気ままな信州旅6日間（3日目）扇沢から登る立山黒部アルペンルート～野生のライチョウに会えた室堂平～迫力の黒部ダム

2023/08/05 - 2023/08/10

3日目は朝、大町を出発し扇沢駅から電気バス、ケーブルカー、ロープウエイ、トロリーバスを乗り継いで室堂へ。以前、雪の大谷を見るために富山側の立山からアルペンルートを登ったことはありましたが、ロープウェイとトロリーバスに乗りたくて今回は長野側から登りました。大観峰と室堂を結ぶ日本でただ一つのトロリーバスですが、数年後には電気バスに変わる予定だそうです。相変わらずの猛暑で暑かったですが、みくりが池を一周しながら室堂平を散策していると、ラッキーなことに野生のライチョウに出会うことができました。その後黒部ダムと迫力ある観光放水を堪能し、その後、白馬方面に向けて移動です。

エリア 立山黒部(富山)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

スタンダードなバイキング朝食をいただいた後、さあ扇沢に向けて出発です。

扇沢駅の駐車場に着きました。長野側アルペンルートの始まりです。

扇沢 自然・景勝地

まずは関電の電気バスに乗車。駅員さんの弁当売りの口上が面白い。Youtubeでもよく紹介されてますね。8:30ですが改札にはそこそこの行列です。4年前にトロリーバスから電気バスに変わりました。

関電トンネル電気バス 乗り物

トンネルの中を走り抜け15分ほどで黒部ダム駅に着きました。

階段を降り地下の長い通路を歩いていきます。ここはとても涼しく外に出たくなくなります。

トンネルを抜けると立山連峰をバックに目の前にきれいな色の湖が広がりました!

湖には遊覧船も浮かんでます。一度乗ってみたい。

ダムの上を進んでいきます。相変わらずの猛暑。

黒部湖駅の入口は映画に出てくる核シェルターみたいですね。

ひんやりした地下にある黒部湖駅からケーブルカーに乗ります。標高差約400m、最大勾配31度の急斜面を一気に登っていきます。日本で唯一、全線が地下に埋もれたケーブカーだそう。

黒部湖 自然・景勝地

5分ほどで黒部平駅に到着です。売店やパノラマテラスがあります。帰りに寄ることにしましょう。

黒部平 自然・景勝地

駅に立山ロープウエイがやって来ました。

立山ロープウェイ 乗り物

ロープウエイでは進行方向に向くか、逆を向か迷いますが今回は逆向きで乗車。後方には黒部湖と後立山連峰の絶景が見えるはず・・・でしたが、山の上部は雲隠れ。このロープウエイには雪崩対策のため支柱が一本もなく、景色がきれいに見えます。

約7分で大観峰に到着です。大観峰からの絶景は帰りの楽しみに、トロリーバスに乗り込みます。

立山トンネルトロリーバス 乗り物

室堂駅に到着です。

室堂駅 駅

室堂ターミナルの売店でお土産を物色中。

立山自然保護センターで少し勉強してから室堂平に抜けます。

立山自然保護センター 名所・史跡

立山の石碑の周りは人で賑わっていました。観光客や団体さんに交じって本格的な登山装備の人たちも結構います。

室堂平の案内図

室堂平 自然・景勝地

少し晴れ間も見えますが山頂は曇って見えません。晴れてくれないかなー。

後方にはホテル立山が。ここ泊まりたいんですがなかなか予約が取れません。

みくりが池にやって来ました。広角レンズでパシャリ。

みくりが池 自然・景勝地

別方向から。

みくりが池の周りを歩いていると何やら人だかりができみんな写メを撮っている。何かと思って覗いてみるとメスのライチョウが草むらから出てきてトコトコ歩いているではありませんか。天気の悪い日の方が出合いやすいと聞いていたのでラッキーです。驚かさないよう遠くから望遠レンズで撮りました。

みくりが池の展望所。山頂まできれいに見えるといいのになあ。

みくりが池に魚はいないそうです。

すぐ近くの地獄谷です。昔は下まで降りる遊歩道があったそうですが、今は火山ガスが危険なため通行止めになってます。

地獄谷 自然・景勝地

危ないですね。

みくりが池を少し過ぎたあたりに火山ガス情報ステーションがあります。2020年に設置されたそう。この先のエンマ台～雷鳥荘～大日展望台の間は風向きで危ないことがあるらしく警告が出ます。

あまりに暑いので、思わずみくりが池温泉の喫茶でソフトクリームにパクつきます。涼しい時期なら温泉にも入りたい。

喫茶 みくり グルメ・レストラン

「どの山が立山？」と聞かれたら、雄山と大汝山、富士ノ折立の3つの山の総称が立山ですと答えましょう。

雄山の山頂は相変わらず雲で見えません。

眺めていると雲が切れ、山頂が姿を現しました!

一通り室堂平を散策した後、帰りは室堂駅からトロリーバスで大観峰へ。またトンネルを走ります。トンネルは雄山の下を貫いているそうです。バス内から写真撮影はできますがフラッシュはNGです。

立山トンネルトロリーバス 乗り物

青く光る所はトンネル工事の難所であった「破砕帯」の部分です。

トンネルが急に二車線になりました。なぜ？

何と、トンネル内でトロリーバスがすれ違います。待機場所だったようです。

大観峰からの眺めは素敵ですが、残念ながら山頂は雲隠れ。

大観峰 (大観峰展望台) 名所・史跡

次はロープウエイに乗って。

立山ロープウェイ 乗り物

ロープウエイの駅は山の中腹のすごい場所に建ってます。

黒部平に到着。黒部平を少し散策です。

黒部平 自然・景勝地

今度はケーブルカーで黒部湖駅へ。

黒部ケーブルカー 乗り物

黒部ダムのマスコットキャラクター「くろにょん」。黒部ダムに住んでおります。

黒部ダムに戻って来ました。いくつか展望台がありますね。

ダムの反対側から見た所。一番上がダム展望台、真ん中が新展望広場とレインボーテラスです。

ダム展望台はわりと急な鉄の階段で汗だくになりながら登って行きます。ダムにも熊は出るんでしょうか？注意看板がありました。

途中にダム建設で使われたコンクリート運ぶためのコンクリートバケットなどが展示されています。

上の展望台から見た黒部ダムと観光放水。生で見るとすごい迫力です。

黒部ダム 名所・史跡

レインボーテラスではダムから近い所で放水を見られます。

黒部ダム 新展望広場 レインボーテラス 名所・史跡

放出口はこんな感じです。

新展望台広場では特別展「黒部の物語」が開催されていました。パネル展示や映画上映などがあり、ダム工事の苦労が手に取るように分かります。

下写真の真ん中辺りに黒部峡谷、有名な下の廊下の一部が見えます。

黒部ダムについて。必要に駆られてとはいえ、この険しい山岳地帯によくこれだけ大きなダムをつくったなと感心。

慰霊碑の横にある石碑には殉職された171名の工事関係者の名が刻まれています。

お腹が減りました、レストハウス2階のレストランヘ。ここで定番の黒部ダムカレーを注文。1300円也。破砕帯の湧き水も飲めます。

黒部ダムレストハウス グルメ・レストラン

カレールーが黒部湖っぽい色になってる!?

お腹を満たした後、黒部ダム駅で最後に電気バスに乗りますが改札は結構混んでます。

黒部ダム 名所・史跡

扇沢に戻ってきました。

扇沢 自然・景勝地

扇沢を出た後は北上して白馬村に到着です。グリーンシーズンに来るのは初めて。

白馬駅 駅

本日のお宿「白馬ハイランドホテル」に到着しました。

白馬姫川温泉 白馬ハイランドホテル 宿・ホテル

外観はやや古めですが中は落ち着いた雰囲気でとても綺麗です。おもてなししたいという気持ちがよくこちらにも伝わるホテルでした。館内歩き用の大きめの手さげ袋なんかもちゃんと用意してあって（お風呂の時とかこれが役に立つんです!）、痒い所に手が届く心遣いですね。

夕食はバイキング。キムタクご飯というのがあったので何かと思ったら、長野県の給食で出てくる炊き込みご飯なんですね。キムチとたくあん、はくさいが入ってるらしいです。

ちょっと食べすぎました。真ん中の茶色いのがキムタクご飯です。お風呂は「天神乃湯」と「わらび平の湯」の2つがあって、昼間なら白馬の山々が望めます。晩で見れなくて残念。

お湯に浸かった後は疲れて爆睡。台風6号が接近する中明日はどうなることやら（→ 4日目へ続く：https://4travel.jp/travelogue/11850795）