指宿と70オーバーの母と登る百名山・開聞岳

2023/03/18 - 2023/03/21

最近ピーチがセールをやってくれるので、気楽に帰省できるようになりました。
今年最初の帰省は開聞岳に登る！

エリア 指宿(鹿児島)

滋賀からだと高速代も高いので、今日はハルカに乗って関空へ。
大阪の新しい駅の開通の初日だったらしく、ホームには人だかり。隣の韓国人のおじさんたちは何が何だかわからず、でもカメラを向けられて苦笑してました。
なんだか天皇陛下になった気分だな。

途中、京都駅でおつけものなどお土産を購入。お弁当を買って、のんびり列車の旅。

だいぶ前にセールで予約していたピーチに乗ります。
荷物は事前に郵送済み。

1番安いプランにしたので、荷物は7キロまで。
7キロ…なめていた。スカスカのスーツケースでも、カメラがあるだけであっという間に7キロオーバー！
がっつり着込んで、夫のポケットにお土産の漬物から重たい化粧品など全部突っ込んで何とか7キロに抑えられた。
せっかく安く買えたんだから、なんとしてでも追加料金は払いたくなかった。でも関空って、荷物チェックがとっても厳しい。しっかりミニバックまで軽量されました。
ごく一般的日本人の夫、厚着させられ暑いし恥ずかしいしパニクってたけど、実家でケラケラ笑いながらことの次第を報告してた。

ちなみに、重量オーバーの原因となった漬物は制限エリアに全部売ってたよ。

実家は菜の花満開でした。
開聞岳付近の菜の花はもう終わってました。

翌日、せっかく娘が帰省したと言うのに、父は朝から町内会の集まり。仕方がないので、母と夫と3人で先に出かけることにしました。
新燃岳の噴火以来、何年ぶりかに開通されたえびの高原からの道路を通って韓国岳へ。
週末だけ通れるらしいです。何年も閉鎖されていたので、きっと道は荒れ放題だったと思いますが、すっかりきれいに整備されていました。
土地の人にとっては遠足などで登った思い出深い道だと思います。
韓国岳の手前で、すべての車は一旦停車させられて、通行上の注意を受けます。窓を開けてはいけないこと、途中で停車してはいけないこと。
久しぶりに、硫黄の道を通って、鹿児島に抜けます。

桜島のパーキングエリアによりつつあっという間に指宿到着。道の駅でランチしようとしたら長蛇の列！諦めて屋台の焼きそば。さつま揚げが入っていました。

30年ぶり位に砂風呂に入りますよ。
この辺りには熱いお湯が流れているんだそう。

子供の時は熱くてすぐ出てしまったけど、大人になって入ってみると、いつまでも入っていられるんじゃないかと言うほど気持ちよかったです。特に砂の重みがちょうど良く。出た瞬間血行が良くなる感じがしました。
ちなみに外の砂風呂は私たちが到着したときに終了していました。理由はと言うと…。

その風呂から上がってん同じ浜に戻ってみると。
さっきまで砂風呂していた場所が、もうすっかり海の中。

私たちが出た後、父が到着。ちょっと遅かった。

今日のお宿です。ちょっと古いですが、きれいにされていました。部屋からは大隅半島と桜島がよく見えました。

お風呂からの景色も絶景です。熱いお湯とちょっとぬるめのお湯2つあり、母も私もゆっくり景色を楽しむことができました。
風呂上がりの一杯がたまらん。

楽しみにしていた。夕食です。薩摩の味が食べられるかな。

もちろん、きびなごも。ドライブインで干したきびなごのおつまみも買いました。

お酒も薩摩の芋焼酎。

さつま揚げもお約束の味。
写真を撮り忘れましたが、メインは黒豚のしゃぶしゃぶ。母は豚を見た瞬間に残念に思ったらしいですが、しゃぶしゃぶが思いのほか美味しくて満足していました。
自分は両親の部屋を訪ねて晩酌。旅行先でも大河ドラマが欠かせない我が家でした。

朝ご飯です。派手では無いですが、ご飯のお供がたくさんでおいしかったです。
食べると夫は豆乳から作ったお豆腐みたいなのがおいしかったと言っていました。

今日の目的は開聞岳登山。途中、池田湖から薩摩富士が見えました。

どーん。でか。これ登るのか…
昔も何度か開聞岳がエリアをドライブした事はありますが、こんなに近くで見るのは初めてです。　

では登ります。お天気がちょっと心配ですが、雨さえ降らなければ良い。
とりつきはひたすら林道歩き。今日はまあまあ距離もあるので母の教えに従いゆっくりゆっくり進みます。

森が深く、景色は全く見えません。
面白いのは山の植物たち。本州とはちょっと違って少し南国風な雰囲気です。
山桜もたくさん咲いていて、足元に花びらが散ってきれいでした。

真ん中位でやっと一瞬景色が見える展望ポイントに到着します。そしてこの後は砂利道、ツルツル滑るので、歩きにくいエリアです。

砂利道を越えてしばらくすると今度は岩場が続きます。岩が大きいので結構しんどいです。70代前半の母がスタスタ歩いていってしまいました。

上のほうに行くと、景色が開けてきます。種子島や屋久島が見えるポイント。

開聞岳は本当に富士山のようにきれいな三角すい型をしていて、螺旋状の様にくるりと円を描いて登ります。最初の展望台で見えた池田湖がもう一回見えたらゴールも間近。

見晴らしが良いポイントは、ヘリコプターによる救助ポイントでもあります

8号目からは長くて辛いと書いてあった通り、いつになっても到着しない、それどころか、きつい。

やけくそで登りました。

ダイエットと絶景を見るために始めた登山。最初は300メートル前後の高低差から始まり、昨年やっと1000メートルほど登れるようになりました。他の人たちよりとても遅いペースではありますが継続は力なり、ですね。

池田湖。皇太子殿下が撮った場所に石碑が立っていました。というか、皇太子殿下こんなきつい登山もするんですね。

九州名物、ちまき(あくまき)を食べているグループがいました。九州ぽいね。

こっちは大隅半島方面だったでしょうかこの日は天気がイマイチだったので桜島は見えませんでした。

頂上で軽食を食べて下山します。母は相変わらず元気です。

何せ岩場が結構大きく、距離も長いので下山も大変でした

ロープの場所もあります。

まだ続く。

必死で降りてきて、まだこの辺で愕然とする一家

展望台降りてきました。夫はトイレに行きたくて、ここで離脱。1人早足で下山。

まだ3月だと言うのに、青々と茂った緑の森。ここは南国だと言うことを思い知らされました。なんだか異国の山にいるようです。

お疲れ様でした。下山してすぐに雨が降り出しました。2時位に登りだしていた老夫婦は大丈夫かなと思ったら速攻戻ってきていました。
開聞岳は薩摩半島の眺望を楽しめるいい山ですが、ちょっと気軽に登るような山ではないので、もし登る場合はそれなりの準備と装備が必要だと思いました。

頂上は雲がかかっちゃった。
せっかくなので、有名な西大山駅にも行ってみることにしました。
登り口から10分も走ると到着。
のどかな場所で、観光客のほうが多かったです。
そういえば、改札というものが無かったな。

西大山駅 駅

JRでは最南端、駅で言うと那覇のモノレール駅が最南端らしいですね。

幸せの黄色いポストもありました。

西大山駅。
駅前に小さなお土産屋さんがあって、母と夫は知覧茶のソフトクリームを食べてました。抹茶とも違ってちゃんとお茶の味がしておいしかったです。

帰りは海沿いでなく山の上を通ったのですが、霧が出てしまいのろのろ運転で余計に時間がかかってしまいました。
鹿児島から宮崎にかけて、山桜がとてもきれいだったな。

お疲れ様です。
１９：００発のピーチで鹿児島から帰ります。
鹿児島空港ではこればっかり食べてるな・・・

鹿児島空港 空港