トルコ航空でミュンヘンからイスタンブール経由で日本に帰って来た帰国便

2023/08/15 - 2023/08/16

　8日間のドナウ川クルーズを終えて、エミレーツ航空でミュンヘンからドバイ経由で関西国際空港に帰国する予定でしたが、台風7号の影響でドバイ⇒大阪のEK316便が運航中止となり、帰国便の変更を余儀なくされました。
ちょうど盆休みシーズンで簡単には帰国便が取れず、予約できたのが1日遅れのトルコ航空。まったく想像もしていなかったミュンヘンからイスタンブール経由で成田空港へと帰国する事になりました。

今回のドナウ川クルーズはハプスブルク帝国の女帝マリア・テレジアの足跡を辿るようなコースで、ブダペストからレーゲンスブルクまでドナウ川を遡っていくヨーロッパの歴史と文化に触れる旅でしたが、図らずもトルコのイスタンブールに降り立つことになり、マリア・テレジアがオスマントルコと敢然と戦い撃退したことに思いをはせました。

エリア イスタンブール(トルコ)

• 同行者: その他
• 交通手段: 鉄道 観光バス 船 徒歩 飛行機
• 航空会社: エミレーツ航空 ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

ミュンヘンで宿泊したホテルからバスに乗って1時間以内でミュンヘン空港に到着。
正式名称はバイエルン州の州首相やドイツの連邦財務大臣を務めた政治家のフランツ・ヨーゼフ・シュトラウスの名を冠して、ミュンヘン・フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港。

往復ともにエミレーツ航空を利用する予定が、台風7号の影響でトルコ航空で帰ることに。
TK1630便でイスタンブールへ。

まさに『♪飛んでイスタンブール♪』

初めて乗るトルコ航空。
英語名はTURKISH AIRLINES

搭乗する機種はエアバスA350

3席ー3席―3席のエコノミー席

往路に続き、復路もまた満席。
コロナ禍で利用客が落ち込んでいた航空便は完全に復活しているようです。

初めて乗るエアバスA350-900。
緊急避難ガイドをしっかり読んでおきましょう。

ミュンヘン・フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港のエプロンで駐機する旅客機。

滑走路の下を高速道路が走り凄い迫力。

ミュンヘン・フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港を離陸。

無事に離陸し、ドイツの国土を見納め。

ドイツとオーストリアの国境辺りを飛行。

ハンガリーのペーチ、ブルガリアのロームの上空を飛びイスタンブールへ

尾翼から機体前方を映し出しているモニター画面

イスタンブール到着まであと1時間45分。
ドナウ川クルーズで移動したウイーンとブダペストの中間を飛行中。

イスタンブール到着の1時間30分前に昼食が配膳されました。
CAさんも乗客も忙しい。

S字のように蛇行している川が見えるも何という川か分からず。

見えてきたトルコ上空。

間もなくイスタンブール空港に着陸。

イスタンブールに無事に着陸。（飛行時間2時間30分、飛行距離約1,400km）
パチ！パチ！パチ！

イスタンブール空港の管制塔

これから滑走路に向かうトルコ機

搭乗したA350機はエプロンに付けて駐機。

2018年に開港した空港で、まだ真新しいイスタンブール空港。

予期せずして初めて訪れたトルコ。
しかし滞在時間はイスタンブール空港で1時間30分だけ。
乗り継ぎ時間が最短の1時間30分。

トルコ観光PRのモニター画面
せっかく東西文明の十字路となってきたトルコに来たのに空港からの景色とモニター画面を見ただけで残念でした。

TK50便の搭乗ゲートを確認。
エミレーツ航空で関西国際空港へ帰る予定でしたが、図らずも成田空港へ帰る事になりました。

これから搭乗するのはボーイング787型機。

B787-9型であることを確認。
緊急避難ガイドはよく読んでおきましょう。

この便も満席で飛行時間が10時間以上と長く気が重たくなります。

さすがトルコ航空ばかり。

いよいよ離陸。

中国の吉林、ウラジオストク上空から成田へ飛行するルートを示しています。

日本と国交のない北朝鮮、ロシア上空を飛べるのはトルコ航空ならでは。
JALやANAでは体験できないことでトルコ航空に乗った価値があります。

離陸して1時間以上が経過し水平飛行に。

搭乗中に配布されたトルコ航空のキット。
耳栓、アイマスク、薄地の靴下、スリッパ、歯磨きセットと中味が豊富。

機内で配布されたメニュー

水平飛行になってからの食事

睡眠薬代わりに赤ワインを飲みます。

ウズベキスタン上空

ウズベキスタンの首都タシュケント上空を通過し、東に向かって飛行中

着陸前の食事
ハーブ入りヨーグルト、トルコ風野菜シチュー、イチジクのムース

北朝鮮の上空を飛ぶかと思いきや、韓国の仁川の南を通り、隠岐の島から能登半島上空を飛び、成田へ。

イスタンブールから成田まで飛んできたルート
窓側席に座っていましたが、隣席と通路側席の人がずっと熟睡しており、トイレに行けずじっと我慢していました。

着陸態勢に入り、間もなく成田空港。

成田空港に着陸し、無事に帰国！
飛行時間10時間10分、飛行距離約9,900km

搭乗してきたボーイング787型機

成田空港駅で発車を待つ成田エキスプレス。
成田エキスプレスに乗って一路東京へ。
ここまでは順調だったものの東京駅に着いてからが大変な事に。

スカイツリーが見えてきて間もなく東京駅。

台風7号の影響で8月15日は東海道新幹線は計画運休し、16日は通常通り運転の予定でしたが、静岡県内の大雨で再び上下線で運転見合わせとなり、東京駅の新幹線改札口付近は乗客が滞留し、大変な状況になっていました。

滅多に見れない発車案内表示板。
16時過ぎなのに10：37発、その次が15：08発。

東海道新幹線は当分運転再開されそうもないので、東海道線の各駅停車で西を目指しました。途中で新幹線が走っていくのが見えたので、三島駅から新幹線に乗り換え、名古屋へ帰る事に。
しかし天竜川を過ぎて浜松駅の手前で1時間以上停車。この日は国道1号線も東海道新幹線も大渋滞。
新幹線は2時間以上遅れたので特急券は払い戻しされ、在来線の運賃だけで帰って来れたのだけはラッキーでした。

深夜便の飛行機で寝不足と時差ボケで、飛行機を降りた後もトラブル続きで写真を撮る気にもなりませんでした。
東京から名古屋まで7時間近くかかり疲れ果てて帰宅。
一難去ってまた一難の今回の海外旅行は終わりました。