2023/08/06 - 2023/08/16
129位(同エリア717件中)
夢道乗光さん
今までは大海原を航海するクルーズ船で外国の町を訪れるのが殆どでしたが、今回は川沿いに小型船で巡るリバークルーズを初めて体験するために中欧を訪れました。
本編はハンガリーのブダペストからドイツのレーゲンスブルクまでドナウ川を1週間かけて729km(東京~青森、東京~岡山と同じ位の距離)下流から上流に上っていく「ヨーロッパの歴史と文化に触れる旅~美しきドナウ河畔に中欧4ヵ国の世界遺産を訪ねる」と題するグループ旅行に参加した時のレポートで、今回はスロバキアのブラチスラヴァ編です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 船 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エミレーツ航空 ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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この日の夜中にドナウ川で最も高低差があるガブチコヴォ閘門を通ると聞き、注目していました。
夜中に目が覚めた時、船は静かで停止状態。ガブチコヴォ閘門に違いないと直感し、午前2時に飛び起きてデッキへ直行しました。 -
ここはハンガリーとの国境からスロバキアの南西部の町ガブチコヴォ。
案の定アマデウス・シルバーⅢはガブチコヴォ閘門の手前で停船していました。
青信号になり、本船は前進します。 -
先に到着し停船中のエクセレンス・エンプレス
この船とはブダペスト出港以来、船着場で時々隣接し出会っていました。 -
高低差が12mもあるガブチコヴォ閘門
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12mが高低差があるので梯子もこんなに長い。
4階建てビルに相当する高さの閘門。
船のエレベーターのように水位が上昇していく様子をこれから観察。 -
船首や船尾、右舷や左舷と動き回りウロチョロして見物していたら、船長から声をかけられ操舵室の中を見せてくれました。
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右舷側の計器で壁ぎりぎりの操船も可能に。
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壁との隙間もほとんどなし。
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リバークルーズ船同士もギリギリいっぱいに停船。
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本船に続いて後から入って来たアリアナ。
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右側後方にアリアナが入って来た後、後ろ側の閘門が閉じられていきます。
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後ろ側の閘門は完全に閉まりました。
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状況を見守るエクセレンス エンプレスの船長
夜中でも隣の船の船内がよく見えます。 -
閘門内の電光掲示板
8月9日午前3時40分。気温15.7度。 -
水位はこんなに上昇。
午前2時過ぎから閘門通過の様子を見物にきた好奇心旺盛な乗船客は我々グループの日本人だけでした。殆どの乗船客である欧米人の見物は皆無。
まさに大和魂!!! -
前方の閘門が開かれて水位は上がり、先発のエクセレンス・エンプレスは前進していきます。
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続いて本船も閘門の外の方に前進していきます。
これで閘門見学はパナマ運河、中川運河に続き3ヶ所で見物した事になります。
<パナマ運河>
https://4travel.jp/travelogue/11468245
<中川運河>
https://4travel.jp/travelogue/11291086 -
閘門を出ると川幅は一気に拡大。
2時間近く閘門通過の様子を見守り、無事に通過したので、キャビンに戻り再び就寝。
こういう時間の過ごし方をしていると寝不足なんか気になりません。 -
数日前に大雨が降ったようでドナウ川は濁っており、流木が散見。
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やがてテーブルをひっくり返したような建物のブラチスラヴァ城が見えて来ました。本船はブラチスラヴァの船着場に着岸準備態勢。
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対岸には「UFOの塔」と呼ばれる展望台
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隣に接岸している船伝いに上陸。
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ブラチスラヴァの船着場に上陸した所でブラチスラヴァ城と聖マルティン大聖堂を見上げながら撮影。
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ドナウ川前のバス乗り場前
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中世にはブラチスラバ旧市街の中心だった「フラヴネー広場」。
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広場には旧市庁舎や各国の大使館が面しており、日本大使館も。
日本大使館(ブラチスラヴァ) 散歩・街歩き
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マブラチスラバ旧市街にはちょっと変わった銅像があちこちに。
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マンホールからおどけた表情で顔をのぞかせるチュミル像
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ナポレオンが1805年と1809年にブラチスラバを掌握したことを記念して建てられたナポレオン像。
ブラチスラバ旧市街 旧市街・古い町並み
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クラウンロードと言われる石畳の道をこの王冠のマークの方向に歩いていき聖マルティン大聖堂を目指します。
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マリア・テレジアが若干24歳にして国王・女王としての戴冠式が行われ、女帝となった聖マルティン大聖堂に到着。
聖マルティン大聖堂 寺院・教会
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13世紀に建てられた聖マルティン大聖堂の中は天井が高くてステンドグラスから光が差し込み、崇高な雰囲気が素晴らしい。
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ゴシック様式で荘厳な聖マルティン大聖堂
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ブラチスラヴァ城は高台にあるので、レトロなマイクロバスに乗って市内を楽々観光。
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ブラチスラヴァ城の展望台に到着。
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ブラチスラヴァ城は9世紀後半に要塞として建設され、11世紀には、ロマネスク様式の城に、そして15世紀にはゴシック様式の城へと再建設。18世紀には、オーストリア帝国のマリア・テレジアの手元には入り、豪華絢爛なロココ様式にまた再建設。19世紀に大火のため城は消失してしまい、現在の姿は20世紀後半に再建設されたものらしい。
ブラチスラヴァ城 城・宮殿
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展望台から対岸のUFOの塔を望む。
UFOの塔 建造物
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勇壮なブラチスラヴァ城を目に焼き付けた後、アマデウス・シルバーⅢに戻りました。
午後11時にブラチスラヴァを出港し、明朝ウイーンに到着する予定でした。
ところが・・・・・・。
この後は『アマデウス・シルバーⅢに乗船して中欧を巡るリバークルーズの旅④芸術の都ウイーン』に続きます。
拙い旅行記ですが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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