2023/08/05 - 2023/08/10
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美味しいたまごさん
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最終日は台風一過、これまでで一番良い天気で日本晴れ。フェーン現象が関係あるのか気温もうなぎ昇りです。昨日訪れた糸魚川市はこの日日本一高い気温になりました。また暑い中を歩き回ることになりそうでちょっとゲンナリ。今日は合掌作り集落をいろいろ見たいと思い、まず五箇山にある菅沼集落と相倉集落を訪れました。2つの集落を見た後は白川郷に向かい、一番有名な萩町集落と展望台も見て回りました。今日は駆け足で見て回りましたが、ここ数日の暑さと疲れであまり歩き回れなかったのと、集落3ヶ所を建物以外もじっくり見ようとすると範囲が広いため1日ではとても足らなくて2日ほどは必要だと思いました。下調べが不十分だったのと、予想以上に見る所が多くスケジュールがタイトになり過ぎたのは反省です。また涼しい時期に再訪したいですね。夕方帰路に着きましたが、お盆にかかっていたこともあり途中から高速が渋滞。疲れがたまっていましたが何とか居眠りせずに帰宅できました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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昨日は疲れてたのと晩で分からなかったのですが、お宿はかなり深い山の中にたたずむ一軒宿でした。廊下はピカピカに磨かれていてとても気持ちイイ。朝風呂に入りましたが、温泉ではないものの檜調のお風呂でサイズ感も良くよい湯に浸かれました。朝食を食べてさて出発!
飯美館 よしね 宿・ホテル
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最初の目的地、五箇山の菅沼集落へ向かいます。山あいの道を抜け旅館から10分ほどで展望広場駐車場に到着しました。駐車場の入り口に係の人が立っているので保存協力金500円を払って車を停めます。
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展望広場の近くには集落の真ん中あたりに降りることができるエレベーターがあります。
菅沼合掌造り集落 名所・史跡
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エレベーターには乗らず、国道156号線沿いに少し歩いて集落の端から見ていきましょう。
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菅沼合掌作り集落は正式には越中五箇山菅沼集落と呼びます。天保年間(1831年から1845年まで)以前~大正14年に建てられた合掌住宅が現存するそうです。
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まだ閉まっていましたが飲食店や土産屋さんもありました。民俗館もあります。朝8時と時間が早く人がいないこともありますが、素朴な生活感を感じられる集落です。
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小さなお店が開いてました。控えめでいい感じ。
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上平村の合掌民家という説明文がありました。現在の南砺市は8つの町村が合併してできましたが、五箇山とはそのうち旧平村、旧上平村、旧利賀村を合わせた地域のことを指します。
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茅葺屋根の合掌作りの住居が整然と並んでいます。合掌作りの建物は9戸と少ないですがこじんまりまとまっていて回りやすい集落です。
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集落を抜けるとトンネルがあります。エレベーターに乗るとここに降りてくるんですね。
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トンネルの先には「合掌造りコテージ合掌の里」があります。自炊用の宿泊施設エリアのようですね。その奥に総合案内所もあります。
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このエリアには保存のために移築された民家がいくつかありますが、このうち新田家、荒井家、松与門家がコテージとして利用できるようです。 トイレはもちろんですが囲炉裏とかお風呂もあるようなのでグループで泊まると面白いかも。ただ周りには何もありません。
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一通り散策した後、もう一つの相倉集落に向かいます。菅沼集落から15分ほどで着きました。ここの駐車場も協力金は同じく500円でした。駐車場は広くバスも含めてたくさん停めれそうです。
相倉合掌造り集落 名所・史跡
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駐車場のそばに売店兼食堂があります。歩き回るのが汗だくになりそうな暑い日になってきました。
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火気厳禁です。合掌集落ではどこでも年に数回放水訓練が行われています。
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民宿になっている建物は新しくきれいな感じになってますね。和紙すきの体験ができる所なんかもあります。予備知識入れずに行ったので後で知りましたが、いろいろ見学や体験できる施設もあるようです。奥には地主神社もありました。
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相倉集落の史跡記念碑の奥には、江戸時代にできた屋根しかない原始合掌作りの建物があります。これを原型として合掌作りの建物が発展してゆきました。
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新旧民家と寺、道場、合掌小屋を合わせると合掌造りの建物は24棟あって、11戸に人が住み、10棟は空き家とのこと。所々にビューポイントがあって、少し坂を上りますが集落の一部を望むことができます。
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天狗が山に向かって飛んだ時にできた左足の足跡!?
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こちらも正式名は越中五箇山相倉集落です。養蚕と火薬作り、紙すきが盛んに行われていました。
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それぞれの建物には屋号が付いています。ここは勇介という屋号の大きな民家で、一日一組限定の民宿と展示室があります。中には入りませんでしたが、一度泊まってみたい所です。
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民俗館もありました。
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駐車場の脇には世界遺産の集落を日本語と英語で説明した国指定史跡記念碑があります。
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この記念碑の横には集落全景撮影スポットの入り口の看板があります。あぜ道を進んでみるとその後はちょっとした坂登り。猛暑なので短い坂なのに少しツライ。
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スポットからの相倉集落の全景です!!
相倉展望台 名所・史跡
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相倉集落を出て今度は白川郷に向かい国道176号線を南下します。途中、右手に茅葺の山門が有名な行徳寺が見えました。
行徳寺 寺・神社・教会
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30分ほど走ると道の駅白川郷が見えてきたので入ってみます。
道の駅 白川郷 道の駅
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道の駅には合掌ミュージアムが隣接しています。半分解体された実物の合掌作り民家(旧手塚家)が設置されていて、茅葺に使う道具とか建築法などの展示解説、合掌造りについてのビデオ上映も行われています。これだけの内容でなんと無料!
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平日にも関わらずメインのせせらぎ公園駐車場は満車です! 誘導に従い、その先のみだしま臨時駐車場へ。入り口で係員さんに1000円を払って案内マップを受け取りました。この臨時駐車場も9割方埋まっていました。
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南側から萩町集落に入って行きます。この辺りは三連合掌という合掌造りの建物が3つ重なって見られる場所です。。
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右手に田島家養蚕展示館が見えてきました。中では実際に養蚕が行われています。
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右手に白川八幡神社が見えて来ました。外人さんたちに人気のようです。見たところ、萩町集落でも飛騨高山と同じく5割~6割位は外国からの観光客と感じました。
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メイン通りに入らずわき道にそれてみました。
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明善寺が見えます。ここは茅葺の鐘楼門が有名ですね。写真を撮り忘れた・・・。
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小さな納屋とか生活に密着した合掌造りの建物が沢山ありました。白川郷集落の範囲は広いので散らばって見えますが、合掌作りの建物は民家を含め114棟あるそうです。
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普通の民家になっている所もちらほら。土産屋さんも人だかりです。神田家が見えて来ました。
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少し小ぶりな建物ですが神田家に入ってみましょう。入館料はどこも400円位です。
神田家 名所・史跡
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母屋の1階は居間とか客間、農作業に使われる場所で囲炉裏があります。焔硝(えんしょう)という火薬の原料が床下で作られていたそうで、その一部が見えるようになっていました。神田家で実際に使われていた古い電話なんかもありました。
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茅葺の家に火気は厳禁。中二階には囲炉裏の火を監視するための火見窓という小窓があります。
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2~3階には酒造りや紡績、養蚕など、大量の民具が展示されています。小ぶりな家に見えましたが、中は広くて機能的な民家兼町工場みたいです。
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柱とか建築法の説明が随所にあります。屋根柱の建物に乗せる部分は駒の先のように尖らせてあり、建物の水平の柱に差し込むことでいろいろな方向から力がかかってもうまく分散されるようになっているそうです(駒尻)。単純でも地震や強風に耐えられる構造なんですね。
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4階の屋根裏部屋の窓から外の景色を覗けます。
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神田家の前には長瀬家があります。藩医の家系の家らしいのですが、今回時間の関係で見れず残念。
ふる郷 長瀬家(白川郷) 美術館・博物館
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神田家を出て小さな川沿いを進んでいくと和田家が見えてきました。
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きれいな水が流れていてしばらくうっとり鑑賞。にじますとかが泳いでいるらしいんですが、あれーっ見当たらない。一本向こうの川かも知れません。うろうろしているうちに間違えたかな?
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和田家にやって来ました。国指定重要文化財になっており、荻町集落で一番古く最大規模の合掌造り民家です。江戸時代には庄屋を務めていたとのこと。現在も住居として使われているそうです。
国指定重要文化財 和田家(白川郷) 名所・史跡
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1階には囲炉裏の間や仏間があります。実際に使われていた生活用具や民具、農具、食器などが展示されています。和田家は焔硝の取引によって栄えました。
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駒尻の作り方なんかが説明されてます。
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2階では屋根裏の構造や漆器、養蚕器具の展示を見ることができます。
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メイン通りに戻って来ました。ここは一般車通行禁止です。広いので空いているように見えますが人はかなりいます。
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メイン通りから北東を眺めると、遠くの左手に人気の展望台、荻町城跡展望台が見えます。
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展望台は徒歩でも行けますが、白川郷バスターミナルの近くから20分おきにシャトルバスが出ています(有:200円)。
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萩町集落を一通り見た後は、西側エリアへ向かいます。まずはであい橋を目指しましょう。途中に秋葉神社という小さな神社がありました。
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であい橋を渡っていきます。下を流れる庄川では水遊びをしている人たちも。
であい橋 名所・史跡
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橋を渡ってすぐ、せせらぎ公園駐車場の横あたりに総合案内所があります。集落マップとかももらえます。お腹が空いたので近くの食事処に入りましたが順番待ちの長い行列ができていて、一旦断念。
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案内掲示を見て確認。
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先に進んで民家園を見ることにしました。22棟の合掌作りの建物が園内に保存・公開されています。
野外博物館合掌造り民家園(白川郷) 美術館・博物館
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門をくぐるとちょうどお蕎麦屋さんがあり、速攻で駆け込んでざるそばを注文。おいしいー。もちろん合掌作りの建物です。冷たい水もたくさんいただきました。
手打ちそば処そば道場 グルメ・レストラン
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入園料600円を払い、さて見学。最初の建物は民家園のイントロダクション棟です。
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各棟には説明板があり、内部を自由に見学できるようになっています。
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22棟もあるので時間的に全部中まで見て回ることができず、いくつかの建物を覗きながら進んでいきました。結構広いので民家園だけでも丁寧に見ようと思うと半日くらいは必要ですね。
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民家だけでなく神社や納屋、水車などいろいろな形の合掌造り建物があります。
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何となく相倉集落で見た原始合掌作りの建物に似ていますが、これは災害時に建てられた臨時の仮住まいのようです。
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木材を川に流す時に利用されていた超小型の「ダム」らしい。
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ここは江戸時代中頃に建てられた白川郷に現存する一番古い民家だそうです。
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内部を見学することができます。囲炉裏のある居間、仏間、農機具などの民具が歴史を感じさせます。
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民家園の出口近くの建物では無料でお茶やお水を飲むことができます。暑い中を歩き通しなのでのどがカラカラ。助かったー。
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民家園を後にして荻町城跡展望台に向かいましょう。
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車で行く場合は萩町交差点近くの分岐道(国道360号線)を山の方に向かって上っていきます。5分ほど走ると駐車場に到着しました。ここも外人さんで一杯。
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ここは有名な展望スポットですね。混んでいてなかなか写真を撮れないのでじっと待ちます。
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合掌作りの建物が一杯。観光地化され過ぎているきらいはありますが、規模は五箇山の集落よりもよりかなり大きいです。
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16世紀ごろにはここにお城があったそうな。
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帰りは白川郷インターから東海北陸自動車道に乗って帰路につきます。4時間半ほど走った所で名神高速の渋滞にぶつかりました。18㎞なのでまだマシな方ですね。結局最後まで暑くて全然避暑になりませんでしたが、無事帰宅して今回の旅は終了です。6日間の総走行距離1300km也。
旅行記をご覧いただき大変有難うございました。
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