋 宿・ホテル

霜降り豊後牛の焼肉や、てんぷらなど、割と若い人向けのメニューだったかな。
どれもおいしかったです。
カンパチがこの旅で一番おいしい刺身でした。
なす田楽もおいしかったし、柔らかく炊いたお米や、だし汁のにゅう麺など、小さい頃から親しんでい懐かしいた九州の味も。
デザートはおかみさんたちが作っているという十穀のアイスで、最後まで楽しめました。
最後がメロンだとがっかりするの、私だけ？

ご飯を食べたらやることもないので、8時に寝ました。

翌日は、九重連山と阿蘇連山を越えて霧島連山の麓まで行く旅。
まずは2回目の大吊り橋。
ここは高さがあるのでめっちゃこわいです。
韓国人のおじさんおばさんたちが、無表情で渡っていくのがシュールでした。

二つの大きな滝も見えました。

九重“夢大吊橋 自然・景勝地

続いて、長者原に向かうやまなみハイウェイへ。
ここは私が九州で一番好きな道。
九重連山の絶景を眺めながら、まっすぐな道をのんびり進みます。
（湯布院側から走るほうが絶対にいいのですが、午前中は思いっきり逆光になる）

やまなみハイウェイ 名所・史跡

長者原ビジターセンターに立ち寄り、タデ原湿原も少し散策しました。
３０分から2時間弱のコースまで、3コースぐらいがあります。
一部バリアフリーコースもあって、大分のやさしさに触れました。

山に登る方もまだたくさんおられました。
次回はぜひ私たちも九重山へ！

タデ原湿原 自然・景勝地

九重連山の全景を熊本側から見たかったので、久住高原に寄り道。
なんでもない道っぺりから。

この辺り、いくつかコテージもあって、ぜひ一度泊ってみたいです。

日本で一番幸福な牛なんじゃないか・・・？

九重山と阿蘇山の間にあるあたりは、まるで北海道じゃないかと思うほど大草原地帯でした。

展望台から。
ほとんど住居らしきものも見えません。

阿蘇に向かう前に、瀬の本で休憩。
サービスエリアの向いにあった食堂で赤牛のランチをいただきました。
赤牛の焼肉は赤身がしっかりしていて、自分好み。
吸い物はだんご汁、群馬で言うところのすいとんですね！給食で出た出た。
関西出身の夫はすいとんのことを知らないみたい・・・
こちらもまた、デザートのババロアがとてもおいしかった。

せのもと茶屋 グルメ・レストラン

走っていたら、異次元空間に迷い込みました。千羽鶴鹿公園という場所だそう。
延々と奥の方まで続く鳥獣たち・・・リアルシザーハンズの世界。

異世界から阿蘇市までの高原地帯も素晴らしいドライブコースでした。
黄色に色づいたなだらかな山々や、牧場、毎年でも行きたいと思いました。
馬に乗っている人も見たので、たぶんエルパティオ牧場かな。
珍しく運転していたので写真なし。

で、大観峰は寄らず、城山展望所を経由して宮地駅前まで下山したら、今度は阿蘇山に向け再び登ります。
馬や牛注意の標識が出てきました。
阿蘇の山は、ゴツゴツとしていて、外国の山みたい。
後ろに根古岳が。両親が登っていて、面白い山らしいです。

阿蘇山もススキが素晴らしかったです。

阿蘇山 自然・景勝地

草千里と中岳火口は大渋滞でした。
展望台から写真を撮って、火口も寄らずに熊本へ下ります。

火口との分岐で事故ってたお父さんたち発見・・・確かに右折するとき対向車が見えずらかった。最近は外国の方もよくレンタカーしてるし、危ないところには信号つけたって・・・。

草千里展望所 名所・史跡

南阿蘇を一望できる展望台から。
こちらのエリアもゆっくり回ってみたい。

南阿蘇パノラマライン展望所 自然・景勝地

阿蘇山が一望できる場所に道の駅がありました。
阿蘇もまた雄大。雲一つないドライブ日和でした。

この日は宮崎まで走って、実家で一泊。すき焼き食べて、9時に寝ました。
毎日ちゃんと6時まで寝てました笑

翌日は庭作業を手伝わされ、この旅の裏ミッション、夫のピアノ練習の成果発表を行いました。
９５歳になった今もエリーゼのためにを爆弾きする祖母、一番喜ぶのはやはりピアノの演奏なのです。

帰りに両親と新蕎麦を食べて、熊本空港に戻ります。

鹿児島で乗り捨てにすれば霧島越えもできたんですが、なにせ最近はレンタカーも高いので・・・

で、最後は熊本空港。3月に来たときはまだプレハブでしたが、完成して最新空港に様変わり。ここ最近で行った空港の中で一番充実していて楽しかったです。
お酒とおつまみが豊富！
伊丹まで車で来ていたので飲めないのが残念すぎ。
次回熊本を使うときは絶対に電車で行こう・・・

最後は夫リクエストのけいかラーメン。
バリかた麺と焦がしニンニクのとんこつ味。
関西では全然見かけないけど、関東にはあちこちにありますよね。
夫が千葉で働いていたころよく食べていた、懐かしい味なんだって。
これにて夫のお楽しみ、ラーメン巡りも完了。

あっという間の4日間でした。

いつもご覧いただきありがとうございます。