2023/05/19 - 2023/05/19
34位(同エリア176件中)
kasakayu6149さん
- kasakayu6149さんTOP
- 旅行記567冊
- クチコミ1535件
- Q&A回答4件
- 627,278アクセス
- フォロワー72人
この旅行記スケジュールを元に
ライフワークとしつつある「ダムカード収集」と「道の駅スタンプラリー」夢はでっかく全国制覇ですが、なんだかんだ言っても流石に日本は広く、現在は主に近畿方面に出没中。
関東在住なので基本は可能な限り効率よく巡っています(巡っているつもりです)
コロナ禍の影響で3年以上配布を休止していた奈良県の「瀬戸ダム」と「旭ダム」当分配布再開は無いと踏んで周辺を巡れば星周りの悪さに定評のある私の事、きっと早期に配布再開になると自虐的に考え先月奈良県を訪問、案の定と言うか流石と言うか予想通りに配布再開(笑)
奈良県は道の駅は既にコンプリート済みで今回の旅で上記2ダムを巡り、道の駅に引き続き奈良県のダムカード配布対象施設をコンプリートします。
ダムカード
近年人気のダムについての情報が記載されているカードです。
2017年5月にダムカード収集巡りを始めて
今回は81回目です(回数は訪問日数でカウント)
第80回終了時点で、24都府県の288施設を巡りました。
前日は兵庫県を巡り本日は旅の2日目、紀伊半島の奥地?奈良県の十津川村周辺を巡ります。
相変わらず、あちこち立ち寄りながらの旅なので今回は前編・後編に分けてお届けします。
前編は
ダムカード配布対象施設の
旭ダム(旭貯水池)
瀬戸ダム(瀬戸貯水池)
を巡り早々に奈良県ダムカード配布対象施設をコンプリートします
「奈良県」ダムカード収集の旅
対象ダム・・・・ 18
本編訪問数・・・ 2(11.1%)
累計訪問数・・・ 18(100%)
※奈良県ダムカード収集の旅の備忘録はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11777827
※ダムカード収集の旅備忘録の県別インデックスはこちら
https://4travel.jp/travelogue/11780773
関西電力のダム「瀬戸ダム」は「旭ダム」の更に奥の山岳地にあり関係者以外は立入禁止のダムでダム好きからは訪問困難なダムとして名を馳せています。登山道を進みダムを拝んだ強者もいらっしゃいますが、軟弱物の私はゲート入口迄訪問し、それ以上は無理はしませんでした(笑)
※つたない文章&写真ではありますが、是非最後までお付き合いください
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
PR
-
本日は旅の2日目です
前日は早朝に東京を出発し兵庫県を訪問・県東部の京都との府県境周辺を徘徊
「みくまりダム」「川代ダム」「栗柄ダム」「三宝ダム」と「道の駅 丹波おばあちゃんの里」のダムカード配布対象施設を4施設、道の駅を1駅巡り、最後は京都府福知山市に出て墓参と福知山温泉などを巡りました。
※前日の様子はこちら
https://4travel.jp/travelogue_group/50897
※写真は前日のハイライト「日本一標高が低い場所にある中央分水嶺が目の前の栗柄ダム」 -
本日のスタートは京都府の「道の駅 ガレリアかめおか」から
昨日は兵庫県東部のダムカード配布対象施設を巡った後、京都府に入り家内一族の所縁の地福知山を数年ぶりに訪問し墓参りや福知山温泉を楽しみました。
当初は本日に備え、昨日の内に奈良県に移動する予定でしたが途中「道の駅 ガリレアかめおか」で小休止したらそのまま寝落ちてしまい朝を
迎えてしまいました。ガレリアかめおか 道の駅
-
何時もならば、後席を倒して荷室を広げてマットを引いて寝袋で快適に車中泊するのですが、昨夜は運転席を倒して休憩してたら少しのつもりが気付いたら朝まで爆睡してしまいました。
ガレリアかめおか 道の駅
-
「道の駅 ガリレアかめおか」は亀岡市の生涯学習施設に併設された道の駅です。施設としては全面ガラス張りで、施設としては3F建てですがガラスで覆われて、とても室内空間が広い贅沢な造りとなっています。
スタンプラリーとしては2022年7月に訪問済みです
※その時の様子は此方
https://4travel.jp/travelogue_group/46162ガレリアかめおか 道の駅
-
時刻は5:40
早起きと言えば早起き、シートを倒した小休止のつもりだった事を鑑みれば大寝坊の時間(笑)
昨日は東京→兵庫→京都と駆け抜け738kmのドライブ
本日出発前の愛車のODメーターの値は206,675km
はたして今日のドライブではどこまで伸びるのでしょうか? -
此方は奈良県のダムカード配布対象施設の位置図
・双眼鏡マークはダムカード配布対象施設
黄緑は訪問済み、赤茶&水色は未訪問
奈良県は
ダムカード配布対象施設が18施設あり16施設は訪問済み
道の駅は16駅あり全駅訪問済み
本日は奈良県十津川村にある「旭ダム」「瀬戸ダム」を巡り奈良県のダムカード配布対象施設配をコンプリートします。
※青色の場所 -
時刻は10:10
京都府亀岡市にある「道の駅 ガリレアかめおか」から京都市内を抜け大阪府から奈良県と一般道を90km程ひた走り、漸く奈良県の五條市街へやってきました
このまま国道168号線を進み十津川村を目指します
朝の通勤ラッシュに捕まったのと途中マックで朝食を頂いたりしたので結構時間がかかってしまいました -
「五条市街」から「猿谷ダム」にやって来ました
「五条市街」から「猿谷ダム」は国道168号線で30km程の道のり猿谷ダム 名所・史跡
-
イチオシ
猿谷ダムは、つい先月2022年4月に訪問済みですが
前回訪問時はダム左岸迄の岩盤に落石の危険があるとの事で、安全を鑑み進入禁止となっていました。
まあ高々1箇月では復旧していないだろうなとは思いましたが、今回のルート上にあるし、折角なので再訪しました
残念ながら予想通り本日も堤体は立ち入り禁止、当分復旧の予定はなくダム天端に一般者が行ける様になるにはまだまだ時間が掛かる様です。
※前回訪問時の様子はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11832853猿谷ダム 名所・史跡
-
紀伊半島を代表する河川は熊野灘に注ぐ「熊野川(十津川)」と紀伊水道に注ぐ「紀の川(吉野川)」猿谷ダムは十津川にあるダムですが、紀の川方面の水不足を解消すべく分水嶺を導水路でぶち抜き紀の川まで導水されています。
都市の水需要の関係もありますが、雨季は必要以上の水量がある紀の川も乾季は熊野川の水を必要とするほど水不足に悩まされていたそうです
多雨で有名な紀伊半島、本格的な雨季はもう少し先ですが、既にダム湖の水は満水でした猿谷ダム 名所・史跡
-
因みに此方は1箇月ほど前の2023年4月13日の猿谷貯水池
当時はまだ水位に余裕が有りダム湖の地肌も見えていました
翻って上の写真をみると、湖岸の緑地ギリギリまで水位が上昇しているのが分かります猿谷ダム 名所・史跡
-
前回、訪問した時は国道168号線は五條市から十津川村に入った辺りで土砂崩れが有り全面通行止めでしたが、先頃片側有交互通行ではありますが通れるようになりました。
紀伊半島は迂回路が少ないので、此処を通れない間は国道169号線を大きく迂回する必要があり地元の方々は大変だった様です -
「猿谷ダム」から「旭ダム」にやって来ました
「猿谷ダム」から「旭ダム」は主に国道168号線で16km程の道のり旭ダム(旭貯水池) 名所・史跡
-
イチオシ
旭ダム
1975年(昭和50年)竣工のアーチ式コンクリートダム
堤 高 86.1m
堤頂長 199.4m
鋼製ラジアル式ゲート 3門
放流菅バルブ 2門旭ダム(旭貯水池) 名所・史跡
-
アーチ式ダムは堤体の湾曲により水圧を左右の岩盤に逃がす事で堤体のコンクリート量を節約できる工法
その機能美溢れる姿はとても美しく大好きなダムです旭ダム(旭貯水池) 名所・史跡
-
可能な限り天端を歩く様にしていますが、残念ながら旭ダムの天端は関係者以外立入禁止でした
旭ダム(旭貯水池) 名所・史跡
-
一般者にも開放してしまうと安全管理が何倍も大変になるので電力会社のダムは関係者以外立入禁止の場合が多いです
旭ダムも天端の欄干も低いし安全上の理由で一般には開放しないのでしょう
う~ん残念ですが仕方ありません旭ダム(旭貯水池) 名所・史跡
-
非常用洪水吐様にラジアルゲートがあり有事の際は此処から緊急放流されます。
旭ダム(旭貯水池) 名所・史跡
-
天端のあるラジアルゲート以外に堤体下部には放流菅バルブが2門あります
旭ダム(旭貯水池) 名所・史跡
-
ダム下を望むとその内の1門から勢いよく放水されていました
全てが巨大すぎて大きさの感覚がマヒしてしまいますが、隣にあるゲート室の窓の大きさと比較すると、放流菅バルブの巨大さが分かります旭ダム(旭貯水池) 名所・史跡
-
ダム左岸よりダム湖方面を望む
「旭ダム」によって形成されたダム湖は「旭貯水池」と言います
「旭ダム」と上部に在る「瀬戸ダム」とで揚水発電を行っており、旭貯水池は揚水発電の下池となります。
電気は蓄電が非常に難しく負荷変動に合わせて発電量を制御する必要が在ります。また火力発電や原子力発電等、水を沸騰させてタービンを回して発電する設備は細かな発電制御が難しいので、夜間の火力発電等の余剰電力で下池の水を上池に汲み上げ、日中の電気不足の際に上池から水を落とし発電します
揚水発電は電気を水の位置エネルギーに変換し蓄電する超巨大蓄電池な訳です旭ダム(旭貯水池) 名所・史跡
-
旭ダムのダムカードは以前は揚水発電を行う奥吉野発電所で配布していましたがコロナ禍の影響で配布が休止になり、そのまま奥吉野発電所での配布は終了しました
そして2023年4月中旬より新たに十津川村観光協会で配布される事となりました
※訪問した事を証明する写真等が必要です旭ダム(旭貯水池) 名所・史跡
-
且つては奥吉野発電所には「旭エレハウス」と言うPR館もありました
基本的に揚水発電所は上池と下池との間にあります。
次なる目的地「瀬戸ダム」は揚水発電の上池なので、先ずは奥吉野発電所を目指します旭ダム(旭貯水池) 名所・史跡
-
ところで次なる目的地「瀬戸ダム」は実は関係者以外訪問不能なダム
訪問不能なのにダムカード対象施設とは・・・と思わない事も無いのですが
揚水発電施設としては下池の「旭ダム」と上池の「瀬戸ダム」はある意味セットなので関西電力も作ってくれたのだと思います
と言う訳で瀬戸ダムと所縁のある施設を巡ります。
下池の旭貯水池に上池からの放水口であり上池への取水口でもある施設があります -
上池と下池は最短距離で結ぶのが効率的なので、恐らくは頂上の山の奥に瀬戸ダムが在るのだと思います
-
一応ナビで再確認
上の写真と見比べると、やはりあの奥地に「瀬戸ダム」が有る様です
地図だと二次元なのでピンときませんが、実際は標高差は約500mもあります
瀬戸ダム
1978年(昭和53年)竣工のロックフィルダム
堤 高 110.5m
堤頂長 342.8m
鋼製ラジアル式ゲート 1門
放流菅バルブ 1門 -
その落差を位置エネルギーとして火力発電所などで余剰電力が発生した場合は、上池(瀬戸ダム)に汲み上げて水の位置エネルギーとして貯め、電力が不足する時間帯は下池(瀬戸ダム)に落水させて発電する訳です。
なので利用時は両ダムとも水位変動が激しいダムとなります。旭ダムの取水口件放水口もどちらにも対応しやすい様に湖面深くに造られていると筈ですが、当然ながら上部しか見えません -
「旭ダム」から「奥吉野発電所」にやって来ました
「旭ダム」から「奥吉野発電所」は湖岸道路で2km程の道のり -
奥吉野発電所は且つては「瀬戸ダム」「旭ダム」のダムカードを配布していましたがコロナ禍で配布を取りやめ、現在ダムカードは此処から33kmも離れた十津川村観光協会での配布となりました、同じ村内での配布ではありますが村内で33kmも離れているのが凄い(笑)
-
地上にある奥吉野発電所の建物は事務所と開閉所が主な施設で発電機(件揚水ポンプ)は導水路上の地下にあります
開閉所とは揚水に使う電力や発電した電力と発電(施設)とを結ぶ開閉器(ブレーカー)や変圧器などがある施設です。電力を「繋いだり」「切ったり」回路を開閉させるので開閉所と言います -
開閉所はダム湖左岸側に在りますが、更に奥まで進むとダム湖右岸側にある放水口や発電所、更には上池である瀬戸ダムに通じる専用道がありました。
-
橋には「この中には入らないでください」とありましたが、丁度通った発電所関係者に訪ねた所、この先のフェンス迄は進入可能との事だったので橋は渡らせて頂きます。
この橋は放水口(取水口)よりの大分上流にあり、遥か先に放流口用の網場が見えます -
橋を渡ると道路は3方向に分かれており、左折すると放水口へ行ける様です。
大きく青字で「通行可」と書いてあるので一瞬期待してしまいましたが、「通行可」と表示があるものの、しっかりと施錠されて「関係者以外立入禁止」と書かれていました -
そして直進すると地下にある発電瀬施設へ行ける様です。
トンネル入口は電動シャッターが閉まっています。 -
シャッター越しにトンネルを覗くと、車幅一台分のトンネルが延々と続いていました
-
すれ違いが大変な程の車幅しか無いので、モニターで注意喚起しつつ管理されていました
丁度、発電所から此方に車両が向かっている様で、この際は此方側からは進入禁止となるようです
このモニターのおかげで、地下トンネルのルートや放水口と発電所の位置関係が何となく分かります -
そして橋を渡って右折すると上池である瀬戸ダムとの連絡道となっています。
しかし此方もフェンスで閉ざされています
※閉鎖されているのは承知の上で訪問しているのですが、「もしかして?」と言う淡い期待は此処で打ち砕かれました(泣) -
上池への連絡道は関係者以外立入禁止です
つまりは上池の瀬戸ダムを望む術は潰えました
私は軟弱物なので此れにて断念しますが、強者の諸先輩方は瀬戸ダムを攻略するために「ドローンで空撮」「別の山から道なき道を何時間もかけて進む」等々、様々なアタックをなさっています。
※当然ですが皆様ルールを守ってアタックされています。 -
先程、放水口までのルートのゲートに「関係者以外立入禁止」と「通行可」の看板が混在していたのですが、どうやらあの「通行可」の案内は関係者への呼びかけの様です。
瀬戸ダムまでのルートは「関係者以外立入禁止」ですが、少なくとも本日は関係者であっても「通行禁止」の様です、通行日を選ぶほど(或いは毎日点検が必要な程)危険な道なのでしょう。
関係者ですら通行制限がある「瀬戸ダム」は「近畿圏最強の秘境ダム」「幻のダム」とも言われていますが、その名に相応しいダムとなっています -
本来の使用目的とは違いますが、分かり易い位置関係図があったので撮影
瀬戸ダムと旭ダムは直線では1,200m程しか離れていませんが標高差は500mもあります、上下連絡道はその標高差を一気に登る事は出来ないので大きく迂回しながら標高を稼ぎます。途中断崖の法面も多く有るので安全管理の観点からも今後も一般公開はされないのでしょう
この看板は本来は関係者様に携帯受信エリアを示すものです。周辺は勿論携帯圏外で、連絡を取りたければ看板にある発進可能エリアまで行ってね、と言う案内です
つまりは何かあっても119番など助けを呼ぶ事すら限られた場所でしか通報不能と言う訳です -
本日の旅の目的は奈良県のダムカード配布対象施設をコンプリートする事。ダムカードの入手は未だではありますが本日2施設巡った事で一応のコンプリートとなります。
奈良県のダムカード配布対象施設は本日現在で16施設ありますが、南部の紀伊半島の奥地である上北山村や十津川村にあるダムはアクセスが大変で訪問が大変でした(その分思い出深いとも言えます)
最後を飾る「瀬戸ダム」が訪問困難なダムなので堤体走破はおろか堤体を望む事すら出来ませんでしたが、まあ仕方ありません
さて、この後は再び十津川村内を南下し十津川村観光協会を訪ね「瀬戸ダム」「旭ダム」のダムカードを入手します。折角なので経路上にある十津川村最大の観光名所とも言われる「谷瀬の吊橋」も巡ってみようと思います
とは言えとは長くなってきたので、後は「後編」に続きます
※つたない文章&写真に最後までお付き合い頂きましてありがとうございました
引き続き「後編」もご覧頂くと幸いです
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
十津川温泉(奈良) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2023年5月:ダムカード収集-82 奈良編 奈良県のダムをコンプリート
0
41